こんばんは。メルです。


わたしのブログは、人々の心の立て直しに貢献させていただく、という思いで書いています。


邪気発生源を断たなければ人類の敵となり、潜在意識が破壊されてしまいます。

邪気発生源を排除し、さらに二元論的思考の排除、自己受容に努めることで、人生は比べ物にならない程豊かなものとなります。





いま、『ケーキの切れない非行少年たち』という本を読んでいます。




以前からこの本の存在は知っていましたが、いま読まなければと思い購入した次第です。



まだ読みおわっていないのですが、非行少年たちのほとんどが幼少期の家庭環境に問題があり、"認知のゆがみ"が起こっています。ホールケーキを3等分にしてと言われても、均等に切れません。これはかなり深刻なことで、どれだけ時間をかけて諭そうとも、更生させようと思おうとも、彼らの世界はゆがんで見えているので、均等に切ることも、犯した罪の重さを理解することもできないのです。『もうしません』と返事だけは良いけれど、何が悪いのか理解できない彼らは、また同じことを繰り返してしまいます。

この本の中で、人を56した少年は、自分は優しい人間だと言いました。周りの人からもそう言われると。"人を56したのに、優しいの?"と聞かれて初めて、『あー優しくないですね』と気づきます。




以前、保育関連の指導者からある実験の話を聞きました。800年程前、神聖ローマ帝国ホーエンシュタウフェン朝の皇帝フリードリヒ2世による、50人の赤ちゃんを対象にした悍ましい実験が行われました。

"ご飯やお風呂などすべてのお世話はするが、目も合わせないし笑いかけもしないし言葉がけもしない"という実験です。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、赤ちゃんはどうなったでしょうか?


50人の赤ちゃん全員が、2歳になる前に死んでしまったのです(年齢の違いに諸説ありますが、結果50人が死亡しています)

スキンシップがなく成長ホルモンが出なかったことが原因だと考えられます。



以前私はサロンを経営しながら保育園にも勤めていました。ある4月に、ネグレクト(育児放棄)で祖母に保護された4歳の男の子が入園しました。言葉も遅く、知能にも少し影響が出ており、会話のキャッチボールもなかなか難しい子でしたが、優しい子でした。ネグレクトされると、赤ちゃんの実験までいかずとも、適切な成長ホルモンも、脳への刺激も足りず、その子のように少なからず知能に影響が出てしまうのだと痛感しました。その子の認知がゆがんでいるかは分かりません。ですが、ゆがんでいる可能性は高いと思います。


多くの子どもの認知がゆがむ前に、毒親の連鎖を止めなければなりません。

適切な子育てであれば、認知のゆがみなど起きず、罪を犯す人は減るでしょう。欲望で人を56してしまった人間を肯定など出来ませんが、その犯人が子育てにおいての犠牲者であるならば、改善策、解決策はあるのです。


毒親の連鎖を止めるには、まず自分自身が自己受容し、心のあり方を正すしかありません。

自己受容は自分への愛ですから、自分を愛さずして、子どもを正しく愛することは出来ません。どうか、子ども達のために自己受容を理解し深めていってください。邪気発生源は、自己受容とは反対の、インチキ自己肯定に繋がる邪悪なものです。排除し、自己受容していただければお思います。


また読み終わったら記事にしたいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



メル