禁断の気功整体はすごいらしい、、、これまでの解剖学では見えてこない領域に踏み込む | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
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腸骨が下肢の一部であると知ると、股関節をめぐる筋肉は大きく2つに分かれることになります。

ひとつは体幹と下肢を結ぶ筋肉、もうひとつは下肢から下肢を結ぶ筋肉です。

というか、いわゆる下肢を操作する筋肉は非常に少ないことに気付きます。

 

ここで大腿四頭筋を考えてみましょう。

 

4つのヘッドというくらいで、大腿部前面に4つの筋肉があります。これは股関節をまたぐようでいて、実は4つのうちの3つは膝を伸展させるための筋肉です。大腿三頭筋は膝を伸ばす筋肉です。

一番上の大腿直筋のみが股関節をまたぎます。もちろん大腿直筋は膝関節もまたぐので、珍しい二関節筋です。一粒で二度美味しいのか、一回の収縮で両方に関わってしまい、意外と使いにくいのか難しいところです。

 

何が言いたいかと言えば、股関節を屈曲させるのは大腿四頭筋と思いがちですが、大腿直筋だけということです。ほかの3つはその意味では役立ちません。股関節屈曲に役立つのは大腿四頭筋のうちに大腿直筋のみです。

 

当たり前のようですが、意外と直感に反するのです。大腿四頭筋の太さから考えると、大腿直筋というのはとても薄くて小さな筋肉です。ですから、これで股関節を屈曲させるのは無理があるのです。巨大な大腿3頭筋の上に少し大きめのきしめんのように乗っているのが大腿直筋です。

 

同様に脊椎と下肢(特に大腿骨)を結ぶのは唯一、大腰筋のみです。

 

これが忘れられがちなことです。

 

大きな分類で言えば、体幹と下肢(特に大腿骨)を結ぶのは唯一、大腰筋のみです。

 

股関節周りにはたくさんの筋肉がありますが、一つ一つ丁寧に見ていけば、すべて腸骨という下肢から大腿骨という下肢への付着であることが分かります。

大殿筋も中殿筋もハムストリングスも大腿四頭筋も全てそうです(唯一、深層外旋六筋の中でも梨状筋のみが仙骨から大転子へと特殊な筋肉ですが、深層外旋六筋はモーターというより、センサーなので、無視で大丈夫です)。

 

そう考えると、胸椎の最後から腰椎までびっしりついていて、大腿骨の小転子にひっかかっている大腰筋というのは、面白い存在です。というか、大腰筋こそがメインの筋肉であることが分かります。

 

この筋肉が唯一、体幹と下肢を結ぶのです(後述するように、そう断定するのは言い過ぎですが、ヒューリスティックには事実です)。

 

もちろん下肢の中に腸骨が含まれますので、体幹と下肢ということで言えば、脊柱起立筋群や腹筋群も体幹と下肢を結びます。でも実際に操作する大腿骨以下のことを考えれば、そことダイレクトに結びついているのは、大腰筋のみです。

 

腹筋群も脊柱起立筋群もそれぞれ背骨の操作です。下肢というか、大腿骨を操作しません。

 

この大腰筋がつかめると、身体の地図はガラッと変わります。

 

そこで僕らはいくつかの重要な武器を持っています。

 

ひとつは「大腰筋の触診」です。

 

気功整体BootCampでもお馴染みの仰向けでの触診、そして最近「セルフケア大全」でも公開した動作中の触診です。

 

大腰筋には触れることが難しい(深層から浅層に出てくる股関節でのみ触診可能)と思われてきましたが、それは間違いです(また10年後の常識になると嬉しいです。アイシング禁止のように)。実際は、身体というのは見る人から見れば透明で、奥の奥まで透けて見えるのです。それを「まといのば」では解剖直観と呼んでいます。

 

 

ちなみに脂肪に関してはあまり問題ではなさそうですが、脂肪+筋肉の場合は難しい可能性が少しあります。

 

もう一つが「小転子」です。

 

小転子は深いところにありすぎて触れないという印象がありますが、気功整体BootCampでもお馴染みのように「大転子、小転子」と唱えればさわることができます(笑)。いや、唱えるだけではさわれませんが。

 

停止が触れることができて、起始に関しても棘突起レベルでは脊椎に触れられます(実際の起始には無理ですが)。その上で大腰筋の筋腹の触診ができれば、完全に筋肉は自家薬籠中の物となりえます。少なくとも、頭で妄想しているだけの人よりは、リアルになります。

 

その視点から、他の筋肉を見直すと、大腰筋以外は、とても中途半端に下肢から下肢へつないでいるだけであることが分かります。体幹(脊椎)と大腿骨をつなぐのは大腰筋(と梨状筋)だけなのです。腹筋群はたしかに体幹と下肢を結びますが、その下肢が腸骨止まりなのです。脊柱起立筋群も同様です。

 

ですからインパクトの大きさでは大腰筋にはかないません。

体幹と下肢をつなぐのは大腰筋のみと言っても過言ではないのです(いや、過言ですが、ヒューリスティックにはそう言わざるを得ないのです)。

 

この視点の移動が「禁断の気功整体」の肝です。

 

同じようなことを、自分の身体を通していくつも追体験する中で、全く新しい身体観が醸成されてきます。そしてその視点で整体をすることで、圧倒的な結果が生まれます!

 

言われてみると当たり前ながら、これまでの解剖学ではスコトーマになっていた部分を大公開していきます!!

 

 

ぜひ、お楽しみに!

 

 

【気功整体師養成スクール特別編 〜禁断の気功整体〜】

【日時】 11月20日(土)13:00〜18:00

     11月21日(日)13:00〜18:00

【場所】 四ツ谷のセミナールーム(丸ノ内線四谷三丁目駅、都営新宿線曙橋駅が最寄り)
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください)

*Zoomによるライブ受講あります!!

*動画教材(当初はZoom版、その後高画質版)によるヴァーチャル受講もあります!
【受講資格】 「まといのば」のセミナー受講生、メンター生・修了生
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