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マルゼン薬局 社長ブログ

保険薬局の薬剤師として、その会社の社長として、又、50歳として仕事を人生を将来を語ります。

大変な嵐の中での新年度を迎えた。

人類始まって以来の脅威

100年ぶりのスペイン風邪以来の世界恐慌か

3000万人が死ぬのか

昨年の「令和祭」が懐かしい。

まさに祭りの後の。。。コロナウイルスだ。

そんな中でも、新入社員は6名も入社してくれた。

明るい光明です!!

 

そもそも人類は感染症との戦いであることは医療者であれば当たり前の話であるが

コッホが結核菌、コレラ菌を発見してノーベル賞をもらい120年、

ペニシリンはフレミングが発見したのは1928年で

わずか100年しか経過していない中での人類の成長は素晴らしいものがある。

今回も次々に出てくるいい話は時間はかかるが薬学の成果を大いに期待したい。

 

神戸大感染症の岩田先生がコロナを「感染力の強いウイルスだと考えるのではなく、

非常に生き延びるのが上手いウイルスだと考えた方がいい。

人に感染するが多くの人には無症状で、弱い人には一気に毒性を発揮するから

『すべての人が感染してると考えた方が良い』とおっしゃっていた。その通りだと思う。

 

アビガン(@320円)が効果があるのか?

レビデシビルは68%の人に効果が出たがRC Tをやらないとはっきりしない

ノバルティスの分析の結果、提供したマラリア薬がどうなのか?

BCGは一定の効果があるのか?

JJのワクチン開発が追いつくのか?

期待は捨てていない。

ワクチンや治療薬の登場で

嵐はいずれおさまるわけで、

軽々しく言えないが、みんなで戦い生き残っていきたい。

 

また、今回のことでわかったもう一つのことは

中国の「真実を隠す」ことが世界的に明白になり

指導者の失脚が明らかになる

中国に経済や新技術の大事な部分を奪われてはいけないと全世界が

理解したと思う。

 

そんな嵐の中ではあるが自分も「節目の年」を迎える新年度です。

この新年度に対してかねてから発信してきた

SDGs』に合わせて弊社が100年sustainableな会社を目指したいと

入社式で明確にした。

現在62年目を迎えております。

あと38年継続していきたい。

 

オンライン診療始まる

コロナウイルスで予行演習できるわけで、

新制度の薬局が3つに分かれる。

門前型からの脱皮を行い地域連携薬局/専門医療機関連携薬局に

なっていきたいし認定薬剤師や学位のある薬剤師も輩出していきたい。

 

 

 

 

 

栄養学部の学生と初めて接触したのは10年前です。「薬局で働けますか?」と医療事務の募集に来たからです。有名な京都の大学だったのと薬局と管理栄養士がどのように働くのか?聞いたことがなく、「育てる自信がなかった」ので、今からしたら笑い話ですが「大学名でもっといいところに就職するべきだ」と断りました。

しかし、粘られ私の「なぜ?薬局なのですか?」に対して答えはシンプルでした。

「患者さんの近くで働きたいのです」「その中で、自分たち管理栄養士に何か?できるのではないか」と聞き私も目が醒めたと言うのが始まりです。

結果は言うまでもなく、大変な活躍をしてくれています。

「栄養ケアステーション」が薬局の将来を担う主要な取り組みになると期待しています。

その後4年前の2016年から調剤門前薬局が否定されだし、「健康サポート薬局」が定められました。地域貢献として薬局で「管理栄養士による栄養指導」が発案された訳です。(ご存知ですか?健康サポート薬局の全国の取得率は4%しかないのですよ。我々は55%です)

我々からしたら、すでに実施していて経験もあり、何をしなければならないか?

どこを目指すべきか?どのような大きな問題があるか?(昨年末に有名な薬剤師雑誌にようやくその問題が取り上げられていました)

そして、どれだけ我々が進んでいるか!身をもって感じることができました。

 

学生さんに問いたいことは薬局で何をしてくれるのか?!

我々が目指すべき「訪問栄養指導」を一緒に獲得へ奔走してくれるか?です。 就職が目的の人には興味ありません。

もちろん医療事務も大切な仕事です。ただ、声を大にして言いたいのは地域に管理栄養士がいないのです。その概念が未だ栄養学部にもないのです。

2025年問題とか2040年問題とかが取り沙汰されています。

間違いなくその介護本番には地域に点滴の患者が溢れてきます。

誰がそのNSTを地域で実践するのでしょうか?

(その時自分は何歳か!?)

また、すでに地域には「低栄養の患者」がたくさん存在します。

今でこそ「フレイル !」とか言われ出しました。

そこで、どのようなことができているのでしょうか?

地域に管理栄養士がいないけど医師や訪問看護師は「バイタル」を取っているのです。そこに「BMI」はあると思いますか?

「BMI 15は問題なし」で捨て置かれているのです。

地域に管理栄養士は必ず必要なのです。

そこに果敢に医師に栄養指導を依頼できますでしょうか?

ケアマネに栄養指導をケアプランに組み込むよう依頼できるでしょうか?

家族に栄養指導が必要な理由を説明できるでしょうか?

医療事務から/サービス提供責任者からもう一歩前に出て在宅現場で臆することなく活動できるでしょうか?

 

それが自らの未来を開くことにつながり、

その経験がどこででもオピニオンリーダとして高齢化時代には求められる管理栄養士像なのです。

お互いに頑張れる人を探しています。

 

 

 

 



薬剤師/薬学生にこれだけは伝えたい。

 

 

0402通達が出た。

対人業務に特化できるように非薬剤師による一部調剤が可能になりましたが、

それだけでしょうか?

 

上記のように、少し前(2016年改正)から

保険薬剤師に「逆風」が吹き始めています。

(順風だと思いますか?)

 

多くの学生実習を受け入れてる薬剤師として

私が感じるのは科学(化学)を学んだはずの薬剤師(薬学生)が

調べずに簡単に先輩/友人らの話をコピペ(鵜呑み)してしまってることです。

それでいいのでしょうか?

 

医療は当然ですがここ最近、薬事行政も刻一刻と変化していて保険薬剤師であるなら、

もし自分の将来を気にするなら今しばらくは目を離すべきではないでしょう。

実習中に薬学生なら自分の疑問があるのなら臆せず疑問をぶつけてみるべきでしょうし、

若い薬剤師さんなら、社内で誰に聞くべきか?考えてみてはどうですか?

目の前の人でいいか?自分の将来を真剣に考えてればわかるでしょう。

甘いことをいってるのか?厳しいことばかり言われて、もう聞きたくないのか?

自分で人生の選択すればいいのです。

これからは早い情報のアップデートをしないとあっという間に取り残されてしまいます。

社内では、そういことが起こらないようにしてるつもりですが、約50人所帯のチームでも

誤情報を丸呑みしてる人もいて驚いています。

 

 

「確認したい情報」

*まず認定薬剤師の点数は毎年少なくとも5点は取得して行くべきでしょう。

新人なら3年経過後、4年目に40点取得し「かかりつけ薬剤師」になれるよう頑張欲しい。

また、すでに認定薬剤師の方は年間120日の休日を全て遊び歩くのも否定しませんが、

認定を維持する行動、年に5点以上、12日くらいは研修会に参加する姿勢が本来の薬剤師であると求められています。

それでも、この内容は医師から批判されるレベルです。

指導薬剤師は必ず、「教育学会」には毎年参加しましょう。

全ての薬剤師さんは近畿学術大会くらいには参加しましょう。

 

 

*調剤報酬が切り下げられます。次の春に。

財務省が表明しています。

村田の予測では1枚につき200円前後は下がると思います。

全体では1店舗で約2300万円下がるのではないでしょうか?

門前否定されていますが、下げられた分に代わる取り組みを考えれますか?

 

 

*消費税も上がり、毎年薬価改定実施され、薬価差益が無くなります。

自分が保険薬剤師で一生を終えるつもりなら、

廃棄薬、残薬、無駄な在庫、不動薬にも関心がないと生き残れません。

理解されていますか?

 

*2016年発令の「患者のための薬局ビジョン」は説明できますね?

 

*全国保険薬局59500軒は少なくとも10000軒以上は上記理由で閉鎖されるでしょう。

「バラバラが一つになった時」弊社も無傷でないと思います。

そして、薬局が減った時、薬剤師不足はどうなるでしょうか?

 

*薬剤師数はご存知ですか?

今、28年集計ですが30万人超えました。

うち保険薬剤師は17万人。

毎年国家試験で10000人以上合格しています。

10年後にあなたは何歳ですか?

薬剤師数は甘くて35万人を超えると予想されています。

 

*「0402通達」で対人業務が強化されるのでしょうが、

その分、岩盤規制が取っ払われ、1日40枚以上処理しないと

現状維持できないのだろうと村田は理解しています。休日も夜間も薬局を開けるでしょう。

なぜなら、欧米の薬剤師たちは1日80枚以上対応していますから。

 

*薬局が減って、生き残った薬局にその処方箋は移行するのです。

絶対に忙しいに決まっています。だからテクニシャンを使ってるのです。

あなたは使われるのか、使う人になるのか?

 

*新しい業態の「薬局」が生まれる。

「専門医療機関連携薬局」「地域連携薬局」だけでなく

「処方箋のペーパレス化」ですから。

 

GAFA薬局とでもいっときましょう。

ドローン、自動運転、AI、ライドシェアなどと同じようにイノベーションが進むでしょう。

 

 

 

「学生実習スタート」時に確認テストを実施しています。

*医療用医薬品と市販OTC 比率

*医療用医薬品販売金額は日本は世界で何位?1位は?どこの国か?

*新薬開発力 世界何位?

*日本は長寿世界何位?

*なぜ?長寿の国になれたか?

*国民皆保険率は?高いか低いか?

*高額医薬品の支払いは?一般収入500万世帯でいくら

*内科には何科があるか?言えますか

*「病院の機能分類」で一般病院を3つに分けれますか?

*「病診連携」を説明できますか?

 

 

以下、独白。

 

**********************************

 

 

ついに「虎の尾を踏んだ」んです。きっと。

 

鎌倉時代に、ローマの小国で薬剤師が生まれた。

「フリードリッヒ2世」の5箇条に今の状況がすでに記載されてあります。

 

これから国は59500軒にまで膨れ上がった保険薬局をどのように?

減らすんでしょうか?減らされた薬局の処方箋は当然生き残った薬局に行くわけです。

1枚の処方箋でピック、調剤、監査、投薬、薬歴記入を12分でやれば1日40枚で480分です。

しかし先進国の薬剤師は1日80枚以上(アメリカ1phに2テクニシャン)こなしてるのだそうです。

40枚の岩盤規制は間違いなく早晩取っ払われそうですし、枚数が増えて儲かるのではなく

現状維持になるのではないでしょうか?

 

日本国某県の付属病院を持つ医学部が薬学部を作った。

当然薬剤部に一定の薬剤師を確保するためであるが

12年目の病院薬剤師にその薬学部出身者がいなくなった。

皆、業務の軽く給与の高い保険薬局への道を歩んだとか。。。

また、200床未満の病院薬剤師の獲得がより難しくなったとか。。。

そりゃ、保険薬局の点数下げられて病院との給与格差無くされますって。

 

日本のプロ野球チームの袖に調剤薬局のマーク入れるぐらい儲かってるですから。

 

*調剤料 平均250円/枚 減らされるでしょう。

これで、ジェネリック加算飛びます!利益が飛びます

店舗当たり2300万/年 減らされれば薬局で閉店するところもあるでしょう。

だから、過渡期は付和雷同で動かず、様子を見るように言い続けましたが。

 

*10月に消費税負担

薬局が負担するんです。

いいですか?先進国で、買い物税、消費税、贅沢税で税金を20%以上あげていない国は日本だけです。

「自由、平等、公平」を守りたいなら20%の贅沢税は読み込んでおかないと。

 

*どさくさに紛れて10月の薬価改定、半年後の4月にも薬価改定。

 

*先ずは経済封鎖から薬局を締め上げるのですが

これ以外にも薬局を減らす方策はいくらでもあります。

 

(かかりつけ医から)

門前駆除

集中率 65% 2000枚

70% 1500枚から減算

在宅件数30件/年

服用調整支援加算/情報提供/相互作用防止加算など

 

 

保険薬剤師への明るい希望

 

いろいろな事が起きています。

不安な人もいるかもしれません。

しかし、保険薬剤師にしかできないことがある。

それは国民皆保険、高額医療を守るためにできること。

薬剤の最終エンドユーザーへの払い出し、

薬剤の責任者は薬剤師であることです。

 

だからドラッグに人気が移行してると某薬学部から

聞きました。

はあ、そんな単純な事ですか?

もっと高みを目指したいですね!

 

ファーマシスト/サイエンティスト!です。

 

この患者さんが本当にこの薬を使われてるのか?

家族に渡していないか?

無駄な処方を目撃見極めれるのは薬剤師しかいない。

医師の処方が「また来てねの国費を使ってのサービス処方」ではないか?

 

抗生剤に胃薬はいるのか?

胃が悪いんですか?患者さん「いいや!」

それは整腸剤ではないのか?

 

「PPI」でないとだめなんですか?

 

『ARB』が世界で一番使われてる国が日本であると知り

いかにMRが医師への宣伝がうまいか?

それを止めるためには薬剤師がEBMをいかに知らないといけないか!

止めれません。

 

フランス、ドイツは日本と同じ社会保険方式ですが、

ドイツは一旦自腹の償還式で医薬品費用の上限が決められてる。

だから、無駄な薬は自分で買わないと肝心のものが保険適応にならない。

フランスは役立たない薬は8割負担になり一律3割負担ではい。

 

無駄な薬を排除でき、医療用医薬品の財源を守れる「調剤権」を発揮することができる。

 

多忙な医師のワークシェアから保険薬剤師の未来が見えてくる

 

OTCに興味がないのではない。

スイッチOTCが医師会の力で骨抜きされてるので

ようやくマスコミなどに医療用医薬品に

市販後の薬が多分に重なってる事、

医療保険でカバーされてる事。

特に湿布や漢方など、大昔から指摘されてきたが。

 

一類抗アレルギー剤、湿布も自分で市販で買ったらバカですよ。

保険診療でもらう方が安いから。

こういう問題に切り込めるのは薬剤師だけで、

そこに保険者が応援に来てるわけです。

財政負担減らそうと。

こういう逆転が欧米のようになれば面白くなる。

そういうことが先進国ではすでに起きているんです。

 

ここに可能性が大いにある!

保険薬剤師には。

 

自分を高め、磨いてる人。

 大変だけど、今なら絶対にEBMでしょう。

次に研究調査できるART(技術)

これを身につけた人を薬学博士と呼ぶ。

 

ART

HUMANITY

SCIENCE

 

それが備わってる薬剤師

その生き方が

ファーマシストサイエンティストです。

(京都薬科大学元学長 乾先生 より)

 

~ある取材から~

 

――管理栄養士が活躍しているようですが

村田卓さん(以下、村田)会社は社員が自ら動くことが理想だと思います。実際、スタッフ同士が主導的にや工夫を楽しんでいます。私たちは「健康サポート薬局」が出る前から、管理栄養士RD)を採用し大きな可能性を感じています。RDに任せてあとは自由に考えてもらっています。RDたちは薬剤師が考える以上に腎不全や肝不全、糖尿病などの専門疾患に関して十分対応できたので「任せればいい」と思いました。「クックパッド」は、あるRDまだ珍しい薬局の管理栄養士がレシピを提供していたら、目立つんじゃないかな?」と発案してくれました。継続してレシピを出しているうちに人気レシピが出て社内にフィードバックし薬局で掲示したり、印刷したものを薬局に来た患者さんに配布するようになりました。管理栄養士には地域医療という活躍の場があるので、伸び代があり、もっと地域へ出てれるよう工夫すべきと思います。地域専従管理栄養士として栄養ケアステーションの設立を目指しそこで、活躍できるRDになってほしい。

 

――社長自身、今も現場で働き、勉強会にも参加されているようですが、それはどういった思いからですか?

村田私のような経営者は珍しいかもしれません。今も毎日現場で10時間働いています。勉強会へ行くと「社長が来ていいんですか?」と言われます。私はいつも現場で、「薬剤師として何に取り組むか」「何を身につけたら胸を張れるのか」を探しています。みんながこの会社に永久就職するとは思っていませんが、「ここに来たからには何かを得てほしい」と思っています。医療現場から様々なことを見聞きし「次はこれをやろう」目利き提案を続けています大きく成長していけるよう手助けをしなくていけないので、まだ自分が抜けるわけにいきません。ただ、私は模範を示せるというより一緒に取り組んでいく形だと思います。「先輩らと一緒にやろう!」がうちのスタイルじゃないですかね。

 

 

――仕事だけではなく、部活動なども盛んにされているそうですね。「一緒に」がキーワードでしょうか?

村田スタッフがお互いに上下左右関係なく交流できる場があるのは大切だと感じます。私は酒が飲めないので飲みニケーションより体を動かす部活動が浸透しました。あるクリニックから「富士山登山」に誘われたのがきっかけです。他にも、陸上部だった子を中心に社内でマラソンが結構流行るなど群雄割拠で様々なことが広がっています私は絶対ついていけませんけど()。休みの都合をつけてみんな一緒に心から楽しみ連携意識も出てるのかもしれません。社内で使っているグループLINEアルバムでサイクリングやマラソンイベント時の写真を共有し思い出作りに一役買っています。Tシャツを誰が作り出したか?色んな色があるのも驚きですが、自腹でよく買うなあーと関係者には深謝します。



 

――薬局の薬剤師に求められることはどんなことでしょうか? 健康サポート薬局への思いも教えてください。

村田やはり、疾患や薬についてしっかり勉強してここに責任を持てるということではないですか。うちは9店舗中5店舗が「健康サポート薬局」で、これからも「地域連携薬局」としてやれると思います。本当に目指しているのは、「専門医療機関に連携できる責任を果たせる薬剤師を育てること」でしたが。ジェネラリストとして薬剤師を育てその中に高度薬学管理、地域在宅も皆ができるというのが目標です。そのためには抗生剤から抗がん剤まで広く深く学ぶ必要があります。他方で大病院の門前薬局は患者さんも処方箋も多いですが結局は薬剤を渡す以外薬剤師として十分にできないという限界が知られたと思います。特に抗がん剤が出ている方にしっかり時間が取れていないのは大きな問題だと思いましたのでチャンスだと感じ準備してきました。

 

――一番大切なことが「専門医療に対応できる連携薬局の責任を果たせる薬剤師を育てること」なんですね。

村田私どものような地域薬局というのは、そんなにたくさんの患者さんが来るわけじゃないので、しっかり患者さんに向き合えます。「患者さんと向き合い専門性を発揮したい」という薬剤師は付いてきてくれて、「何をどこから勉強したらいいんだろう」とか「どんな研修会に参加したらいいんだろう」と言いながらチームで解決することができます。勤務時間は週40時間ですが、自分を磨くためには+αでしかやれないと思います。「それも勤務時間に入れてほしい」というのは、ちょっと甘いことなのかなと思います。今後の目利きを正確に行い、例えば高齢者がもっと増えたときに、高齢者が抱える疾患やがん治療の対応を知っていたり、麻薬のオピオイドローテーションまで学んでいたりすることが大切になるだろうと。そういう学べる勉強会研修会はいくらでもあって社内で「今月はこれっ!」て発信していて年度内の参加者も見える化をして相互意識させています。そこで当社では、1、2年目は9店舗をローテーションで回り、経験と幅広い知識を身に付けてもらい、ひと通りのことを覚えてもらいます。3、4年目くらいから店舗の業務責任者にして皆が管理者業務を学べるよう管理者が指導します。管理者業務も転職時に大事なスキルですから

 

 

――社内でも勉強会や症例研究会をしているんでしょうか?

村田社内勉強会では、医薬論文EBMを取り入れています。「この薬で外国で最新RCTがでた」とか「非劣勢試験しかでいていない」などディスカッションしています。薬機法の改正案も挙がっていますが、これから「投薬後のフォローアップ」も始まりますが投薬後の管理など対人業務が増えます「薬剤に関しての国民の公衆衛生と健康に責任をもつ」矜持が問われてるのです。そこに社内相互の情報収集の場として症例検討会は毎月やっています。朝は早いし無償の自由参加です。私は、これは「かかりつけ薬剤師」として当然の取り組みだと思います。また、日本薬剤師会のJPALSという生涯学習支援システムも大事なものだと思っています。医師は研修時から担当した患者の記録を全部残していますが、薬剤師は勉強したことを全然キャリアに残していないんですよね。これから薬剤師が増えていくので、「『私はこんなこと勉強してきた』「これができる」という記録をすぐに出せた方がいい」と社員には伝えています。こラダー6テストが認定化されると予想しています。

   

  

――未来を担う薬剤師・薬学生にはどんなことを伝えたいですか?

村田「医療は日進月歩。先輩のアドバイスを盲信するな!」です。学生実習を多数実施して感じます。簡単に情報のコピペではなく「自分の将来のために生きた情報収集してください」 10年後の予定を立てて逆算したほうがいいでしょうね。薬剤師は35万人になっていて、どんな薬剤師が必要とされてるのか?必要とされない薬剤師は?そんなところから準備していきプライドのある新しい薬剤師になってほしいですね。できるなら「学位」を取得したほうがいいでしょう。今、勘違いしたプライドを持っている人はいるけれど、結局は実力に伴うように自分自身で高めていかないといけないのかなと思っています。

 

 

 

 

自分で薬局を初めて20年目の節目の年でしたが

(先代の創業からは60年目)

お祝いどころではありません。

大変な年でありました。

ブログどころではありません。

いや、もっと大変なことのはじまりかもしれません。

 

 

この20年ある意味で、こんなに恵まれていていいのか?

というぐらい順風でありました。

人手不足は絶えず発生していましたが、

その程度であったのは他業種や他の薬局の人と話しても

うちは本当にいい方だと感じていました。

 

 

2018年初より大好きなスキーで

想定以上に無理をしすぎて腰痛で入院してしまい、

退院して直ぐに一つの店舗に刃物強盗に入られ(無事逮捕)

それから社内ガバナンスを10年間分くらい考えさせらることでほぼ1年経過しました。

 

 

開設者の役割の責任の重さ、管理薬剤師との連絡の大切さ、

改めてコンプライアンスの大切さ感じました。

 

また頼りにしていたスタッフが辞めるのは20年間に、よくあることでしたが

新しい部門であったので注意深く行動していましたが結局同じことが起こり、

何が足りないか?何が問題であったのか?

を改めて考えさせられることになりました。

 

 

そんな中で報酬改定は弊社にはほぼ満額回答のような結果ではありましたが

素直には喜べませんでした。

地域支援加算取得、健康サポート薬局取得に向け6薬局(その後5薬局)など、

今後の薬局の運営に関して大幅に見直すことになりました。

 

 

そんな中、地獄で仏様に逢うようなことも起こりまして

行動活動など幅広く取り組んで来て良かったと

改めて多くの人との出会いに感謝することになりましたし

また何よりもこれらの問題から逃げずに立ち向かってくれた

多くのスタッフらに最大の賛辞を送りたいと思います。

本当にありがとう。

 

 

その後、行政より全国保険薬局の開設者と現場のガバナンス担当を置く必要性が打ち出され

自分たちの学んできたことと同じで間違いないと感じました。

5年経験のかかりつけ薬剤師の取得が大切な時代になりました。

 

学生も儲かってる会社を選ぶ。
それでいいが、
本当にそれだけか?


東洋経済誌の「薬局の正体」で
日本調剤の社長が言っていた
「ジャパニーズドリームはないのか?」こそ、
妄言!

金儲けして何が悪いか?に他ならない。
そんな人が、医療機関を経営しない方がいい。

ビジネスと医療は違う。

基本的なことを言うが、
調剤報酬の中には
税金が38%投入されてる。
金儲けだけなら
税金泥棒だ。


他の通信、食品、運輸、衣料品などのビジネスモデルでは
そのような恩恵を受けていない。
クロネコヤマトやセブンイレブンが
岩盤規制を改革し成功したのをジャパニーズドリームという。


それを薬学生がどう?感じてるのか?
どう見えてるのか?
冷静に判断してくれたら、それでいい。
「実習の成果」があったね!と言いたいし、
それを知って、就職するんであれば文句は言わない。


保険財政において
薬局の一人勝ちなど許されるものではない。

 

元々は、英語ができる薬剤師を育てたいと考えました。
できるとは話せ、読める、実践できる。

 


他方で、海外研修旅行させる(通訳付きの海外病院見学会)があり、
そう言う観光旅行はスタッフのリフレッシュ休暇(6年11年在籍時に実施)で
好きな海外に行くべきだと考えていますので、語学に特化した研修を始めました。

 



8年前から始め当時から月に1回の英会話の取り組みからその後、
英文献のダイジェスト版の抄読会へと進化し、ますます
語学留学させ海外で活躍する薬剤師をイメージしてきました。

語学研修場所も海外派遣して探してきて、
合計4名の語学研修経験者を輩出しました。
今後も、希望者、語学習得するストーリーを描ける
スタッフは支援します。

 

 


しかし、それ以上に[EBM]の必要性が刻一刻と求められてきていると感じます。薬剤師と管理栄養士にです。

 

 


主催者の高垣先生も一緒に!と言われ、管理栄養士にも必ず、そう言う時代が来ると予想し、
同時に学ぶ方向になりました。



我々はたくさんの処方箋をさばけたり、薬を袋に詰めるのが得意であったり、手渡すのが得意な薬剤師ではなく、高度薬学管理が理解でき、その上にEBMを理解し実践できる薬剤師だと感じています。
管理栄養士もEBMを医師に提示できる、文献検索できる人です。




そこで、

 

 



「英語部」を廃止します。

 

 


代わり

 



「EBMプロジェクト」を立ち上げます。

 

 



みなさんが 英語を苦手とする、
仕事が終わっても、英語までも読ませるんか!
なんというひどい会社だと、私も思いましたし、
みなさんの気持ちは、大変良く理解しました。



代わりに「EBMプロジェクト」を立ち上げました。



そのEBMは2年後から薬学部で授業化され必須化となります。

今までは英語が苦手だと言っても差し支えありませんでしたが、
EBMはやらん!と言えますでしょうか?



もともと、訳すのはごく一部で
基本EBMを吟味するのが目的で患者さんに
適応できるか?
文献検索も含めて
学ぶ必要があると言いたいのです。

 

 



社内CASPもあります。
管理栄養士たちも参加しています。
秋には 神戸薬科大で、3月には同志社女子大でCASPがあります。
まず、手始めに聞きに来たい人は是非、参加してください。

 


今は知らなくても、懇切丁寧に指導します。
絶対に、落ちこぼれさせません。
3回やってくれで、理解できなかったら、それは会社の責任です。

よろしくお願いします。

 

 



村田 卓

 

2018年の医療介護の調剤報酬改定の具体的な動きが出てきた。

それに伴い「健康サポート薬局」が本格化すると思われる。
そして、明らかに「門前薬局ビジネス」が否定されてきていることを知ってほしい。
2016年に塩崎厚労大臣の言った通り、『患者のための薬局ビジョン』の徹底実施を思いかえそう。
「病院の前の景色を一変させる」ことにまた、一歩近づくことになりそうだ。
分業率は直近で7割に達しているものの、
門前型分業が中心となり、本来目指すべきだったかかりつけ薬剤師・薬局からは遠いものとなったことは
薬剤師なら肝に命じておくべきだろう。
処方箋ビジネスに走ったとされている。


国の考えは『患者のための薬局ビジョン』で公表した3項目に集約されている。

服薬情報の一元的・継続的把握」
「24時間対応・在宅対応」
「医療機関との連携」



今までのような
病院門前薬局型の大手調剤薬局。
総合門前型調剤薬局などは

完全否定されたことを早く認識してほしい。
憧憬など妄想に過ぎない!学生ではないのだから。
門前と院内の調剤料格差は明らかに6倍以上あるわけで、
双方から削り取られるのも明らかで

少なからず、我々にも影響はある!
しかし、早く、処方箋ビジネスから脱却し、
新たな可能性のある薬剤師らしい、
地域包括ケアに役立つ薬剤師を目指したい。
処方箋調剤頼みから新たな収益源を模索し行動を拡大せなばならない。

すでに数年前から
「地域医療、包括ケアに対応できる薬剤師と管理栄養士」に勝機があると
行動していたことは、皆さんも周知の事実です。



厚労省保険局・鈴木康裕局長の言葉を書く。

今後、財政に合わせた多くの制度改正があり、偏りが是正され厳しい局面になるだろう。
しかし、
いずれにせよ薬局薬剤師の未来は決して暗くないと思っている。

一つ目は「患者は必ず定期的に薬局に来る」こと
二つ目は「その際には必ず医薬品を提供して、コミュニケーションが図られる」こと
三つ目は「薬局には必ず高度な知識を有した薬剤師がいる」こと

この3点を実行していけば、必ず明るい未来が待っていると思う。

当たり前の言葉だがこれに
地域医療、包括ケアには薬の専門家として
医師を含む他職種を支援、気づきを与えられる重要な役割があることは
忘れずにいたい。

健康サポート薬局として、
『患者のための薬局ビジョン』の徹底しかない。

その上で、プレアボイド事例の達成に
医療機関への紹介、セルフメディケーションの実施を
文書にして医療機関への提示、管理を積極的にすること。

高度薬学管理のできる薬剤師に自分でなること。

JAPLsのランクを上げることではないか!?


 

兵庫医科大学 薬剤部長であり

保険薬剤師への指導アドバイザーとして

ご協力いただいている

木村 健 先生と対談をさせていただきました。

 

 

略歴: 木村 健

兵庫医科大学 薬剤部長 薬学博士

徳洲会病グループ 薬剤部副代表から近畿大学薬学部准教授を歴任

薬学管理チェックシートなど執筆多数

 

 

~対談~

 


村田:木村先生には近畿大学薬学部准教授時代を含めて10年来、保険薬剤師への指導ア ドバイザーをお願いして来ました。「かかりつけ薬剤師」「健康サポート薬局」の実施が求めらていますが、すでに先生と一緒に取り組み始めていたので我々は少し優越感を感じています。 

 

木村先生:それは村田社長の先見の明があったからですね。薬剤師はまず患者さんの背景を把握し、病態を確認することが大切薬剤師が行動介入したことを確実に薬歴に残すための書き方なども伝えてきま した。  また、今後地域薬剤師に望まれるであろう高度薬学管理が必要な病態として、5大がん緩和医療、吸入療法、腎不全への対応など薬剤師が主体性を発揮しないといけない疾患への実践方法を教えてきました。 

 

 

毎月、症例検討会を実施することによって「ワンランク上の薬剤師を目指せ!」
というメッセージがスタッフにも伝わっていると思います。
またそれが、薬学実習生の受け入れや大学実務教育への積極参加による各大学の認知にもつながっていると思います。

そもそも保険薬剤師志望者は病院薬剤師志望者より

「どんな薬剤師になりたいか」
「何を学び、何を身につけなければならないか」
という心構えが希薄で
「どこの会社に入りたいか?」

が強い方が多いですね

まず「薬剤師の仕事は調剤だけではない」ことに気づいて欲しいです!

患者さん主体の望まれる健康と薬に関するサポートができるのが薬剤師なのです。

 

村田:それは、今は薬局薬剤師が不足してることで就活に悩まなくていい時代だからこそ見落とされてる部分ですね。薬局選びのポイントは何でしょうか?

 

木村先生:かかりつけ薬局、地域との密着、在宅医療、教育体制、学会発表など、給与や勤務地などの処遇より選択に大切なポイントがたくさんあります。まして調剤で手一杯で薬歴を書く暇もないような薬局は避けた方がよいでしょう。



村田:それでも就職後に転々とする人も多いようですが。


木村先生:就職してみたものの職場を転々とするのはお薦めしません。 やりがいをもって仕事をするということは、すべては自分次第であって職場環境のせいではないからです。仕事が辛いことや人間 関係に悩むことはどの職場であっても同じことです。この職場で力が発揮できなかったものが他の職場であれば力が発揮できるとは到底思えません。オール薬剤師で、共に患者のために働ける日を楽しみにしています。



村田:どうもありがとうございました。これからもご指導よろしくお願いします。

       

       
 

遠いところから、来られるので
本音でお話をします。

管理栄養士は介護保険下での活躍が期待されています。
あなたは、その覚悟があるか?です。
介護ですよ!
そもそも医療人なのか?違うのか?です。

残念ながら、薬局では医療事務をしながら20%未満しか
地域に営業?に出かけれていません。
管理栄養士の役割や、栄養障害の方を発掘させています。
また、地域の人は管理栄養士を全く知りませんよ。
そう思っていた方がいいです。
大学も管理栄養士は病院に勤める人であると
旧態依然!としています。
就職で多くの学生が管理栄養士以外の仕事に就いていても素知らぬ顔です。
何のために栄養部に入ったのか?気づいてください!
これが地域管理栄養士の「最先端」です。

弊社では他方で、介護事業(ヘルパーステーション)に従事し
ヘルパー派遣のスケジュール調整等させながら
地域在宅での栄養障害を探している管理栄養士
がいます。
こちらは毎日が本番です。
後述の方が可能性があります。

それは*「栄養ケアステーション」の立ち上げと経営に大きく寄与できるからです。

*「栄養ケアステーション」とは、何か?
2025年には地域には病院に入院できない高齢者があふれ、点滴の患者が増え
地域でNSTやその対応に追われると予想しています。
2025年問題です。
これも大学では語られていないでしょう。
地域栄養指導が激増するのに!です。
ただし、それは介護保険下においてのみ実施されます。
病院内は医療保険です。
もう入院できないから(軽中等度だから)在宅で
それをフォローするしかない。
国の財政もすでにないから
「病院終結型」からコストが30%安い「地域終結型」に2014年から変換されました。


薬局で医療事務をさせながら、医薬品研修や栄養指導をさせながら
管理栄養士の働きを「煮詰めて」きましたが、
今は私の求めてるところは、もはや、そこから
「栄養ケアステーション」を早く立ち上げたいということから
実際の行動になっています。


もしあなたが、医療事務をやりたいというのなら、
申し訳ありませんが、間にあっています。

他の薬局、大手調剤、ドラッグでもこの2、3年採用が増えたと思いますよ。

医療事務や販売員にはなれると思います。
私たちの考えてる位置付けと全く違うと思います。

学生に病院の管理栄養士の対極にあるのは何か?
問えば必ず、「大手食品メーカー」だと言います。
しかし、それは全く違う!と言いたいですね。
それはサラリーマンであって医療者ではない。
私の考える対極は『地域の管理栄養士』なんですよ。
でも、そんな管理栄養士はまだいない。
だからチャンスがあると言いたいし、
個人で栄養ケアステーションも運営できるはずです。
そのためにはどのようにすればいいかです。


逆算してみます。

あなたが30歳を超えた頃、
人生の本番の入り口に立つ頃、
日本は超高齢化が始まるんです。

その時に自分は。。。

「栄養ケアステーション」に立つためには

まず、家賃と人件費(少なくとも自分の給与分)を稼がねばなりません。
大学から授業料をもらってるのとは違います。
毎日、栄養指導ができる時代になれば別ですが、
少し早い、早いからチャンスがあると言いたいのですけれども。

様子見をしていて参入機会が遅れれば、今度は同業で生存競争です。


そうなると在宅医療に関わること全てに関与してる方が
栄養指導の患者さんを探しやすく、ここが大事なんですが他職種から仕事をもらいやすくなるわけです。

しかも介護保険を知ってることが一番大切です。

なぜなら、在宅の家族、患者への栄養指導は
介護保険で支払われる
からです。

また、それを作るケアマネージャーに
接触しケアプランを組んでもらわねばなりません。
これが上記の「営業」行動になるのです。
ここで、いかにケアマネージャーが何も知らないかと
理解するわけです。
今の状況からは絶対に栄養指導は組み込んでもらえない

まさに!絵に描いたモチ。

当面というか、相当厳しいです。

これが実態です。

管理栄養士を知らないから、というか
訪問看護士が栄養士の仕事を
全て今はやってくれてるので(7大栄養素しか知りませんが)
栄養上の問題は何もないという状況になっています。
何もないわけないんです。

大有りなんです!

低栄養まで問題化されていない!



病院から退院した例えば心不全の方には
食事療法での塩分制限がありますが
大概は適当にやっています。
それでも再入院できるからですが、その繰り返しになっています。
そういう栄養指導がなされてる病院と在宅の実態が
あるということです。

すなわち、
管理栄養士が自分たちでケアマネージャーを目指す方が
今は早いのです。
栄養ケアプランの実施には。
薬局勤務では(今の所)このケアマネの受験資格すら
得られません。(半年くらいでしょうか、近々認可されると思いますが)
病院勤務か介護事業に5年勤務して
管理栄養士がケアマネになれば、それが栄養ケアステーションという
ことになるでしょう。

そういう覚悟があるか?ということです。
そういう人を求めています。