「日本IBM、豪州に集約 パソコン保守サービス窓口」
日経新聞の2004年7月6日(火)朝刊13面。

僕の移住希望地であるブリスベンに、日本IBMのパソコン保守サービス窓口が集約されたという内容。
そこでは、日本の顧客向けに、電話やインターネットによるアフターサービス全般の窓口業務を行っているという。既に、約300人の日本語を話せるスタッフが配置されているらしい。

早速IBMのウェブサイトへ。
日本IBMの募集にはそれらしき内容の募集が見あたらない。Asia Pasific向けのサイトにそれらしき募集が見つかった。念のため日本IBMにメールで問い合わせた。
返答は、「恐れ入りますが、日本以外の採用情報につきましては、各国のアイ・ビー・エムまでお問い合わせください。」とのこと。


慌てて英文レジュメを作成し、IBMオーストラリアにネット上から応募した。
翌日、すぐにメールで返事が来た。ずいぶん早いなと思いながら読んでみると、
「IBM is not able to engage applicants unless you are eligible to work in Australia on a permanent basis.」

つまり、日本国籍の僕の場合、豪州永住権取得が前提条件というわけだ。
やっぱり、就職活動よりも永住権取得が先か。

海外就職は、想像以上に厳しいと実感した出来事だった。
知人からプロジェクトの責任者に話を通してもらったうえで電話連絡を取った。
豪州出張から帰国後以降ということで、約一ヶ月後に面接日を設定してもらった。

その間、新会社のことや同業他社について調査した。
知人からある程度の情報は得ていたが、ネットで調査すると更にいろんな事が見えてきた。

あるコミュニティサイトの掲示板で新会社の会員募集書き込みを発見。
素人丸出しというか、胡散臭いというか。
「なってない輩」が作ったコピーなんだろうなぁと思った。
想像以上にひどかった。
また、新会社と親密だという同業他社には、悪い評判が多く出回っているようだった。
ネット上の情報だから信憑性の問題はあるが、気になる情報である。


知人が盛んに「ひどい」と言っていた状況が少し分かった。
彼によれば、このプロジェクトの責任者が営業しか知らない人で、マーケティングや企画を疎かにしているという。ただ、彼としては社長のビジネスセンスには一目を置いており、この社長に期待したい気持ちがあるという。

知人の中でも本格的に参画するか辞退するか気持ちが揺れ始めていた。


さて、面接の日。

プロジェクトの責任者は問題外の人物だった。

この人とは一緒に仕事をできない。
瞬間的にそう確信するほど、誠意のない人物だった。
顧客に満足してもらおうという気持ちが明らかに欠如していると感じた。
これは、マーケティング・企画の問題じゃない。
こんな人が、どんなロングステイサポートができるというのか?


その日のうちに知人に「辞退」と伝えた。
あわせて、誘ってくれたことへの感謝を述べ、また、期待に応えられず申し訳ないと伝えた。

僕の豪州移住はふりだしに戻った。


1-2週間後、知人から「やはり辞退した」とメールが入った。
退職後の4月、各方面の知人に一斉にメールを出した。
人生紆余曲折の連続の僕には珍しいことじゃないので、退職の連絡ぐらいでは誰も驚かない。

でも、今回ばかりはたくさんの反応が返ってきた。
「豪州移住を考えている」と書いたからだ。

その中で一番懐かしかった返信が、一番タイムリーだった。
「離島クラブ」なるもののメンバーからの返信だった。


彼はいま、豪州現地法人立ち上げに参画し始めたところだと言う。
どんなビジネスかというと、いわゆる「ロングステイサポート」。
豪州ゴールドコーストには日本から富裕層の年金生活者やワーホリ組などの長期滞在者が増えている。このような人々の渡航前から現地の生活までをサポートしようというビジネスだ。

これは面白い。


早速電話で話をした。
5年ぶりだったのでとても懐かしかった。


知人の話では、小さな会社が始めたことなので、「なってない事」「なってない輩」が多く、課題が山積みだと言うことだった。特に、IT系のインフラが整備されておらずスキルの高い人間もいないので、現地の責任者に内定している知人としては、現地入り後の日本との情報共有が心配だと言う。

そこで、知人としては僕の参画を望んでくれたわけだ。
まずは、日本側のITインフラ整備。その後、豪州側も同様にお願いしたいと。

新しいビジネスには課題があって当然だし、会社の立ち上げやITインフラ整備は経験のあることだったので、課題はひとつずつ解決可能だと思った。


僕は、二つ返事で知人に参画の意志を伝えた。
一昨日昨日の続き>

オークションが始まった。

早速、入札価格が79万円になった。
自分自身も、練習のつもりで、まずは89万円で入札した。

単なるネットショッピングでもそうだが、失敗してもいいところで一度試してみるに限る。「百聞は一見に如かず」というが、ネット取引についていえば「百見は一験に如かず」と言えるだろう。取引方法のサンプル画面を見るよりも実際に取り引きしてみる方がいい。


価格はどんどん上がっていった。
やはり、多くのひとが目をつけた物件なのだ。

その一方、地元の物件は人気がなく、ほとんど入札がない。僕自身も投資対象として魅力を感じなかったので当然か。利回りが悪いのが致命的だ。


年が明け、落札期限が近くなった頃に、価格を確認して目を疑った。
なんと、69万円でスタートしたあの物件が300万円を超えているのだ。
この時点で、僕個人の投資条件からはずれた。惜しかったが仕方ない。

ちなみに、300万円を超えても、僕の想定した条件で計算すると純利回り13%程度。
数字だけを見ればまだまだ魅力的な価格だ。
ただ、現物を見てきた者としては、リターンをもう少し低く見積もらざるを得ない気がした。


さて、気を取り直して、第2以下の候補としていた物件の価格も確認したが、いずれも僕個人の投資条件からはずれた。ネット上で不動産オークションに参加できる便利さは皆に共通なので、その分競争率が高くなってしまったのだろうか?

売却側にとって見れば、迅速に大量に高価格でさばける魅力的なシステムだろう。
購入側としてはどうなのだろう?
オークション終了時の価格を見ると、魅力的な物件はかなり少なくなったような気がする。まぁ、いずれにしても、僕の不動産投資第一歩は踏み出されなかったわけだ。


そして、その後、海外移住を考えはじめたため、現在では国内での不動産投資は考えていない。

移住先で改めて検討してみようと思う。
昨日の続き>

年の瀬の土曜日、深谷の不動産物件を見に行った。

自宅から車で3時間。
辿り着いたところは、深谷駅から徒歩15分ぐらいのところで、開発中の地域なのか新しい道路の周囲に畑と空き地とが目立つ場所だった。目の前の立派なマンションだけが背の高い建物で、とても空が広い。
休日の午後なのに人気がない。マンション近くの公園にも子供がいない。周囲の環境全体が何か寂しい感じがする。12月の午後が必要以上に寒く感じられた。

目当ての物件は1階の店舗部分。マンションをぐるっと一周してみてやっと見つかった。大通りではなく、一本入った小道に面していた。発見して驚いた。

土曜の午後なのに(だから?)ほとんどの店舗がシャッターを下ろしているのだ。そして、6軒並んだ同様の店舗のうちの2軒は店が入っておらず、中は荒れ放題。


「そういうことか。」
数字で見ればオイシイわけだ。

さて、この物件、どの位の価値があるのか?
まず、内装をきれいに修繕する必要がある。そして、その上で入居者を募集しなければならない。だが、現状は既に書いたとおり。
周囲の環境と近隣の店舗を見る限り、店舗を経営する側の立場で見れば魅力的な物件には思えない。
自宅から近くにある物件であれば、自分用の事務所として利用することもできるのだが・・・。

ただし、長期的視点では周囲の開発が進むことによって価値が向上する可能性も期待できる。


渋滞にはまり3時間以上かかるのは確実になりそうな帰り道、今後の方針を考えた。
最初の物件なので大きなリスクは取りたくない。5年で投資回収でき、初期投資300万円以内で購入できそうならば入札してもいいかなと思った。

最低売却価格69万円から、どのくらいまで上がっていくか、年明け後の入札期限まで見守ってみようと考えていた。
2003年12月、産業再生機構の支援を受けて再生中のダイア建設の賃貸不動産がマザーズオークションで売却されることになった。

いくら本で勉強したって実践しなければ意味がない。
不動産投資の「ふ」の字も知らない状態だったが、参加してみることにした。

とりあえず、ネット上で開催されるオークションにはユーザー登録してみたものの、何をしたらいいのか全く分からない。
慌てて本屋に行き、サラリーマンでも「大家さん」になれる46の秘訣を購入。あわせて、この本の著者である藤山氏のセミナーを収録したDVD「実践!自己資金300万円から始める「大家さん」道」を購入。

数日間勉強した。


マザーズオークションで便利だったのは、1200件以上ある物件情報がCSV形式でダウンロードできたこと。MS EXCELで分析・試算が簡単にできた。


利回りと投資金額でスクリーニングして、第1候補としていたのは埼玉県深谷市の物件。最低売却価格が69万円で、その価格で計算すると諸経費込みで100万円弱で購入できる。これを全額自己資金で購入すると、なんと純利回りは58%! 2年弱で投資回収できる。

こんなおいしい物件があるとは!

早速、現地視察に出かけた。
NHKのテレビ・ラジオにはいろんな語学番組がある。
昔はラジオ講座を録音して聞いたものだが、今はテレビも簡単に録画できる。
便利な時代になったもんだ。

我が家で活躍しているのは、ソニーのコクーン。
これは本当に便利なのでいつか改めて紹介したい。
いわゆるハードディスクレコーダーだ。

さて、コクーンが“英語”というキーワードに反応して録画してくれた番組の中でも、「英語でしゃべらナイト」は、我が家の大のお気に入り。

パーソナリティは、釈由美子・パックン・松本アナウンサー(NHK)という顔ぶれ。
この3人のやり取りだけでも楽しいが、ゲストが毎回すごい。

ジョン・健・ヌッツォ、国府弘子、冨永愛、片山右京など世界で活躍する日本人の話は“英語”とどのようにつきあってきたかというエピソードが、彼・彼女らの生き方を表していて興味深い。

トビー・マグワイア、ウィル・スミス、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウなど海外の有名人にインタビューする釈や松本アナが、毎回少しずつ上手にインタビューできるようになっていく様子はとてもリアルだ。
最初の頃はひどかった。見ている方が恥ずかしくなるほどだった。
でも、最近はそれらしくなってきている。


パックンが読み上げる英語の説明に当てはまる単語を当てるパックン英検もいい。
毎回、テレビの回答者より早く答えようとしてテレビ画面に食らいついてしまう。


英語が得意でないのにNZ移住計画を進めている僕にとっては、ジャッキー・チェン、佐渡裕、綾戸智絵など、最初は英語が得意ではなかったというゲストの話にはとても勇気づけられた。

英語アレルギーのひとには是非お勧めの番組だ。


それにしても、イライジャ・ウッドと釈由美子競演のロード・オブ・ザ・リングはすごかった・・・。
既に紹介した通り、Insight into IELTSがあれば十分だとは思うが、強いて言えば実際の試験の形式に慣れるために、模擬試験のようなものをいくつかやった方がいいかもしれない。試験は試験。やっぱり、コツのようなものもあると思うのだ。

その意味で、僕が入手していたのは、この2つ。
THE NEW Prepare for IELTS (GENERAL TRAINING MODULES) ※カセットテープ2本付
IELTS Specimen Materials 2003 ※CD付
いずれも、ブリティッシュ・カウンシルで入手できる。

[#IMAGE|b0052894_23482757.jpg|200411/22/94/|mid|320|240#]

前者は5回分、後者は1回分の模擬試験のようなものによって構成されている。
ただし、Writingについては正答を確認しようがないし、Speakingは相手がいなければできるわけがない。
結局、自分の弱点である「書く」「話す」については、試験の形式に慣れるということさえ難しい状況だったのだ。

ちなみに、ある人のサイトでは、THE NEW Prepare ... について、「詐欺に近いくらいリスニングが簡単」と書かれている。僕にはそんなに簡単じゃなかったんだけどなぁ。

ということは・・・、Listeningもやばいのか?!
ファースト・トラックの取引は基本的においしい話ばかりだ。それに、場所によっては、取引ではなく夢を買うような内容もある。お金の使い道がラットレースの頃とは全く違うのだ。

使い切れないほどの不労所得が入ってくるようになるか、自分の夢を実現するか、どちらかを達成した人が勝者だ。


大事なことがもうひとつ。
このゲームには、鉛筆がついている。
損益計算書と貸借対照表もついている。


ゲームなのに?

そう。

取引のカードには、「100万円儲けた!」なんて書いてない。
例えば、不動産投資なら、価格・ローン・頭金・キャッシュフローの4つの額が書いてある。それをみて、良い投資かどうか判断し、投資をするのであれば自分で損益計算書と貸借対照表を記入するのだ。隣の人が監査役で正しくかけているかチェックする。
少々面倒だが、慣れてくるとなんてことない。
自然とお金の流れが見えるようになってくる。


これが結構楽しくて、周りを巻き込んで、3ヶ月で14回やった。
それだけやると、物足りなくなってきた。
簡単すぎるのだ。

101は卒業。
次は202だ!
ロバートの来日公演前には、すでに書いた6冊は読了していた。
その時点ですぐに行動に移したのは、投資の実践前の練習、すなわちロバートの開発したキャッシュフローゲーム101だ。

これは、人生ゲームやモノポリーのようなボードゲームで、不動産・ペーパー(株など)・ビジネス、すべての投資の基本となるキャッシュフロー(現金の流れ)を、楽しみながら学べるというものだ。


ボードには内周と外周があり、内周は給与で生活をする人のラットレース。
定期的に給与をもらって、収入の中から投資をしたり買い物をしたりする。
投資のカードには取引内容が記されているが、そこに書かれた取引をするかどうかは自由。リターンを考えながら投資をしていく。
うまい投資をして手持ちの資金が増えてくると、だんだん大きな取引ができるようになり、加速度的に不労所得が増えていく。すると、いつしか、不労所得が毎月の支出を超える日がやってくる。

どういうことか。

もう、働かなくても生きていける。


人生の舞台は外周のファースト・トラックに移る。