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今月に来日公演を行うドナルド・フェイゲン。これはなんとしても観たいところですが、仕事を休んで名古屋へ行くのは厳しそうです。懐具合も厳しいし、諦めるしかない。

ああでも残念。ドナルド・フェイゲンの生演奏なんてもう二度と見れないかもしれないのに。しかもソロのツアーなんて、超絶名盤『ナイト・フライ』からのナンバーがステージでどう演奏されるのか、興味が尽きないところですよ。

せめてツアーの模様が映像作品として発売されることを願ってやみません。ライブアルバムでも可!


て、ことを悶々と考えていたら、ウォルター・ベッカーの訃報を聞き、しんみりしてしまいました。これでスティリー・ダンの新作も聴けなくなってしまった。悲しい。合掌。

ウォルター・ベッカーのソロ作品も二枚とも持ってましたが、数年前に手放してしまいました。今となっては惜しい気もします。内容はとても良かったのに、残念ながら一度聴いて聴き返すことはなかった。ウォルターのソロはスティリー・ダンとは別物と思いつつも、やはり比べてしまって、ドナルド・フェイゲンの声がないと物足りなく感じてしまったのです。


せめてもの、というか、僕はスティリー・ダンの来日公演を一度だけ観たことがあります。その日のことは今でも鮮明に覚えている。会館の隣の公園で蝉が鳴いていたことまで。


80年代より活動休止していたスティリー・ダンは、もはや解散状態だと誰もが思っていた。名作『ガウチョ』に続く新作アルバムは永遠に出ないと思っていたし、スティリー・ダンがライブを再開するなんてそれこそ夢のまた夢、ありえない事でした。
(ライブ演奏での再現が不可能な楽曲が増えて、あっさりと早い時期からライブ活動を止めていたバンドでしたから)


でも、音楽ファンの周知のこと、スティリー・ダンはまさかの復活を果たしたのです。でもまさかライブ活動まで再開するとは、まさかまさかでした。


愛知勤労会館で観たスティリー・ダンの来日公演は、それは格好良かったです。ライブで演奏不可能と思われていた楽曲が、テクノロジーの進歩により再現出来るようになった云々はおいて、とにかく僕はドナルド・フェイゲンのヴォーカルの艶っぽさにヤラれました。

 

ドナルド・フェイゲンの生声はヤバい。コールタールのように聴く者の耳の内膜に張り付いてコーティングしてしまう。いつまで聴いていても心地よい歌声です。スティーブ・マリオットと並んで、僕のフェイバリットなヴォーカリストなのです。

 

 

 

 

ウォルター・ベッカーの歌声も貼りましょう

 

 

 

ああ、ドナルド・フェイゲン、今月来るんだよな。観たいなァー

 

 

 





マシス