7月2日 曇りくもり のち 晴れ晴れ


花の百名山 岩木山を代表する花

黄色い花ミチノクコザクラ黄色い花
花茎はハクサンコザクラより少し大きく8~20㎝

花の数も5~10個と多く 根生葉も大きい

岩木山の固有種である

大沢上部・種蒔苗代などに咲く

花期は6月中旬~8月中旬

バスアクセス

行き:弘前バスターミナル ⇒ 岩木山神社前 約50分/710円

帰り:岳温泉 ⇒ 弘前駅 約1時間/1040円

バス時刻表:弘前~枯木平線(百沢経由)

 


あしコースタイム

岩木山神社前(176㍍)⇒百沢コース⇒鳳鳴ヒュッテ⇒岩木山山頂(1620㍍)

⇒岩木山八合目⇒嶽コース⇒岳温泉前(453㍍)

Total:6時間35分 約11㌔


インフォメーションその他情報

岩木山神社:トイレ・自販機あり

八合目休憩所:トイレ・売店・レストランあり

嶽温泉:トイレ・お土産屋・カフェ・温泉などあり

ミチノクコザクラ:大沢・種蒔苗代で部分的に満開

雪渓:大沢下部から上部まであり 下部は崩壊しはじめている 要アイゼン

温泉:小島旅館  日帰り温泉350円(10:00~16:00)
黄色い花過去のお散歩日記黄色い花

2009年9月19~22日 東北の旅 八甲田山・岩木山

メモお散歩日記

岩木山神社

天気が良ければ 鳥居の向こうに岩木山が見えるらしい

周辺の空は晴れているんだけど 岩木山には曇がかかってしまっている


弘前バスターミナル3番乗り場へは 20分前くらいに向かう

登山風の人はいるものの 奥多摩や丹沢へ向かうバスみたいに混雑はしていない

ちょうど乗りきれるくらいの人を乗せて バスは出発

このバスで岳温泉まで行けば スカイライン8合目に向かうバスにも乗り継げるけど

わざわざバスでアクセスするくらいだから

みんな縦走なのかな~?って思っていたら

岩木山神社前で降りたのは 私だけだった

降りるとこ間違えたのかと思ったよ



夏越しの大禊式

書かれている順番でくぐることで 穢れが清められるとのこと

ザックを背負ったままやってみたら 看板と輪の間にひっかかってしまった・・・

お参りをしてから岩木山へ向かうよ!



手洗舎 パワースポットらしい

こちらのお水は飲めないことはないみたいだけれど

時間がたってから飲むときは 煮沸して下さいって書いてあったよ




岩木山神社の左手から 岩木山への登山道は始まる

バス停の標高は180㍍ 山頂の標高は1624㍍なので

標高差約1450㍍あるよ!!

思ったより大変そうだ・・・!行けるかなぁ?

8合目からにした方が良かったかな?



狛犬の間を通って 静かな森の中を歩く



オダマキが咲いてる



途中道路を渡って キャンプ場の横の道を通り さらにスキー場を通りぬける

背の高いタンポポみたいな花が満開

そう言えば!

青森駅・新青森駅には 花壇にたくさんのラベンダーが咲いていたよ

北国に来たなぁ~って思う景色だった



スキー場から見上げても やっぱり山頂はガスの中・・・



歩きはじめは こんな気持ち良い道が続くよ



この時期 登り始めて最初に見かけるのは だいたいギンリョウソウ

わしゃわしゃ 真っ白でキレイ

七曲り・カラスの休み場・姥石と 少しずつ標高を上げていく

この日は気温が高くて 汗だく登山

飲み物たくさん飲んじゃった




姥石(667㍍)

途中で年齢高めの団体さんを追い越した

事前情報で 残雪ありってなっていたので

標高差も考えると タフな人達だなぁ~と関心


ギンラン 初めて見たよ




カラマツソウ 花火みた~い♪



初めて見るお花 枝から垂れ下がるように咲いていた



ウツギ


下の方は終わっていたけれど

登るにつれてまだまだ美しいものがたくさん



チゴユリ


登山道 下の方から上の方まで たくさん咲いていたよ

2つの花をつけているものも多かったよ



このコも 名前知らないなぁ?



ズダヤクシュ 満開




焼止りヒュッテ(1066㍍)

この中で休憩はしたくない感じ

ココまでで約900㍍登り

標高が低いこともあって 全身汗だく~

ヒュッテ前で軽くランチ休憩



ヒュッテから少し歩くと この標識の場所へ

矢印は斜面を向いているけれど 実際歩くのは先の沢沿い

左手の笹藪を登って行こうとして 行けなかったような跡があるよ



ココを行くの・・・?

焼止りヒュッテで休憩しているときに

ヒュッテで追い越していったトレランの人が戻ってきて

沢の雪渓を登るのかって 聞かれたの


事前に調べて来ないの?って思ったけど

行ってみて 思わず確認したくなる気持ちがわかる光景・・・

ココを登るの~?ま~じ~で~?



登り始めの雪渓は 雪渓の下をゴオゴオと水が流れている

雪渓を登って 岩場を越えて 枝をかきわけ・・・

踏み跡もわかりにくいなか 慎重に進むよ

あとから来る団体さんには 無理なんじゃ無いかと思ってしまうような道

でもヒュッテで撤退すると お花も見られないし

ただの苦行だよね・・・

雪渓の割れ目からは 勢いよく水が流れているのが見える

雪渓の薄い部分に乗って 踏み抜いて落っこちないように気をつける

結構緊張する 難易度の高い道のりだった~

すっごい疲れた~ 予想以上に難しい道




登るにつれて 雪渓はある程度厚みがあって 踏み抜くことは無さそうになってきた

雪渓下部は傾斜も緩く スプーンカットも大きく 凍ってもいないので

アイゼンな足でも 比較的歩きやすい



ふと斜面を見ると オオバキスミレ満開



あ・・・!ミチノクコザクラ!!

雪渓の斜面の両側の崖の上に 鮮やかな花一輪

この後たくさん見られるんだけど 嬉しくて望遠レンズに取り替えて撮影



想像していたより ずっと大きな雪渓

どなたかのヤマレコで100㍍くらいって書いてあった気がしたんだけど

100㍍どころではないよ

前を歩いているのは 降りてくる人

途中から 雪の無い斜面を登るのではなく

このまま雪渓を登るのか~と わかった瞬間



疲れて 立ち止まって 振り返る

ずいぶん高いトコロまで登って来たなぁ~



あ!青空だ!! 晴れてきた~♪



手の届かない斜面に ミチノクコザクラ満開♡



途中 雪渓を降りて 夏道を歩くところに咲いていたコは まだまだ咲き始め



上部は 雪渓は崩壊し始めているけれど 水もさほど流れていないので 安心して歩ける



なかなかの急斜面

もうね~ 疲れちゃって 休憩ばかりで前に進めない~



振り返ると 雲海の上まで来てた!!

この写真 映っているところの先 下の部分の雪渓は かなりの急斜面

チェーンスパイクを持参していたんだけれど

最初緩い斜面だったので つけないで登っていたら

急斜面になってしまって つけるタイミングを逃してしまったよ


私は キックステップで 足場を作りながら登って行ったんだけど

ある程度雪渓が続いているって気づいた時点で

履いた方が良さそうだった

しまった~って 思ったときには遅いのよね

特に 雪渓を歩き慣れていない人は 必ずアイゼン持参してね!

今年は この記録を書いている時点では

もう雪渓は小さくなっているかもだけどね

ただ 軽アイゼン程度だと 滑ってしまってあまり役にたたない感じかも?

下りの人が アイゼンつけていても ズリズリ滑ってたし

降りてくる人も アイゼンつけていない人 つけている人

ピッケルの人 手ぶらの人 様々だったけど

滑ったら 下まで落っこちるので ココはピッケル&アイゼンかなと思った




やっと 雪渓終了



ミチノクコザクラ~♪



咲き始めは 色が濃い



雪解けの斜面 満開のミチノクコザクラがいっぱい咲いてた


青い空と 真白い雪渓 新緑に 紫色のミチノクコザクラやか


いつの間にか青空になっていた

雪渓とお花が見える場所に座って のんびりランチしたよ

雪渓のある景色って とってもステキ

前に羅臼岳に登ったときの雪渓の景色と 雰囲気が似ている

あ~また北海道に行きたいなぁ・・・♡ 



ミヤマキンポウゲも満開


ココから少し登って 歩きやすい道を登り切ると

なんと目の前に再びおっきな雪渓




雪渓を降りてくる人が見えたので また雪渓登らなくてはなのか・・・と軽くため息

アイゼン出すの面倒くさいなぁ・・・




雪渓の左側を歩くんだけど その左手の斜面には ミチノクコザクラがたくさん咲いていたよ




こんなにわんさか咲いている場所もある




雪渓の端っこギリギリまで寄って 撮影

ブーケみたい♡



鳳鳴ヒュッテ


雪渓を登り終えて ミチノクコザクラのお花畑のあたりから

ときどき ヒュッテの鐘が響いていたよ

八合目/リフトからの道と合流すると 急にたくさんの人



ココからは 岩岩した登山道を歩く




岩木山山頂(1625㍍)


2回目の岩木山山頂

前に来たときは 八甲田山を下りた足で移動して

リフト利用で駆け足で登ったから とても慌ただしかったよ


その時確か北海道まで見えていたと思ったので

今回も もし見えたら嬉しいと思ったけれど

霞んでいて 近くの山すら見えなかった




日本海が見える~♪

山頂から海が見える景色って 大好き!


ココまでの登りで かなりお疲れモードだったので

8合目からバスで帰っちゃおうかなぁ~って思ったんだけど

やっとたどり着いた山頂からの景色を そこそこにあとにするのはもったいなくて

だいぶ長い時間のんびりしてしまった




上に見える建物は リフトの「とりのうみふんかこう」 右下に見えるのが8合目駐車場

意外と近いか・・・ バス間に合うかな~?




サクサクッと下山したけど 駐車場まであとちょっとのところでバス出発~

またもや逃げられた~!!北岳のときもタッチの差だったんだよね~


もう少し早く出発すれば良かったんだけどね・・・

8合目の展望の良い休憩所で 前回購入できなかった山バッジを購入

それから あまりの暑さにほとんど飲み物がなくなりそうだったので

リンゴジュースと スポーツドリンクを購入




岳コースを下山

あまりお花のないルートだったので 歩かなくても良かったかも




岳コースは上部は岩場の下りだけれど 下部は歩きやすい道が続く



嶽温泉登山口に到着


降りて来てすぐ 山のホテルのお風呂に入りたかったんだけれど

営業時間が過ぎていたので 利用できず

お隣の小島旅館を利用



小島旅館

シャワーの数は少なかったけれど 雰囲気の良いお風呂で

湯船は2つあり ひとつは熱め ひとつはぬるめ の良いお湯だったよ


山のホテルのところにあるカフェで 嶽きみシェイク飲みたかった~!!

先にお風呂に入ったら 営業終了していたの・・・涙

まだ嶽きみのシーズンじゃなかったので

新鮮な嶽きみを頂けなかったのが もう心残りで心残りで・・・

また来なくてはだわ!




帰りのバスから 岩木山をパチリ

思いがけず 晴れの岩木山を楽しめて 最高だった!




岩木山のバッジ


百名山のバッジは集めていたんだけど

何ヶ所か買いそびれてしまっている場所があって

岩木山もそのひとつだったの

できれば ミチノクコザクラのバッジが良かったわ~

ないのかな?


帰りは弘前から新青森に移動して 新幹線で帰京

金夜から夜行バスで向かって 日曜夜に戻って来たので

お休みフルに使った感じだったよ


行く前は あまり乗り気ではなかったけれど

行ってみたら やっぱり東北のお山は裏切らない

八甲田山も岩木山も どちらも素晴らしい花の名山だった


まだまだ行きたい山が たくさんあるんだけれど

お休みが少なすぎて あまり行けそうにないなぁ・・・

いや 行っている方だとは思うんだけどね

次の連休は 海の日のうちの2日間

そこを逃すと 7月末の長期縦走になるけど

テント泊登山 行けるかなぁ~

体力つけなくっちゃ!!