DAIのブログ -12ページ目

パイレーツ・ロック

1966年、BBCラジオではポピュラー・ミュージックは
1日に45分しか流されなかった。
なんて聞くと、想像出来ない人もいるかもしれない。
でも、実際にあったのだ。

そんな時代に海の上から24時間、
ロック・ミュージックをかける
海賊放送局があったというお話が、この作品。

自分は「海賊放送」という言葉を聞くと、
なぜかワクワクする。
ルールを破る、悪戯をする、
そこに参加出来るワクワク感だ。
秘め事って、やっぱり楽しい。

そんな事はさておき、
船の上に住み、海賊放送を行ってる連中は皆、
一癖も二癖もあるが憎めない。
途中に起きるエピソードは、当時あったいくつかの
海賊放送局での実話を織り込んだらしい。
DJ同士のいさかい、女の奪い合い。
今も、どこでも起きてそうな話だ。

とにかく開放的になれる映画。
音楽好きにオススメです。

見つかったらパニック?

宇宙人、一斉に探せば見つかる? 29カ所で同時観測へ

楽しそうだなー。
こういう試みは大好きです。

でも、見つかったら見つかったで、
プチパニックかも。

そう言えば『コンタクト』って映画があったっけ。
なかなか面白かった。

沈まぬ太陽

久々の邦画の大作『沈まぬ太陽』なかなか見応えがあった。
3時間22分という長さで途中休憩が10分入るが、
これは「東京裁判」以来26年ぶりだとか。
なかなか経験出来ない体験だ。

このところ原作ものには、はずれが多かったが
この作品は原作を裏切らない仕上がりになっている。
もちろん映画の好みもあるだろうが、
自分はもうちょっと長くしてもらって、さらに丁寧に描かれると
もっと満足出来たように思う。

これだけの内容、これだけの出演者、
3時間22分があっという間。
出演者たちの演技で、もっと映画を魅せてもらえたら、
すばらしかったろうが、予算にも尺にも限度があるので、
仕方のない事だろう。

物語に出てくる国民航空は、言わずと知れた日本航空がモデル。
ちょうど日本航空の再建が話題になっている時に
この映画が公開されるとは、なんという偶然か。
映画では1960年代~1980年代が描かれているが、
この体質が変わらなかったために、
今の問題が起きているのだろうと容易に想像がつく。
というか、今も昔も同じ事を繰り返しているのではと思うほど。

これだけの作品が映画化されただけでも、すごい事なのだが
日本航空やマスコミや官僚や政治に対して遠慮があるのか、
内情の描き方がソフトな感じは否めない。
それでも登場人物たちが、善悪、イデオロギーなど関係無く
パワフルに生きていた事はヒシヒシと伝ってくる。

やはり映画は、邦画と言えども
このくらいのスケールで作ってほしい。

おもな登場人物・モデル

国の仕事<党の仕事

事業仕分け:ヒアリング作業が中断 小沢氏が不快感表明で

こういうドタバタは、みっともない。いったいどういう段取りになっているのか。民主党は組織として、ちゃんと機能してないのではないかと、疑いたくなる。

それはさておき、一国民からこのドタバタを見るとどう見えるのか。

まず『国の仕事<党の仕事』という印象が強く残こる。新人だろうと何だろうと、国会議員として税金から給料をもらっている以上、研修より国としての緊急な仕事を優先するのが当然と思うのだが、国会議員になるとその感覚は通用しないのだろうか?民主党が議員たちを雇って給料を支払っているなら、少しは考える余地もあるかもしれないが。

選挙が終わって2ヶ月も経とうとしているのに、今さら新人議員の研修などと言っている党の執行部も、いかがなものか。国会があ始まる前に、研修を済ませておくのが一般国民の感覚だろう。

やはり国会議員なんて、国民の生活より自分たちの選挙の方が大切だという事か。

意識改革

前原国交相:自公政権で決めた羽田の発着枠 見直し示唆

羽田空港のハブ化の問題や八ツ場ダムの問題など、民主党政権に変わりいろいろと表面化している。自分としては、とてもいい事だと思う。今まで自民党政権は、国にとって本当に大事な案件を隠し続ける傾向があった。各方面で反発が出てくるが議論の場がオープンになるのは、国民にとってありがたい。

先日、知事たちが八ツ場ダムを視察に行った時の報道で、地元住民がインタビューを受けていた。その中で、とても気になった発言があった。

「我々は、水をあげている側。今回のように水をもらう側の人間が動くべきだ」

このような考え方をしている人がいる限り、問題は平行線をたどるだろうし、同じ日本の住民として、このような考え方は改めるべきだろう。あえて何が問題だとかは言わないが。

明るい夜

流星群が観測する時、毎回思うのは
”夜が明るくなった”という事。

自分が住んでる地域も、
以前は12時過ぎになれば、
まわりにあまり明かりが無くて、
星がよく見えた。

でも今は住宅や飲食店も増え、
深夜になっても、なかなか暗くならないため
星が見づらくなっている。

痛し痒し。
自分としては、夜はもうちょっと暗い方が
盛り上がるのに。

底なしか?放送業界の不況

若年層のテレビ視聴時間が減少傾向に--BPOまとめ

今年度下半期になっても、テレビやラジオの放送に広告は戻ってきていない。どうやらスポットも取れないようだ。放送関係者に聞くと、企業のお金の使い方が変わり宣伝費から販促費にシフトしまってるそうだ。きっかけはリーマンショックによる金融不況だったが、もともと構造的に不況になる要因が揃っていたため、そのまま広告が戻ってこなくなってしまったという事だ。様々なデータも放送の影響力低下を示すものが多い。テレビやラジオ局は今後、適正な規模や形態に変化しないと残れない局も多く出てくるだろう。

外食産業は国際化目指せ

キッコーマン:茂木会長が講演「外食産業は国際化目指せ」

初めて海外に行った時、泊まったホテルのレストランで「キッコマン、キッコマン」と言われたのを思い出した。ソイソースというより伝わると思ったのかは定かではないが、言われた方としては、なぜか嬉しかったような気分だった。(もしかしたらバカにされてたかも)

日本には海外から進出してきた飲食チェーンが沢山ある。今度は海外に日本の外食チェーンが積極的に進出してもいいのではないか。日本人はどうも海外進出には消極的なイメージがある。外食産業に関して、国際市場で闘えるポテンシャルが十分にあると思うのだが。

オリオン座流星

オリオン座流星群ピーク 1時間に50個の流れ星も

昨日は30分ほど、眺めていたけど見る事が出来なかった天体ショー。
今日も眺めるつもりです。

この時期は空気も澄んでいて、星がよく見える。
流れ星が見えなくても、いい気分転換!

ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜

太宰治生誕100周年という事で製作された
『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』観てきました。

原作『ヴィヨンの妻』をベースに
様々な作品の内容を組み込んだものとなっている作品。
全体的に原作とは違い、少し暗いイメージで物語は展開。

その中に”クスッ”となるようなシーンもいくつかあったが、
そのシーンで思いきり笑ってる女の子が何人か映画館に。
「どこがそれほどおかしいのだろう?」と考えてしまったため
途中、作品に集中出来ず。

映画そのものは、それほど難解さはなく
気軽に楽しめる内容になっている。
大谷と佐知との出会いのエピソードや、
弁護士の辻は、原作には無いので
この映画用に作られたものなのだろう。
そしておそらく、この出会いの部分に
制作者のメッセージが
織り込まれていたように感じた。
そしてそれがエンディングに繋がっている。

ただもったいないのは、
その部分が上手くいきていなかった。

原作に

「十日、二十日とお店にかよっているうちに、私には、椿屋にお酒を飲みに来ているお客さんがひとり残らず犯罪人ばかりだという事に、気がついてまいりました。夫などはまだまだ、優しいほうだと思うようになりました。また、お店のお客さんばかりでなく、路を歩いている人みなが、何か必ずうしろ暗い罪をかくしているように思われて来ました。」

という部分があるが、
この時代観を、もっと描いた方が良かったように思う。
それによって出会いのエピソードが効いてきたのでは?