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「ターミナル」鑑賞

もう鑑賞前から安心できるゴールデンコンビといったハンクス&スピルバーグ作品。題名からしてそのまんま空港を舞台にした作品で、本当に本物そっくりの空港ロビーをスタジオに作ってしまったというから驚きである。おかげで撮影は予定通りにすんなり終了。さすがスピルバーグです。

英語が喋れない役から徐々に覚えていく過程を、コミカルな演技を交えながら演じきったハンクスはやはり素晴らしい。ハンクスだから出来る、ハンクスだから引き込まれる、そんなハンクス魅力全開の映画です。そして地味な脇役陣にして味のあるメンツもいいです。キャサリン・ゼタ=ジョーンズがちょっと残念な感じもしないでもないですが、主役の人柄を引き立てる役としては良いのかもしれません。

とにかく内容に引き込まれ終盤には列の後に一緒に歩きたくなる映画(映画参照)。まわりの人間も含めてとても暖まるストーリーで、優しい気分にさせてくれます。ラストはあっけないような感じもしますが、切なさも少し残してしっとりとした最後で大人な感じ。

今年の鑑賞作品でも個人的に上位にくる作品でした。

ということで今年の劇場鑑賞作品は59本でした。
来年も映画観まくるぞ~!
それでは良いお年を・・・

「エイリアンvsプレデター」鑑賞

バリバリ戦ってましたね~マジで、それもかなり真面目に勝負してました。お互いの特徴を出した戦い方は、監督自らが両シリーズのファンだけあってマニアックな演出で、今までのシリーズを全部観て楽しんできた人には満足できるのでは?冒頭の軌道衛星のシルエットをエイリアン・クイーン風に見せるところから「やるなっ!」と思ってしまった。

映画的にどちらが主人公ってわけでもないですが、どちらかというとプレデター・シリーズよりの作風で、ゲストにエイリアン登場といった感じでしょうか?ラストを観ればそう思うはずです。え?人間の主役?いるにはいますが、すべてをキャストよりVFXにつぎ込んだ感じでほとんど知られた人はいません。しかし、一人だけちょっと有名にしてシリーズ最大の関連者がいるのです。

俳優名ランス・ヘンリクセン、役の名前はチャールズ・ビショップ・ウェイランド。この二つの名前を聞いてピンときた人はエイリアン通です。彼の最初の登場は「エイリアン2」でのアンドロイド役ビショップ。ラストで良い活躍をして印象に残ってる人もいるはず。もちろん演じてる役者もヘンリクセン。今回の役は、後にアンドロイドのモデルとなったビショップのオリジナルなのだ!ちなみに「エイリアン3」でも同じアンドロイドで登場してる。

さらに面白いのは1作目のエイリアンの星に無理矢理に不時着させたノストロモ号の所有会社は、まさにビショップが作ったウェイランド=ユタニなのだ!そう考えると今回の作品は「エイリアン0」的な話の展開に・・・。つまり今回の発見を機に会社がエイリアンを探すようになって・・・なんて考えると面白くないですか?原案&脚本に監督が絡んでいるので、ファンだからこそ出来る話の展開にニンマリ。

SFホラーの怖さを求めて観に行くと肩透かしかも。。。

津波が大変な人を飲み込んだのか!!?

地震による津波で大勢の人が犠牲になっています。まずご冥福を祈りたいと思います。

その津波の被災地に、なんとジェット・リーが休暇で居たらしいです。げげっ!しかも現時点では行方不明ということです。まさかの事件ですよ。

最近の作品は無かったものの、一昨年の「HERO」と去年の「ブラック・ダイヤモンド」で主役を飾る活躍で、全米でもかなりの知名度を持つ武術の達人にしてハリウッド・スター。もしもこのまま行方不明のままだと、かなりのニュースになりそうな・・・。

是非とも鍛え上げた体と、武術で得とくした身のこなしで災難を回避していて欲しいものだ。何事も無かったようにスクリーンに復帰するように願っています。

デニーロ強し!コメディもいける?(全米映画ランキング)

1位初登場で今年最後の週末を飾ったのは、デニーロが花嫁の父親でベン・スティラーが花婿というコメディ「ミート・ザ・ペアレンツ」の続編「ミート・ザ・フォッカーズ」。ダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンドという豪華な顔ぶれで話題作だけあって1位は当然か?

マーティン・スコセッシ監督とディカプリオによる「アビエイター」は先行上映から本格上映になって4位にランクイン。やはりこの手の映画は大ヒットとはいかないようで、賞レースが本命といったところか?

5位に「オーシャンズ12」、6位に「ダークネス」というホラー(日本公開済)。そして粘りに粘る「ポーラー・エクスプレス」は7位に。

日本では正月映画真っ只中だが、海外ではちょっとそれらしくない盛り上がりなのか?大作って雰囲気は無いような?やはりクリスマスがピークなのか?

まぁ日本はハウルのダントツ一人勝ちですが・・・。

「ハウルの動く城」鑑賞

ようやく鑑賞。巷ではかなりの酷評も聞かれてますが、何を求めて観たのか?スッキリ消化しないことへの不満なのか?確かに細かいことを気にすると悩む作品かもしれません。でも素直に部分部分のコミカルさを楽しんだり、キャラの個性に笑わせられたり、宮崎ワールド得意の浮遊感を味わうだけでも楽しめる作品だと思います。やはり凄いと思いましたよ。

まず当初の不安材料だったキムタクの声優問題ですが、これがどうして馴染んでますよ。最初の登場シーン以外は、ほとんど気になりませんでした。それよりハウルがかっこよすぎ^^;もう一人?の主人公でもある火の悪魔カルシファーは、我修院の力もあり魅力あるキャラになっていたと感じました。そしてヒロインのソフィーですが、本当のメインキャラなのですが、どうにも一番の謎キャラになっている気がします。観た人はそう感じるはず・・・なぜ老婆に?なぜヒロインに?なぜそんなに力が?なんて思うとキリがないので・・・。個人的にはマルクルの変装とセリフにはツボでした(笑)

今回はオリジナルじゃなく原作があるようなのですが、あくまで原作は一部を取り入れてジブリの作品にした感が強いと思いますので(もちろん原作読んでないのですけど^^;)、あまり原作と違うとか拘らない方が良いかと。確かに戦争の背景だの経緯だのはまったく説明不足だと思いますが、それはハウルとソフィーに焦点を絞っているわけで、そこまで拡げて説明すると拡がりすぎてしまって・・・と思います。戦争映画ではないのですから・・・。

世界観は初期のナウシカやラピュタに近いように思います。ヨーロッパ調の世界がそう感じさせるのか?なので余計にナウシカの強く訴えかけるメッセージを最後に期待してしまう人が多いのかも?え?こんな終わり方なの?って思う人も多いかと。そんな人はもう一度ゆっくりひとつひとつのシーンを楽しんで観てはいかがでしょうか。

来年は元旦からハッスルハッスル

新作公開日は通常土曜日公開がほとんどだ。でも土曜だからって元旦から公開スタートというのは、かなり気合が入った作品かと。

そんな異例の公開作品はチャウ・シンチー監督・主演の「カンフーハッスル」。そう!あの「少林サッカー」のスタッフが贈る奇想天外なはちゃめちゃカンフーアクション。予告だけでもありえないシーンの連続。それを期待する人にはたまらない内容になっている予感。

公式サイト

前作の「少林サッカー」もそうだが、かなり賛否両論になる作風かもしれない。でも好きな人は凄く好きになることでしょう。主役以外はかなり濃いメンツが揃っててクセ者揃いだ。

ちなみに元旦は毎年1000円で観れる映画ファン感謝デー。元旦から映画なんてという方もいるかもしれませんが、これが結構混んでたりするんですよ^^b公開初日が1000円なんて・・・釣りバカなみか^^;

来年の日本映画は戦場だ!

今年の日本映画は大ヒット中の「ハウルの動く城」を筆頭に、「スチームボーイ」「イノセンス」「アップルシード」とアニメ大作祭りでした。そしてもう一つの路線は純愛。「セカチュウ」「イマアイ」と話題を振りまきました。

来年はというと・・・まさに戦場ですよ。海外からも「スターウォーズEP3」と「宇宙戦争」が来ますが、邦画はさらに凄い。

ローレライ」・・・役所広司主演の日本初の本格潜水艦映画。実物大の潜水艦内部を製作しての撮影。

亡国のイージス」・・・真田広之、寺尾聡、中井貴一、佐藤浩市という超豪華俳優陣に、最新鋭のイージス艦を舞台に海上自衛隊の協力を得て撮影。

戦国自衛隊1549」・・・戦国自衛隊のリメイクと思いきや、設定だけ借りたオリジナルな話らしい。江口洋介、鈴木京香。

上記3作は、福井晴敏という作家がすべて絡んでるところが面白い。

そして大御所の角川春樹が動き出して製作発表したのが、

男たちの大和/YAMATO」・・・現時点ではキャスト未定。

これだけの大作が日本映画として同じ年に製作されるのも珍しい。邦画がかなり熱い1年になりそうですよ。今は中途半端な作品にならないように、最後まで頑張って作り上げて欲しいと願うばかりです。

この時期の常連?ジム・キャリー首位

先週の1位だった超豪華共演映画「オーシャンズ12」だが、早くも2位に後退。変わりに1位の座を奪ったのは、ここ数年年末公開常連となっているジム・キャリー主演の「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」(なんとも長い題名だ・・・)。

原作があるダーク・ファンタジー・コメディということだが、ジム・キャリーお得意の分野であるのは確実。なぜか「ブルース・オールマイティ」「グリンチ」と年末公開が多いが、日本では公開時期がズレそうだ。

3週1位に君臨していた「ナショナル・トレジャー」が6位に落ちたのに、4位に相変わらず粘っている「ポーラー・エクスプレス」はさすが!やはりシーズン映画の強さか?「ブレイド トリニティ」も5位に入っている。

10位の崖っぷちに「Mr.インクレディブル」だが、すでに2億3千万ドルを超えてるので、余裕のランディングといったところか。残念ながら日本では1位を取ることは適わなかった、トータルでも正月映画2位確実でしょう。

賞レースも盛り上がってくる時期なので、9位の「クローサー」や今週末公開予定の「アビエイター」も注目が集まってくるのでしょう。

予告だけでゾクゾク(SW3)

本日ようやく「ハウルの動く城」を観てきました。ハウルについては別でまた書きますが、その時に予告でやっていた「スターウォーズ エピソード3 シスの復讐」がめちゃくちゃゾクゾクさせてくれました。

そうです、あの息遣いがメインで聞けるダークな予告です。かなり暗めの映画になるらしいですが、エピソード4以降は既に知っているだけに興味深い1本になることは間違いないでしょう。

アナキン(=ベーダー)役のヘイデン君が、かなり役に馴染んできた感じで、ダークサイドに落ちていく風貌が垣間見ることが出来ます。瞬間ですが、衝撃映像も盛り込まれていて、期待感は益々高まることでしょう。

そして、この予告の次にトム・クルーズ主演の「宇宙戦争」がくるあたりが、来年の夏の対決が既に始まっているかのようで、なかなか面白い演出だったかも(まぁ意図したものではないと思いますが・・・)

お正月映画最終戦

いよいよ明日からお正月映画のメイン作品が出揃うことになります。既に公開されている「ハウルの動く城」が市場を独占しているが、ここに割って入る作品があるのだろうか?かなり厳しいと思われる。

「ターミナル」・・・スピルバーグ&トム・ハンクスの空港を舞台にした人間ドラマ。大人な映画かも。楽しみ。

「エイリアンvsプレデター」・・・すっかり話題が埋もれてしまった感があるが、ファンにはたまらない一本。どっちが勝つとかじゃなく、シリーズに絡む微妙な設定に注目。

「マイ・ボディーガード」・・・デンゼル&ダコタちゃんのバイオレンス復讐映画。デンゼル・ワシントンなので安心?

既に公開されている中で注目は

「僕の彼女を紹介します」・・・「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンとその監督コンビが贈るラブファンタジー。泣ける?

上記の4本に「ハウル」「クレディブル」を観に行くと、今年の劇場鑑賞映画本数は61本になります。う~ん、きりよく60本にしたいので、1本は来年に~・・・