2016年までに歩いた花の百名山
タイトルをクリックすると 詳しい情報の書かれているブログにリンクするよ
全部で35座 花の時期に登頂
もしかしたら抜けているのがあって あとで追加されるかも・・・
北海道
雌阿寒温泉から歩き始めて 4合目を過ぎたあたりから 群生あり
雌阿寒岳は活火山で 樹林帯を抜けると
日本とは思えないような景色が広がり いくつもモクモクと噴煙があがっている
山頂からの景色は 阿寒湖や雄阿寒岳 遠く斜里岳まで見える
お隣に 小さな雌阿寒富士という山があって そちらにはコマクサも咲いているよ
花の種類は少ないけれど 頂上からの眺めは最高!
帰りに観光で立ち寄った 摩周湖で食べた霧ソフトクリームが 絶品だった~♡
赤岳から小泉岳へ向かう だだっ広い場所に ウルップソウが咲いていた
北海道の山は お花畑の規模が違うの
駒草平のコマクサは 見渡す限り一面に咲いていて 感動したよ
本州では見たことのない キバナシオガマも咲いていた
海の日の連休は 意外と天気が良くないので この時も縦走は断念したよ
富良野岳の山頂近く 植生保護ロープに守られ ひっそりと咲いている
この日は登り始めてすぐに 愛用カメラが壊れてしまい iPhoneで撮影した
エゾルリソウの数は少ないし 終盤なのか 少し元気ない印象
幌尻岳で見たエゾルリソウ(ブログ中にリンクあり)の方が 美しかった
縦走路は 斜面を白く染めるチングルマのお花畑など
花の百名山らしいお花畑が 広がっているよ
エゾシマリスがゴハンを食べている
その向こうに 噴煙を上げる十勝岳が見え
北海道らしい山歩きが楽しめる
東北
お花見頃の週末なのに ひとりともすれ違わない静かな登山道を歩いて
ブシ谷地へたどりつくと タチギボウシのお花畑が広がっている
こんな場所が 日本にあるんだ・・・と感動する景色
さらに歩いた長沼には ヒツジグサやネムロコウホネ
大谷地には サワギキョウのお花もたくさん咲いていた
クマが多いコースとのことなので クマ鈴しっかり慣らして歩こう
2014年7月6日 栗駒山 イワカガミ
7月初旬 紅葉で有名な 栗駒山へ イワカガミの花を見に行った
栗駒山の昭和湖や 剣岳の麓には イワカガミの大群落があるとのこと
期待して行ったけれど 少し時期が遅かったようで
大群落を見ることはできなかった
須川温泉から歩いたんだけど 梅雨の晴れ間で
真夏のような暑さだったよ
また 大群落が見られる時期に 行こう
8合目バス停から 一歩登山道へ足を踏み入れると
次々と高山植物があらわれる
タカネスミレの群落が見られるという大焼砂は
植物なんてとても育つとは思えない砂礫地
歩いた時は 残念ながらタカネスミレは終盤
コマクサに移り変わる時期で 斜面にたくさんのピンクの蕾があったよ
2016年8月にも秋田駒ヶ岳を歩いたけれど
その時も 種類の違うお花が満開
季節を変えて 何度も訪れたい大好きな場所
チョウカイフスマは御室小屋のあたりに 群生がいくつもあるよ
鳥海湖の周辺は ちょうどニッコウキスゲが満開で
斜面一面 黄色いお花畑
天気の良い日で 朝通った時も美しかったけれど
帰るときには 開いた花がさらに増えて 黄色い世界に変わっていた
また行きたいと思う山が ひとつ増えたよ
チシマギキョウを見に行くにあたって 事前にネットで調べたのだけど
たくさん咲いている場所の情報は特定できなかった
本仁は行者返しのあたりに咲いていると書かれていたので
よくよく探して 見つけられたのは数輪
月山も とてもお花の多い山で 他の花はたくさん咲いていたよ
前日の月山で 登山道の石畳の隙間からも咲く
満開 あたり一面のヒナウスユキソウを見ていたので
ヒナウスユキソウのお花畑としては 月山の方が印象的
この日に 大朝日岳を歩いたのは ちょうどヒメサユリが咲く頃だったから
古寺鉱泉から歩いて 大朝日岳が見える稜線には
登山道両側に 数え切れないピンク色の花びら
雪が溶けた場所から 次々と咲く高山植物は
高山植物の本を見ているみたいに 多用多種
この年は6月・7月と2ヶ月連続で 歩くことができた
飯豊本山から 地神山への縦走路 ところどころに群生あり
青い5枚の花びらがオーソドックスなイイデリンドウ
よく見ると6枚・7枚のものも咲いている
イイデリンドウだけでなく
稜線には 数え切れないくらいの 高山植物のお花畑が続く
アクセスしにくいし 日帰りでは歩けないけれど
毎年行きたいと思うくらい 素晴らしい山だった
初めての安達太良山は くろがね温泉宿泊の雪山ハイキングだった
2回目は お花を楽しみに 東から西へ縦走
ベニサラサドウダンより サラサドウダンの方が数が多い
勢至平からくろがね小屋を過ぎて 峰ノ辻まで
ずっとサラサドウダンの咲く道
火山の砂礫地で 独特な景色の山頂を過ぎて
沼尻登山口への縦走路は
アカモノの真白い花が 両側にずっと続いていた
安達太良山を縦走した翌日 麓のホテルに宿泊し スカイシャトルの山頂駅から歩き始めた
山頂に到着し ぼんやり休憩していると 足もとに薄紫色の花
想像していたより ずいぶん小さい
山頂と黄金清水の近く 赤埴山に それぞれ群生しているよ
全体的に すごくお花が多いというわけではないけれど
火山の独特な景色と 燃えるようなレンゲツツジの花が
とても美しかった
ハクサンコザクラが満開に咲くなんて知らなくて
他の登山者に勧められて 中門岳へ向かったら
一面のお花畑が広がっていて すごく感動したよ
会津駒ヶ岳から中門岳までは 7月なのに雪渓が残っていた
開花情報を確認してからの登山も もちろん楽しいんだけど
こんな風に 思いがけずお花畑に出会えるのは 嬉しいね
北関東・上信越・中央沿線
カタクリで有名なみかも山 大きな群生は カタクリの里・カタクリの園の2カ所
どちらも 駐車場から歩いてすぐの場所で 多くの人で賑わっている
お花は 日差しがあって暖かくないと開かないので
お昼過ぎ頃からが見頃
頑張って山を歩かなくても 美しいお花畑が見られるよ
2015年5月30日 尾瀬 ミズバショウ
尾瀬 4回目は初めての ミズバショウ見頃の週末
鳩待峠から歩き始めて 御池までの アップダウンのほとんどない縦走では
次々と現れるミズバショウの大群生に 感動しきり
バスの時刻に間に合わせるために かなり急ぎ足で歩き
翌週には 足を痛めて歩けなくなるという 災難に見舞われた苦い思い出も・・・
高天ヶ原から山頂へ向かう道に オゼソウが咲いているとの情報だったので
前日入りして 山の鼻でテント泊の翌日に テント泊装備を背負って登った
至仏山は2回目だったけれど 高山植物のとても多い山で
オゼソウだけでなく ウスユキソウ・チングルマ・ハクサンイチゲなど
たくさん群生が見られた
尾瀬は毎年でも通いたい 大好きな場所
西黒尾根上部には ちょうど咲き始めたヒナウスユキソウがちらほらと
小さくて 細っこい 繊細なお花なんだけど
ひとつみつけると 次々と目に飛び込んでくる
今度歩くときは 馬蹄形縦走で 谷川連峰を楽しみたいな
一ノ肩では ハクサンイチゲの群生が見られるので
ムラサキヤシオと合わせて見られたらと思い 見頃の週末に向かった
たくさんの高山植物を見ることができたけれど
ムラサキヤシオの数は 少なかったかな・・・
まだ登山を始めて1年目の年で 高山植物の種類もあまり知らなかったと思う
お花が素晴らしかったのは 言うまでもないが
山頂の池糖に映る空と雲 草原や苔の緑
ワタスゲがフワフワ白い穂を揺らしたり
木道の隙間からチングルマが花を咲かせている そんな景色と
朝日や夕日の美しさに とても感動した山歩きだった
登山を始めた年 特に山登りが趣味なわけでははない 友達と一緒に火打山へ
山歩きが楽しくて どこでも良いから登りたい そんな時期だったと思う
初めて雷鳥を見たのも この山だった
お花も素晴らしいと思うけれど 次はぜひ紅葉の時期に訪れたい
8月の山歩きと言えば アルプス以外の選択肢はないでしょ?って思うけれど
お盆はどこも混雑しているので 基本的には登山はお休み
でも せっかく晴れているなら この時期に見られる花をと思い ヤナギラン観賞へ
高原とは言え かなり暑くて 日傘を差して歩いたよ
育てられてるとは言え 数え切れないスズランの群生には 驚いた
スズランは葉に隠れるように 白い花が咲いているので
一見すると 緑色のお花畑なんだけど
よくよく見ると ひとつひとつに 白い花が数個ずつ咲いている
すがすがしい香りが あたりにただよっていた
百名山を歩いていた時は 時期関係なく登頂すれば良かったけれど
花の百名山は やはり見るべき花を見ないと 歩いたことにはならないので
花の種類によっては 見頃がピンポイントに1週間しかないことも多いけれど
この花は8月中旬から10月中旬と 見頃が長い
それでも 紅葉の時期には さすがに数は少なかったよ
写真ではわかりにくいけれど ひとつがピンポン球サイズ
ボリューミーで華やかな花だった
南関東・奥秩父・丹沢・伊豆
自宅から近いので 今までで登った回数ナンバー1なのではないかと思われる高尾山
スミレの花が有名な百名山なんだけど 探しに行くまで 見たことなかったよ
普通(?)のスミレは いろんなところに咲いているけれど
このコが見られる場所は 限られている
雨上がりのしっとりとした森の中 ひっそりと美しい花を咲かせていた
山頂のアカヤシオの木 幹も枝も細いのに 満開の花を咲かせている
花には 当たり年と裏年の時があり このときは当たり年だった
素晴らしいのは 山頂までもさることながら
八丁尾根の岩場・クサリ場は アカヤシオの木が多いので
満開になると ピンク色の花びらに囲まれて歩くことができる
毎年 この時期になると 気になる山のひとつ
丹沢そのものは あまり花の多くない山域だが
シロヤシオの時期だけは 登山道の両側
その奥まで白い花でうめつくされる
一週間違うだけで 場所によって見頃の時期が異なるので
よく調べて 自分の歩けるコースを行くのがオススメ
小田原に住んでいた頃 伊豆へはしょっちゅう遊びに行っていたけれど
登山する山があるなんて その頃は全然知らなかった
この年は多分当たり年だったのではないかと思う
道の両側に 数え切れないほどの
ふんわり まあるい花のかたまりが現れる
見頃の週末は 登山道も大混雑だけれど
それでも 見に行く価値のある 素晴らしいお花を楽しめた
北アルプス
2016年8月29~31日 大日連峰 タテヤマリンドウ
大日連峰への縦走路ではなく 室堂から雷鳥沢へ向かう途中に群生あり
この年は 積雪量が少ない上に 暖かく雪解けが早かったので
お花も数週間も早く咲いてしまうという 異常事態
チングルマも咲き終わり 会いたかったタテヤマチングルマには
またも会えなかった
異常気象で お花の種類が変わってしまわないことを祈るばかり・・・
雪解け早い時期に咲く花なので この時期は見られないと思っていたけれど
雪渓の雪解けのタイミングで咲いていた
この年 積雪が少ない上に 暖かい日が続いて
白馬大雪渓は溶けて ほとんど無くなってしまった
私達が歩いた翌週には 大雪渓は通行止めになった
以前のように 雪渓を歩いて お花を楽しめる時が 来るのだろうか・・・
この前の年の9月に 栂池から白馬・五竜・鹿島槍を縦走し 柏原新道から扇沢へ降りたので
その続きを歩くのを兼ねて 種池から針ノ木へと縦走した
このコースを歩くなら やはりキヌガサソウの時期に
撮影したのは針ノ木岳山頂からはほど遠い種池山荘付近
登山道わきからその奥へ 大きな葉と白い小さな花が続いていた
針ノ木岳は 花はさほど多く無く 蓮華岳のコマクサの方が印象的
まだ北アルプスを歩いた回数も少なかった頃で
槍ヶ岳を登り終えた感動の中 斜面いっぱいに咲いていたハクサンイチゲは
とても印象に残っている
一緒に歩いた友達は お花には興味のない人だったけれど
この時は たくさん写真撮影していたと思う
そのくらい 素晴らしいお花畑だったよ
登山デビューした年 山に行きたくてしょうがなくって
初めて山小屋泊で 北アルプスに行ったときの一枚
コマクサのお花もかわいくて とても感動したけれど
それ以上に 小屋からちょっとだけ見えた槍ヶ岳に感動して
北アルプスもっと歩きたいと思ったことを覚えているよ
あれからも10年も経つんだね~
八ヶ岳・南アルプス・中央アルプス
南アルプスの女王 仙丈ヶ岳と言えば 花の名山として有名だけれど
その名前ほど お花は多くはない印象
北沢峠からなら 日帰りできる登りやすい百名山で
3000㍍を越えるので 展望も最高
南アルプスはシカの食害で 高山植物が減ってしまっている地域
いつまでも 美しい景色のままであってほしいものです
基本的には 雨の日には登山しない主義だけれど
晴れるかもしれない期待にかけて 歩いたみたい
天気のせいかもしれないが そんなに素晴らしいお花畑だった印象はなく
コマウスユキソウだけなら 極楽平周辺の方がとてもたくさん咲いていたと思う
本には 「見事な大高茎草原」と書かれているので
また 天気の良さそうな時に 行ってみよう
北陸・東海・近畿
未踏
中国・四国・九州
なので百名山登頂の最後の一座は スタートの地にしようと思っていたのだけれど
この年 ヤマシャクナゲが20年に一度の当たり年との情報を見て
いてもたってもいられず すぐに飛行機のチケットを取った
シャクナゲの花は ちょうど見頃
山頂が近づくにつれ どんどん数が増えて
辺り一面 シャクナゲの花に包まれる
たくさん素晴らしい景色を見てきたと思うけれど
この景色以上のものには なかなか出会えないのではないかと思う
そのくらい素晴らしいシャクナゲの群生だった