☆アトピーって何? どうやって治す? 中医学の考え方
こんにちは、まつもとです。
アトピー性皮膚炎とはどんな病気であるか。
この病気を身体から追い出すために、その本当のところをハッキリさせることが必要です。
「どうしてそうなるか」
を理解すれば、
「どうすればサヨナラできるか」
作戦を立てることができるからです。
まつもとが学び、活用している中医学(漢方のベースとなる理論)では、アトピー性皮膚炎を次のように考えています。
<現在の症状を起こしているモノ>
・病気や症状を起こす病邪が身体の中に存在する
・病邪にはいろいろタイプがある
・アトピー性皮膚炎(とくに急性期)には、
「赤み」「痒みor痛み」「腫れ」「ジュクジュク」がある
更に病邪のタイプには次のようなものがあります。
・腫れやジュクジュク=「湿熱」
・深紅に近い強い赤み=「血熱」
・ほわんと広い赤み=「気分熱」
・炎症が進み、それ自体が新たな炎症を引き起こす、
雪崩のような状態や、病気のカタマリ=「熱毒」
アトピー性皮膚炎の炎症をリセットするには、これらの病邪の性質を正しく見分け、ひとつひとつの病邪を解消できるお手当=処方を選ばなくてはなりません。
<病気のスイッチが入るきっかけ>
・胃腸の消化吸収力以上に飲み食いしている
↓
・毎日食べたり飲んだりしたものを完全に処理できず、
「老廃物」が溜まっていく
↓
・老廃物は時間が経つと熱を持ち始め「湿熱」となる
この「湿熱」のせいで、アトピー性皮膚炎では、皮膚が赤く腫れぼったくなったり、プツプツが出たり、ジュクジュクと浸出液が出たりするのです。
このパターンに陥るのは、
・食べたり飲んだりする量が多い
・もともとの胃腸の消化力が弱い
・ストレスなどで胃腸の消化力が弱った
ときが多いです。
<もともとの体質による弱点>
・アレルギーを起こしやすい
・肌のバリア機能が弱い
=「肌の質」が強くない
アトピー性皮膚炎であるかどうか診断するポイントのひとつとして、日本皮膚科学会では、
「家族にアレルギーの病気を持つひとがいるかどうか」
を挙げています。
皮膚でのアレルギー反応が、アトピーの炎症を引き起こすきっかけとなります。
また、「乾燥肌」だとか、「敏感肌」だとか言いますが、もともとの皮膚が丈夫でないことも、アトピー性皮膚炎にかかりやすい要素の大きなひとつです。
こうしたひとは、病気にかかりやすいだけでなく、一旦炎症が起こったあと、充分に皮膚を回復させる力が弱いため、再発しやすいのです。
これらをカンタンにまとめて、まつもとはよくこんな風に説明します。
アトピーの力=
「アレルギー反応」
+
「ストレス」
+
「食べもの」
治る力=
「自分自身の回復力」
+
「漢方薬(内服+外用)」
アトピーの力>治る力
のときは、いくらがんばっても治りません。
そこで治る力に漢方薬という援軍をプラス。
アトピーの力<治る力
この「勝てる状況」を作ることが、アトピーを改善するためには必要です。
もちろん、アトピーの力が強すぎれば、いくら漢方薬を足しても勝てません。
自分の生活を、
・アトピーの力を減らす
・自分自身の回復力を増やす
ために、食事だけでなく、睡眠時間や物事の考え方も見直すことで完治が早まります。
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