戦国好きのアドリブ雑記帳 -3ページ目

戦国好きのアドリブ雑記帳

戦国ネタ(話)が多いですが、基本は感じたこと雑記した内容です・・はい。

9月も半ば近くなり、来月の10月からは、いよいよ消費税が10%になりますね。
 
さて今回は戦国時代の税金について、書いてみたいと思います。
 
税金と言っても戦国時代の庶民の税金は、年貢という米を納める物でした。
 
 
この時代の通貨については、後程に記して行こうと思いますが、基本的に国産の通貨は平安時代の中頃に発行が止められていました。
 
そして室町幕府が明との交易を正式に始めた際には、銅銭などが用いられる様になっていましたが正式な通貨による制度というのは、確立されていませんでした。
 
ですから
農民は
『米や野菜』
を作る。
 
山で暮らす人達が取る
『山菜や鳥類、小動物』 
(戦国時代は四足動物を食用にしていなかった。 と言われていますが、実際には野生の小動物や場合により、牛・馬も食用としていました) 
 
海に近い地域では
『塩や魚介類』
 
こういった物が交換される、物々交換  (物品貨幣) という形で物が流通していました。
 
戦国時代は、それぞれの大名達が治める領地において年貢米を納める量が決まったり、その他のルール等も定められていました。
 
日本全域による決まった法は無くて、戦国大名達が統治する地区ごとに、分国法と呼ばれる異なる法整備がされていたのです。
 
この分国法により、それぞれの領主によって年貢を納める量は、まちまちでした。
 
一般的には、その領地における米の生産高において、六公四民だとか七公三民といった具合に、約60%~70%が税金として年貢米にて納められていたようです。
 
農民は一所懸命に、農地を耕して米を作っても、60%以上を税金として領主に納めていた事になります。
 
現代で、もし税金が一次産業の人達から半分以上を納めるルールになったら暴動がおきますね。
 
しかし戦国時代においては、身分制度などもあり、農民達はこの税率が当たり前だったのです。
 
そして、きちんと 『誰が?』 『どの位の農地を所有』 していて 『どれだけの取れ高』 で、米を生産していたか?
 
こういった把握は、秀吉が天下を治めてからの 『太閤検地』 が実施されるまでは、しっかりとは確認されていませんでした。
※この太閤検地は、今いうマルサの査察といったところでしょうか。
 
その為に、隠し田畑が多く存在しており、農民や領民達も上手く年貢を納める際に (納税) をごまかしたりして、やりくりをしていました。
 
そして大名達も、それが解っても 『見て見ぬふり』 をしたり、その年の食糧事情により厳しく取り立てを行い見つけた場合には処刑などの厳しい罰を与えたりといった状況によるアメとムチを使い分けていて、上手く領民達から不満を持たれずに領地を治める工夫をしていた様です。
 
これは、年貢の取り立てを通して 『生かさず殺さず』 という微妙な駆け引きを行っていたのです。
 
領地の統制が上手かった後北条家などは、戦国時代で一番低い税率の 『四公六民』 を実施しており、他の大名の領地から北条の領地へ流入する農民がいたり、この当時の戦(いくさ)は戦が起こると兵士として農民が駆り出されたのですが、わざと敵方の農兵は手を抜いて逃げたしたりして、北条が戦に勝ち新たな領主になる事を求めた。
 
そんな逸話もあるくらいです。
 
北条家と今川家との間で三国同盟を結んでいた武田信玄も、五公五民というその当時の税率としては甘い年貢の徴収率にして、農民の労働意慾をコントロールしていました。
 
こうした、六公四民や七公三民を基本とした税率で年貢を取り立てて、財政をやりくりしていた戦国大名達ですが、秀吉が天下を治めて豊臣政権が出来ると太閤検地により、キッチリとした石高が解る様になって行きました。
 
そして秀吉は、物品貨幣という物々交換以外に、海外との交易を行う商人や生産性の無い武士に対しても、物を造ったり手に入れて交換する手間を省き、様々な物が交換出きる通貨の使用を推奨していきます。
 
この辺りの商人達の交易やそこで得た品物の普及に際しては、信長が既に様々な形態にて海外から入って来た通貨の撚り銭を行うなどの道筋はつけていました。
 
秀吉自身は、戦国大名が戦の際に兵や物資を調達する為に、軍資金として用いられだした金・銀を溜め込みだします。
 
財源確保の為に、金山・銀山のある地域は豊臣政権による直轄地区として、開発と独自の貨幣鋳造に積極的に取り組むようになりました。
 
海外からの交易時に入って来た銅銭などには、その形状や素材に大きな差があり、通貨としての価値観の統一性もばらつきがありました。
 
豊臣政権では、豊富に蓄えた金・銀から新たな通貨として、天正大判などを産み出しました。
※但し、これは流通通貨としての価値よりも贈答用、文化価値の強い物でした。
 
 
また当時の日本にあった鉱山は、東日本には金山が多くあり、西日本では銀山が多いという状況から、金による硬貨その他の使用は東日本に多くみられ、銀を使用した物は西日本という様な状況をうみました。
 
この様な、通貨の生産と普及、領民への浸透状況が整わない事から、戦国時代においては、秀吉の太閤検地にて正確に米の量を計れる枡の流用と普及に合間って、領民からの税の徴収は米が一番効率性が高く日本の食料事情とも合間って年貢米による物が続きました。
 
そして、身分制度がある事と当時の食糧事情により、税の徴収率は江戸時代に入っても変わらずに
『農民は生かさず、殺さず』
を基本姿勢にして、年貢米による税の取り立ては行われて行き、通貨整備が幕府により行われだしても続いて行きました。
 
 
 
9月8日夜から9月9日の朝方までの間に、関東地区に上陸した台風の影響で、朝の始発列車が関東の鉄道では概ねが運行を止めていました。
 
午前9時位からやっと動き出した電車でしたが、月曜日朝という週頭の仕事初めの日という事もあって、各駅での混雑は凄まじいものがありました。
 
私が住んでいる武蔵野市の吉祥寺駅では、京王線は倒木の為に全線運行をストップしていました。
 
そして、中央線も通常ダイアから間引きした数の運行でした。
 
結果、午前9時位から吉祥寺駅は、駅前が人だかりとなり駅構内への入場規制が行われる事態に。
 
そして通常では事故その他で、電車が遅れると最寄りの沿線やバスによる振り替え輸送が告知されるのですが、今回は深夜の台風の猛威で近郊私鉄沿線その他の交通機関も、全てがすストップか間引き運転の為になんと!他の交通機関への振り替え輸送は行っていません。
の文字が、駅改札前の電光掲示板に流れました。
 
 
その瞬間には、駅前に集まっていた人達から何とも言えな声が上がりましたが、驚きの声は上がったものの、取り立ててその後に文句を言ったり暴れるような人達はいなくて、振り替え輸送が無くて改札を抜けるのにさえ入場規制をしている事実を受け止めると、電車に乗る事をあきらめた人達が振り返りって駅を後にする状況が起きました。
 
それでも、次からつぎへと吉祥寺駅に近隣から集まって来る人の数の方が多くて、駅周辺まで長者の列が。
 
私は巣鴨のサロンに午後から予約が入っいていたので兎に角、待つしかないと駅で待機しました。
 
しかし、思っていたいた以上の混雑にも関わらず、大きな騒ぎを起こしたり文句を口にする人は少なかったです。
 
深夜の台風は物凄かったので、始発の開始時間に規制が係るのも安全の為に仕方ないとの認識からなのか、人の数は物凄いのに皆が冷静に待機していました。
 
日本人はこういう時に、我先に急いだり、文句を言ってイライラしてトラブルを起こさない、冷静な人種だなと改めて関心をしましたが・・
 
昨今の自然災害の多さに、思っていたよりも皆の意識が高くなり、自分勝手にパニックになる事が無い、冷静さを身に着けているのかな?
 
とも感じましたが、あれだけの暴風雨の台風明けに鉄道路線は動かないという事実を理解できるのであれば、会社 (仕事) を休むという選択肢を、個人も組織も持って休日扱いするという迄にはいっていないのか、長時間待ってでも仕事を休みにしないという、変な勤勉さがあるようにも感じました。
※かくいう私も、午後のお客様のご予約があってお客様に理由を説明してキャンセルにはせず、この場にいて待っていた訳ですが・・(笑)
 
更にそこから、やっとホームへ上がれても、電車の感覚が非常に長くて15分程度に一本しか駅へ入って来ません。
※都市部の鉄道路線は通勤時には、通常5分間隔で列車が運行されています。
 
地方では電車間隔が15分は、別段遅くは無いでしょう。
 
通勤時の都心では電車15分待ちは長くて、今回の様な規制が無い普段でも駅のホームは直ぐに人で一杯になります。
 
そんな中でやっと電車がホームへ到着しても、既に入って来た電車は満員で吉祥寺という比較的乗降客の多い駅にも関わらず、降りて来る人の数がドア毎に10名程度で、各ドアからは新たに乗車出来るのも10名程度となりました。
 
結局は入って来た電車を6本程やり過ごしてから、乗れたのですがホームでの待機時間も1時間越えでした。実はホームで電車を待つ間は、少しマナーという点では、イラっとさせられることがありました。
 
混雑するホームで少しずつ電車が来る度に、自分の立ち位置を変えて、やっとホーム上の電車の乗り口になる場所へ来ました。
 

私は普通に横3~5列くらいの並び幅で真ん中にいましたが・・

 

電車が入っいて来て、前の人達が10名程で度乗り込んでは次の電車を待つという状況で、少しずつ列の前に進むのですが私は、周りの人がぶつかったり押し合わない様にと、気を使いゆっくり進んだところ、周りの人は電車が来る度にギリギリまで、我先に乗ろうとして前に強引に進みました。

 

結果的に私は、少し後ろの人が前へ出て来て押されてしまい、横に弾かれ列の幅の中央に居たのに、右端に追いやられてしまいました。 

 

電車が来る度に列中央の人の強引な進行が早くて,ちっとも前に進めずに仕方なく危ないので、2本程電車が来ても列の右端で待っていました。 

 

このままでは、私はずっと電車に乗れないので、仕方なく電車が来ると追いやられた右端から左斜めに進んで、電車に乗ろうと試みましたが、そうすると隣の人から

 

 『混雑しているのだから、割り込んで進むな!』

 

 怒鳴られてしまいました。

 

私は中央に位置して周りの方にぶつからない様にと、ゆっくり進んでいたら後ろからの人に押し出されて右端へ流されただけで、割り込むどころかそのせいで何本か電車を見送ったのに、いつの間にか強引に割り込むマナーの無い奴として怒鳴られてしまったのです。 

 

暴風雨が去っても中々、台風一過とはならなかった昨日の午前中でした。

 

 

 

河越夜戦 その壱は コチラ

 

前回は   コチラ

 

 

関東官僚上杉家を二分していた扇谷上杉家当主の上杉朝定を討ち取り、約八万の軍勢と言われた古河公方の足利晴氏と関東官僚上杉家の連合軍に北条氏康が打ち勝った、河越夜戦。

 

この戦に勝つまでの経緯を前回までは書いて来ましたが、今回はその後に北条氏康による関東制覇と、その後における周辺大名達の動向を書いて行こうと思います。

 

この河越夜戦は八万の大軍勢を、約10分の一軍勢(八千)にて奇襲戦で勝利し事から、日本三大奇襲戦(厳島の戦い・桶狭間の戦い)の一つに上げられています。

 

厳島の戦いで毛利家が中国地方の唯となった事や、桶狭間の戦いで、織田信長が天下統一に向けての先駆けとなる全国へ名を知らしめた件と同じように、河越夜戦もその後において北条家の関東制覇とその周辺の大名達に、大きな影響を与えた歴史を動かす事になる戦でした。

 

少し意外かと思われるかも知れませんが、あの義将として語られて武田信玄のライバルとして知られる上杉謙信は、この河越夜戦で北条氏康が勝利した事により生まれたと言っても過言ではないのです。

 

 

 

 

その経緯はこうです。

 

河越夜戦により当主が討ち取られた扇谷上杉家は、滅亡の道をたどる事になりました。

 

そして扇谷上杉家と関東官僚上杉家を二分していた山内上杉家もまた、北条家の猛攻を受けてその勢力を大きく失って行き、天文21年(1552)に山内上杉家当主の憲政は越後の守護代でだった長尾景虎を頼り身を寄せる事になるのでした。

 

その後の上杉憲政を庇護した景虎は、北条と真っ向から対立して小田原城を包囲したり、川中島にて宿敵武田信玄と数度の小競り合い(川中島の戦いの第1回~3回)を経て、時の将軍足利義輝より関東官僚の職を授かり憲政から山杉家の家督を譲り受ける事になったのです。

 

ここに、現代に名を馳せる上杉謙信が誕生する事になったのです。

 

無論これは結果論で、上杉家の家督を景虎が受け継がなくても彼ほどの人物であれば違った形で名を馳せたとは思われますが、河越夜戦を制して関東官僚上杉家の力を削ぎ、関東に大きな勢力を築いた北条氏康の存在が無ければ、景虎が関東官僚となり上杉家を継ぐことも無く、その後の活躍も周辺の有力大名である武田・今川・北条と渡り合った結果も違ったものになったでしょう。

 

そして、この上杉謙信の誕生だけでなくで、武田・今川・北条による 『三国同盟』 もまた、河越夜戦の勝利の結果から生まれた同盟でした。

 

次回は河越夜戦の勝利が、どうこの三国同盟に繋がったかを書いてみたいと思います。

 

つづく

 

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久しぶりの更新です。

この所、ブログを書くネタ (出来事) は、沢山あったのですが、どうも気力が起きずに気がついたら放置になってしまっていました。
(-。-;)

私的には、私が巣鴨にて整体とのコラボプロデュースをしてプレイヤーを兼任していたサロン『RESET』ですが、美容室さんのオーナーが、突然のお店撤退というゴタゴタが・・

その後2ヶ月間の、整体業界には珍しい
『営業しているお店さんからのベッド貸り』
という形での、フリーにての整体師を経て、新たに同場所でオープンした、ラポールヘアと言う美容室さん (新オーナーさん) とのコラボ契約を成立させて巣鴨の地での整体サロン『RESET』のリニューアルオープン。

ここで書く程の事ではありませんが、チョトした個人的なラブロマンスもありました。
(///ω///)♪

世間の話題はといえば、吉元興業とジャニーズ事務所という、テレビでのタレントキャスティングの鍵を握る大手事務所の裏が暴露されての騒ぎがあり、今だ継続中の話題に。

選挙もありましたが、今回は何だがマンガのネタの様な政策をかかげる政党や候補者が、沢山出て来ていました。

煽り運転からの暴行や、無差別殺人、京アニの放火などの、只の無法者による恐ろしい事件も多く報道されています。

韓国との間の日本の関係も、いよいよ本格的に雲行きが怪しくなりだしています。

これらの出来事に何となく共通しているのは、時代の変化により生れた過去の価値観 (古き良き物から、溜まっていた垢の様な慣習や、悪習) の崩壊と、それによる歪みから生まれた事件などの様に感じています。

物事が変化する時に起こる、破壊と再構築という、戦国時代であれば信長が行ったクラッシュ&ビルドが、今の世の中にも必要な位に、現システムは制度疲労が起きている様に感じています。

そして私はこれらの事に対して、時代の変化に乗った捉え方に何かを見いだす訳でも無く、かといって、過去の価値観を良しとする感情を持つ訳でもありませんでした。

時代の歪みに翻弄されたかの様な気持ちの悪い価値観の人達が出て来たり、起こす事件にも、今起きている事として、漠然と捉えてそれに向き合うという感覚でした。

この要員の大きな原因は、個人的には、生業(なりわい)とする、自身の整体サロンの一時閉鎖が大きかったのだと思いますが、それ以前に
一過性の騒ぎで直ぐに次の事象に飛び付き、大事なことが壊れて再構築される前に、終わってしまう事が繰り返されて来ていて、そこにシラケ気味な感情を抱いたというのもある気がしています。

自身の中の気持ちが、ここ数ヵ月の間のこうした出来事について行けていなかっ事が、ブログの更新に対するモチベーションの低下にもつながっていた気がしています。

と言うことで、今回はブログ放置の言い訳を、それらしく書いてみました。(ToT)

今後はまた、更新頻度を上げて行こうと思いますので駄文の多いこのブログですが、よろしくお願い致します。
m(._.)m






昨日、新元号の 『令和』 が発表されてから2日が経過しました。

 

 

テレビやニュースでは必死こいて、この元号の意味を説明する方々の話と、概ねの響きが良いだとか、良好な反応の声が聞かれています。

 

一方で比較的に、個人的な見解がハッキリと表明されがちなブログにおいては、令の字から来る否定的な意見や違和感、そして不安?も、多々見受けられます。

 

こうした、公(パブリック)の発言と、私(プライベート)の発言での 『令和』 の受け止め方に対する発言が分かれるのも、これから書こうと思う私が感じた 『令和』 から受けた印象の具現化の様に感じてしまいます。

 

私が 『令和』 という元号の発表を聞いた時にまず感じたのは違和感でした。

 

その理由は 『令』 の字から来る 『命令、法令』 というイメージによるものでしょう。

 

上からの命令に支配された 『和』 という仲良しこよし。

 

そんな感想が直ぐに頭の中に浮かびました。

 

この発表から2日経ち、メディアなどでは

 

『万葉集を経典にした、令月(めでたい月)の柔らかな風や、梅花の香り等を称えている』

 

そんな説明が、必死になされていたり、令の持つ解釈として良い意味の事例が、あちらこちらで説明されていた2日間でした。

 

ですが 『令和』 と聞いて直ぐに

 

『あ~万葉集から来ているのね』

だとか

『梅の香を感じながら、和を持って行くんだね』

 

などと感じた人は、ほとんどいなかったはずです。

 

大抵の方が、令の字から来る 『命令、司令』 という言葉のインスピレーションがまっさきに頭をよぎったのでは?

 

それなのに、良い元号だと感じるなどの声がテレビ等での公で発信される物からは多く聞かれ、私信が伝えられるブログやツイッターなどからは、私が感じた様な感想が多く発信されていて、中には

 

『平和を命令してる様に感じさせる』

 

なんていう意見もありました。

 

そもそもが、和というのは話し合いを持って解決に当たるという、集団における協調性と言う名の 『集団主義』 の象徴の様に私は感じています。

 

決してこの和を大切にする事が、全面的に悪い事だとは思いませんし協調性や他人を理解する日本人の素晴らしい感性だとも認識はしていますが、反面では日本人が物事を決める際に決断が遅れ、会議~会議で答えを迅速に出せないシステムの素になる精神でもあると思っています。

 

個人主義で、私に走りすぎれば 『わがまま』 になり、まとまりの無い集団になります。

 

 一方で集団主義で、周りの意見ばかりをおもんばかると、それこそが 『忖度や同調圧力』 を生み、それは最近の集団の中の同調圧力によって違う意見を受け付けないという、いじめ等の心理的要因を作り出したり、目上の人間との力関係から来る忖度をしてネジ曲がった行動をさせています。

 

ですから少し極端に言えば、命令されて皆が和と言う名の集団心理で、忖度や同調圧力を持ってまとまる。

 

という意味にさえ感じてしまいます。

 

すでに、これから来る未来の元号に決まったからには、意を唱えるのはケチを付ける様で良くない。

 

そんな心理が働いていて…

 

公(パブリック)では良い元号だという意見ばかり。

 

私(プライベート)では、命令される仲良しこよしの様で違和感ありと感じる意見が多い。

 

こんな使い分けによる 『令和』 という新元号の感想意見の表明され方が、まさに 『令和』 という言葉の反応にピッタリだとさえ感じています。

 

因みに 『令』 の字が過去において元号に使用される候補に上がった事が、江戸時代に一度あります。 

 

その時には朝廷側がこの令の字を用いて 『令徳』 という名を選考した様ですが、幕府は 

 

『令徳とは、徳川に命令すると読み解く事ができる』 

 

と反対して没になっています。 

 

過去にもやはり 『令』 の字は命令という上からの指示を連想させられた事があった様ですね。

 

 

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ウォーキングデッド シーズン9 第15話の内容です。

ネタバレ(今回は特に衝撃的で重大な出来事あり)が、ありますので未見の方は自己判断で読み進めてくださいね。

 

○内

オープニングでは、ヒルトップの住民がアルファに襲われて頭の皮をはがされます。

王国にて各コミニティー間の親睦祭(Huluでは会議と訳されています)が行われて、登場人物のほぼ全て(ニーガン・アーロン・シンディ・ローラなどの、一部のキャラは登場していませんでした)が参加していて、非常に明るい雰囲気で盛り上がります。

開催に向けたエゼキエルの演説では、リックやカール、ジーザスの名前も上がります。

ミショーンと、タラやその他の仲間との確執がとける雪解けシーンや、キャロルとジュディスの再開シーンなど、胸が熱くなるシーンが盛りだくさんでした。

アルデンにルークが歌を唄う提案をしますが、イーニッドとアルデンはりんごアメを口にしながらの恋人宣言をして、歌を唄う事を承諾します。

ジュディスが、ジェリーとその子供達と一緒に、無邪気に動物の真似をして遊んだりしていまた。

アレクサンドリアは、リディア(ウィスパラーズのリーダーの娘)を、亡命者として受け入れる事をゲイブリエルが宣言しました。

その事で起こり得るウィスパラーズの脅威から、各コミニテイーが防衛協定を締結する事になり、ヒルトップはタラ。 オーシャンサイドはレイチェル (登場時は子供だった娘) 。 王国はエゼキエル王とキャロル王妃。 アレクサンドリアはゲイブリエル神父。 と、それぞれによりミショーンが以前に作成した憲章へサインをして、各コミュニティーが共同体としての未来を誓いあいます。

ハイウエイマンのオジーと、元救世主で今はアレクサンドリア住民となったDJは、親睦祭が危険に更されない様に、外に出てウォーカー退治をしています。

ダリルは、コニーにドッグの餌やりを頼みますが、その際の微妙な仕草には、何だかロマンスの予感を感じさせる雰囲気が!

鍛冶屋のアールは妻のタミーと共に、ウィスパラーズがウォーカーの群れの中に捨てた所をコニーが助けた赤ちゃんを抱いて、名前を付けて可愛がっていました。

兎に角、王国での親睦祭は皆が笑顔でとても和やかに進行していきます。

ここまで視ている時点でウォーキングデッドの、もはやフォーマットとも言える 

『幸せの後には、不幸 (死) が訪れる』

事が頭をよぎり、全てのキャラにというかコミニティー全体への、大きなフラグが立った様に感じていましたが・・

ズバリその予感が的中する事になってしまいました。

アルファが、オープニングでヒルトップの住人を殺害して、頭皮を剥いでいましたが、それをカツラの様に被り変装して、王国の中に侵入していたのです。

普段のウォーカーのマスク姿や、汚れた顔での素顔からは想像できない綺麗な顔立ちでしたが、頭に殺した人間の頭皮ごと被っている事を考えると、このアルファの綺麗な姿も不気味でたまりません。

エゼキエルはアルファと接触しますが、全く気が付かずに王国の中を案内して回ります。

時間軸は少し飛んで、皆が王国での親睦祭を楽しむ中で場所を知られているヒルトップにウィスパラーズが襲って来る事を危惧して、ダリル・キャロル・ミショーン・ユミコ・マグナ達という戦闘力の高いメンバーが王国を後にしてヒルトップへ向かいます。

途中で、外でウォーカー退治をして警護についていたハイウェイマンのオジーと、DJに出会います。

ヒルトップから王国へ向かった住民の馬車が、襲われた後を発見してハイウエイマン達は王国へ向かい、ダリル達は先を急ぎます。

夜になり、ダリルがウォーカーの足跡を追走する中で不審な状況を見て取り、引き返そうとしますが、そこにウォカーが襲ってきます。

百戦錬磨のメンバー達は襲い来るウォーカーを撃退しますが、その後ろから武器を持ったウィスパラーズが現れて囲まれてしまいました。

そこにダベータが現れて武器を捨てる様に指示します。

捕まってしまったダリル・キャロル・ミショーン・ユミコの中から、姿をみせたアルファはダリルだけを呼び出して、アルファと二人で少し離れた崖へと向かいました。

その崖の下には、物凄い数のウォーカーの群れが跋扈していました。

群れの中にはウィスパラーズが混ざっていて、誘導しているとのこと。

群れを集めて操れる事を示したアルファは、いつでも各コミニティーへ大量のウォーカーを雪崩込ませて壊滅できることを示唆します。

そして、リディアのことは諦めたので、もう返さなくても良い、但し自分達のテロトリーを主張して、今後そこへ踏み込む者が入れば容赦なくコミニティーを襲う事を伝えて、ダリルに拘束した仲間と共に北へ行けと伝えます。

そこに自分達の縄張りの境界線としてメッセージを残してあると言うのです。

ダリル達を開放した後に、リディアの事で涙を流すアルファでしたが、そこに偶然現れたウィスパラーズがその姿を目撃します。

アルファは自分の涙を流した姿を見たメンバーを口封じに殺すのでした。

開放されたダリル達は、アルファの言った北へ向かいますが、そこで木に縛られ怪我をしたセディークの姿を発見します。

セディークは自分のいた場所から丘の上を指さして涙を流します。

そこには、首を切られて木の枝に刺され生首だけのウォカーとなり、小さく口をパクパクしながら小声で唸る10名の仲間達の姿が・・

オジー (ハイウェイマンのリーダー)

アレク   (ハイウェイマンのNo.2

DJ      (元救世主で、今はアレクサンドリアの住民)

フランキー (ニーガンの複数いた嫁の一人で、マッサージ師)、

タミーローズ (鍛冶屋アールの奥さんのおばあさん)

ロドニー      (ヒルトップの若者)

アディ     (ヒルトップの若者でメガネの少女)

イーニッド   !Σ( ̄□ ̄;

タラ       (゜ロ゜ノ)

ヘンリー    (´д`|||)

ダリルは、キャロルの気持ちを慮り

『見るな!俺を見ろ。』

と言いキャロルがヘンリーの首を見るのを遮ります。

セディークも連れ去られたのですが、アルファはこの大量虐殺をメッセージとして仲間に伝えさせる為にあえて殺さずにメッセンジャーとして残した模様。

セディークは、王国にて皆の前でこの事実を伝えますが、ウィスパラーズの趣旨である恐怖を伝えるのでは無くて、彼らが最後まで勇敢に立ち向かった姿から、知り合ったばかりだったり、知らない者もいた中で互いが助け合い最後の時を迎えた。

亡くなった仲間は、友であり英雄だと伝え、この事で恐怖による混乱を迎えるのでは無くて、皆がまだ命の時を繋ぐ仲間として今後も、互いに協力し合う力を証明したと伝えるのでした。

感想はあまりに衝撃的でしたので色々感じる所もあり、また次回に。

 

ウォーキングデッド シーズン9 第14話の感想です。
 
ネタバレありますので、未見の方はいつものように自己判断で読み進めてくださいね。
 
 
ストーリは、過去 (リックの行方が解らなくなった後) と、現在 (ウィスパラーズの登場と王国におけるコミニティ間の会議開始前) を、行き来しての展開でした。
 
過去のシーンでは、ミショーンとダリルの背中に付いた❌の傷についての、詳細が解ります。
 
そしてミショーンが何故?頑なに外部の人間を拒絶していたかも、明らかになりました。
 
現在のシーンでは、ウィスパラーズからヘンリー  (リディアも) を助けだしたダリルとコニー達が、アレクサンドリアへ立ち寄ります。
 
ジュデスは、やって来たダリルと話してリディアをダリルが助けた事を知ります。
(本人は、ヘンリーを助けただけと言いはりますが)
 
更にジュデスは、ニーガンとこれまで話して来た事で、過去の救世主との戦いを聞かされていました。
 
そうした中で、アレクサンドリアの人達以外の、愛すべき仲間をミショーンが受け入れない事に疑問を感じて行きます。
 
この二つの出来事を上手く絡めて、交互に過去と現在の出来事を見せて行く演出でした。
 
ストーリーの構成的には良くできた進行でしたが正直感想は、過去と現在の行ったり来たりは、少し解り辛い部分もありました。
 
今回明らかになった、過去に何がありミショーンが頑なになったのか?
 
その答は、非常にショッキングな物でした。
 
リックがいなくなった後も、ダリルとミショーンはリックの行方を探していました。
 
また各コミニティも、カールとリックの意思をついで、行き来をしての交流をしていた様です。
 
そんな中でミショーンは、お腹にRJを宿していました。
 
大きくなったお腹でリックを探し続けるミショーンを気遣いながら、無理をするなと言うダリルですが、本人は見つかる迄 『一生探し続ける』 と言い切ります。
 
そんなある日に、アレクサンドリア周辺で彷徨う女性をロジータ達が見つけて連れて来ました。
 
その女性は何と、崩壊する以前の世界でのミショーンの学生時代の友人でジョスリンという名の人物だったのです。
 
そしてジョスリンは、多くの子供達の面倒を見ていました。
 
ジョスリンの話では
 
『大人は、皆が狂った』
 
との事で、子供達以外の大人は彼女だけでした。
 
この 『大人は、皆が狂った』 の言葉が後に意味を持って来ます。
 
ジョスリン達をアレクサンドリアへ迎え入れたミショーンでしたが何と、彼女と子供達は、食糧とアレクサンドリアの子供を盗んで姿を消してしまいます。
 
その中には幼いジュデスもいました。
 
ダリルとミショーンは、外に出て彼女達を探すのですが、実はジョスリンは 『大人は皆が狂った』 と自ら言っていた通りで、生残ったジョスリン自身も正気を失い子供を洗脳していて、崩壊した世界で大人が油断して手が出せない存在を利用していたのです。
 
そして、洗脳された子供達によってダリルとミショーンは焼きごてで、背中に❌の焼印を捺されてしまうのでした。
 
その後に何とかダリルが脱出をしてミショーンを助けると、今度はミショーンの前にナイフを持った子供が❌印の敵を殺せ!
 
とジョスリンに命じられて、襲いかかります。
 
 
妊娠中のミショーンは、わずかですが腹に傷をおってしまいます。
 
子供に攻撃出来ないことを利用して、ジョスリンは角材でミショーンを殴り倒します。
 
このままではお腹の子供まで殺されてしまう状況となり、ミショーンは腹を括りジョスリンを殺します。
 
しかしジョスリンに洗脳されていた子供達は、ミショーンに尚も刃物を持って襲いかかります。
 
更にその中の一人の子供は、連れ去られたジュデスやアレクサンドリアの子供達が閉じ込められている車にナイフを持って向かいます。
 
このまま子供相手に手を出す事を避けていれば、ジュデスもお腹の子供も殺されてしまうという状況に追い込まれたミショーンは、哭きながら洗脳された子供達を殺す事になってしまいました。
 
この子供が相手でも容赦ない展開や、狂気に満ちた人間達が現れるというのは、過去のウォーキングデッドにおいても、度々ありました。
 
キャロルの娘ソフィアの件。
 
更にキャロルとタイリースに突き付けられた、リジーとミカの現実と対処。
 
人間を食糧とする、終着駅のギャレス達。
 
この世界で狂い、全ての命を無に返すという発想で殺しまくるウルフ達。
 
ウォーキングデッドの世界は常に非情で、その時その時での判断が求められます。
 
過去において、そんな表現に対して番組自体に様々な批判がでた経緯から、ここ最近は過激な展開は押さえぎみで、小手先のストーリーのこねくりまわしが、主になっていました。
 
今回は、久しぶりに挑戦的な内容で、そこにしっかりとしたミショーンの人間ドラマがありました。
 
ですが、このミショーンに起きた出来事を表に出さずに謎ばかりをここまで引っ張り過ぎていた感があり、もう少し早い段階でこのストーリーは見せて欲しかったという点が残念です。
 
また、まだまだマギーやタラとのミショーンの確執の原因が今回の話なのは解りましたが、細部が描かれずに直接的な理由は解らないままです。
 
もっと早くにこの事実を出していれば、ミショーンというキャラクターの評価が、こんなに下がることも無かったのに、残念です。
 
 
さて、残す所あと二話でシーズン9も終わりですが、いよいよウィスパラーズの恐怖の攻撃で原作では大量のメンバーが首を切られて木の棒に頭をくし刺しされますが、誰がその犠牲になるのか?
 
ドキドキして、落着きません。
 
 
 
おまけ 
 
 
このふたりが・・・ 
 
 
 
 
 
 
 

ウォーキングデッド シーズン9  第13話 の感想です。

 

 

多少のネタバレがありますので、未見の方は自己判断で読み進めてくださいませ。

 

 

ヘンリーくんは今回も、安定のうざさ爆発💣💥でした。

 

それはさておき、ついにウィスパラーズのベータが本格的に登場しての、ダリルとタイマン勝負になりました。

!!(゜ロ゜ノ)ノ

 

しかしベータは、凄すぎです。

 

ダリルにナイフで刺されてもアンダーシャツが、対刃物の防護仕様になっていて、全く効き目無し。

 (漫画の刃牙に出てくる、本部のアラミド繊維か? 笑)

 

バトルが繰り広げられた部屋の仕切を体当たりで壊して進む姿は、ゴジラが暴れているみたいでした。 

 

 

ビミョーにチープな感じは、ありますが兎に角強い!

 

最後も、エレベーターシャフトからダリルに突き落とされて死んだと思ったら、数十メートル下へ落下したにも関わらず、骨折の一つも無く生きてました~⁉️

 

また、新たに現れたコミニティの 『ハイウェイマン』ですが、前々回の王国のメンバーが映画の為に電球を探していた際に、さりげなく映った謎のマークは彼らの物でした。

 

そして、王国に対して物資を欲求して来た為に、またも救世主の様な略奪集団かと思ったら!

 

何ともコミカルな蛮殻 (バンカラ) 野郎の集りで、キャロルの笑顔と映画鑑賞にコロリと態度を豹変して、会議へ集まる各コミニティの道中護衛する事に。

 

てっきり、あの謎のマークはウィスパラーズの物で、王国はピーンチ!

と思っていたのですが・・

 

てっきり、また余計な敵キャラ登場。

と、思い込んで興ざめしかけていたら・・

 

この視聴者を裏切る展開は、果たして吉と出ているのか?

 

ヘンリーくんの、もはや定番化した空気を読めない『やらかし』を始めとして、ベータの怪獣みたいな強さといい、ハイウェイマンといい、ついでに前回のロジータを取り巻く四角関係といい、ウォーキングデッドの『リック無き後』はコミカル路線なのかな?

 

ミショーンの意固地な理由や、ダリルとお揃いの❌の傷の謎。

 

マギーの急なジョージーだっけ?の所へ行ってしまった理由と、ミショーンとの確執。

 

中途半端に引っ張る謎ばかりのミステリー仕立てと、コミカル路線が合わさって完全なB級ドラマになって来た感があるウォーキングデッド。

 

マジで、今後の内容と視聴率は、復活出きるのか?

 

リックを中心にした、濃厚なヒューマンストーリが薄れてしまってきたのを、改て実感する回でした。

 

追記

今回のダリルとコンビで動いていた、コニーだけが、ウォーキングデッドらしい良いキャラだと感じてそれが救いでした。

 

 

 

 

 

 

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ウォーキングデッド シーズン9 第12話の感想です。

ネタバレがありますので、未見の方はご自身の判断で読み進めてくださいね。

 

オープニングは、ヒルトップから娘のリディアを取り返したアルファと、リディアの会話から始まりました。

ダリルが必要にリデイアを返すのを拒んだ理由を尋ねるアルファ。

リディアはダリル達に同情をかう為に、弱いフリをして嘘を付いた結果だと話します。

そして、ヒルトップは農地がメインで、大した武器を持っていない事を探り当てたと言います。

 

アルファはその話を、くだらない言い訳と詰まらない情報しか話せないのか?

と言い、掟を破ってまで助け出したかいが無いと冷たく応えます。

リディアは、自分を助けてくれたのは情報を得る為だけ?

と悲しい顔で質問するとアルファは、その質問は愚かだと言ってウィスパラーズの面々と移動を続けるのでした。

 

 

 

何だか掴みどころの無いアルファの言動ですが、この時点では何処か母親の情の様なものも感じられました。

後にNO・2 らしきベータという大男のウォーカーの面を被った人物が登場しますが、ベータにアルファは、リディアが3歳の頃に(この世界になる前の話)、リデアがイタズラでクリーニングのビニールを被り窒息死しそうなった話をします。

その際に、二度と同じ過ちを侵さない様に、息を吹き返したリディアを思っきり殴り付けと語るのでした。

どうやらアルファとベータは特別に親密な関係で、この二人がウィスパラーズの面々をまとめている様です。

そんな感じでリディアをヒルトップから取り返したアルファ達は、ウォーカー歩きをして移動しながら、彼らのキャンプへ向かっていましたが、ここでまたもやヘンリーくんがやらかしてくれます!

敵のリディアに惚れちゃったヘンリーくんは、なんとウィスパラーズの後を付けて来ていたのですが、ここであっさりとベータに見つかり捕まってしまいます。

 

 

しかも、何者で何処から来たのかと聞かれて

 

『ヒルトップからリディアを助けに来た』

 

と応えちゃう状況の読めない、お馬鹿なヘンリーくん。

 

リディアはこの危機的状況を切り抜けようと、自分が疑われたりヘンリーが他の者達に殺され無い様にと機転を利かせて、いきりきなり!

 

『バカなんじゃない?』

 

と、へンリーくんを思いっきりグーパンチで殴り倒します。

 

そんな感じで、あっさり後をつけて来て捕まったヘンリーくんですが、そんな彼を助けるためにヘンリーくんの後を追っていた、ダリルとコニーとドッグ(犬)。

追走名人のダリル、聴覚障害者独特の五感以外の鋭さを持つコニー、嗅覚鋭くヘンリーの匂いを嗅ぐドッグ、とこの三名(二人と一匹)がそろっていますから、あっという間にヘンリーが捕まった場所まで特定して追いつきます。

そこでウォーカーが現れるのですが、ナイスなコンビネーションで、ウォーカー退治もバッチリ。

そんな中で、ウィスパラーズの中では、一悶着起こります。

キャンプに着いた一行は、ウォーカーの面を外して各々が座り込んでいました。

 

そこでヒルトップにて、赤ん坊を置き去りにした女性らしき者とその彼氏が、アルファに意義を唱えたのです。

 

他の者とは関わらない、仲間が部外者に捕まっても取り返すことはしない。

 

そんな掟があった様なのですが、アルファは自分の娘の為に仲間を犠牲にしてリスクを犯した。

 

こういった内容の抗議したのですが、直ぐにベータに取り押さえられてしまい、アルファからは皆の前で

 

『異議を唱える権利は皆にある。 そして私にも自衛する権利がある』

 

と言われて、なんと女性はワイヤーで首と胴を切り離されてしまいます。

 

更にベータにナイフを突きつけられていた男には、彼女の切り落とされた生首を渡して、それにビビって泣きそうになると

 

『泣くのは弱い証拠だよ』

 

とつぶやくと、腹をアルファに刺されて殺されます。

 

これを見せつけられた、他の仲間は静かにウォーカーの様な動きで各々がその場から離れます。

 

ウィスパラーズも、ニーガン率いる救世主の様に一定のルールと、メンバーに権利の様なものがあるのは解りましたが、ニーガンの様に仲間に対して規律さえ守れば人は資源という考えから、ある程度の自由意志を認めて 『アメとムチ』 を活用している訳では無く、アルファはかなりの暴君だというの解るシーンでした。

 

そして、そのシーンを目の当たりにして、かなりビビっていたヘンリーくんでしたが、夜になると途中でリディアが自分のあげたコインの様な物を、ネックレスにしているのを見て満更でもないとニヤケ顔になり、危機感なく、スヤスヤと寝ていました。

 

しかしアルファそんなに甘い相手ではありません。

 

呑気に寝ているヘンリーくんを叩き起こすと、リディアにナイフを取らせてヘンリーを殺す様に指示します。

 

戸惑いながらもヘンリーを刺すしか無いと決断しかけたその時、ウォーカーの群れがキャンプを襲います。

ウォーカーの面を被っていなかった者達は、次々と襲われて行きます。

そこにウォーカーの面を被ったダリルとコニーが現れて、ヘンリーくんを助けに来ました。

どうやらダリル達がウォーカーを誘導してなだれ込ませた様で、危機一髪のところでヘンリーくんは助かったのですが・・・

ここでも、ヘンリーくんはヘンリーくんでしたぁ~!

なんとダリルに逃げるぞ!と言われているのに

『リディアも一緒じゃなければ行かない』

とダダを捏ねます!

そして無理やりヘンリーの腕を取りダリルが引っ張って逃げ出すと、リディアの手をヘンリーくんがつかみ、躊躇しているリディアも一緒に脱出することに。

あ~!これでもう今後は、ウィスパラーズとの全面戦争は避けられなくなりました。

本当にヘンリーは次から次へと、やらかして仲間を窮地に追い込みます・・

今回はウィスパラーズとヘンリーくんの、やらかしストーリーがメインでしたが、もう一方で久々のアレクサンドリアも登場。

ミショーンは相変わらず意固地で、過去に何があったのか?

どんどん皆と孤立して行き、とうとうジュディスからも、ママは変わったと言われてしまいます。

 

そしてセディークの子供を身ごもったロジータですが、なんとその事で現在つきあっているゲイブリエルはロジータから

『今後を決めるのはあなた』

と言われて悩んでしまいます。

そんなゲイブリエルの前に現れたユージーンが

『今後の他人の子を妊娠しているパートナーと付き合い続けた場合の二人の幸福度』

を計算してまとめた書面を作りゲイブリエルに渡します。

それによると、初めはギクシャクする関係になるが、落ち着くと互いの幸福度や信頼度は飛躍的に上がり幸せになれる可能性が大だとの結論。

まさに、できる子博士ユージーンによる 『恋の方程式』 の完成です。

しかもユージーンは、自分はロジータにベタ惚れだが、ロジータは自分で無く、子供を身ごもった相手のセディークでも無く、ゲイブリエルを愛している。

『ロジータは腐った世界の中での希望の光だ』

『少事を追って、大事を逃すな』

と、自分の気持ちよりもロジータの幸せを願いゲイブリエルに諦めるなと諭すのでした。

これからお腹が大きくなるロジータの為に伸縮性の高いウエストのズボンまで用意していて、これをゲイブリエルからだと言ってプレゼントする様に勧めます。

 

ユージーンwww!

ヘタレで人の気持ちが解らずに、空気の読めなかった、あのユージーンが本当にロジータの幸せや、ニーガンにビビり裏切っていた時に、自らの命をとして助けに来ていたゲイブリエルの事を考えられる様になったなんて、成長しましたね。

このユージーンの爪の垢でも煎じて飲めば、へんりーくんも空気が少しは読める様になるのでしょうかね。

 

 
 
 
 

 

久しぶりの戦国話になりますが、以前に書いていた
『織田信長の謀反を起こした者への対応』
その壱は → コチラ

の続きを、書きたいと思います。

織田信長に対して、謀反を起こした最初の人物というのは、実は弟の織田信行でした。

前回に書いた通りで、信長の人性は

小国尾張の統一前から始り
家督相続。
尾張統一。
燐国の美濃へ進攻と平定。
将軍の弟、足利義昭を京に奉じての上洛。
将軍となった義昭を傀儡としての『天下布武』による日本国平定へ向けた新たな統治方法の確立。
実質上の権力構造のほぼ頂天に立ち、将軍義昭を京から追放しての室町幕府の終焉と、新たな統治形態に向けた、天下統一への最終段階。
本能寺の変にて、明智光秀に討たれる。

という様々な立場での状況があります。

そして信長が、ほぼ尾張の統一をしかけた時期に、初めての謀反を弟の信行に起こされたのです。

これは、通常の家臣からの謀反というよりは、お家騒動による内紛が起きたという事でもあります。

この時期の戦国大名家では、嫡男が家督を継いでも弟などの兄弟がいると、その弟を周りが祭り上げての兄弟による家督争いが、頻繁に起きていました。

有名な所では、伊達政宗と弟の小次郎。

戦国時代の終焉後間もない江戸初期には、三代将軍の徳川家光と弟の忠長。

等が上げられます。

後に信長が京へ奉じて、将軍となった足利義昭も、こうした兄弟としての内紛を避ける為の対応として、一時は僧侶となり仏門に帰依していました。

ですから、この弟である信行からの信長最初の謀反が起きた件は、ある意味ではお家騒動による政戦。

と、いえるものでもあります。

詳細については、以前に柴田勝家について書いた   コチラ  で、詳しく記して降りますのでお読み頂ければと思います。

この際の信長の謀反を起こした信行への対応は以前に書いた物にある様に、一度は母親である土田御前の仲介により、ほぼ不問に付しています。

ですが、信行は懲りずに二度目の謀反を企てた事で、信長自らが手にかけて葬る事になります。

また、その後に信行と共に謀反に加担した柴田勝家他の、重臣達に対する処罰は比較的に軽い物として、その後も織田家の躍進に際して活躍の場を与えています。

その後の、信長の立場の変化に伴う謀反を起こした者への対応を今後は書いて行こうと思いますが、それと比較すると大きな違いがあります。

この初めて信長に謀反を起こした弟の信行とその一味への対処と、今後に起きる謀反への対処の仕方の比較をして行く事で、織田信長という人物の考え方や、その時の状況というのが理解できます。

つづく