知人からプロジェクトの責任者に話を通してもらったうえで電話連絡を取った。
豪州出張から帰国後以降ということで、約一ヶ月後に面接日を設定してもらった。

その間、新会社のことや同業他社について調査した。
知人からある程度の情報は得ていたが、ネットで調査すると更にいろんな事が見えてきた。

あるコミュニティサイトの掲示板で新会社の会員募集書き込みを発見。
素人丸出しというか、胡散臭いというか。
「なってない輩」が作ったコピーなんだろうなぁと思った。
想像以上にひどかった。
また、新会社と親密だという同業他社には、悪い評判が多く出回っているようだった。
ネット上の情報だから信憑性の問題はあるが、気になる情報である。


知人が盛んに「ひどい」と言っていた状況が少し分かった。
彼によれば、このプロジェクトの責任者が営業しか知らない人で、マーケティングや企画を疎かにしているという。ただ、彼としては社長のビジネスセンスには一目を置いており、この社長に期待したい気持ちがあるという。

知人の中でも本格的に参画するか辞退するか気持ちが揺れ始めていた。


さて、面接の日。

プロジェクトの責任者は問題外の人物だった。

この人とは一緒に仕事をできない。
瞬間的にそう確信するほど、誠意のない人物だった。
顧客に満足してもらおうという気持ちが明らかに欠如していると感じた。
これは、マーケティング・企画の問題じゃない。
こんな人が、どんなロングステイサポートができるというのか?


その日のうちに知人に「辞退」と伝えた。
あわせて、誘ってくれたことへの感謝を述べ、また、期待に応えられず申し訳ないと伝えた。

僕の豪州移住はふりだしに戻った。


1-2週間後、知人から「やはり辞退した」とメールが入った。