DAIのブログ -27ページ目

臓器移植の行方

臓器移植法改正案を18日の衆院本会議で採決する方向で調整に入った。現在、A案からD案までの4つの案が採決される。4案とも過半数の賛成を得られずに否決される可能性もあるようだ。

なにやら急にドタバタとやってるようにしか見えないが、それには訳がある。日本などから移植手術を受けるため海外渡航する患者が後を絶たず、受け入れ国での臓器不足が深刻化している。この事態を受け、国際移植学会が昨年、渡航移植禁止を求める宣言を発表したことや、WHO総会で改定指針が決定される見込みとなり、渡航移植がより困難になってきたからだ。これによって15歳未満の臓器提供を禁止している日本では、事実上、子どもたちの臓器移植の道が断たれるという事になる。

現在、4つの案での大きなポイントの1つは、移植のハードルとして「本人の意思表示」「本人の意思表示並びに家族の承諾」のどちらなのか、という事だ。自分はA案の家族の承認があればいいのではないか、と考える。例えば3歳の子どもに「本人の意思表示」が可能なのか?実際は無理だろう。だとすれば、法律上は移植可能でも、実際は運用出来ないものになってしまうのではないか。臓器提供に関して、当然の事ながら拒否する事も出来るのだから、何のための法律のなのか考えて迅速に決議をしてもらいたい。

えっ、三沢が!

三沢光晴さん死亡 試合中倒れる

いや、びっくりです。
ご冥福をお祈りします。

「クックパッド」上場

あの「クックパッド」がついに上場するらしい。今や月間2.8億PV、616万人のユニークユーザーの巨大サイトだ。上場の話を聞いて感じたのは、今後増々、放送業界は厳しくなるだろうという事。今までの広告のあり方が変革してるのだ。もちろん大手広告代理店は修正はきくだろうが、放送局の人たちはどうなのだろう?今も既存の広告スキームしか考えられない人が多いように見える。経済が回復しても、放送業界の厳しさは変わらないだろう。

辻井さんおめでとう!

全盲ピアニストの辻井さん、バン・クライバーン国際で優勝

先日、全盲ピアニストの辻井サンが「バン・クライバーン国際ピアノコンクール」で優勝した。興味深かったのは、辻井さんも「1位と2位を日本、中国、韓国のピアニストが分け合ったのは、とても意味のあること」と語ったように、アジア人の音楽家が台頭してる事だ。

ちょっと前になるが、クラシックのバイヤーをやっていた友人に、クラシック音楽の世界シェアについて尋ねた事がある。その時「なるほど」と思ったのが、日本のクラシック市場が意外に大きい事、世界で一位とか。アメリカと比較すると約1.5倍ほどある。そして今、市場を拡大しているのが中国。まだ数十億程度だが、まだまだ伸びると予想される。今は金融不況でひと段落しているが、アジアの経済成長によってアジア全体で高級オーディオの市場が広がっている。またその伸びと呼応するように、クラシックの市場が広がっている。

今後増々、クラシックの裾野がアジア全体に広がっていくとしたら、これからもクラシックの世界でアジア人の音楽家の活躍が続く事になる事だろう。

マスコミ&広告業界の変化

ある経済誌に広告業界の特集が組まれていた。 この4月のマスコミの広告売上は前年比で新聞29%減、雑誌28%減、テレビ18%減、ラジオ13%減 と、下げ止まらない。 そしてネット広告ですら、マイナスの月があるという。

これはリーマンショック以降の金融不況の影響だけではない。ラジオなどはこの数年下がり続けていた。
ネット広告などの広告の多様化や、企業側が費用対効果の良いPRなどに予算配分を変えているため、緩やかだが広告の構造変化が起きていた。そこにこの金融不況。これが引き金となって、一気に変革が進んだ。 電通などの老舗の大手広告会社は、今、必死にメディアの変化に対応しようとしている。これはどうにか克服出来るかもしれない。しかし厳しいのは4大マスコミ業界。今まで様々な既得権益に守られて、目立った競争も無く、ぬくぬくと生きてこられたが、今や死活問題。この数年が勝負の年になるのは、間違いない。

ミラクル

昨日の朝、仕事に行こうと階段を降りてる時、
4階から、携帯電話を落としてしまった。

まるでスローモーションがかかったように
4階から地上に落ちていく携帯。
1階の塀にぶつかり、隣の家の庭へ落下。

バラけてる。

急いで降りて、
「失礼しまーす」と言って、お隣の家の庭に。
土の部分に飛び散った、
電池のカバーや電池を拾い、
携帯本体を見ると、特にヒビなど入っていない。

昨日はちょっと雨が降っていたので、
適度に水分を含んだ土が、
いい具合にクッションになってくれた感じ。

土を全て取り払って、
電源を入れると、元通りに動いてくれた。

まさにミラクル。

ちょっとずれていただけでも、アウト。
助かった~。

めだかの大学校

先月から繁殖を始めた、うちのメダカ。

もうすでに数える事も出来ないくらいに増えている。
この1ヶ月で400匹くらい増えたのでは。

それなのに、まだ卵を産み続け・・・。

今日は暖かいから、また卵が孵化するんだろうな~。

責任逃れ?

今週は京都教育大の学生6人が集団準強姦の容疑で逮捕された事件が、世の中を騒がせた。事件も事件だが、その後の学校側の対応にも多いに疑問が残った。学長は記者会見で、6人を退学ではなく停学処分にした理由について「甘いと言われるかもしれないが、教育大学である以上、加害者も更生させて社会に送り出すことが責務だ」と説明した。

こんな事でいいのか?学長の言う「甘い」以前の問題だろう。犯罪を起こした6人は、すでに成人。であれば、自分の犯した罪を認め償う事を教えるのが教育者の行なう事ではないのか?学校の対応を見ると、単に自分たちの監督責任を逃れるために、この事件を隠蔽したとしか思えない。このような説明を公に向けて出来る事自体、すでに世間から乖離した感覚であり、教育者として失格だと言えるのではないか。また京都教育大学は国立なので、学長たちは公務員のはず。だとしたら、公務員の告発義務「官吏又は公吏がその職務を行うことにより犯罪があると思料するときは告発しなければならない」に違反してる。

その後明らかになった、逮捕された容疑者が、茨木市の市立小学校の学童保育指導員として採用され、しかも採用を最終決定したのは、同容疑者の父で同市の青少年課長だった事などを考えると、いろんな事を勘ぐりたくもなる。いずれしても、こういった大人たちの毅然としない曖昧な判断と行動が、社会に対しての不安感や疑心暗鬼を与える一因になってる事は間違いない。

路上のソリスト

実話を元に映画化された『路上のソリスト』

新聞のコラムニストのロペスは、
ある日公園のヴェートーベンの彫像の前でヴァイオリンを弾く
ナサニエルというホームレスと知り合いになる。
彼の奏でる演奏に魅了されたロペスは取材を始め、
彼がかつてジュリアード音楽院に所属し
将来を有望視されたチェロ奏者だったと知る。
というストーリー。

「弦2本で世界を奏でるヴァイオリン弾き。
 彼に夢と希望を尋ねた。
 あと2本、弦が欲しいと彼は答えた。」
こんなコラムを書かれたら、
注目されるのは間違いないだろう。
ロペスは取材を続けていくうちに、
統合失調症のナサニエルを助けたいと思うようになる。
その事を路上生活者をケアしているデヴィッドに話すと
「診断なんて役に立たない。必要ないのは、
 彼を病人扱いする人間だ」
と言われてしまう。

何がその人にとって正しいのか、
おそらく100人いれば100通りあるだろう。
しかし人はどうしても、自分の物差しで人を判断してしまう。
社会が複雑化してる以上、
多様な人たちが共生する事が重要でしょう。
そんな事をこの映画は感じさせてくれます。

ナサニエル役のジェイミー・フォックスの演技はすばらしい。
統合失調症という難しい役柄を見事に演じてます。
ある意味、何も起こらない映画かもしれません。
でも、一度観てもらいたい作品です。

600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス

なかなか男性には馴染みの薄いクックパッド自分も登録だけはしているけど、使ってません。もっと時間に余裕があったらクックパッドを使いながら、料理を楽しんでるのかな~と言い訳してみたり。ともかく『600万人の女性に支持される「クックパッド」というビジネス』を読みました。

自分も仕事をやっている中で、ついつい目の前の事におわれて忘れてしまう事が多々あるのですが、この本を読んでもう1度いろいろと考える事が出来ました。何でもそうなんだけど、基本って大事です。それと理念。自動車の運転もそうだけど、運転に慣れてきたりした時に大きな落とし穴が待っていたり、ビジネスもそういう面が大きい。この本ではクックパッドがいかに今のポジションにたどり着いたのかが書かれています。ちょっと仕事に疲れてる人や、これから就活をむかえる人に読んでもらいたい本です。1~2時間あれば読めてしまうので、軽い気持ちで購入しては。

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)/上阪 徹

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