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濃姫

別名 帰蝶

斎藤道三の娘。織田信長の正室。天文4年(1535年)の生まれで信長よりも1つ年下。織田信長と濃姫の結婚は、いわゆる「政略結婚」です。美濃国の平定を何としてでも叶えたかった斎藤道三は、織田家と縁戚関係を結んだ方が得になると考えたため、織田信長に娘の濃姫を嫁がせたのです。それは織田家にとっても同様で、斎藤家と縁戚関係を結んだ方が、織田家にも有利になると考えたからこそ、斎藤道三からの結婚の提案を受け入れました。そのため、濃姫と織田信長のあいだに跡取りとなる子どもが生まれず、斎藤道三も死去してしまったあとでは、濃姫との結婚に意味はないことから離縁されたという説があります。しかし、織田方には斎藤家とゆかりのある家臣も多く、美濃国を平定したあとに同国をまとめるためには、濃姫の存在がプラスとなるはずです。また、斎藤道三の遺言とされる、織田信長に対する美濃の国譲り状も、濃姫の存在があったからこそ。そのため、濃姫が子どもを生めなかったとしても、織田家にとっては必要な結婚であったと言えます。濃姫が歴史上に出てこなくなったのは、織田信長と結婚後、すぐに死去してしまったからではないかとする説もあります。(本能寺で亡くなったと言う説あり)

斎藤道三の娘で織田信長の正室という戦国時代を代表する人物と深い関係があった濃姫。しかし、歴史上から突然姿を消してしまったため、濃姫の生涯について様々な憶測がなされています。その不可思議さが、濃姫をより一層魅力的な存在にしています。

濃姫遺髪塚

岐阜県岐阜市不動町15

濃姫は、斎藤道三と可児明智城主、明智三継の娘で才色兼備と言われた小見の方との間に生まれたと言われています。濃姫が信長と結婚後、どのような生活を送ったかは、資料が少ないためほとんどわかっていません。濃姫の遺髪が、ここに埋葬されたと伝えられています。