僕の敬愛する歌い手さんの一人、早川義夫さんがピアニスト渋谷毅さんとの会話を日記に書いていて、これがマァとても良いことを言ってくださってます。

良いかどうかの価値観は僕の感じ方ひとつではありますが、僕は読んで《上手いこと言ってくれたなぁ》と思った。

《つまんない音楽は世の中にいっぱいあるけど、つまんないと思っていた音楽が後で好きになるかも知れないから、本当につまんないかどうかは分からない。人間の感覚なんてそんなシッカリしたものじゃないから困ってしまう》

《日本人は初志貫徹、継続することを偉いとする文化で、迷ったりブレたりするのはダメなことだと決めつけるけど、ブレたって良いんですよ。その時に一番良いって思えたらそれはそれで良いんです》

《ブレなくて凄い、とか褒めているのを聞くと、だからなんだって思っちゃう。人間ってそんな立派なものか?と言いたくなる。周りを見たってそんな完璧な人間はどこにもいない》

《僕は自分がちゃんと演奏ができると思ったことは一度もない。けど音楽を辞めようと思わない。人は誰も同じリズムを持ってないからピッタリ合うわけなくて、それを合わせようとするから音楽は面白くなる》

《みんながモーツァルトやベートーベンになれるワケない。間違えて当たり前で、ブレても間違えても大丈夫だと自分を肯定しよう》


という問答をしてたのです。渋谷毅さんが話すことに早川さんが合いの手を入れる体裁でした。

“僕はよくピアノ間違えるけど間違えても良いんですね!”と渋谷さんに聞く早川さんは微笑ましいです。こういう問答を読むと少し心が軽くなる。僕が早川さんのCDを聴いて心が楽になるのと同じような感覚を、早川さんは文章からもくれます。

《落語とは人間の業の肯定》と言ったのは立川談志ですが、早川義夫の音楽も僕のダメな所を肯定してくれるように聞こえます。


最近は準夜勤で夜中に帰宅すると犬が出迎えてくれます。車から降りると犬小屋から出てきてカマッテクレと見つめてきます。

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↑これは出勤前に撮影しました(口に加えてるのはボロボロになった犬オモチャ)。

撫でてやりに近づくと、僕の両肩に前足を乗せて人の顔をペロペロ舐めます。肩をクラッチして逃がさないようにして、口や鼻、喉から首の後ろ、しまいには耳まで舐めてきやがります。

顔を舐めるのは愛情表現だと思って好きにやらせるのですが、こうも執拗に舐められると、コイツは人の汗が美味しいだけじゃないのかしら、と訝しく思います。

こちらは今年5月にうちにきたばかりの頃の写真

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ずいぶん大きくなりました。


早川義夫さんはHPやアルバムジャケットに愛犬チャコの写真を載せてます。僕も真似してみました。



マシス