夏休みです。少し前に僕は軽くぎっくり腰をやりまして(またかと言われそう)、いいタイミングで休みに入ってくれてホッとしてます。椅子に長時間座ってるのがいま特に辛いのですけど、僕は立ち仕事が多いので、立って歩き回ってる方が腰に負担が少なく、なんとかこの一週間を乗り切りました。


今日、馴染みの鍼医さんに行って施術してもらい、腰をかばって無理してた筋肉をほぐしてもらいました。予約が取れて良かった。仕事に行かずにのんびりできるのは、なんとありがたいことか。

例年と変わりないインドアな夏休み予定の我が家ですが、コロナの影響で毎年恒例の娘とのカラオケはナシ。娘は《カラオケ行きたい》とつまらなさそうですが、カラオケボックスはさすがに今はダメだなー、と言ってなだめてます。

神経質が過ぎるかもしれないですけど、カラオケボックスは前にどこの誰が入ったか分からない密室なので、そこは慎重になろう、早くカラオケ行けるようになりたいねーと家族で話してます。

昨年の夏休みは確か、県外の本屋のイベントで遊んでました。今は県外にもちょっと遊びに行く気になれない。海の家すら開いてないし、実際、言い出せばキリなくどこに行くにもおっかないので、夏らしいイベントは例年に増してないです。今年はそういうものと思うしかない。休みは休み。楽しみます。

休み前に、職場より《県外に行く予定のあるもの、県外の人に会う予定のあるものは上長に申告しろ》と達しがあったくらいですから。なかなかピリピリと神経質ムードで。ピリピリしてるのはイヤですね。


ちなみに、今日レンタル屋でDVDの映画とコミックレンタルのマンガを借りてきた。で、帰り道に奮発してモスバーガーでシェイクを買いましょう、と提案したら、娘が《やったー》と飛び上がって喜んでくれた。こういう安上がりな幸せを心から満喫できるって良いことですよ。


音楽は部屋とカーステで楽しむ。ブルーイの新譜は口当たり爽やかなAORで、夏にピッタリだと思いました。
ブルーイの本作に関しては全く予備知識ゼロのジャケット買い。名前とジャケットから想像するだに、ビートの強い黒っぽい音楽なのかと思えば、これが真っ白な印象の爽やかなAORでビックリ。拍子抜けしたけど、こういう爽やかな音も嫌いじゃない。ブルーイは普段ギタリストということで、ボーカリストとしては特に目立つ個性があるわけでないけど、黒人がみんなソウルフルにねちっこく歌うわけじゃない。これくらい淡白な歌唱はかえって好感を持ちます。


高橋徹也の1stアルバムも夏にピッタリ。これは本当にご機嫌なアルバムなのです。1stからえげつないほどに才能がほとばしってます。
コード進行が変態で美メロディなJポップ。次作『夜に生きるもの』と性質が違う傑作。


休みになったら読もうと思っていた夢枕貘の小説を、この一週間で読んでしまって、休みの楽しみがひとつ減ってしまいました。
「沙門空海 唐の国にて鬼と宴す」は数年前に映画にもなった小説で、中古で一冊百円で買っておいたものです。全四巻、完成までに足掛け18年かかったという、トータルで二千頁を越える大長編なのですが、読み始めたらあっという間でした。あまりに面白くて止まんなくなって、正味三日で読了。さすが貘。映画の評判は賛否ありましたが、小説は面白かった。

遣唐使として唐に来ていた空海の冒険を描いた小説で、貘の「陰陽師」シリーズが好きな方にはおすすめです。と言うか、内容はほぼほぼ陰陽師です。空海を安倍晴明に、橘逸成を源博雅に置き代えたら陰陽師として成立しそうなくらい、口調やキャラクターの性格が似てます。

もう一冊、読みたい小説は残してあるので、空海を読み終えても慌てることはないのですが、一週間の休みにストック一冊は若干不安です。休み中に本屋へ補充に行く必要があるかもしれません。



とってつけたようですが、マシスは作りかけの歌をせっせと書いてます。書けないのは相変わらず歌詞で、同時進行で三~四曲くらい平行作業。相変わらずの状態ですが、今はちょうど書けそうな気分なので、せっせと夜昼なくやってる。その点でもこの休みはありがたい。連休中にどれか完成したらいいな。

歌うイベントは減っても、歌を作ることでワクワクしていられます。今作ってるのなんて、これはステージで演ったら聴いた人どんな顔するだろう、と思うと楽しくてたまらない。コロナ渦でも心の平穏をなんとか保てているのは、歌作りのルーティーンを奪われてないから。それは本当に幸運なことだと思います。ステージに出ないうちにやっておきたいことはいっぱいあって、もて余す暇なんて全くないのです


録画したテレビの音楽番組を観てたら、アーティストが選ぶジャニーズNo1ソングのコーナー、って特集がありました。椎名林檎が少年隊の「stripe blue」を挙げてたのはオッと思った。東山紀之が言った《近藤真彦というビッグバンがなかったらその後のジャニーズはない》という意見も面白かったです。番組で紹介された歌は少しでしたが、もっともっとたくさんの人の意見を聞いてみたいと思う企画でした。

もし僕が選ぶなら?僕はジャニーズソングに定価でお金を出したことこそないですけど、この時代に日本人として生まれ育った以上は、ジャニーズアイドルの歌はテレビで日常として耳にしてきたので、好きな歌はもちろんあります。テレビで見て知ったものがほとんどですが。

今の気分で、例えばマッチだったら「ミッドナイト・ステーション」、トシちゃんなら「原宿キッス」(サビ前のメロディが超絶難しい)、よっちゃんなら「にくめないのがニクいのサ」(The Good-Bye大好き)、世代としたら、たのきんトリオがドストライクなのです。

今の僕のお気に入りは、KinKi Kidsの「swan song」。もし僕がカラオケに誘われたら必ず「swan song」を歌います。弾き語りのステージではやろうと思ったことないけど、何かの機会があったら歌ってみたい。

(訂正!定価でジャニーズ買ったことない、と先ほど書きましたが、The Good-ByeのCDは定価で買ってました)

社会人になってからはジャニーズソングとも縁が薄くなりましたが、先ほど挙げたKinKiの「swan song」は中古でCD探して買ったくらい好き。SMAPの「オレンジ」も好きでした。V6の「Take me higher」は弾き語りで何度か歌わせてもらいましたっけ。


それと、ある時無性に聴きたくなって買った田原俊彦のベストも中古で探してゲットしてました。

田原俊彦をテレビで観ていた頃って、僕もまだ十代で、トシちゃんのアイドルアイドルした歌を、ともすれば失笑混じりに当時は受け止めていた気がしますが、今あらためてこれらの歌を聴くと、どれもめちゃくちゃ良くって、全曲車でCDに合わせてつい熱唱してしまうのです。宮下智の筆による楽曲(「ハッとして!good」「ブギ浮きI LOVE YOU」「ニンジン娘」など)なんてどれも洒落てて本当に素晴らしい。



番組ではメドレーで「stripe blue」「ジェットコースター・ロマンス」「ハイティーン・ブギ」を関ジャニが歌ってた。山下達郎の歌が二曲も入ってます。先のアンケートではやはり達郎作曲の「硝子の少年」も選ばれてました。達郎は良い歌をたくさん提供しています。


そんな山下達郎の初の動画配信を、無事に自宅で観賞することができました。
通常のコンサート同様、開演前から客入れの音楽が流れて、放送3分前にはブーってブザー音と共に場内アナウンス(放送(開演)に先立ちましてお客様にお願いが~)まで作って流す凝りよう。本当に山下達郎のコンサートに来てるみたいでニヤリとしました。

で、無事に90分間。配信トラブルもなく、素晴らしい音楽と映像を堪能させてもらいました。本当に音が素晴らしかった。横で聴いていた連れ合いがその音の良さに感心してました。
肝心の内容は割愛させていただきます。すでに誰かがネットに書いてるかもしれないけど、ここには書けません。これはチケット代を払った人の特権だし、エチケットだと思うので。でも、先に書いたジャニーズへの提供曲の演奏シーンも流れました。動画見ながら思わず身体が揺れちゃいました。眼福耳福。本当にご機嫌な90分間でした。

白状すると、こっそりタブレットの様子をガラケーで○○しちゃったけど(何がエチケットだスミマセン)、もちろんこんなとこには載せません。動画の違法コピーやら厳しく対処するということですので、個人の思い出として眺めてニヤニヤします。

それに、そういうことする時間より肉眼でしっかり今この瞬間を観ておきたいって気持ちの方が強かったから、一瞬で止めてライブに集中熱中しました。これは実際のライブコンサートでもそう思います。海外のコンサートとか、みんなスマホ掲げて撮影してるけど、その貴重な瞬間をその目で、耳で、全身で体感しなきゃもったいないって思わないのかしら。

せっかく会場にいるならスマホを置いて全集中すべきですよ。後に思い出を残すこと考えてどうすんの?その動画を配信して再生数を稼ぐことが目的?そんなん邪念ですよ邪念。



世の情勢は、コロナ感染者の風当たりがまた強くなってきています。7月にフリーダムをやれたのが運が良かったみたいに思えるほど。
せっかく再始動の雰囲気が見えた音楽イベントも、8月のものでいくつか中止のアナウンスを見受けました。9月のフリーダムフォーク集会も決して他人事ではなくて、ギリギリまで状況を伺った上で、お店やスタッフ、演者と相談しつつ開催の有無を判断させていただきます。参加表明をいただいた演者さんにはスミマセンが、何卒ご理解とご協力のほどをよろしくお願いいたします。



この状況において、あまりにも危機感のない心根を態度に出す輩にはカチンときますが、かといって極端に神経質になりすぎるのもいかがかとも思う。我が家ですと、連れ合いとかお袋が少しだけそのケがあります。

誰でも無症状で感染者になりうる可能性があるから、心配するのも無理ないところ、怖がってばかりでは何も出来ません。もともとインドアな家族なのでめったなことないけれど、外に出る時は気をつけるしかない。


マシス

 

 

楽しい連休中、我が家の庭は川状態。山からの雨水が流れ込んで来てしまって、非常に珍しい異常事態にビックリです。
玄関から車までの間に、越すに越せない河が横たわってしまった(深さは水溜まりくらいですけど)。一昨年の夏の豪雨ん時もこんなことなかったのに。笑い事ではないけど、車に行くまで長靴が必要なんて状況がストレンジ過ぎる。
雨が止んだら土を持って来て盛っとかないといかんぞ、と親父が言ってます。めんどくさい。
水は庭を横断してまっすぐ家の横の川に流れ込んでます。雨が止めば水はすぐにはけることでしょう。土砂が残ったらその片付けもめんどいな。


雨、雨、雨、で、外に出るのも難儀する連休でしたが、家でのんびりゴロゴロも僕は楽しかった。日曜日は朝から地域の川の清掃に駆り出される予定でしたけど、この雨のお蔭で延期になった。おかげで身体は休めました。

外出できない分、せめてもの休み気分を、と、ピザ取って食べたりしてました。たまに食べるとジャンクな食べ物ってめちゃめちゃ美味しいですね。ジャンクな食べ物ってのは特別感があります。

で、夜にはこの週末にやっていた配信ライブをいくつか観たりもしました。どれもチラと観たくらいでしたけど、行けなかった浜松の様子を家で楽しませて頂きました。大変な状況の中、皆さんお疲れ様でした。


動画配信ってのは、それでなければならないものをやってるには素晴らしく面白いと思う。でも、生で観れないライブの代用アイテム、って使い方ですと、やはり生の方がいいよなってなるし、配信で家で観れて得したーなんて手軽に納得されちゃうのは悔しいって想いも(正直なところ)あります。

それに、無料配信でいつでも観れるなんてのは、僕みたいに片手間に観るやつもいるし、どうせタダだしって思われちゃう。こういうのは複雑ですね。タダで観てた当人の僕が言うのもなんですが、コロナで人が集まりにくい今、何とか音楽を発信しようという想いはよくわかる反面、音楽を無秩序にばらまいて価値を下げちゃいけないだろって気持ちも募ってくる。

力のあるミュージシャンの音楽配信はどんなコンテンツでも有料であってほしいな、と僕は思います。ネットだとコピーされて勝手にYouTubeあげられたりとか問題になってるけど、そういうのからミュージシャン個人の作品を守る確かな術があってほしい。


仮にもし、僕がライブ配信に誘われたら、そこは有料無料関係なく喜んで出させていただきます。マシスを必要としてもらえるなら、そこに出るのは全く抵抗ない。でも、マシス個人としてライブ動画の配信活動に取り組むかは、今までもやってないし(好意であげていただいたYouTubeはありますが)、これからも今のところナシだと考えています。


連れ合いはこの日曜日にずっと、大好きなアーティストの生配信に張り付いてらっしゃった。それは少額ですが有料配信だったようです。

《私は(配信時間中は)家にいないものと思って》

と宣言して部屋に引きこもってました。潔かったです。

(チラと画面を覗きこんだら、アーティストの背面に視聴してるファンの顔を映し出して、時にファンの一人一人に喋りかけたりすることをやってた。これはファンは嬉しいでしょうね。コミュニケーションが一方通行でなくて面白い)


実は僕も一枚、安からぬ配信チケットをこの度購入してしまいました。
ラジオで本人が言ってましたが、今まで映画館とライブハウス以外には一切ライブ映像を公表してこなかった山下達郎です。達郎のライブこそ、チケット買って会場に行かなければ絶対に観れないもの、という価値があって、それゆえにこの配信にはプレミアものです。

かつて、テレビ出演を拒んでいた拓郎や陽水、浜田省吾や佐野元春にも《実際にライブ会場に足を運ばなければ、動く姿を観れない》という価値がありました。でも、みんないまではライブ映像をBlu-rayで売っていて、ファンはそれを買っていつでも楽しめます。なんならテレビ出演した過去映像もYouTubeやニコ動で観れる。動く姿を観たい!というファンの飢餓は昔のそれと絶対に違う気がしますね。もちろんファンは今後も生でライブを観たいと思うでしょうけれど。

山下達郎のファンはずーっとそれに餓えているのです。だからこそ毎回ライブのチケットが争奪戦になる(ライブパフォーマンスが圧倒的に素晴らしいってのが一番の理由ですが)。今回そこそこ高額の配信チケットを僕が買ったのも、これは見逃せないと思ったから。

当日はタブレットの前に正座待機して映像観賞することになりそうです。見逃し配信なしその日その時間しか観れない一回こっきりの体験。これは正にライブです。ライブ映像の有料配信ってこういうものって気がします。


《実際にライブ会場に足を運ばなければ、動く姿が観れない》、これって存外大事なことと思います。ビデオもネットもある便利な世の中ですが、そうなる前って、ライブに行けた喜びはひとしおだったなって懐かしい気持ちになってます。


マシス


追記。角松敏生もこの週末に初の有料配信をしたそうです。角松も山下達郎と同様、アーカイブでの見逃し配信をやらないようにしたかったらしいのですが、配信の担当者に説得されたとか。要は、アーカイブとはクレーム対策の目的で残してるんですって。何らかの受信トラブルで完全な放送が観れなかった人のための見逃し配信、ということらしい。《トラブルは受信環境の問題だろ!》と角松は配信中に吠えてたようです。そりゃそうでしょうけど、お金払って観れなかった人は文句も言いたくなるってものですよね。
先日、半年ぶりに再開したフリーダムフォーク集会にて、トリを勤めた弾夢弦気さんが、なんとステージ通してマスク着用のまま熱唱するという荒業を披露なされました。観てる側も度肝を抜かれましたが、ご本人にとっても初の試みだったらしいです。
マスクして練習はしたけど(車で歌ってみたり)、でも人前で歌うのはまた違う、とステージ後に仰ってました。やってみるとそれは呼吸が苦しいとのこと。さもありなん。

偶然にも、この日のトップに演奏してくれた【ぷらっとほーむ】のボーカルの女性も、《マスクして歌った方がいいですか?》と開始前に僕に聞いてきてくださった。やはり皆さん、コロナの影響下で歌うってことで、心配してくれたのでしょう。(マスクなしで歌ってくださればいいですよ、とその時はお返事しました)

実は、フリーダムの数時間前、我が家に夢華さんが来てラフレシアの練習をしていたのですが、奇しくも弦気さんと同様に、二人してマスク着用で練習してたらしい。問題は息を吸うときにマスクが口に張り付くんだそうで、私は布マスクがいい、私は市販の紙マスクの方が、などと言ってるのを聞いて、面白いなと思いました。

確かに、歌う側でそれが出きるなら、効果的な飛沫対策となります。マスクなんかしてたら満足に歌えないんじゃ?って思うけど、もしそれを求められた時に出来るなら、出来ないよりいい、ということで、ちょっと僕も考えてみました。

マスクをして1ステージのパフォーマンスが完遂出来るか?慣れでなんとかなるものなら、練習しかない。もしかして、着けたまま歌えるマスク、なんてのが売ってるんじゃ?と思って検索してみたら、ホントに作って売ってる人がいた。あるんだ。でも、それが自分に合うかわかんない。マスクにも個人差というか、どれがベストかは使ってみないと何とも言えないものです。


歌うことを意識してみると、市販のいろいろなマスクにもいい感じのはありました。手作り布マスクの中にも、これはわりと大丈夫、ってのがあった。
↑ちなみに、フリーダムの時に僕がつけていた炭次郎のマスクでは全く歌えません。でも、ステージで着けるのなら、機能性プラス見てくれも大事だと思う。

まぁ、これは難しいお題です。狼男のMAN WITH A MISSIONだって、歌う人は口のとこを○○ーっと○○して歌うんだから。いかにマスクで歌うのが難しいか。ホームセンターでひとつ、運動しながら出来るマスクってのを試しに買ってみた。まだ開封してないけど、どんなものでしょうね。


フリーダムが終わってホッとして、のんびり村上春樹の新刊を読了しました。
タイトル通り、収録された短編すべて一人称(僕、わたしの視点)で書かれています。そのせいか、主人公が村上春樹本人じゃないか、と思わせぶる話もあり、私小説かエッセイを読んでるような読後感を覚えます。実際の体験談にとんでもない嘘をぶっ込んで来たか、と思いながら読むのも楽しい。もちろん、全部フィクションであっても問題はないわけです。


フリーダムフォーク集会を再開出来て(世の状況を見るだに油断はならないのですが)、僕自身もようやくちょっと動けるようになったかな、という気持ちでいます。だからといって実際にホイホイ動くわけじゃないけど。

3月5月とフリーダムに出演依頼した演者さんにごめんなさいと断った手前、中止を決断した当人がよそのイベントで歌ってる、なんてのはケジメとしてあり得ないわけで。何をするにも、すべて《フリーダムを再開してから》と思っていました。

もちろん、再開したからって、わーっと遊び歩ける状況じゃないけど、《だってフリーダムもやりましたし》って言えるのは、ずいぶん心が軽く感じられる。嬉しい。

しかし、マスクを一回検索しただけで、マスクの広告がばんばん来るようになった。自分のせいですがゲッソリします。





袋井市のライブ喫茶マムゼルにて、およそ半年ぶりとなるフリーダムフォーク集会が開催されました。コロナ騒ぎで3月5月と中止が続いた中、感染対策を試行錯誤しつつのイベント再開です。終わってとりあえずホッとしました。
前もってお知らせした通り、飛び入りコーナーはしばらくお休みです。一次会枠で少し多めの6組エントリーしていただきました。

会場には消毒液にマスク、除菌シートも準備。

ステージ前のスペースは飛沫予防のためテーブルを空けて、参加者も席に余裕を持って座ってもらいました。

↓ちなみに、座れないテーブルにはこのポップを立ててありました(マシス作)。会場で撮った写真は失敗したので、帰ってから撮影。


瓦版にも、お知らせを掲載。
めんどくさいことを書いてます。読み返すとクドイ。反省。

そんなこんなしながら、定刻19時半をちょっと遅れてフリーダムスタート。この日の主役の演者さん写真は以下の通り

【ぷらっとほーむ】
フリーダム初エントリーの二人組。昭和歌謡を楽しく演奏してくださいました。

【菅原真代】
吉幾三が作ったという沖縄音階の楽曲がとても素敵でした。「童神」も大好きな歌で聴けて嬉しかった。

【小栗祐司朗】
こちらも初参加。カラフルCOMCOMのギタリスト小栗さんがソロで出てくれました。ストレイテナーにオアシスにオリジナル曲と選曲が新鮮!

【てぃあーず】
動画配信にも意欲的に取り組んでらっしゃる、てぃあーずのお二人。自粛中に作ったという新曲二曲がどちらも大変良い曲で感動しました。

【砂風金】
二次会飛び入りコーナーでも常連の砂風金さん。お馴染み「景子」熱唱!風、かぐや姫の名曲もバッチリ決めてくれました。

【弾夢弦気】
なんとマスク着用のまま熱唱(!?)。マスク越しでもヴォーカルのパワフルなこと。織田哲郎のナンバーでトリを飾ってくれました。


従来のイベント時より、30分ほど早めに終了。皆さんありがとうございました。生の演奏を聴けるのってやはり良いですね。それに参加者の皆さんがとても協力的で助かりました。探りながらの始動でしたが、どうだったでしょう。

途中で休憩を入れて、室内の換気をこころみた。


一組が終わるたびに、使用したマイクカバーを交換。
マイクカバーは使い捨てです。除菌シートでマイクスタンドも拭いてます。イベント終了後はテーブルやピアノも拭きました。

しばらくはこんな感じでイベントをやってみようかと思います。こうしたらどうよ、って意見があったら教えてください。

次回は9月19日開催です。5~6組の出演者で予定してます。参加希望者はマシスまで連絡くださいませ。すでに名乗りもいただいてますが、まだ大丈夫です。何月に出たいよって希望を言ってもらえたら予定を組みます。僕からも声をかけさせていただきますので、ご協力くださいね。

(先着順ですが、必ずしも希望通りにならない場合もあります。その時は相談させてください)


東京で過去最大の感染者が出たなどと、油断のならない状況ではあります。今後のイベントも状況を伺いながら対策対応をしていきます。安全第一決して無理せず、ですが、《やれる方法》を探っていきます。泉谷しげるも言ってましたが、状況の回復をただ待ってたら一年後二年後も同じことかも知れないので。

あんまり堅苦しくやるのはどうかなーと思いつつ、今回は楽しくやれたと思うので、開催できて良かったです。久しぶりに音楽仲間と会えていっぱい喋れて嬉しかった。とりあえず一歩。なんとか一歩。今後もご協力のほどよろしくお願いいたします。



マシス

今は亡き音楽評論家の中山康樹さんが、もしこのアルバムを聴いたらなんて言ったことでしょう(近年のアルバムと同様にケチョンケチョンにゆったかな、とか、それは聞きたいような聞きたくないような、複雑な気持ちもある)。

ボブ・ディランの新譜が出たら、菅野ヘッケルさんの感想(ご意見)をまず知りたくなるように、僕は7月8日に出たボブ・ディランの新譜『ラフ&ロウディ・ウェイズ』を聴きながら、中山康樹さんのご意見を聞いてみたい、と、つい思ってしまいました。

ヘッケルさんの解説は基本、ディラン全面肯定良心派。ディランの魅力を日本に広めることに人生を注いでて、なかなか取っつき難いディラン作品の魅力を伝えるため、良いとこを最大限にピックアップして誉める。ユルい作品ですら淀川長治センセの映画評論ばりに、これはここが素晴らしい!と悪口を絶対言わない。好きなものをこれでもかと誉める姿って、清々しく気持ち良いからヘッケルさんの文章大好き。

かたや中山康樹センセは、ディランを神格化し過ぎてディランのやることを何でもかんでも有難がるのは間違ってると、世界のディラン信者に喧嘩を売るような文をいくつも書かれていて、辛口だけどそれはそれで痛快で面白い。好きなモノは激誉めして気に入らないモノはつまんないとハッキリ言う。僕はどちらも正しいディラン評だと思うのです。

ただ、厄介なのは中山センセ、僕の好きなディラン作品もクサしてくれるので、読んでるとたまにムカつくのですね。ディランは最高だレジェンドだと騒ぐファンをバカ扱いしてるようにも感じて、それでも読み物として文章は面白いので、テメーこの野郎ふざけんなと思いながらも読まされてしまう。ディランのポップでメロディの美しい曲が好き、ってところは、僕と中山センセと意見が合うのですけどね。


悔しいことに、中山康樹センセの評論を知ってしまったら、もう中山康樹的な視点を無視してディランを聴くことはできなくなってしまった。もともと、僕も音楽を聴きながら面倒くさいことをブツブツ考えてしまう質なので、中山センセのことを悪く言えないのです(無心で楽しめ、と自分に言い聞かせてる)。


7月8日の発売日にタワレコで購入して、ようやく三回通り聴けました。ボブ・ディランの最新アルバム『ラフ&ロウディ・ウェイズ』。ここ三日間、こればかり聴いてます。

先行シングルとなった「最も卑劣な殺人」がビルボードチャート一位を取って(一位はディラン史上初めてとか)、続いて「アイ・コンテイン・マルチチュード」も「偽預言者」も公開されて、いよいよ出るとなったアルバム前評判があまりに良すぎたので(『オー・マーシー』以来の傑作だとか)、おいおいそんなに持ち上げて本当か大丈夫かよって、最初は正直思ってた。

けど、聴いてみて、最初はフーン、ヘェーって感じだったけど、繰り返し聴くほどに良くなってくる。これ、相当に聴き応えあるアルバムなんじゃ?と思い始めてるのです。まだ三回聴いただけじゃ迂闊なこと言えないけど、2000年代ディランの最高到達点じゃないかしら。

ディラン御大79歳で、これまで600曲以上も作品を作ってきて、いまだに新しい歌を作って発表して、それがこんな作品だなんて、聴いて、訳詞を読んで、マジかよディラン、って驚きました。

まぁ、60年代からずっとポピュラーミュージック最前線で歌ってるボブ・ディラン、2020年の今、新譜を聴けることだけでも奇跡です。どんなに聴きたくてもビートルズの新譜はもう出ない。ジミヘンもデヴィッド・ボウイも新譜はもう二度と聴けない。でも、ディランはこうして聴けるのです。聴かなくてどうする。

本当に、中山センセだったら今作のディランに何て言っただろ。90年代以降ディランの才能は枯渇してきている、と臆面もなく言ってたセンセだけど、このアルバムを聴いたら《奇跡のまぐれ当たりが出た》なんて言ったかしら。そう言って欲しかった。


1. アイ・コンテイン・マルチチュード(I Contain Multitudes)
これ、文句なしに好き。アルバムの一曲目とすると派手さはないけど、コードがちょっと凝っていて、音の響きと歌の絡みが美しい。ディランお得意の散文炸裂な歌詞が冴えてます。

2.偽預言者(False Prophet)
格好良いブルースナンバー。このメロディは先人の作品を下敷きにしてると解説に書いてあった。けど、例えこのブルースフレーズは借り物だとしても、ディランの歌と合わせて格好良い。「偽預言者」ってタイトルがすんごくいい。

3.マイ・オウン・ヴァージョン・オブ・ユー(My Own Version of You)
僕の好きな「エイント・トーキン」「スカーレット・タウン」を思わせるマイナーコードのシリアスな雰囲気のナンバーで、淡々と迫ってくる力があって、これもお気に入。

4.あなたに我が身を(I've Made Up My Mind to Give Myself to You)
ムードたっぷりのバラード。いつもブツブツ歌っててメロディが平坦に感じるディラン、たまにこんなメリハリあるメロディを歌うと、ものすごく美曲に思えるのがディランの得(?)。《初雪を見たよ》ってフレーズのあと、一息余韻を持たせるところも(偶然だろうけど)オッて思うし、バンドメンバーの《ウー》のコーラスが堪らない。ここまでの四曲、曲順の並びが最高。

5.ブラック・ライダー(Black Rider)
黒い騎士(ブラックライダー)に呼び掛ける体裁の歌詞は寓話的で面白い。コードも何気に凝ってて、暗いけど好きな歌。ブラックライダーはイメージ的に「黒いコートの男」(『オー・マーシー』収録)みたい。(追記8月3日の時点でお気に入りに昇格)

6.グッバイ・ジミー・リード(Goodbye Jimmy Reed)
ディランお馴染み、僕の苦手なタイプのブルースですが、ディランのボーカルの力強さはアルバムで一番のもの。リフが格好良いけど、このアレンジも先人の下敷きがあるのかしら。歌がいいんだからもっとアレンジひねって欲しい。

7.マザー・オブ・ミューズ(Mother of Muses)
このアルバムの前に三作、スタンダードナンバーを歌うアルバムを出してたけど、この美しいバラード曲はまるでスタンダードナンバーのような風格があります。綺麗なメロディだから中山センセもこれは好きでしょ。それとも《メロディが○○のパクり》と言わんでいいこと言ってたかな。

8.クロッシング・ザ・ルビコン(Crossing the Rubicon)
結局このアルバムのアップテンポ曲は全てブルース。僕はブルースは苦手と言ってますけど、アレンジをディランのオリジナルにしてくれたら文句ないんです。歌い出しの頭のジャジャジャジャジャジャってギターが確かに格好良いですけど、過去のどこかの作品のアレンジのまんま頂きじゃあるまいかと疑いたくなる中山イズム。ディランはこういう音で歌を歌うのがとても楽しそうです。

9.キーウェスト(フィロソファー・パイレート)(Key West (Philosopher Pirate))
長尺なこの曲はまたゆったりとしていて、ロードムービーのエンディングがスローモーションで流れてくるよう。サビっぽいとこで《キーウェーーッ》って軽く歌い上げるフレーズがオオッて思う。静かに立ち上がって静かに幕を閉じるアルバムです。

10.最も卑劣な殺人「Murder Most Foul」
17分もあるディラン史上最高に長いこの歌。メロディなんてろくすっぽないのに、これは不思議と飽きずに聴けちゃう。歌詞の目眩く展開に合わせて、バックはストリングスとピアノとドラムだけでドラマチックに見事な緊張感を作ってます。前作『テンペスト』にも長い歌はたくさんあったけど、それらのどれよりこの「最も卑劣な殺人」は良いと思う。ディランの長い歌ってつまんないのもあるけど、僕はこの歌は好き。この曲だけdisk2に分けて収録したのは大正解だと思う。一枚に入れようと思えば出来ただろうに、ナイス判断です。


本音を言えば、このアルバムの数曲を前作に入ってた「デューケイン・ホイッスル」や「ペイ・イット・ブラッド」と差し替えたらさらに最高なのに、と思うけど、それは野暮。


ノーベル賞取ったってディランに興味持って初めて聴いたけど、なんだよどの曲もおんなじじゃん、って思う人もいるでしょう。そりゃそうだ、そう聴こえて仕方ないよなと僕も思います。けど、これを知ってるか知らないでいるか、それは違いますよ。ディランを身体にくぐらせているかいないかで、これから自分のすること作るもの、いろいろな物差しがまるで違ってたろうなって思います(そこにディランの影響が見えなくとも)。



ぼちぼちと、近隣にて音楽イベントが再開されつつありますが、いよいよ来週です。フリーダムフォーク集会、再開します。出演者の皆さんよろしくお願いいたします。

今回、フリーダムの瓦版はアンケートをお休みしようと思ってたのですが、やはり皆さんの近況報告を聞いてみたいと思いまして、水曜日まで募集したいと思います。お題目『自粛中に何かやってみた?』です。よろしくお願いいたします。
第170回フリーダムフォーク集会
【日時】2020年7月18日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・菅原真代
・弾夢弦気
・小栗祐司朗(初)
・砂風金
・てぃあーず
・ぷらっとほーむ(初)

二次会の飛び入りコーナーは当面なしとさせていただきます。
フラッと来て歌ってくのを楽しみにしてくださった皆さんご免なさい。

今回の出演者は主催側で選ばせていただきましたが、次回の9月以降は出演希望を募りたいと思います。演奏したいぞって方は希望月を連絡くださいね。二次会に出そびれた方もぜひ。先着順で6組を予定してます。



雨の7月7日でした。今年もガバドンに会えませんでした。毎年同じような日記を書いてる気がしますが、それくらい七夕によく雨が降ってるのでしょう。しかし、今年の雨の降りっぷりは例年になくひどいですね。
僕はガバドンの話はリアルタイムでは観てないけど、僕が50歳だから、当時リアルタイムでテレビを観ていた子供たちは、ずいぶんといい年齢になってしまって、もうガバドンのことは覚えてないかもしれません。でも、子供の頃に観たものって、結構に忘れないものです。最近のことはよく忘れるけど、多感な時期の影響ってのはデカイのです。

おそらくは来年も再来年も同じように七夕の天気を気にしながらガバドンの日記を書くでしょう。どうでもいいことって、実はどうでもよくないことが多い。七夕の夜空にガバドンを探し続けます。
最近ひとつ、身内から頼まれた音源を作っていました。歳の離れた若い従兄弟から先月、マサシ君これこれこんな感じの曲って作れない?との依頼をもらって、ほんじゃ気に入るかわかんないけどやってみようか、と引き受けたのです。

マシスの音楽とは別物だけど、そこは従兄弟の頼みなので、気楽に(そこそこ真剣に)作らせてもらいました。九月までに作ってくれたらいい、って話だったけど、話をもらって次の日には歌が出来ちゃって、速攻録音して、例えばこんな感じ?ってラインで送ったら、すげー良い!って喜んでくれた。嬉しかったです。 

それからも、ここをもう少しこうしてほしい、歌詞をこうしてほしい、などのクライアントからの細かな注文を受けては修正して、先ほど仮の音源(完成案)を送ったところです。1分程度の短い音源ですが、これでとりあえずは一安心。

最初は九月までに、って言ってたけど、今週末に従兄弟の職場でプレゼンしたい、っていきなり言われて、ちょっと急いで仮の音源を仕上げました。本当はラフレシアに歌ってもらえたらいいなって思ってたけど、夢華さんを召喚する時間がなかった。で、娘と連れ合いに歌とナレーションを協力していただきました(身内を使うと修正の対応が楽です)。

本当に採用されるかはわかんないけど、自分の道楽が何かのお役に立てるなんてめったにないことで、作れただけでも嬉しいことです。でもせっかく作ったから採用されるといいな。もしプレゼンが通ったら、ラフレシアに改めて録音をお願いするやも。


再度、フリーダムフォーク集会再開のお知らせ↓
第170回フリーダムフォーク集会
【日時】2020年7月18日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・菅原真代
・弾夢弦気
・小栗祐司朗(初)
・砂風金
・てぃあーず
・ぷらっとほーむ(初)

二次会の飛び入りコーナーは当面なしとさせていただきます。
フラッと来て歌ってくのを楽しみにしてくださった皆さんご免なさい。楽器持って来てくださっても歌えません。どうかご理解くださいませ。

今回の出演者は主催側で選ばせていただきましたが、次回の9月からは出演希望を募りたいと思います。出たい方、先着順ですので、どしどし言って来てくださいね(すでに申し込みもいただいてます。ありがとうございます!)。二次会に出そびれた方も是非お声かけください


マシス

7月です。今月はフリーダムフォーク集会やります。いろいろと警戒やら対策しながらですので、あまりフリーダムな感じにならないけど、とりあえず第一歩。みんなで相談しながら手探りの再始動やってみます。


第170回フリーダムフォーク集会
【日時】2020年7月18日(土)19時半開演
【場所】ライブカフェ mamselle
袋井市堀越1802-1 TEL 0538-42-6440
http://mamselle.sakura.ne.jp/
【料金】music charge 500円
【出演】
一次会(本編)演奏時間一組20分(転換時間抜き)
・菅原真代
・弾夢弦気
・小栗祐司朗(初)
・砂風金
・てぃあーず
・ぷらっとほーむ(初)

二次会の飛び入りコーナーは当面なしとさせていただきます。
フラッと来て歌ってくのを楽しみにしてくださった皆さんご免なさい。来ても歌えません。どうかご理解くださいませ。

今回の出演者は主催側で選ばせていただきましたが、次回の9月からは出演希望を募りたいと思います。出たい方、先着順ですので、どしどし言って来てくださいね。二次会に出そびれた方もそちらへ是非。

↑使い捨てのマイクカバーを使用します。一組ごとに交換します。


↑ステージ前のこのテーブルは着席不可としてスペースを設けます。いっそ椅子も退けとくか。

消毒薬やマスクは準備しておきます。入店時、退店時、演奏後にマメに手を洗ってくださいね。布マスクをマムゼルでも売ってるそうなので、そちらもどうぞお求めください。


今回、出演者人数が8、スタッフの人数4(5かも)、客席はあと10人強は入ってもお店のキャパ半数を越えることはないと思われます。

フタを開けてみないとわかんないのですけど、従来の集客状況だったら密にはなんないだろう、ってのがスタッフの意見。

楽観しててお客さんドカッと来たら、緊急の対応としてやむを得ず入店をお断りするやもしれません。見に行きたいけどキャパが不安だなって人は、来る前に《入りはどう?》ってお店か僕の方に連絡してくださってもいいかも。ご協力よろしくお願いいたします。



何より、皆さん元気でご来場くださいね。体調に不安があったら来ちゃダメですよ。出演者でもダメですよ。土壇場キャンセルどうぞしてください(やむなく休む時は連絡ください。黙ってすっぽかされるのはツラいです)。

半年ぶりのフリーダムフォーク集会、久しぶりに皆さんと元気でお会いできるのを楽しみにしております🙇


ここ数日のニュースを観ていると、感染者が何人出たやらと、なんとも楽観できない雰囲気が伝わってきます。情勢次第では再度中止の案内、なんてことも、もちろんないとは言えない。そんなことしたくはないけど、あり得ます。非常事態の際は何とぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。無事に楽しく再始動出きることを切に願います。



マシス

今時の若者言葉なんて何言ってるかわかんないよ、と普段なら鼻で笑い飛ばすオヤジな僕ですが、~しか勝たん、は僕が普通に言いそうな言い回しで、聞いた時からこれはイヤじゃなかったです。例えば、

 
 
佐野元春のアルバムなら「NO DAMEGE」が最強じゃない?
 
そうそう、結局は『NO DAMEGE』しか勝たんよ~.
 
みたいに。
 
《~しか勝たん》=《~が最高》の意、らしいです。僕もまだ実際に口に出して言ったことないけど、日記のタイトルに使ってみた。字面で見ると違和感あるな。カタンって響きはどこかの国名みたいで悪くないです。
 
で、最近、たまたま掴んだCDが松本隆の作品が多くて、立て続けに聴いていたのです。僕は必ずしも《松本隆こそが万能最強!》とは思っていないのですが(松本作品は大好きですけど)、例えば南佳孝のアルバム『冒険王』を聴いてると、こういう歌詞書かせたら《松本隆しか勝たんなー圧勝だよな》、と思うのですね。
このアルバムは名曲揃いで、もしも、松本隆を堪能したい時の一枚、と言われたら僕が絶対に選ぶ一枚です。松本隆は南佳孝と相性が素晴らしく良いので、作詞にも気合いが入ってる。

「宇宙遊泳」とかホント大好きで、こんな歌詞を自分で書けたらどんなにいいか、って嫉妬するほどに好き。加えてメロディも歌声もアレンジもいいときてる。これに勝てるのって、絶対にないでしょ?って言いたくもなるのです。動画を貼れなくて残念。


命綱解き放ち
青い宇宙に滑り出す
吐く息の音だけが
ヘルメットに響いてる

あの緑色の大地に咲いた
小さな火が戦争の
あかりだね

(宇宙遊泳 / 南佳孝)

 
あと「真紅の魔都」も痺れてしまう。サビにいきなり《邪悪な魔都》ですよ。邪悪なんて言葉、ポップスの歌詞にどうしたら選べるんだろう。アルバムタイトル曲「冒険王」も素晴らしい。良いアルバムなんです。

 

 

『冒険王』と一緒に、久しぶりにThe東南西北の『深呼吸』も引っ張り出してきたのです。
東南西北はベストアルバム『飛行記録』ばかりつい聴いちゃうけど、オリジナルアルバムではこれが好きです。東南西北はデビュー曲「ため息のマイナーコード」を聴いて以来大好きで。音が厚くなくてGSっぽくて楽しいし、何より久保田洋司くん(つい君づけで呼びたくなる)の無防備な歌声が素晴らしい。

このプロモビデオもスゴいな。久保田くんアイドルみたいだ。「Shadow Dancing」のサビの《青いー影ーがー》の音程が微妙にフラットしてて(特に二番が)、その外れっぷりが堪らなくいいんですね。これがカツンと正確なピッチで歌われてたら魅力は違ったでしょう。昔カラオケで歌う時も、その音程の微妙な外れを真似しようとしたっけ。


「内心Thank You」といい、東南西北に書いた松本隆の歌詞も筆が冴えてます。

 
 
明日6月28日にBS日テレで、編曲家の大村雅朗の特番『風の譜』が18時半より放送されます。これは九州だけで放送されたものらしいのですが、今回全国ネットでの放送が決まり、出演者の松本隆が熱く宣伝してました。楽しみです。
 

7月フリーダムフォーク集会に向けて、出演者のラインナップがほぼほぼ内定。7月に入ったら発表しますけど、で、大っぴらな告知はして良いものか、悩むところです。いっぱい来てねーって言えないですから。

それでも、7月は飛び入りコーナーはないですよー、とだけは大きな声で言わなきゃいけない。飛び入りはやれないので、飛び入り目当てのお客様には本当にごめんなさい。出演希望は9月で受付ますので、演奏したいぞって方は連絡してくださいませ。こちらは先着順です。
 
いや、イベント再開に向けて、緊張してるんです。一応はスタッフやマムゼルマスターを交えて話して、ウチはこんな感じでやってみよう、となったけど、この準備で世間は納得してくれるかしら、と胃が痛い思いで悶々とします。
 
見に行くよ、と言ってくださってる方もいて、ありがたい限りです。マムゼルは広いのでそうそう密にはならないと思うけど、それだってフタを開けてみなきゃどんな状況になるものか。何も読めない。とりあえずは試行錯誤しながらの一歩。

こんなご時世ですので、出演者もお客さんも、来場の際にはくれぐれも体調に気を配って来てくださいませ。体調にちょっとでも不安があったら来ちゃダメですよ。演奏者も体調不良なら休んでください。そうなりゃ僕だって休みます。

マスクも用意しとくけど、着けて来てね。
(マムゼルでも布マスクを販売してます)
 
 
マシス
しばらく前のことですが、腕時計のベルトが切れてしまって、それで、まぁ無いなら無くてもいいかと、しばらく時計なしで過ごしてたのですが、やはりどうも左腕が軽い気がして落ち着きません。もちろん時間もわからないので不便。


20年近く僕の左手にくっついてたベルトです。分解されちゃうと恐竜の骨のようです。

で、いよいよ観念して、森町のナベヤに行き、ベルトを新しいのに付け替えてもらいました。ナベヤは時計屋さんで、こちらは他店で電池交換を断られた僕の時計を《出来るよ》とササッと替えてくれたので、その技量をとても信用しています。地元に良い仕事をしてくれるお店があるってのは便利で誇らしいですね。

一応、壊れたベルトを見せて修繕可能かを伺ったのですが、パーツがいくつか欠損しているのでムリとのこと(切れた時に飛び散って拾いきれなんだ)。

《同じメーカーのベルトを取り寄せられるかは難しい》というので、既製品から似たようなのを適当に選びました。
前のベルトと比べると、軽くてちゃっちい。着けていて違和感はあります。安いベルトだからだとも思いますが、新しい時計を買ったとしても慣れるまでは違和感あったはずで、ならばそこは我慢。


ちなみに、僕が最初に腕時計を着けたのは、15歳の時、高校の合格祝いにと貰ったのがきっかけです。最初は長時間着けてるのが苦痛で、学校や家でよく置き忘れをしてました。

時計どこへ置いたっけ?と、僕があまりにしょっちゅう言うもので、両親から《風呂以外は取るな。それくらいしなければ慣れないぞ》との命が下りました。で、僕は馬鹿正直にその言いつけを守って、それからというもの、風呂に入る時以外は腕時計を着けたままでいるのが習慣になった。それこそ結婚するまでは、寝るときも腕時計を着けたまま寝ていたのです。
(結婚当初、隣に寝ている連れ合いの髪の毛を僕の時計のベルトに挟んでしまって、申し訳なくて外して寝ることにしました)



通販で頼んでいた、マイクカバーが届きました。



フリーダムフォーク集会のための対策グッズが揃ってきました。

7月の出演者はまだ未確定です。今、四組から出演OKのお返事を頂きました(菅原真代さん、カラフルCOMCOM、弾夢弦気さん、砂風金さん)。あとは誰に頼もうかな



マシス