☆風邪 アトピーを悪化させないコツ 風邪薬についてまとめます
こんにちは、まつもとです。
今朝たまたま新聞の折り込み広告を開いてみました。
普段、あんまり見ないんですけどね^^
ドラッグストアのチラシが入っていました。
「お、やってるな」
懐かしさを感じながら表を広げると。
はい。
トップは「かぜぐすり」。
冬ですね~。
風邪はアトピーを悪化させるきっかけとなります。
中医学的には、風邪は字の通り「風」の邪気によるもの。
そして、痒みも「風」と関連が深いのです。
外界から入ってきた「風」の邪が、一気にアトピーの勢いを強めてしまうことがあるんですね。
ですから、アトピー治療中の方は、風邪に注意していただきたいです。
風邪を引いたら、漢方薬を適切に使って、早く追い出すこと。
そうすれば、悪化を食い止められますからね。
いわゆる「かぜぐすり」は、風邪を治しません。
ご存じの通り、「総合感冒薬」というヤツは、
・熱さまし
・咳止め
・鼻水止め
をミックスしたもの。
風邪の症状を抑えるものです。
ですから、総合感冒薬を使っても、風邪によるアトピー悪化は防げません。
風邪そのものを追い出すことを目的としている、漢方薬との違いです。
そして、漢方薬で風邪対策をするときのポイントは……
・葛根湯は選ばない
これですね(笑)。
アトピー性皮膚炎は「炎症」であり、「熱」の性質があります。
赤いでしょ?
腫れるでしょ?
痒くて掻くと、熱を持ちませんか?
これらはすべて炎症=「熱」がある証拠です。
熱の性質を持つ病気は、温めるとよけいに強くなります。
冷やして、熱の勢いを下げていくことが必要なのです。
葛根湯は、まさに「温めて風邪を追い出す」おくすりの代表!
寒気が強くて、首筋がこわばって苦しい風邪。
ご経験ありますか?
そんなに多くないけれど、わたしも何度かかかったこと、あります。
葛根湯は、そんなときのためにあるおくすりです。
最近は、「のどが痛くて」「頭痛や咳があったりなかったり」「身体がだるくて」……という風邪が主流ですね。
この、「のどの痛み」。
これは、そうです、「炎症」です。
ですから、このタイプの風邪を追い出すためには、「冷やして追い出さ」なければならないのです!
決して温めてはイケマセン。
ということは。
葛根湯ではダメなんですね。
アトピーの症状が出ているときのように、体内にすでに「熱」を持っているタイミングでは、「熱」系の風邪を引きがちです。
まつもとのオススメ漢方は、これ。
・「熱」系の風邪
http://www.matsumoto-kanpo.sakura.ne.jp/?page_id=660
ごめんなさいね。
画像が手元にすぐなくて。
公式サイトには載せてましたので、リンク貼っときます。
・「寒気」も結構強くって……
そんなときには「荊防排毒散(けいぼうはいどくさん)」というおくすりが便利♪
これは、中医学の教科書では、「寒気」系の風邪のトップに出てくる処方です。
栄養状態のよい現代人は、寒気風邪を引いても、すぐ「熱」を持ってきますが、「温める」生薬と「冷やす」生薬のバランスがよく、使いやすいのです。
とくに目立った症状があるときには、そちらを優先にしたり。
長引くと症状が変わってきますから、お手当も都度フィットさせたり。
ですが、まずお手元にこの2つ置いておけば、大丈夫!!
「あれっ!?」
と思ったら、すぐお手当して、悪化を防いでくださいね。
くれぐれも、救急箱の「葛根湯」はご使用になりませんように……
●プロフィール
●アトピーとは?
ご相談は、札幌市西区二十四軒の漢方相談のお店
「まつもと漢方堂 」で承っております。
東西線二十四軒駅から徒歩3分、駐車場1台。
お問い合わせ・ご予約は
日・月・祝定休
営業時間 10:00~18:00
(イベントなどにより変動することがございます。
お問い合わせください)
ご相談はいつでも無料です。