退職後の4月、各方面の知人に一斉にメールを出した。
人生紆余曲折の連続の僕には珍しいことじゃないので、退職の連絡ぐらいでは誰も驚かない。

でも、今回ばかりはたくさんの反応が返ってきた。
「豪州移住を考えている」と書いたからだ。

その中で一番懐かしかった返信が、一番タイムリーだった。
「離島クラブ」なるもののメンバーからの返信だった。


彼はいま、豪州現地法人立ち上げに参画し始めたところだと言う。
どんなビジネスかというと、いわゆる「ロングステイサポート」。
豪州ゴールドコーストには日本から富裕層の年金生活者やワーホリ組などの長期滞在者が増えている。このような人々の渡航前から現地の生活までをサポートしようというビジネスだ。

これは面白い。


早速電話で話をした。
5年ぶりだったのでとても懐かしかった。


知人の話では、小さな会社が始めたことなので、「なってない事」「なってない輩」が多く、課題が山積みだと言うことだった。特に、IT系のインフラが整備されておらずスキルの高い人間もいないので、現地の責任者に内定している知人としては、現地入り後の日本との情報共有が心配だと言う。

そこで、知人としては僕の参画を望んでくれたわけだ。
まずは、日本側のITインフラ整備。その後、豪州側も同様にお願いしたいと。

新しいビジネスには課題があって当然だし、会社の立ち上げやITインフラ整備は経験のあることだったので、課題はひとつずつ解決可能だと思った。


僕は、二つ返事で知人に参画の意志を伝えた。