そう、今日も一日雨だった。

しかも一昨日よりもまとまった雨の一日。

 

K野プロとUC嬢との久しぶりのラウンド。

朝からシトシト降っているというのに、今日も暇な人たちがゴルフ場にたくさん集まっていた。

 

ゴルフブームでたくさんのお客がコースに足を運ぶのは、ゴルフ業界にとっては良いことだが、きちんとマナーやルールを覚えて来ない輩が多いのには、本当に辟易する。

今日も前の4組はなんだか動きが悪く、明らかに遅い。

終わってみれば、それほど遅くもなかったのだけどなんとなくルールやマナーをわかってない感じが見て取れる。誰か教えてあげてほしい。

あと、ボールマークくらい直してよ。今日はK野プロと一緒に何個修復したことか。

 

それより腹立ったのは、後ろのおっさん3人組。

遅いのは前の組のせいなのに、やたら煽ってくるし。

ベテランゴルファーは、もっとどっしり構えてプレイしろよ、と。

あんたらのような人間が栃木の民度を下げてる、という自覚を持ってもらいたい。

ということで、MATTがゴルフを始めた18年前に比べて最近のゴルフ場はカオスだ。

 

朝から湿気が異常に高く、雨がシトシトと最悪のコンディション。

グリーンはものすごく重く、かなり強く打たないと転がらない。

 

このコースに来るのは4年ぶり。ほぼ覚えていないがK野プロが良く来ているそうで、各ホールではK野プロのアドバイスで攻めた。

 

南コース

 

1 ロング 537y 5-1 ボギー

2 ミドル 296y 3-1 パー

3 ミドル 282y 2-2  パー

4 ショート 132y 2-2 ボギー

5 ミドル 399y 3-1 パー

6 ショート 154y 2-2 ボギー

7 ロング 518y 6-2 トリ 

8 ミドル 350y 2-2 パー

9 ミドル 386y 3-3 ダボ

 

【ティショット】

1 △左

2 〇

3 △左(木に当たる)

4 〇50

5 △左

6 〇6I左

7 △右

8 〇

9 〇

 

MATT 44 途中までは30台で行けそうだったのに

K野プロ 45 久しぶりというのに安定

UC嬢 55 雨の中まずまず奮闘

 

ティショットが左につかまり過ぎている。ただ、悪くはない。

アイアンショットはどうしたことか、一昨日に引き続き調子よい。

意識しているクラブをひょいと上げて、ストンと落とすだけを意識して振っているが、しっかり上からクラブを入れられるので飛距離も出て、いい球で飛んでいく。

 

パットはオデッセイ オーワークスに代えてからよくなってきた。

今日も4番で1mのパットを外してボギーに、9番でも1mのパットを緩んで外し3パットダボにしてしまったが、それ以外は及第点。

 

7番ロングはどうも苦手のようで、今日もティショットを右に外してから鳴かず飛ばずだった。

 

お昼はゴルフ場に来た時くらいいいもの食べようという主義なので、追加料金で天丼を。

PGMはレストランが充実しているので安心だ。

 

東コース

 

1 ミドル 350y 4-1 ボギー OB

2 ミドル 377y 3-2 ボギー

3 ショート 152y 1-2  パー

4 ミドル 346y 2-2 パー

5 ショート 176y 1-2 パー

6 ロング 501y 5-2 ダボ

7 ミドル 371y 3-1 パー

8 ロング 534y 4-2 ボギー

9 ミドル 335y 5-1 ダボ

 

【ティショット】

1 X右

2 X

3 〇8I

4 〇

5 〇5UT

6 △右

7 △右

8 〇右

9 〇

 

MATT 44-43 87 まあまあ、、、か

K野プロ 45-42 87 後半4番のバーディ、ナイスでした

UC嬢 55-60 115 やっぱ、アプローチ・パターをもっと練習すべし

 

スタートホールでいきなりティショットをミスしOBも、前4からPWのショットがピン左2mに。

これをしっかり沈めてボギーでしのぐ。

2番は50度のショットがピンに絡むも、1mの下りパットを打ち切れず外しボギー。

 

6番と9番のダボは、入れてはいけないガードバンカーに入れてしまい、固い砂のバンカーをミスして一回で出せなかったため。この辺りのマネジメントがいまだダメだし、ガードバンカーもだいぶマシになってきたがあともう一歩、だ。

後半はパットはまずまず安定して打てていたと思う。

 

夏休み4ラウンドはすべて80台で回ろう、と密かに目標を立てていたが今日まではよくできた。残り14日、16日のラウンドも落ち着いたゴルフで80台を目標に頑張ろ。

 

K野プロ、UC嬢、またよろしく!

 

ロビーにあったボードにはプロのところに鹿沼の自動車王の娘、臼井麗華の名が。

妹はまだプロテスト合格していないので、いわゆるLPGAツアープロではないです。

隣の人、ハンデ+2。すごいですなあ。

友近といえば、ロバート秋山と共に昭和の懐かしいドラマのコントを配信していて、MATTの年代には刺さるコンテンツを提供している。

 

テレ朝の「スキドラ」で制作されたドラマ「崖」は、言わずと知れた2時間サスペンスドラマのラストシーンの崖のシーンだけをフィーチャーした作品。(You-Tubeでも見られる)

火曜サスペンス劇場(日テレ)、土曜ワイド劇場(テレ朝)や、●●サスペンスシリーズが必ず毎週放映されていたのも、遠い懐かしい記憶となってしまった。

 

友近演じる黛京子が、毎話犯人を追い詰めて崖にやってくる。

遠くに見える水平線と崖の佇まいが絶妙だ。

サスペンス好きにとっては、見事な崖である。

友近はコートスタイル、髪型やメイク、そして話し方や目線など表情の作り方も完璧。

追い詰められる犯人たちも、星野真里、前原瑞樹、内藤剛志、内田慈、ミスター崖(笑)船越英一郎と豪華。

 

前6話のうち、サスペンスあるあると言える小ネタをフィーチャーした、内藤剛志主演の3話、内田慈主演の4話がいい。

 

3話は内藤演じるベテラン刑事が、聞き込みの時に閉められそうになったドアに足を突っ込むという行為を一度やってみたい、という理由で殺人を犯してしまう。

4話は内田演じるアパートの住人が、隣の部屋に刑事が来るたびに「お隣さん、引っ越しましたよ」というのに嫌気がさし、自分がスポットライト浴びたいと殺人を犯す。

ともにサスペンスドラマあるあるのシーンで、くすっと笑ってしまう。

こういう小ネタを拾い続けたら、永遠に話が作れそうだ。

 

崖で犯人を追い詰めて、(これもあるあるだが)呼んでもいないのにどこからとなく現れる刑事に犯人を引き渡して一件落着したあと。

黛京子による一人語りののちに、ちょっとお茶目な感じのコメントを言って止め画で終わるのも懐かしい。

 

こんな感じ 笑

 

ドラマのシーン一つ一つの作りが丁寧かつ忠実で楽しく、友近サスペンス劇場もいつか見てみたいが、黛京子で2時間サスペンスをぜひ地上波でやってもらいたい。

NHKのプレミアムドラマ枠は、TVドラマの狭い定義にはこだわらず、様々なテーマや形で名作を生んできた。特に2021年以降は心に残る作品が多数だ。

そして、高齢女性のシスターフッドな生き方が爽快な本作も、新たな名作となったと思う。

 

原作は井上荒野。タイトルでもうこれは「テルマ&ルイーズ」のオマージュだとわかってしまう。(映画は名作なのだが、実はまだ観たことがない・・・・)

風吹ジュン、夏木マリという二人のベテランがこの作品を深みあるものにしたのは間違いない。味わい深く、ペーソスにあふれ、そして二人ともキュートである。

 

脚本は大九明子。この人の作品はドラマも映画も好きだ。今気づいたが同い年で大学も一緒だった。学部はMATTが法学部で彼女は政経学部だが。

 

照子に風吹ジュン、瑠衣に夏木マリ。

それぞれ見た目も性格も異なる二人だが、学生時代からの大の親友。

瑠衣は歌い手としてそれなりに有名な存在だったものの最近はやや落ち目に、照子は高給取りの夫と裕福な生活を送っているも、関白な夫との生活に不満を持っている模様。

 

そんな二人が久しぶりに出会い、昔の友人関係のノリで今の生活を抜け出して無謀な逃避行に出てしまう、というストーリー。

高齢者の人生、女性の自立と自由、女同士の友情と、実は様々なテーマが盛り込まれながらも次から次に迫りくるピンチに、固い絆と信頼関係で立ち向かっていく照子と瑠衣を時にユーモラスに、時にホロリとさせる緩急織り交ぜた展開で全8話、飽きずに楽しめた。大九明子の卓越した脚本力、さすがである。

 

八ヶ岳の美しい冬景色、効果的に流れるビートルズの楽曲、リゾート地での仕事(高齢者によるリゾートバイトは実際に流行っているそう)、「テルマ&ルイーズ」を彷彿とさせるアメ車のコンバーチブルなど、エンタテインメント性でも上手い作りだ。

ちなみにそのアメ車は4代目フォード・サンダーバード。

二人が中古車店で車を買って乗り出す時のBGMは「サンダーバードのテーマ」笑

 

夏木マリの歌がドラマ中で何度も聴けるが、プロのミュージシャンの生演奏と共に聴きごたえ満点。「愛の賛歌」は本当に心震える歌声で、生で聴きたいと思った。

照子と瑠衣の若いころを演じるのは久保田紗友と光宗薫。いい具合に二人に寄せてきていて若い照子と瑠衣の演技も見ものだ。(更に若い学生時代の照子は、演:白山乃亜)

久保田紗友。

元祖お嬢様系。照子の若いころの役も、素敵でした。

 

また劇中、照子がバイトしているホテルの同僚の瀬尾(岡野洋一)は、「〇〇には二種類しかない」と格言めいたこと(しかし意味は謎)を言う。

なんかどっかで観たぞ、、、と思ったら「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」でも河合優実のバイト先の先輩で出ていて、同じこと言ってた。監督が大九明子だったからな。。。。

 

二人の生き方は男社会に対する痛烈なアンチテーゼなのだろうか。

照子の夫の寿朗(大和田伸也)は、かなりデフォルメしているものの世の中の抑圧的な夫像ではないかと思う。

学生のころも高齢者になっても、照子と瑠衣は二人でしっかり手をつないで、現実の辛いシーンから飛び出して走り出す。

それは逃避行ともいえるし、新しい世界に向かっての勇気ある脱出ともいえる。

実際にそうできない人の方が多いからこそ、二人の疾走には輝きがある。

 

6話までは二人の間の葛藤や地元の人たちとの交流が描かれる。

ここでは照子が占いのバイトをさせてもらうことになるガソリンスタンドを夫婦で経営する依子(福地桃子)やカリー店のオーナーの譲二(山口充)、謎の婦人・静子(由紀さおり)など、個性的な面々が物語を支える。

そして白眉なのは7話、8話。

福地桃子。

最近すごくよくなってきた。癖がないけど印象に残る演技。

 

7話では瑠衣が若いころにやむを得ない事情で別れた娘・冬子(松雪泰子)との話が描かれる。実は懇意にしていたガソリンスタンドの依子は冬子の娘で、イタリアから夫と帰国し狭い町で再会の機会が訪れる。八ヶ岳に逃げてきたのも照子があるきっかけでこの事実に気づいたため、このチャンスに瑠衣に会わせようとの画策だったのだが、瑠衣からは拒絶されてしまう。瑠衣は娘を捨てた時点で、自分は二度と娘には正体を明かさない、会わないと決めていたのだ。切ないが、独りで生きていく、という強い意志。それが彼女の生き方だった。

 

譲二の店でのクリスマスパーティで、娘の冬子と瑠衣が言葉を交わすシーンがある。

初めて会う他人同士の関係で語らう二人、そしてその後クリスマスプレゼントを交換する時、娘の冬子が好きだった黄色の手縫いのおくるみを依子に渡す。

それを眺める冬子を見つめる瑠衣。万感の想いが交錯する、涙こぼれるいいシーンであった。

またパーティで松雪泰子が歌うシーンがあったが、とても上手くてびっくりした。歌手としても活躍しているどのことで納得。

松雪泰子。

変わらず美しいし、陰のある役が似合い過ぎて困る。

 

8話は八ヶ岳を後にして車で旅に出た照子と瑠衣、行く先は二人の故郷、長崎・佐世保。

ここでは次世代ヒロインの藤崎ゆみあ演じる高校生の由奈が主人公。

照子と瑠衣はキーになるシーンにしか出てこない。

なぜ?というのは終盤で判明する。照子が長崎に来た理由、それは学生時代の片思いの相手、大学教授の椎橋(萩原聖人)の墓参りをするためだった。

椎橋の姪っ子の由紀(筒井真理子)の娘が由奈とわかり、ここで話がつながる。

(照子と由紀は椎橋の研究室で出会っていたということもわかり、以前挿入されたシーンの伏線の回収も完了)

彼氏と同じ大学に行くか、東京に出るか迷っている由奈は照子に占いを依頼する。

照子は由奈に伝える。「あなたを縛るものすべてにバカヤロー!って叫びなさい」

由奈は卒業式の始まる学校のグラウンドに立ち、「バカヤロー!」と叫びながら疾走する。

それは照子と瑠衣がサンダーバートで疾走するかのような、希望に満ちた走りっぷりだった。

 

藤崎ゆみあ。

「最高の教師」で當真あみと仲良しの女子高生役で発見。

まだまだ発展途上。でもセリフ少なくともあれだけ光っていた原石だから、これからが楽しみ。

母親役の筒井真理子も、どんな役でも完璧に演じるスーバーな女優さん。

 

自由を手に入れるのに年齢は関係ない。

そして、人生を楽しむことにも年齢や性別は関係ない。生きたいと思うように生きる。

でもそんな時にそばに誰か手を引いてくれる人、背中を押してくれる人がいた方がいい。

「照子と瑠衣」は、どの世代の人にも自由に生きる大切さと、それは一人より誰かと一緒の方が幸せなんだ、ということを教えてくれている。

今年の夏休みラウンドは充実している。

今日から一日おきに4ラウンド、すべて違うメンバーからのお誘いだ。

ただ、残念なことに空模様が悪い。暑くないのはありがたいが、傘を差しながらのラウンドは面倒くさい。今日は一日中、シトシトと降ったり止んだりだった。

 

早朝に起き出して、5時45分ころに出発。

コースに着いたのは6時20分くらいだったが雨の早朝なのに、クラブハウスは人でいっぱい。

こんなに暇人がいるのね。。。。笑

 

YAMAちゃん、タツアキ君と合流し少しロビーで談笑してからコースに向かう。

雨がぱらついているので、パット練習も準備運動もしないままいきなりプレイ。

「風の大地」の舞台の鹿沼CCは何度も来ているが、いいコースだ。

栃木のコースはコスパが良い。このレベルのコースが休日10000円でプレイできるのだ。

本当にゴルフ天国だと実感する。

 

YAMAちゃんとは半年ぶり、タツアキ君とは3カ月ぶりかな。

YAMAちゃんは昨日寝るときにクーラーつけっぱなしで寝てしまい、体調最悪で最後の方はふらふらだった。タツアキ君は昨日もラウンドしてきたらしい。

 

雨ですなあ。。。。

 

南コース OUT

 

1 ミドル 326y 3-2 ボギー

2 ロング 479y 4-1 パー

3 ショート 141y 2-2 ボギー

4 ミドル 344y 2-2 パー

5 ミドル 398y 3-2 ボギー

6 ミドル 389y 3-2 ボギー

7 ショート 178y 2-3 ダボ

8 ミドル 300y 2-2 パー

9 ロング 492y 4-2 ボギー 

 

【ティショット】

1 〇左

2 〇

3 〇9I右

4 〇

5 △右

6 ○

7 △5UT右

8 〇右

9 ○

 

MATT 43 久しぶりに安定のスコア

お寝坊大魔王タツアキ君 46 NEWアイアンの調子もまずまず

小山の総長YAMAちゃん 46 ドライバーが飛んでいる

 

パットの不調をなんとかしたい、と今日からは5年前までサブで使っていたオデッセイ オー・ワークス17ブラック#2(センターシャフト)を使用した。

それがよかったのか、しっかりヒットできてまずまずだった。

パットの安心感が出てくれば、ショットも安定する。

ティショット、アイアンともに雨の割にはしっかりといい球が打てていた。

 

ただ、まだパットには少し不安がある。今日もあと少し、、、というパッティングが多々あった。

4番のロングパットはピタリと寄せることができて、タッチあってるかなと思ったのだが、、、

 

3番は一筋違って入らずボギー。

6番では2mのパットを引っかけて外す。

7番は1.5mを打ち切れず外す。

9番は1mのパットがカップにけられて、、、

ただ、今日の鹿沼CCは雨のせいか、カップの切り直しができていなくて、みんな結構けられることが多かった。

 

傘をさす場面も何度かあったが、小雨以上にはならなかった。

前半が終わって、スタッフの方にスルー可能か聞いたら30分待てば行ける、とのことだったのでスループレイを選択。

おかげで雨が強くなる前にあがることができた。

 

南コース IN

 

10 ミドル 344y 3-1 パー

11 ミドル 316y 3-2 ボギー 

12 ショート 186y 2-3 ダボ

13 ミドル 390y 4-1 ボギー

14 ロング 543y 4-1 パー

15 ミドル 364y 4-1 ボギー

16 ショート 151y 2-0 バーディ

17 ロング 502y 5-2 ダボ

18 ミドル 427y 4-2 ダボ 

 

【ティショット】

10 〇右

11 〇

12 〇6I右

13 〇

14 〇

15 △右

16 〇9I手前

17 〇

18 X右

 

MATT 43-44 87 やはりスッキリしない

お寝坊大魔王タツアキ君 46-44 90 後半の粘りはナイス

小山の総長YAMAちゃん 46-48 94 体調不良の中頑張りました

 

今日のショットの出来なら、やはり83~4くらいで終わりたかった。

後半もパットのせいで波に乗り切れない。

11番は1.5mのパットを外す。

12番は上りパットを打ちすぎて、3パットのミス。

この2ホールで3打失敗したのを最後まで引きずり、14番でパー、15番でバーディを獲るも、あがり2ホールはドライバーや5Wのミスショット連発となり、イマイチ乗り切れないまま終わってしまった。

なんか、精神的なもののような気がしてきた。。。。

 

エースのキャメロンはカツン、という打感が好きで使っていたが、最近打ちすぎてタッチが合わなくなってきていた。そんな時には、オデッセイのパターは打感が優しいので今のMATTの感覚には合っているのかも。

しばらくサブパターで調整してみることにした。

 

12時半にはあがることができた。

風呂には行かず、そのままレストランへ。

オムハンバーグ定食をチョイス。

宇賀神さん、さすがだ。旨いぜ。また来るから、次も旨い料理を食わせてくれよ。。。

この映画のテーマは、日本昔話の「姥捨て山」や、名作「楢山節考」など想起させる。

いつの時代でも、生産性を喪失した存在は共同体にとってのお荷物だ。

昔は働けなくなった高齢者は、若い人たちにとっては生きていくうえでの重石となり、ゆえに共同体からの排除は自然の摂理だったのだろう。

 

だが現代では少し様相が異なってくる。

現代日本では高齢者はとても健康で元気な場合が多い。

健康寿命も延び、高齢者でも活き活きと働くことができる。

ただ、都市部では様々な仕事があるのかもしれないが、地方ではそういうわけにはいかない。

低賃金の単純労働しかなく、それだと年金も含めて生活していくには十分でないだろう。

よって長生きしても最低限の生活もままならない、といういわゆる生き地獄のような人生が目の前に横たわっている。

 

物語は近未来の日本。

森優作演じる若者が、高齢者を排除するための虐殺事件を起こしたことから、高齢者に安楽死を選択する権利が与えられた社会という設定だ。

現実社会が生き地獄であれば、自ら安楽死を選べる社会は今の日本よりは幸せなのだろうか。そんなことを考えながら観ると切なくなってくる。

 

主演の倍賞千恵子はさすが大女優。セリフは多くはないが、一つ一つのセリフは練られたトーンで、独り言にも味わいがある。

バスの窓から思案に耽りながら窓外に目をやるシーンなどは、彼女の生きてきた何十年かが観客にも見えるかのような演技で、彼女を主役に置いた時点でこの映画は半分成功したようなものだと感じた。

最近は妹の倍賞美津子の活躍を見る機会が多かったが、姉妹揃って素晴らしい女優さん。

 

2022年の作品で、市役所職員の岡部ヒロム役の磯村勇斗も、プラン75のコールセンター職員の成宮瑤子役の河合優実もまだブレイクしていなかった。

この二人は昨年の「不適切にもほどがある!」で共演していたが、この映画ではまったく絡みはない。

 

河合優実。

短い出番ながら、鮮烈な印象を残す演技。

倍賞千恵子との共演は、貴重だ。

 

磯村勇斗。

着々とよい役者に成長している。好きな俳優さんの一人。

 

監督は早川千絵。フランス・フィリピン・カタールとの合作とのことで、スタッフに外国人がいるからなのか、映像や演出に日本映画っぽい湿っぽさがない。

海外のドキュメンタリーチックというか、そんな雰囲気を感じる。

倍賞千恵子演じる角谷ミチ、たかお鷹演じる岡部幸夫(ヒロムの叔父)のそれぞれのシーンも、過度に高齢者の悲哀を演出するわけでもなく、淡々とその日常を描いている。そのリアリティが、よりこの作品の持つテーマの複雑な感情を表現しているようだ。

 

この映画、若い人が観てどう思うだろうか。

MATTが20代の頃に観ても、おそらくこの作品の持つ本当の怖さには到底気づかなかっただろう。

社会の中心で一生懸命生きてきた人が、ある日を境に居場所を失ってしまう。

その状況を国も政治も、誰も改善してくれない。

それが現実だ。

 

神奈川かどこかのアパートで実験的に若い人と高齢者を一緒に住んでもらう、という取り組みがあると知った。若い人には高齢者とお話したり、近所付き合いすることを条件に家賃を安めに設定している。

普段交わることのない若者と高齢者がコミュニケーションをとることで、互いの孤立を防ぎ豊かな共同体が実現できる可能性を示した。

国が何もしてくれなければ、自分たちで何とかするしかない。

 

ラストでヒロムの叔父は安楽死で亡くなってしまうが、ヒロムは施設から叔父の遺体をこっそり運び出し、葬儀だけでもしてあげようと車を走らせる。

懇意になったコールセンターの成宮と悲しい別れをしたミチは、偶然安楽死を免れて施設を抜け出し、小高い丘で夕日に輝く街を見下ろす。

朝日ではなく夕日、落日というのが彼女の行く先が、決して穏やかではないことを象徴しているかのようだ。

 

だが、叔父をせめて自分の手で弔おうとしたヒロム、仕事上の付き合いながら別れの日にはミチのために涙を流した成宮ら、若者たちが命について自分なりの感情を持って行動したという希望の光もあった。

高齢者は社会的に用済みとなった「モノ」ではなく、尊い命を持つ一人の人間なのだ。

 

その想いを際立たせるシーンが物語の中にある。

プラン75の施設で働くフィリピン人の女性と、高齢のスタッフが安楽死で亡くなった故人の持ち物を選別して廃棄するシーンがある。

まるで流れ作業のように行われることで、故人の尊厳が著しく損なわれているように見える演出だった。

 

良い役者陣による秀作だが、命の重さをどう考えるかという教材として教育現場などで若い人にも見てもらいたい作品でもある。

先日、「獣になれない私たち」に触発されて、思わずネットで買ってしまった2018年もののビンテージビール。

娘が帰ってきていたので、家族で楽しもうと開けることにした。

 

色はアンバー、香りはフルーティで味は濃厚なワインのようなテイスト。

たった500mlで8000円弱。アルコール度数は11%と、やはりこれはワイングラスでゆっくりと味わうのがよいのだろう。

 

人生のハレの日に飲んだりするにはよいかも。

那須にあるブルワリーにもいつか行ってみたい。

 

 

 

YOASOBIの楽曲の中でも、この曲の持つ優しさと力強さは横綱級ではないかと思う。

2年前の「NHK18祭」での若者たちとのコーラスコラボは、トリハダ立つほどの感動ものだし、この動画はikuraちゃんの独唱なのだけど、彼女の優しい歌声が心の奥深くまで響いてくる。

 

50代も半ばになるのに、YOSASOBIの多くの楽曲が刺さるのはなぜだろうか?

果たしてMATTは中二病なのか?

そんなことはない。素晴らしい楽曲は、どの世代にも刺さるのだ。

 

誰かに貼られた「らしさ」はいらない 

 

もっとも好きな歌詞だ。

このメッセージはどの世代にも響くのではないだろうか。

 

今週末10日夜、WOWOWライブでイギリス・Wemblyライブが放送されるらしい。

Wemblyといえば、敬愛してやまないQueenも伝説のライブを張った。

これはぜひ、観ないと。

でも、いつかはLIVEに行きたい。。。

 

 

ネットでは最近NHKのドラマが攻めている!とかまびすしいが、ドラマファンからしたら、何を今ごろ、、、、だ。

ここ何年かずっとNHKは、この「ひとりでしにたい」のように、スポンサーの忖度前提制作の民放ドラマや、世界配信を狙ってわかりやすい面白さを追求する配信系とは一線を画すドラマ作りでファンの支持を得てきたと思っている。

 

綾瀬はるかクラスの女優になると、自分で出たい作品を選べる立場になるようだ。

事実、最近の彼女は連ドラからは遠ざかり、映画中心の出演が目立っている。

それに、今回の作品ではアラフォー女子の赤裸々な実態が描かれ、一流女優であれば躊躇するような役柄だ。

だけど、あえて彼女はそこに挑む。だから彼女は人気があるのかもしれない。

綾瀬はるか演じる山口鳴海は、一回り以上も年下の職場の男子・那須田優弥(佐野優斗)から言い寄られるが、実生活でもジェシーと付き合っているとかいないとか、まんま役柄通り。

このため、視聴者側もリアリティをより感じられ、ドラマの世界に入り込むことができるのかもしれない。

 

大森美香の脚本だが、とにかくセリフが多い。

エピソードによっては、厚生労働省の教育ビデオか?と思うほど社会制度の説明ばかりの回もあったが、それらも軽妙なセリフ回しと確かな演技力の俳優陣で、決して飽きさせない。

 

鳴海の家族には、父・和夫(國村準)、母・雅子(松阪恵子)、弟・聡(小関裕太)、その妻・まゆ(恒松祐里)ら実力派が名を連ねる。

そして孤独死したバリキャリの叔母・光子に山口沙也加。

その他共演者、ゲストは藤間爽子、満島真之介(なかなかいい味出ていた)、麿赤児。

 

話題になったのが、この光子がマンションの自室で孤独死して、お風呂でほぼ液体になってしまっているところを和夫と雅子に現場検証で確認される、1話の冒頭シーン。

なかなか衝撃的な演出であり、これだけにとどまらず叔母の遺品からいわゆる女性の自慰用の器具が見つかったりと、とてもアラ還になったMATTには他人事には思えない。

 

導入部のつかみは完璧で、1話以降は鳴海がどう生きて、どう人生の終わりを迎えるかを優弥とともに真剣(?)に、面白おかしく議論しながら悩んでいくストーリーへとつながっていく。

その過程で母・雅子の人生を振り返って、専業主婦として生きる女性の社会的な存在だとか、いわゆる団塊の世代の男性こそ生活力が全くなく、のほほんと生きていると大変なことになる、とかとにかくMATT世代には耳の痛い話ばかり。

この点でも、このドラマは40代以上がターゲットなのが読み取れる。

さすがに世の20代は優弥のように視野が広くはないからだ。

 

全6話と意外にあっという間に終わってしまう印象だが、続編というより単発のSPドラマで続きが見てみたいと思った。

結局、鳴海と優弥は付き合わず、鳴海が一人で生きていく人生の選択をしたので、この先二人の微妙な関係や鳴海の人生観がどう変化していくか?また山口家との関係はどうなっていくか、は興味深いところだ。

 

それからあいかわらずNHK作品らしい演出で、こういうところがいいんだよな、、、と思ったのは最終回のあるシーン。

 

それは、偽装カップルの体で優弥とともに山口家の食事会に参加し、聡と鳴海の言い争いに優弥が加わったことで微妙な雰囲気になった帰り路での鳴海のシーン。

道中、鳴海は叔母・光子とばったり出会う。もちろんそれは幻影なのだが、光子は鳴海の前で優しく微笑む。二人はしばし対峙するが、その間30~40秒だろうか、セリフもBGMもまったくない。

民放のドラマがイマイチ好きになれないのは、BGMがうるさすぎること。

本当に必要なところだけ流してくれたらいいのに、といつも思う。

話を戻して、、、

 

このシーンがすごくよかったのだ。

結局、叔母は幸せだったのか、そうでなかったのかははっきりとはわからないまま。

でも、光子の慈愛に満ちた笑顔は、人生の最後なんて誰にもわからない。嫌なことから逃げてもいい、だから自分の好きなように生きて死んだらいいのよ。。。。と言っているように見えた。

このラストシーンは、視聴者にも自分の人生や死に方をじっくり考えてほしい、との思いが込められた時間ではなかったろうか。

 

話題性、NHKらしい思い切ったテーマ選定に演出など見どころ満載の作品だが、個人的には綾瀬はるかの女優としての懐の深さをあらためて感じた一品だった。

コメディでの評価が高いが、シリアスももちろんきっちり演じ切る実力もあり、アラフォーになってもまだまだ彼女から目が離せない。次回作が楽しみだ。

 

最期に。

ちょいちょい、いろんなギャグを差しはさんできていたが、最終話で鳴海が優弥に放った言葉、「この腐敗した世界に堕とされた」って、トリックの主題歌「月光」のフレーズですよねぇ。。。

unblockで観ようとしたら、人物の顔が判別できないほど画像がボケボケというザマ。

そしたら、Tverで配信中だったのでこれ幸いと視聴してみた。

 

2014年のTBSドラマ。湊かなえ原作、新井順子がプロデューサー、奥寺佐渡子脚本、塚原あゆ子演出と、役者はそろっていて、面白いに違いない。

 

主演の榮倉奈々は朝ドラでは視聴率が取れなかった2000年代後半、不遇の時代のヒロイン。多部未華子、倉科カナもこの頃だ。

出演者も多彩。主要人物として今、ドラマで活躍中の窪田正孝は成瀬慎司役、賀来賢人は安藤望役。

葉山奨之、山田裕貴らの若手俳優、光石研、山中崇、モロ師岡らバイプレイヤー。

そして三浦友和、原日出子、美保純、山本未來、中越典子、織本順吉、財前直見らベテランも。小西真奈美、徳井義実はキーとなる役だが、この二人に加えて、不祥事のせいで表舞台から遠ざかってしまった小出恵介が出ている。

このドラマでも、真っすぐに生きる熱い男を演じており、いい役者だっただけに実に残念だ。

 

湊かなえの原作らしく、作品の中に母親と子の葛藤が物語を動かす重要なファクターとして組み込まれている。

杉下希美(榮倉奈々)の母・早苗(山本未來)は、娘の極度に依存する母親、西崎真人(小出恵介)の母・美雪(中越典子)は、息子への溺愛が虐待となってしまう母親と、彼女の書く作品は、主人公たちの人生に母との関係が大きく影響するものが多い。

 

物語は2004年、瀬戸内海の島(舞台は小豆島と思われる)で起きた放火事件と、10年後に東京で起きた殺人事件を結びつける謎を、三浦友和演じる退職した警官・高野の視点でひも解いていくスタイル。10年前と現在を行き来する中でそれぞれの登場人物も成長し、時の流れを感じさせて深みのある演出となっている。

 

タイトルにもなっている「Nのために」の、Nを意味するのかが最大の謎なわけだが、そこに隠された秘密は、最終話で一気に明かされる。

それは、固い絆で結ばれた杉下、成瀬、安藤、西崎の4人がそれぞれ大事な人を守るためについた嘘と、胸の奥底に沈めた罪。

そういった深い関係に至るまでの様々な苦悩と信頼、涙がぎっちりと詰まったラストになっている。時を超えて紡ぐ人間愛のドラマ、というのは最近同じくTBSで放映された「海に眠るダイヤモンド」を想起する。TBS制作陣の面目躍如と言ったところか。

 

ドラマの内容とはまったく関係ないけど、映像が昔懐かしいクリアな画像だった。

デジタル放送が普及する前だったからだろう。

今のドラマはデジタル処理で画質が美しいことから、眩しかったり見えてはいけないものが映りこんでしまったり(背景の電線など)するため、あえて少し画質を落として作られているという。それに慣れてしまっているので、この頃のドラマを観ていると、なんだか2時間ドラマみたいで安っぽく感じてしまうのが残念。仕方ないのだが、、、、

 

榮倉奈々はこのドラマで共演した賀来賢人と結婚。

ドラマでは安藤(賀来)ではなく、成瀬(窪田)と一緒になることを選んだ。

現実とドラマは違う結末、というのも面白い。

兵庫県の高校演劇部の顧問教諭による戯曲で、第63回全国高等学校演劇大会にて最優秀賞を受賞した作品が原作。

数々の高校で上演されたほどの人気作だけあって、映画版も短い尺の中で様々な人間模様が巧みな構成で描かれていて、ぐっと物語の世界に入っていける。監督はピンク映画出身の城定秀夫。

 

オリジナル脚本の舞台が夏の高校野球一回戦だったため、甲子園の撮影が予定されていたらしいが、許可が下りず実現しなかったとのこと。

しかし、平塚球場で撮影された地方大会予選のシーンのみでも、若者たちのアオハルな世界が活き活きと描かれていて、とても良い雰囲気だ。

 

ヒロインで演劇部部長のあすは(小野莉奈)とひかる(西本まりん)の二人が、アルプススタンドのはじっこの方で、野球の応援をしているところから、物語は始まる。

二人は野球をまったく知らないし興味もないのに、学校の応援行事で連れてこられた。

そこで、ちょっとわけありな雰囲気を醸し出している元野球部の藤野と出会い、英語教師の厚木、野球部のエース・園田を密かに想う眼鏡の美少女・宮下(中村守里)、園田とつきあっている吹奏楽部部長の久住(黒木ひかり)らによる人間模様が繰り広げられる。

 

前半はあすは、ひかる、藤野の3人による他愛もない会話に、時折厚木が絡んできて、物語は大きくは動かない。

中盤になり、ずっと一人で佇んで試合の行方を観ていた宮下が絡んでくることで、それぞれの人物の内面が語り始められ、物語が動き出す。

 

あすはが部長だった演劇部が関東大会に行けるはずだったのに、直前になって部員のインフルエンザ発症で行けなくなったこと、その原因となった人物が仲の良いひかるだったこと。そのためひかるが必要以上にあすはに気を遣っていること。

 

一生懸命頑張ってもレギュラーになれず、園田との実力差を見せつけられて自信を失い、挫折の末に退部した苦い過去を藤野が持っていること。そして自分より下手な矢野が野球部に残り、いまだにレギュラーにもなれないことを内心嘲笑していること。

園田と付き合っている久住と、園田に片思いの宮下は恋でも勉強でもライバル同士であり、互いの間に、埋めがたい溝があること。

 

それぞれ胸の奥底に秘めたモヤモヤがあり、それが中盤以降の厚木の熱い(暑い?)応援とハッパによって、まずはひかるが胸のモヤモヤを応援にぶつけ始める。

そうしたら、堰を切ったかのようにあすは、宮下、藤野も思いのたけを応援にぶつけていく。

 

やがてその波は吹奏楽部の久住にも届き、文字通り生徒たちの気持ちが一丸となって、グラウンドの球児たちに向けられる。

 

ここまで、一切グラウンドのシーンは映らない。

演劇だと当然だが、映画なのに野球のシーンが全然描かれないというのもいい。

むしろ役者たちの目と表情だけで、グラウンドで繰り広げられている熱戦がまぶたにうかぶようで、吹奏楽部の応援演奏も相まって臨場感あふれるよい演出だ。

 

誰しもが経験のある、まだ青く若いころの苦い思い出とか記憶が、最後の応援のシーンで蘇ってくる。苦しいことや、忘れたいこともたくさんあったが、それでも覚えていたい記憶は、みんなと分かち合った楽しい時間だったり、夢中になって何かを成し遂げたりといった記憶だ。

 

それらが「アルプススタンドのはしの方」で繰り広げられていた。

決して、グラウンドの中心で脚光を浴びている彼らみたいに光り輝いてはいないが、しかしスタンドで応援している間は、間違いなくかけがえのない同じ時間を生きている。

試合は結局強豪校相手に、はかなく散ってしまう。

 

高校の演劇部の戯曲として、よくできた作品だと思う。

そして城定秀夫の演出や若い役者さんたちのフレッシュな演技もあり、記憶に残る佳作になった。

 

主演の小野莉奈は、あのYOSASOBIのikuraちゃんと中学時代の同窓で親友同士。まだ25歳の魅力あふれる女優さん。今後活躍の場が増えればと思う。

西本まりん、中村守里などの若手女優にも注目したい。

 

小野莉奈。

「中学聖日記」では、当時フラームに在籍していたこともあり、有村架純と共演。