《上手くなるのを待てず、とりあえず人前に飛び出したので、演奏技術が止まってます》

↑これは僕の日記の自己紹介に載せた一文。これは松本零士の『クイーンエメラルダス』のエピソードから頂いたものです。

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文庫のクイーンエメラルダスの1巻からのお話ですが、主人公の海野広(蛮野ゼロ)のセリフがとても印象的で、僕の数少ない座右の銘的のようなエピソードと言えます。

以下あらすじ。

 

手作りの宇宙船が故障して、とある惑星に不時着した海野広。その星でラメールという少年に出会います。

ラメールはロケット工学の天才で、


《設計に大きなミスがいくつもある》


と、海野の手作りロケットをケチョンケチョンにクサすのです。

《計算を重ね、精巧に作り、精密に組み立て、テストを繰り返さないと完璧と言えない》

《ジックリ腰を据えてかかるのは無駄じゃないんだ》


それに対して海野は


《ムダもヘチマもあるか。僕には時間がなかったんだ》

《ムチャクチャでも飛ばなきゃいけない時があるんだ。あとのことはなりゆきで決まってくらぁ》

呆れるラメール


《そうさ。だからなりゆきで君はここへ落ちた。当然のなりゆきだ。ただしい因果関係だ》


そして、ラメールは最新の設備の整った自分の研究室へ海野を案内します。


《いろんなものをたくさん作ってみたよ。どれも君の乗ってきたあの出来そこないよりは素晴らしいものだ》と、スクリーンパネルで自作のロケットを自慢するラメール。


海野《実物はどうした?》

ラメール《破壊したよ。あんな不完全なものを残しちゃ、僕の設計者としての名声に傷がつくからね》

そして、自分が設計した恒星間宇宙船の図面をスクリーンパネルで見せながら、ラメールは言います。

《これが完成したら、より安全な宇宙旅行が出来る》

海野《これはいつ出来る?あんたはいつ宇宙に出るんだい。ラメール》

ラメール《そんなことわからないよ。こういうものをつくるには時間がかかるんだ!》


ここで海野は反論するんです。絵だけの宇宙船では空は飛べない、と。


宇宙の海はほんものだ、本当にあそこにあるんだ、おれの船はコンピューターなんか使わなくても、ちゃんとあそこを飛んできたぞ、と。

《あんたみたいなことを言ってたら、研究室で年を取って死んでしまう。おれはそんなのゴメンだ》


《穴が開いた機体でもエンジンがガタピシでもいい。この身体が若くて少しくらいの傷に耐えらえるうちは、宇宙の海を駆け回りたい。それで死ぬなら本望だよ》

 


これを読んで、本当にそうだよなぁと思ったのです。


僕が人前で歌い始める時、《下手だからまだまだ人前は恥ずかしい》と、部屋に閉じこもってないで、歌いたいならとりあえず外に飛び出して歌ってしまえ、と、僕は海野広に言われたような気がしました。

 

松本零士の作品の《少年は夢を持て》《男ならムチャをしろ》ってメッセージはとても古典的で王道です。

 

世に溢れる自己啓発本とか経営コンサルタントとかの、いわゆる《良い言葉》《役に立つ話》の押し付けってのは、僕は大の苦手ですが、不思議なことに、この話はスッと腑に落ちました。娯楽活劇だから良かったんでしょうね。時間は有限だから、決して他人事じゃない。クイーンエメラルダスは僕にとってのイソップ童話に継ぐ自己啓発書物といえます。


この話、ラストもちょっと良いのです。ラメールにはラメールの悲しい事情があったのです。万人にオススメとは言いませんが、興味を持たれた方は読んでみてくださいね

 


マシス 


 

 

 

先日、タワレコのオールディーズ・コーナーを何気に見たら、ゾンビーズの1stが1500円で売っていて、ついついレジへ持って行ってしまいました。

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買う予定でなかったものをついつい買ってしまう、衝動買い。なんて非経済的な愉悦。(たかが1500円、されど1500円)

コリン・ブランストーンの『一年間』というアルバムは持っていたけど、ゾンビーズは手元になかったので嬉しい。「シーズ・ノット・ゼア」「テル・ハー・ノー」がいつでも聴ける幸せ。

 

 

 

ザ・カーナビーツでおなじみのこの歌もゾンビーズ!(ボーナストラックで収録されてました)

 

アルバムを改めて聴くと、コリン・ブランストーンがこれほどに激しい歌い方が出来る人だったか、と驚きます。ライナーには、レーベルに発売を急かされてオリジナル曲の制作が間に合わわず、カバー曲が多く収録された、と書いてある。

 

カバーも良いのだけれど、オリジナル曲が圧倒的に良いから、すごくもったいない気がします。じっくり練られたオリジナル曲だけでもしアルバムが作られていたら、どんなに良かったでしょうね。

名盤と評判の高い2ndもいつか聴いてみたい。「二人のシーズン」大好き。

 

 


衝動買い、と言えば、この間某レンタル屋を覗いたら、レンタル落ちCDが10枚300円で売っていまして、こちらもついつい漁ってしまいました。

掘り出し物があればめっけものでしたが、一枚30円ならあまりよく知らないミュージシャンも手が出ます。

7枚くらいはスタスタ掴めたのですけど、これがあと3枚というところで、手が止まってしまいました。選べないのです。所詮はレンタル落ちの中古CD棚ですから、ある程度漁ると30円でも欲しいものがない。

結局aikoとか平川地一丁目とか混ぜて10枚揃えました。いらないCDが結果的に増えたのかも知れませんが、チャットモンチーいっぱい買えたし、シアターブルックの二枚組ベストとかアナーキーとか掘り出せたのだから、ヨシとします。

(aikoのアルバムはなかなか素敵でした)
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今週、平日のど真ん中の変なところで一日休みを取らされました。会社の都合なので文句は言えませんが、それでもせっかくの休みです。

どこかのライブハウスのオープンマイクでも覗いてこようか、とおぼろげに考えてたのですけど、給料前なので、おそらくは家でおとなしく歌ってます

 

 

マシス

土曜日の夜は浜松キルヒヘアにて、ポテティ中村さんの企画イベント【上空の中村】を観に行ってきました。

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当日は僕、ギリギリの時間までイベントを観に行けるかどうか分からなくて、ヨシ行ける!と思って急いで家を出たら、浜松の道が大渋滞。加えて駐車場が空きが見つからない。ウロウロしてるうちに開演時間は過ぎるし、マァ焦りました。

なんとか車を停め置いて、息を切らせてお店に駆け付けると、トンガラカスの演奏の真っ最中でした。入り口にいたHimitsuShonenさんが笑顔と握手で迎えてくれました。ありがたや。

この日の演奏者はトンガラカス以外は初めて観るグループばかり。一番の【にわかあめ】のステージに間に合わなくて残念。


【トンガラカス】
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だあこえさんの歌った楽曲は僕はこの日初めて聴くものでしたが、とてもバンドぜんとしていて格好良かった。歌唱もロックンローラーしていて痛快なステージでした。

【ラブラブフォーエバー】
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フライヤーを見た時は、おや地下アイドルが出るのかしら、と思ってたけど、意外や意外、歪んだギターを轟かせるガールズバンド!三声のハーモニーが迫力で聴き応えあった。

【stacru】
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歌詞の“夜”が似合うスペイシーな音。四ツ打ちビートが様になる楽曲をちゃんと体現しているバンドが静岡にいたのだと嬉しくなります。

【TRES】
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ご機嫌なギターリフに最初からアホノリしてしまいました。聴くのは色々と好きだけど、身体を揺らしたくなるのはこれくらいの間のビートが一番好き。

【BEAT SEEKER】
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バンド名の通り、疾走感溢れるギターポップ。タイトで激しいステージに圧倒されました。衣装もお洒落。ゴールドトップ良いなぁ。



寒い夜に熱いステージを観て、飛んだり跳ねたりして汗だくになった(本当はカウンターで飲み物片手にジェントルに聴いているはずが)。キルヒヘアに来ると毎回シャツが汗でビショビショになってしまいます。今度から着替えが必要だ。

 
会場でお会いしたフルーキーさんに《マシスが凄くノッてた!》と笑われました。僕自身が普段やっている歌と違うジャンルなのに、という意味合いでしょう。いやいや、楽しかったですよ。
(ラブラブフォーエバーを見てニヤニヤしているところもツッコまれた。別にいいじゃんね。ニヤニヤしますよあれは)
 
皆さんお疲れ様でした!



マシス

今年の新作アルバムは今年のうちに、と思って、限られたおこずかいと相談しながら厳選して一枚、買ったのはベックです。

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先月だったか、CD屋さんの試聴コーナーにてチェックしたら、えらく良かったので、これは後日絶対に買いにこようと決めていたのです。
(その時は財布の中身が乏しかった)

僕はベックはそれほど熱心なファンじゃないのですが、なんだかんだデビュー作『メロウ・ゴールド』から『グエロ』まではCDで持っている。気になる存在ではあるのです。

その『グエロ』から10年ぶりくらいか。ご無沙汰してました。


『グエロ』にハマっていた頃、周りの音楽好きのお兄さんに、《ベックの新譜良いですよ》と勧めても、《ケッ、ベックと言えばジェフだ!》と秒殺された思い出があります。


そもそも僕がベックに興味を持ったのは、その昔、某雑誌でフォーク&カントリーの特集を読んだ際、【次世代のフォークの名盤】と謳ったコーナーで、なんとベックの『メロウ・ゴールド』と『オディレイ』が筆頭に選ばれていたからでした。

え、ベックってフォーク&カントリー?と、まずビックリした。いまだに僕は『オディレイ』からカントリーを感じることはできません。分かる人には分かるのでしょう。

実際にベックを聴いてみると、その歌声にビックリ。童顔なのに、マァなんてオッサン臭い、若さのない歌声だろう、と少し引いてしまいました。

あまり印象が良くなかったので、新譜は出てもすぐには買わず、レンタルで借りて聴いてみて、様子を伺う、という聴き方をしてました。無条件で信用して新作に飛びつけるほど、分かり易い音楽ではなかった。

でも『オディレイ』が徐々に好きになってきてからは、結構BECK何でも来い、って感じになった。この人はきっと毎度、間違いなく凄いことやってくれるだろう、という、汲めど尽きぬ才能に信を置いたのです。


今作『カラーズ』は僕はとても気に入っています。ポップなメロディーが満載でご機嫌です。

ネットとかにあげられた他の人の感想を読むと、《新譜ピンと来なかった》《もっと尖ったベックらしい音を期待していたのに》という声もチラホラ。確かに、ここまで分かり易くポップだと、ベックじゃないみたい。でも僕はポップな曲大好物ですので、こういう音楽は嬉しい。むしろ大歓迎。


若い頃のように手当たり次第に欲しいCDを買わなくなったのは、おこずかいの事情もあれば、慎重になったとも言えます。それでも時々は衝動買いをしたくなる。衝動買いほど楽しい買い物はないのです


マシス

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土曜日に娘の習っているピアノの発表会が豊田町のホールでありまして、家族で見てきました。

今年娘が弾いたのはハイドンのピアノソナタとやら。最初に《この曲に決まりそうだよ》と曲を聴かせてもらった時は、またエラく難しい曲を渡されたなァ、と驚きました。

僕はクラシックは普段から聴きつけてないせいか、なんて愛想のない曲だろう、ただただ意地悪に難しいだけじゃん、と、その時は全然良いと思えなかったけど、日々の娘の練習を家で耳にしているうちに、メチャメチャ格好良いなコレ?と思うようになりました。感覚とはわからないものです。
(実はピアノコンクールでよく弾かれる定番曲らしい。知らなかった)

 

演奏会が無事終わって、娘も連れ合いもお疲れ様なのです。ピアノの先生からも《ゆっくり休んでね》と言われてました。


ここからは発表会の翌日、日曜日の話。

発表会から解放された娘と一日遊んで、夕飯を食べ終えた時のこと、娘から

《一緒にピアノで遊ぼう》

と誘われました。


実は、娘が最近好きで口ずさんでいる歌がありまして、よく歌って僕に聴かせてくれるのですが、先日、《ピアノでメロディーを拾ってみた》と、歌メロの主旋律を右手でたどたどしく弾いて聴かせてくれたのです。

で、それを聴きながら僕は、このコードかなと想像しつつ、即興で和音を左手で弾いてあげたら、娘はことさら喜んでくれまして、

《アレどうやって弾くか教えて!》

と興奮して頼んできたのでした。

教えるのはよいけど、鼻歌を聴いて拾った音じゃ間違ってるかもしれないから、一度オリジナルの楽曲を聴かせておくれよ、と娘に頼んで、YouTubeで聴かせてもらった。で、娘の手書きの歌詞カードにコード名を書き込んでみました。

その歌詞を見つつ、ピアノを使って、Eは【ミ、ソ#、シ】、G#mは【ソ#、シ、レ#】、B7はEへのジャンプ台だよ、などとコードの仕組みを教えてあげたら、娘《超楽しい、ヤバい!》と喜んでくれた。そりゃ良かった!

 

普段のレッスンでは譜面の音符とにらめっこですから、和音をコード名にして覚えちゃえ、ってのが新鮮だったようです。

 

小学生にはちょっと難しいであろう音の話にも、なんとか理解して反応してくれて、教え甲斐ありました。さすがピアノ習ってきただけあるなぁ、と感心。
(僕の拾ったコードは正確か自信はありませんが、とりあえず娘が弾いて遊ぶのに事足りたなら良いかと思ってます)

 


連れ合いは、《発表会に備えてあれだけ毎日練習しろ練習しろ、とせっつかれてきて、ようやく発表会が終わったところなのに、もうピアノ嫌ー!ってならないのはエラいねお前》と言ってました。本当にそうですね。

レッスンのピアノは大変だけど、ピアノで遊ぶのは楽しいと思ってくれている。それは親としてはありがたいことなのです。

 

 

ちなみに、その楽曲はこちら。なかなか良い歌詞の歌です。



マシス

職場の健康診断にて、生まれて初めて再検査の通知をもらったのが、今年の初めのことでした。

今までずーっと引っかからなかったのに、どうしたか?と思いながら、近所のお医者さんに行ってみると、お医者さんも《体重の変化もないし、おかしいねぇ》と言いながら薬を出してくれました。

《間違いなくこれで数値が戻るから》と、太鼓判を押してくれた薬は一カ月分。一日一回食後に服用。これでちゃんと効いてくれるのか?と疑ってしまいそうなほど小さい錠剤でした。

一ヶ月分の薬を飲み終えて、やぁ終わった終わったと、それっきり再検査に行くのを失念していたら、秋の健康診断でも同じ項目で引っかかってしまった。

《早く医者に行け》と呆れ顔の家族に恐縮しながら、再度お医者さんに行ってきたのが、およそ一カ月前、十月の終わりのこと。

《一カ月、薬を飲んだからハイ完治、ではないんですよ》

と叱られました。


今回はちゃんと結果を調べてもらおう、と先日、もらった薬が切れて数日後を見計らって採血してもらいました。

結果は、数値はすべて正常になってました。他に心音やら脈やらを調べて、《申し分なく健康です》と言われました。良かった良かった。

今後は様子を見ながら、薬を弱くしていくらしい。元気なつもりでもガタがきてる年齢です。真面目に身体をいたわっていかねばなりません。


医者の帰り道、快気祝いのおやつを娘と買いました。

《健康になったから甘いもの食べよう》とコンビニに誘ったのに、娘に《治ったからって油断したらいかんだに》、と叱られました。

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あまおうのキャラメルが出てたけど、僕は和栗の方が好き。


12月5日に黒沢健一の未発表曲を集めたアルバムが出た、と聞いて、CD屋を覗いてみたけど、見つからない。どうやら公式HPのみでの販売みたいです。黒沢健一の最後の新譜かもしれない。なんとかして買います。


12月8日といえばジョン・レノン。通勤の時にCDを取ってくるのを忘れて、今日はジョンの歌は聴いてない。



マシス

学生の頃、好きだった教科といえば音楽と美術だったので、中学校で部活を選ぶ時にはブラスバンド部を選択しました。

じゃあ高校ではどうしよう、と思った時、ブラバンは中学で三年間ミッチリやったから、次は美術だなと美術部に入ったのです。

ブラスバンドは文化部のわりに体育会系で、走り込みこそやらされなかったけど、練習が厳しかった。美術部ならのんびり絵を描いていられて楽しかろう、と、ふんだのです。

で、いざ入部した高校の美術部は、上級生は二人だけ。しかもユーレイ部員。美術室に行っても常に一年生しかいないって状況でした。

顧問の先生ですら、週に一度も顔を出さない(自分の絵を描いてる期間はマメに詰めてたけど)。そうなると部室は一年生の天下です。

僕を含む、変わり者の新入部員五人(部外者も大勢)が、放課後に美術室に集まって、毎日好き勝手なことばかりしてました。

マンガを読みふけったり、ウォークマンで音楽を聴いたり、テニス部や卓球部からくすねてきた球を画板で打ち合ったり、音楽室からギターを持ち出して弾いてたり(これは僕。美術室の真上が音楽室で、非常階段でよく往復してた)。

文化祭までに各々が作品を仕上げていれば、普段はあまりにもマイペースという、部活動というには緩すぎる活動でしたけど、これはこれでとびきり楽しい時間でした。

 


一年生部員はいずれも高校で初めて知り合った面子で、クセの強い奴が揃ってました。今思うと、コイツらから受けた影響って結構大きいものがあります。

 

 

前述した通り、美術室にウォークマンを持ち込んだ奴がいたのですけど、スピーカー機能付きだったので、みんなでカセットを持ち寄っては、スピーカーで流して、ワイワイと聴きながら絵を描いていたのです。

 

友人の持ち寄りカセットから僕が知らないアルバムをたくさん教わりまして、良いアルバムが流れたら《何コレ誰これ!?》と皆で大騒ぎ。俺も俺も、とダビングをせがんだのです。角松敏生の『GOLD DIGGER』なんて、我が美術部で大ブームとなったものでした。

 

美術室BGMで知って、後年僕が自分で買ったアルバムがいくつかあります。高橋幸宏の『ONCE A FOOL...』もその一つ。今の時期、寒くなると無性に聴きたくなります。

 

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美術部員の友人の一人にYMOの散開の余熱をモロ食らったヤツがいて、そいつがメンバーのソロアルバムをせっせと美術室に持ち込んでいたのです。

 

僕はYMOはそれほど思い入れはないのですけど、この幸宏さんのソロアルバムは好きでした。他のメンバーのアルバムに比べて、ダントツで聴きやすかった(歌ものですからね)。「冬のシルエット」「仕事を終えたぼくたちは」「素晴らしき幻想」「昆虫記」「Sailor」と好きな歌がいっぱいある。

 

「ONE MORE CHANCE」はサビの部分がCM曲として使われていたので、特に耳馴染みが良かったです。作詞はピーター・バラカン。作曲は幸宏さん。

 

このアルバムを教えてくれた友人は、細野さんが作曲した「昆虫記」について《この曲だけで細野さんの天才がわかる》と語ってた。そういわれると、この不可思議なメロディの曲が僕の耳にも良く聴こえてきて、《天才だねー》と、わかったフリで相槌をうったりしたもので。

(今聴くととてもポップに聴こえます。作詞は吉田美奈子)

 

このアルバムの歌は皆よく鼻歌で口ずさんでいたけど、不思議なことに皆が皆、幸宏さんの歌い方を真似してしまうのです。あれは冷静になって思い返すと、かなり異様な光景だった。《あぁめぇにぃ濡れ出ぁしたァ、夕方の街ィイ》って、全員がやってるんですから。

(作詞は矢野顕子。作曲は幸宏さん)

 

僕が幸宏さんを聴くのはこのアルバムだけですが、今でも僕は幸宏さんのあの独特の歌いクセをつい真似して歌ってしまいます。これはもう、どうしょうもないことです。

 

 

余談ですが、ブライアン・フェリーの歌声を聴いた時、幸宏さんみたいな歌い方するなぁと思ったものでした。影響受けてるんですかね

 

 

マシス

 

 

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10月に、Facebookに登録しておりました。写真の上げ方をようやく最近覚えたとこで、まだ何も投稿してないのですけど、いまさらの事後報告です。

ガラケーユーザーの僕はラインやらTwitterやらFacebookは出来ないものと思ってましたが、タブレットで出来るじゃん、って連れ合いから聞いてたので、いつかはやれるかなとは思ってました。


ちょっと前にラインの登録を連れ合いに促されて、手続きをお願い(丸投げ)した際に、《先にFacebookの登録をした方が都合がいい》と、よくわからないけど進言されたので、御意と答えました。

なんだかんだでラインとFacebookは登録出来た。タブレットに触るのは寝る前くらいですから、携帯ほど頻繁にチェックできないのは致し方なし。

Facebookはドカドカ友達候補の名簿が送られてきて、おお、と驚いた。知り合いの名前をいくつか見つけつつも、まだ何もやり方がわからないから、とりあえず皆さんの投稿をホウホウと楽しんでました。

そしたら、中村さんとだあこえさんからお友達申請をいただき、ああ、出遅れた、こちらから申請していくべきだったな、と思った次第で。

というワケで、ボチボチと友達申請していきます。マシスから申請が来た方は、よろしかったらお受けくださいませ。


SNSには疎い僕ですが(というかハイテク機器全般疎い)、とりあえずはFacebookにここの日記を貼り付けるやり方を覚えたい。コメントやメッセージの返信のやり方もよくわからない。しばらく愛想なしですがスミマセン。


SNSとか手を広げ出すと、しょっちゅうチェックしたくなってそればかりの生活になりそうで、僕はここの日記とmixiだけしかやってませんでしてましたが、ようやく最近になって、自分はそういうのはムキにならず適当に付き合っていくだろうなと思うようになりました。


肝心のラインの方は、いまだ全くノータッチのまま。そちらはまたゆっくりやります。


12月にひとつ、ライブお誘いを頂いたのですが、仕事の勤務の都合でやむなく断念。またの機会にぜひよろしくお願いします



マシス
友部さんの浜松公演の際に、“浜松の酔いどれ詩人”の二人とご一緒しました。

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左から音緒さん、だあこえさんです。エスケリータ68で友部正人の公演の際には、高い確率でこのお二方と遭遇します。
(この二人と僕とタカベヒロシさんの四人で、友部さんの目の前の席に陣取って騒いでました)

友部さんの影響、というばかりではないでしょうけど、音緒さんもだあこえさんも個性的な歌世界を紡ぐ、僕の周辺にはちょっといない歌い手さんです。この二人との音楽雑談はとても楽しい。


どういう話の流れだったか失念しましたけど、《良い音楽をやっているけど、この良さは俺たちにしかわからないんだよな》《俺たちは変人だから》、みたいな四方山話をしていたところ、だあこえさんがいきなり神妙な声で、

《待てよ、、それって、俺らってダメってことか?》

と身も蓋もないことを言い出して、可笑しかった。

それを聞いて僕は、

《今の主流じゃない、って意味なら、全くダメですわね》

と相槌を返すと、音緒さんがポツリと

《まぁ、この三人の中で一番世間に伝わりにくいのはマシスだろう》

と、のたもうた。何おぅ。

《失礼な。僕は大衆音楽を目指しているつもりなのに》

とガゼン異を唱えましたら、音緒さん、

《大衆音楽っていうなら、俺が一番わかりやすいな》

と笑って仰いました。あんなアウトローな歌を歌ってるくせにどのクチが、って話ですよ。


終演後の友部さんは物販のスペースで、CDを買ったファンにサインをしたりお喋りしたりしています。その波が一通り過ぎると、店内はエスケリータの常連さん達だけになった。

ひと息ついた友部さんとユミさん(奥様)が食事をされている場に、何となしに同席させてもらって、不思議な思いがしました。
 
ステージオフな時間ですから、そこにファンが馴れ馴れしく近づくのは、早く帰った他のお客さんから狡いと言われそうですし、そこは控えめに控えめにと心がけます。
 
音緒さんに《友部さんと何か話した?》と聞かれたけど、とても喋れないですよ。こういう場で友部さんに何を話して良いものか、わかんない。この場に居られるだけで十分。
 
そう僕が言うと、音緒さん、《友部さんとはいつまでもそういう距離感、それって良いかもね》と返してくれました。
(その後、音緒さんは少し友部さんとお喋りしたそうです。うらやましい)

友部さんは自分から話を振ることはなく、いつも人の話をじっと聞いていて、ときどきポツポツと言葉を挟むくらい。場ではもっぱらユミさんが賑やかに喋ってるのを皆で拝聴する感じでした。
 
ユミさんは友部さんのアルバムのプロデューサーで、友部オフィスの代表で、物静かな友部さんの社交性の面を一手に担う代弁者。常に友部正人に寄り添い友部正人を守って戦っている、という印象を受けます。
 
どんな話が飛び出したか、それはあの場だけのことと公言を控えますが、ひとつだけ。
 
僕が友部さんのアルバムで『雲のタクシー』を持ってなくて、《いつかエスケリータに持ってきてくれたら買いたいなと思っている》、と話すと、ユミさんが《あれ(『雲のタクシー』)、音はカッコイイのだけど人気ないのよね》とボヤきつつ、《今度来るときに持ってくる》と言ってくださいました。
 
ふと、《でも、全部そろってしまうと、それはそれで淋しい気もします》と僕が呟くと、《またこの先も新しいアルバムを作り続けるからいいじゃない》と仰ってくれた。嬉しかった。
 
隣の友部さんに《作るよね!》と念を押して、言われた友部さんは《うん》と言いながら困ったなって顔をしてました
 
 
マシス
月曜日に観た友部正人さんのライブの感想を書きます。

昨夜の火曜日は名古屋の徳三でのライブだったそうで、東海地区2daysとなった友部さんです。こちらは浜松のエスケリータ68、僕にとってもすっかりお馴染みになったハコでのライブを堪能しました。
 
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2017/11/27 友部正人 at エスケリータ68

【第一部】
さわがしい季節
ただそれだけで(新曲)
イタリアの月
6月の雨の夜、チルチル・ミチルは
From Brooklyn
モスラ(新曲)
あるあの美しい町では(新曲)
中道商店街
こわれてしまった一日

【第二部】
SKY
クジャクのジャック
電車の中では何もしない(新曲)
ニューヨークの憂鬱(新曲)
隣の学校の野球部
朝は詩人
新曲(タイトル不明)
マオリの女
僕は君を探しに来たんだ

【encore】
枕の月(新曲)
 

《十二月まで/あと一週間ともなれば》と歌われる「さわがしい季節」でスタート。時期がピッタリだからきっと歌うだろうな、と思っていたら、オープニングから飛び出しました。まさに十二月の一週間前なシチュエーションで聴けた。してやったり。
 
いつも無口な友部さん、サングラスはかけていても、この日はお喋りはヤヤ多めだった気がします。歌の合間で唐突に、
 
“そういえば、思い出した…”
 
何を言うかと思えば、
 
“エスケリータは、ノリが良いんだった”
 
と、笑顔の友部さん。馬鹿騒ぎをしているのは僕の居る一角(マシス、だあこえ、音緒、タカベヒロシ)だけかも、と思いつつ、イエーイ。
 
 
セトリを見てわかる通り、新曲を今回もたくさん聴かせてくれた友部さんです。しかし、音源化されてない新曲をこんなにステージにかけるミュージシャンって、珍しいですよね。

たいていのミュージシャンは、キャリアを重ねるにつれてステージでお約束の歌が増えていくものです。《あれを聴けないと納得しない!》ってファンが望むからでしょうけど、友部さんは毎回必ず新しい歌を中心にセットリストを組んでくる。これって凄いことだと思います。
 
もちろん《お気に入り曲が聴きたかったな》って思いはお客さんそれぞれにあるでしょう。けど、新しい曲でお客さんをちゃんと楽しませるんだから、僕としてはこれも大歓迎です。
 
僕個人的には、今回は「イタリアの月」が新鮮に響いてきました。何気なく聴いていた歌が、ライブで聴くことによって特別な一曲になる。何度足を運んでもこういう体験を友部さんはくれるのが嬉しい。
 
そして、最近の僕の泣きツボ「中道商店街」。《こんな風に笑う人もいるんだな》のフレーズでブワーッと涙腺崩壊。やべぇ、と思って周りに気づかれないように泣いてたけど、今回のライブを企画した中村さんにバレてた。くそう。
 

新曲の内容がとんがっていた、との感想を言っていたのは中村さん。確かに、アメリカで起こった事件を切り取った「ただそれだけで」の《僕は白人じゃない/ただそれだけで》だったり、中東の国を思って書いたという「あるあの美しい町には」の《子供たちの命より大切なものが》なんてフレーズは、とても印象に残る。こういう内容を友部さんが歌うと誰より胸に刺さります。
 
思ったのですけど、シリアスな(尖がっている)歌が多く感じたのは、それだけ近年の友部さんが日常で不穏な空気を感じてしまっていた、ということでしょう。
 
歌を作る、ってことは、僕なんて特別素敵なことをやってやろう、と気負ってしまうところが少なからずありますが、友部さんはおそらく、目につくモノ感じたことをメモを取るように歌にしてしまう。歌への取り組み方がもう生活そのもの、って感じなのだろうと想像します。
 
タイトルはわからないけど、ジョン・レノンのストロベリーフィールドは実際に二か所、リバプールとニューヨークにあるという内容で《木立が孤独を抱きしめる場所》と歌っていたフレーズも痺れましたね。何でそんな素敵な言い回しが出来るのでしょうね。
 
 
村上春樹が書いた新聞コラムの話から、テロリストも革命の歴史の中で英雄と呼ばれた史実がある、視点によって見方はいろいろあるものです、と話されてました。

“先日、元○○のギタリストだった人の歌を聞いたけど、彼は完全にイギリスの目線で書いていて、テロリストを【敵】と言ってしまっていて、、ずいぶん偏った見方だなぁと思いました”
 
とても印象的な話でした。で、そんな友部さんが「隣の学校の野球部」みたいな歌を歌うから、面白い。
 
《若い男の怒鳴り声ほど/気持ちの悪いものはない》のフレーズで、観客大喜び。拍手喝采。なんて痛快な歌か、と思う。“あの歌(「隣の学校の野球部」)は偏見だけど、言い切っちゃってるのがいい!”とは、だあこえさんの談。心より同感です。
 
 
いろいろ書きたくなる濃い濃い夜でしたが、とりとめなく書いて長くなったので、この辺で。この夜のこぼれ話は別に書きたいと思います
 
 
マシス