「エイリアンvsプレデター」鑑賞 | ロードショー映画情報局

「エイリアンvsプレデター」鑑賞

バリバリ戦ってましたね~マジで、それもかなり真面目に勝負してました。お互いの特徴を出した戦い方は、監督自らが両シリーズのファンだけあってマニアックな演出で、今までのシリーズを全部観て楽しんできた人には満足できるのでは?冒頭の軌道衛星のシルエットをエイリアン・クイーン風に見せるところから「やるなっ!」と思ってしまった。

映画的にどちらが主人公ってわけでもないですが、どちらかというとプレデター・シリーズよりの作風で、ゲストにエイリアン登場といった感じでしょうか?ラストを観ればそう思うはずです。え?人間の主役?いるにはいますが、すべてをキャストよりVFXにつぎ込んだ感じでほとんど知られた人はいません。しかし、一人だけちょっと有名にしてシリーズ最大の関連者がいるのです。

俳優名ランス・ヘンリクセン、役の名前はチャールズ・ビショップ・ウェイランド。この二つの名前を聞いてピンときた人はエイリアン通です。彼の最初の登場は「エイリアン2」でのアンドロイド役ビショップ。ラストで良い活躍をして印象に残ってる人もいるはず。もちろん演じてる役者もヘンリクセン。今回の役は、後にアンドロイドのモデルとなったビショップのオリジナルなのだ!ちなみに「エイリアン3」でも同じアンドロイドで登場してる。

さらに面白いのは1作目のエイリアンの星に無理矢理に不時着させたノストロモ号の所有会社は、まさにビショップが作ったウェイランド=ユタニなのだ!そう考えると今回の作品は「エイリアン0」的な話の展開に・・・。つまり今回の発見を機に会社がエイリアンを探すようになって・・・なんて考えると面白くないですか?原案&脚本に監督が絡んでいるので、ファンだからこそ出来る話の展開にニンマリ。

SFホラーの怖さを求めて観に行くと肩透かしかも。。。