【アドラー心理学の視点で裁判を眺める 〜 まとめ 〜】
穏やかな気持ちで裁判はできないのだろうか?
裁判は争い
どうしても相手と争う気持ちに、支配されてしまいやすい。
それに、
憎しみを抱き、相手との人間関係も壊れてしまう。
どうしてもネガティブな状況に陥ってしまう ・ ・ ・
それは、どうしようもないのか。
避けることはできないのだろうか?
ここでは、、
アドラー心理学の視点から、
心を穏やかに保ちながら裁判ができないかどうか
を考えた記事を集めました。
そのためのモデルケースとして、
落語家 ・ 快楽亭ブラックの裁判の取り組みを紹介します。
ブラック師匠はアドラー心理学を意識しているわけではありませんが、、
彼の裁判に臨む姿勢から、
私はきわめてアドラー心理学的な精神を感じたからです。
そしてまた、
穏やかな気持ちで裁判に臨むことができるのではないか、
という大きな可能性を感じさせてくれるからです。
問題提起という意味を込めて、
私は中立的な立場から、彼の裁判を考察しています。
あなたにとって、
何らかのヒントになれば、幸いです。
( 英語版の記事 )
ある落語家が、元弟子の恋人から訴えられました。
けれどその落語家は、争いを望んでいなかった。
相手を憎むことなく、裁判は出来るのだろうか?
落語家 ・ 快楽亭ブラック師匠は2回目の法廷に立たされた。
徐々に裁判の現実を思い知るブラック師匠。
しかし着順に前に進みます。
「笑い」 と 「愛」 を武器に。
いよいよ裁判は終盤に差しかかります。
相手と和解ができるかどうかの瀬戸際。
ここでも ・ ・ ・
落語家 ・ ブラック師匠は裁判の現実を思い知らされます。
裁判をすると人間関係が壊れるのだろうか?
憎しみが生じないようにすることはできないのだろうか。
アドラー心理学の視点から、
そのような問題提起をしたコラム。
快楽亭ブラック師匠の裁判、判決が出ました。
その結果と内容について、
この記事では吟味し考察します。
ブラック師匠は最後の最後まで、
アドラー心理学的な姿勢を貫きました。
第一審の判決に対して、
榎園監督は控訴しました。
いよいよこれが、最後の法廷。
その様子を報告しました。
【執筆者の紹介】
松岡 学
高知工科大学 准教授
数学者、博士 (学術)
大学で研究や教育に携わる傍ら、
一般向けの講座を行っている。
アドラー心理学の造詣も深く、
数学の教育や一般向け講座に取り入れている。
音楽 (J-POP) を聴くのが趣味。
ファッションを意識し、自然な生活を心がけている。
■ アドラー心理学のコラムやエッセイの一覧