上越から信越へ、雪が積もった日に。
寒波が過ぎ去り、雪が消え始めた上越線で霜取列車を撮った3月始め。
公立高校試験日の関係から走った、この日の上越カッターでしたが気温は高めで小雨となりました。
この日もEF641051が充当され、お決まりの折り返しの越後中里駅から始めました。
日の出時間も早くなった事から、復路はΩの有名撮影ポイントから始めました。
この辺りはまだ雪壁が残っていましたが、顔面抜き定番のポイントはだいぶ雪壁が低くなっていました。
気温高めでバチバチも無ければ、雪も付く事が無かったので、2月と比べると物足りなさがありましたね。
実は前夜に関東北部は降雪で積雪があったので、関越道を戻って信越線に転戦しました。
そして積雪の高崎駅構内で撮れた、屋根に積雪があったEF641001の姿には感動でした。
終焉迫るこの機関車を、まさか積雪の中で撮れるとは思ってもいませんでした。
そしてGV-E197系によるハンドル訓練を信越線で撮ったのですが、1stキャンセルはちょっと痛かったです。
2ndは予定通り走ってくれたのは救いでしたが、もっと積雪の多い時間帯で撮りたかったのは贅沢な考えです。
そんなハンドル訓練については、実はこの日は脇役を演じて頂きました。
この日の最後は、こちらも3月で終焉となった東邦亜鉛安中製錬所を撮らせて頂きました。
夕方はすっかり積雪も消えてしまいましたが、寒空にそびえ立つその工場と専用の貨車でシャッターを押しました。
今まで撮る事が無かっただけに、この機会にと撮ってこの日はコンプリートしました。
2025.3.5 : 上越線・信越線沿線
大阪LIVE 2025
3月の始まり、Maanaさんの久しぶりとなる大阪でのLIVEを撮らせて頂きました。
場所は大阪hillsパン工場で、2019年に訪れて以来でしたが、MaanaさんのLIVEとなると10年振りの事です。
この日のLIVEのトリを務めたMaanaさんでしたが、トリに相応しい圧巻なダンスナンバーを魅せてくれました。
大阪に遠征したついでに、この日は"サロンカーなにわ"を使用した琵琶湖一周号があったので展開しました。
"サロンカーなにわ"を撮るのは、実は初めての事で、やっとこの列車を撮る事が出来ました。
京都線の有名撮影地から湖西線まで、その姿を撮れたのはLIVEのおかげだったと思います。
久しぶりでしたが、今回も相変わらずの大阪珍道中となり楽しい遠征となりました。
Artist : Maana
2025.3.1 : 大阪hillsパン工場・京都線及び湖西線沿線
(当画像の肖像権はアーティストご本人及び事務所、著作権は撮影者に帰属します。画像の無断転載、二次利用、画像への直接リンク等は堅くお断りします。)
ロクヨン安全確認列車
早朝のカッターで素晴らしい雪付列車となってくれたEF641051。
そんなロクヨンが再び、天候が回復し晴天となった上越線に現れました。
晴れ渡ったものの、この時点でまだ越後湯沢以南は運休が続いていました。
前日に越後中里駅まで運転されていましたが、この日は国境区間の安全確認が行われました。
普段配給を牽引する事が無い1051号機が、国境を越えるのは意外にレアな事ですね。
3m近くの積雪となったその駅で小休止し、いよいよ国境区間へと入って行きます。
往路は3m近くの雪壁となった、清水トンネルの新潟県側で撮り追いかけてみました。
一瞬諦めかけましたが、追いついて群馬県側の有名撮影ポイントで迎撃出来ました。
安全確認だけに速度は25キロと言う事で、何気に追いつける事がわかりました。
と言う事で復路は国境の長いトンネルの群馬県側入口でやりました。
この場所でロクヨンが撮れたのは大きな成果でしたが、そのまま再び新潟県側へと追ってみました。
そして国境を越えた松川を渡るその姿を、谷川岳バックに撮る事が出来ました。
こうして安全確認を終えた1051号機は、長岡へと帰投しました。
この安全確認列車だけで、4面全てを撮る事が出来ましたが。
雪の中でここまで撮れる機会はそうないと思い、とことんまで追ってシャッターを押しました。
この日の晩から貨物列車の運転は再開されたようですが、営業列車はこの後もしばらく運休でした。
その昔、ドル箱路線だった上越線ですがこんなに長い期間、運休になるとは思いもしませんでした。
ただの機関車1両ですが、雪景色でこうやって撮れるのも尊い存在となってます。
2025.2.25 : 上越線沿線
The Cutter -架線着氷霜除去列車-
関越道通行止にハマってから一週間、この間続いた大寒波の大雪がやっと終焉をむかえました。
上越線は一週間以上運休となり、線路脇には高い雪壁に覆われていました。
そんな大寒波終焉の日、早朝から上越カッター(霜取列車)が運転されました。
半ばギャンブルでしたが、越後湯沢以北が運転再開とアナウンスされたので出撃してみました。
そのギャンブルは当たり、雪壁に覆われた越後中里駅にEF641051が現れました。
想像以上の雪付列車となり、雪壁を擦るような最高の表情を撮る事が出来ました。
沿線はどこも高い雪壁だったので、今度こそはと自身の定番ポイントでやりました。
顔を真っ白にしたロクヨンが雪を舞い上げ、夜明けの上越線を走る姿を撮る事が出来ました。
バチバチは無かったものの、個人的には大満足な結果でした。
普段ならコンプリートするのですが、この日はさらに北上し信越線にも展開してみました。
こちらはEF81140による信越カッターが運転され、雪煙を上げながら通過して行く姿が撮れました。
撮る事は無いと思っていた信越カッターでしたが、こちらも積雪の中で撮れたのは良かったです。
折角なので信越線を走る貨物列車も撮ってみました。
まさかの上りは遅延列車が急に現れたりと、EF510が牽引する姿を初めて撮りました。
元北斗星の512号機は、個人的にかなり新鮮で雪の中で撮れたのは成果でした。
こうして、この時点で既に充実していた大寒波終焉の上越線と信越線展開でした。
2025.2.25 : 上越線・信越線沿線
PHOTO SESSION
7時間かけて雪国から帰って来た翌日は、睡眠時間短いまま百里基地へ展開していました。
3SQのF-2スペマ機が2機でフォトミッションをすると聞いたので、その勇姿を撮るための出撃でした。
着陸前のローパスで、何とか2機が並ぶ姿を撮る事が出来ました。
2機が洋上にいる間に、基地上空では対地模擬射爆撃(AGG)の訓練が実施されました。
低くなって来たところで、迫力ある背中をしっかりと撮る事が出来ました。
さらに再び入間基地よりEC-1が飛来したので、その離陸を撮って早々にドロンしました。
この週末、消え行くまえにEF641001と1053による重連撮影会が横川で開催されました。
横川から転戦を企むも、雪とは無縁だっただけに走り易かったですね。
こうして、行きは渋滞に巻き込まれながらも何とか撮る事が出来ました。
2025.2.18 : 航空自衛隊百里基地
2025.2.23 : 信越線沿線
WHITEOUT -大寒波襲来の始まり-
容赦なく叩きつける雪。
ウェザー情報と睨めっこし、長野方面から絶え間なく雪雲が流れて来る。
新潟県の北側から福島県方面は奇跡的に雲が無いのを確認すると、車に乗り込み北上する。
撮影終盤に発覚した、交通事故による関越道上り線の通行止でした。
モデルさんと友人の先輩カメラマンを新幹線で帰すと、そこからは緊張の戦いとの始まりでした。
通常なら渋滞無しで2時間半の所要時間を、7時間かけて何とか無事に走り切りました。
天気予報は雨から夕方になると雪に変わると言うので、酷く成る前に帰れればと思った2月の週始めでした。
ところが到着し食事をしている間に雪へと変わり、撮り始める頃には本降りの大雪になりました。
既にその時点で、車をちょっと停めただけで白くなる有り様でした。
今シーズンは昨シーズンとは違い、雪の量が半端ない事は12月末の時点でわかっていましたが。
この日、撮り始めのブルートレインは既に車両の半分が雪に埋もれていました。
ちょっと外で撮っただけで、雪で白くなってしまう程でした。
道路はあっと言う間に白くなり始め、スタッドレスタイヤが大活躍となりました。
周囲が白く霞み、屋根のある場所でも吹き込んで来て地面を白くしていました。
ただ、ここまでの降雪で撮れるのもなかなか無いので、沢山シャッターを押していた気がします。
2071列車は数分遅れでゆっくりと通過して行きましたが、この時点でかなり視界不良となっていましたね。
前の列車から2時間以上の間隔があって来る2071列車は、まさかのバチバチでスパークしカッターになっていました。
そして、その後の普通列車からホワイトアウトとなり、背景は白く見えなくなりました。
日没後はさらに酷くなり、確かこの頃に関越道上り線の通行止を知得しました。
ヤバいと思いながらも、ここまでの降雪で撮れる事もないので6083列車も含めシャッターを押しました。
この時点で翌日からの運休も決まっており、走っているうちにと普通列車も真剣に撮っていました。
最後に撮った下り普通列車も、バチバチのスパークを放っていました。
コンプリートして新幹線の駅へ向かう最中の道路もホワイトアウトで、知った道でなければ怖かったですね。
もういいと思うくらいの降りで、関越道の入口は開通待ちのトラックで溢れていました。
ここから関越道を北上し新潟市内を経由して磐越道へ。
雪も小康状態であったものの、会津若松が近くなる頃から再び降雪となり道路も白くなり始めました。
ノンストップで一気に郡山へ出ると、東北道を経由して南下し一息ついたのは那須で日付変更線を越えていました。
無事に走り切れたので言える事ですが、なかなかの経験をした雪撮でした。
その分、普段撮れない画を大量に生産する事が出来ましたが…。
翌日休みでなければ、出来ない行程であると言う事は間違いないですね。
Model : Midori Saito
(当画像の肖像権はモデルご本人、著作権は撮影者に帰属します。画像の無断転載、二次利用、画像への直接リンク等は堅くお断りします。)
青空南風の百里で
夜間の現場立会を終えそのまま百里へと車を走らせました。
到着したのは夜明けの時で、外の気温は氷点下でしたが空の綺麗さに思わずシャッターを押しました。
夜明けの空の下で、ファントムのシルエットは良きでした。
この日、3SQの1stはT-4を含み4機とちょっと寂し過ぎでした。
それでも先頭のF-2は、ガッツリ捻ってショートでベイパーを出しての離陸でした。
4機ともそれぞれの捻りを魅せてくれたので、青空の下で結果オーライでした。
百里救難隊のUH-60による、パラジャンの訓練も実施されていました。
普段あまり撮る機会はありませんが、今回は良いところでジャンプしてくれたので撮らせて頂きました。
その後1stのオーバーヘッドを撮りましたが、やはりメラメラを食らいますね。
この日は入間基地から電子戦支援隊のEC-1が飛来しました。
着陸はギャンブルして撃沈しましたが、昼過ぎの離陸は鉄板で撮りました。
終焉が近いようですが、こうやって百里で撮るのもいよいよ最後ですかね。
この日は朝が早かったので、EC-1の離陸を見送って早めにコンプリートしました。
2025.2.14 : 航空自衛隊百里基地
大寒波到来、大樹の冬 ②
野岩鉄道のリベンジが出来るかと、日曜日は東武鬼怒川線沿線へと出撃しました。
前日降雪から逃げるように帰っただけあって、朝から前日より積雪量は増えていると言うオチでした。
まずは前日と同じポイントで狙い、面縦で決める事が出来ました。
そして2号~5号を撮りましたが、積雪量が増量していたのでこの日も野岩鉄道は断念しました。
午後になると降雪も小康状態となったので、南側は積雪量も減って行きました。
一気に解けてしまいそうだったので、ラストチャンスと言い聞かせながら撮りました。
前日ほどでは無かったものの、鬼怒川温泉駅の転車台広場も雪がチラついておりました。
20センチ近くの積雪だったので、雪を掻く光景も貴重と、ここぞとばかりに撮らせて頂きました。
そしてこの日もまた、野岩鉄道は鬼怒川温泉より北が大雪のため断念となりました。
野岩鉄道に行く事が出来なかったので、東武の新車N100系"SPACIA X"を鉄板で撮りました。
初めて行った数年前、一度鬼怒川温泉付近が積雪に見舞わた事がありましたが…。
ここまでの降雪や積雪は日本がマヒになるのがわかるほどでした。
南はすっかり雪も解け始めていたので、6号もまた鉄板で撮らせて頂きました。
南岸低気圧接近でならこうなるのは想像していましたが、まさかの寒波到来だったとは思いもしませんでした。
また降雪や積雪があれば、出撃したいと思いますね。
大寒波到来、大樹の冬 ①
当初、上越カッターに出撃しようと思っていた週末でしたが…。
夜中のうちに関越道のLIVEカメラを観ると真っ白になり、さらには通行止となったので断念しました。
その代わり、雪の野岩鉄道でも撮ろうと栃木県北部を目指して走りました。
すると予想は何となくしていましたが、
東武鬼怒川線沿線の時点で真っ白になったのでSL"大樹"を撮る事にしました。
午前の1号、2号ともに、ここまでの白の情景でまさか撮れるとは思いもしませんでした。
5号まで時間があるので時間を潰していると、さらに強い降りになり積もり始めた東武鬼怒川線沿線で。
ここは見下ろせる有名ポイントで5号を鉄板で撮りました。
昨年、雪を求めて行った時は不発だったので、このカットが撮れたのは嬉しかったですね。
大寒波到来で、鬼怒川温泉に着くと本降りの大雪に見舞われました。
この日、一番過酷だったのがまさかの鬼怒川温泉駅転車台での撮影でした。
みるみるうちに積り、車を放置するのはちょっとヤバい状況となりました。
午前中が勝負と2号でイルミネーションで有名なポイントで撮ったのですが…。
まさかのフタを開けてみれば、この日最後の6号の方が雪の画で撮る事が出来ました。
雪付列車となったC11でしたが、やっと念願だった雪のSLを久しぶりにガチで撮れた土曜日でした。
普段は夜撮でしか立ち寄らない下今市でしが、雪の降りも強くなって来たので寄り道しました。
ここまで雪の粒が写り込むのは、いつかの政府専用機B747の最後を千歳で撮った以来の事でした。
ここでもまた、停めておいた車が短時間で真っ白になりました。
結局、鬼怒川温泉よる北は雪の状況が厳しくなったので野岩鉄道は断念しました。
当初は上越方面を考えてましたが、大寒波はこの場所ですら真っ白にした結果となりました。
普段は南岸低気圧接近で白くなると思っていましたが、一週間違いでここまでなるとは思いもしませんでした。
2025.2.8 : 東武鬼怒川線沿線