元パン職人の講師が教える
【パン屋さんレベルのパンが、おうちで焼けるようになるパンレッスン】
「クロワッサンの層がきれいに出ない！」
とお悩みのあなたに＾＾
クロワッサン作りの失敗しがちなポイントと、
上手くいく作り方をご説明します♪
こちらは３年ほど前にアップした記事ですが
季節柄かなりアクセスの多い人気記事ですので、少し追記加えて再アップします＾＾
(３月４月は、まだまだクロワッサンシーズンですよ❤️)
クロワッサンは
折り込み・成形がうまくいかない・・・
…というお悩みが多いですね。
今回は、失敗しがちなポイントと改善点を紹介しようと思います。
失敗ポイントで一番多いのは、やはり
【層が出ない】
下の写真のような状態です。
▼ ▼ ▼
※こちらの画像は商用OKの無料画像より持ってきました
全然層が出てませんね～。
層が出ない原因はいろいろありますが、特に多い要因としては・・・
①折り込みバターが均等に折り込まれていない
②折り込みバターが溶けた（生地になじんだ）
③折り込みバターが散った
④最終伸ばしが薄過ぎる
これら４つの要因について、
４記事に渡って１つずつ詳しく紹介していきたいと思います。
(こちらも無料画像より↓)
今日はまずこちらから。
①折り込みバターが均等に折り込まれていない
（こちらの画像も無料画像より）
上の画像のような状態です。
思いっきり「パンそのもの」の部分と、
多少バター折り込まれているかな的な部分がありますよね。
上の写真の場合は、
バターが均等に折り込めていない上に、バターが生地になじんでしまっています。
バターが均等に折り込めない原因は、
折り込みの際に
バターと生地がずれてしまうからです。
何故ずれるのか？
それは、
バターと生地の固さが違う
からです。
ほとんどの場合、生地の方が柔らかいですよね。
柔らかいものと固いものを同時に伸ばすとどうなるでしょうか？
柔らかいものはよく伸びますが、固いものはあまり伸びませんよね。
このせいで生地とバターが同じように伸びず、
バターの折り込まれない生地だけの部分が出来てしまうのです。
これを攻略するには？？
「生地とバターの固さを近付けること」
です。
固さを近付けるには、
・生地を固くする （生地をバターに近づける）
・バターを柔らかくする （バターを生地に近づける）
の２通りの方法がありますが、生地を固くする方が作業性がよく仕上がりもきれいです。
バター柔らかくすると、生地に馴染んじゃいますしね。
生地は冷やすと固くなります。
また、仕込んだ生地を冷蔵でしっかり冷えるまでおくと伸展性が出るため、
作業がとてもしやすくなります。
私は、
クロワッサン生地にバターを折り込むときは、
いつも生地を冷蔵でオーバーナイトさせます。
２，３時間冷蔵しただけだと全然冷えてないし、
伸展性も十分じゃないので失敗しやすいのです。
「クロワッサンの折り込みが上手くできない」
…という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ ②についてはこちら (3/22公開)
※ ③についてはこちら (3/23公開)
※ ④についてはこちら (3/24公開)
―――――――★
ハード系もそうですが、
クロワッサンの作り方もネットなど文章や写真で伝えるのは限界があります。
やはり実際にデモンストレーションを見てもらって
折り込みだけではない、重要な部分もお伝えしたいです。
今後、どこかのタイミングで
クロワッサン通信動画講座も、
出来たらいいなと思っています❤️
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