突然、会津の友人がやってくる事になりました。
明日16日から数日、会津から訪ねてくる友人と共にリノベーションを進める予定です。
一人では動かせなかったものとか、これで少し進むかなと。


さて、昨日までに、こんなものを制作していました。




ずっと先延ばしになっていた、母屋の縁側の垂木を支えるための金物、ブラケットになります。
12mm×44mm幅のフラットバーを鍛造にして曲げて、傷んでいる垂木を支えようという訳です。

本来であれば、垂木を総て交換したいのは山々なのですが、それを始めると、とてもじゃないけど終わりが見えなくなってしまう恐れがあり、やむを得ずの判断で、垂木を途中で繋いで、新たな支点を作って支えようという訳です。
古民家の改修は本当に手間かかります。
十分な予算があれば問題はないのですが。



鋼材を加工する前に、ひかり板を作る必要があります。
金物を取り付ける柱束の垂直に対して、垂木の勾配を差し金を使って写し取る訳です。

写真の手前側が柱束側、奥側が垂木の勾配を意味しています。
一つだけでも加工できれば、あとは右に倣えで作っていく事ができます。

まだこれで完成ではなく、意匠兼補強が必要で、完成までにはまだまだ時間かかります。
柱束への固定も一点だけではありませんからね。

なにより、12mm厚の鋼材はなかなか温度が上がらなくて。
クソ重いし、曲がらないし、大変なんですよ。
おまけに両腕、両肘、左肩を傷めていて、思うようにハンマーを振り上げる事もできず。

9mmのフラットバーでもいいかな・・・?と思ったんですが、一回り厚い鋼材にしておこうと思って。
垂木の上に瓦と屋根土を載せる訳ですから、平米辺り200kgを超えると思うんですよ。
170年近く、その荷重を支え続けてきた訳ですから、たいしたものですが。

金物の先端は、猫の手のようにしたいと思います。
招き猫みたいにね。
まだもう少しハンマーで叩く必要がありそうですが。
昨日までに二つ・・・途中でコークスが終了したので、また後日になりましたが、この二つとは別に合計6本の金物を作る必要があります。

予算が足りなくて困ってますけれどね。




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一昨日の夜、実家に帰ってきました。
体じゅうあちこち痛くて昨日は一日休みにして。
肘と左肩、腰の痛みが治りませんね。
特に肘はじん帯を傷めているらしく、曲げられないくらい痛い事も。

・・・歳ですね。


そんな話はこっちに置いといて。

今日は朝から鉄板スキレットの試作をしていました。
従来のスキレットをより底を深くできないかと、ずっと思ってる事を改善したくて。



把手の部分を別に作って、フォーミング後にリベットで固定するように変更しました。
把手が一体化していると、やはりやりにくいんですよ。
その分、手間が増えますけどね。

従来のものに比べるとより縁の立ち上げがより深くなりましたが、一つ問題が出てきましたね。

焼き鈍しをした厚さ3.2mmの鉄板をひたすらハンマーで叩いて成型していく訳ですが、ハンマーで叩くために鉄板が薄くなり、微妙に縁の部分の面積が広がっているんでしょうね。
どうしても吸収できない歪みが出てきて、縁の立ち上げの曲げ角度が緩くなる所が出てきます。
そろそろ一度焼き鈍しをして、さらに柔らかくしておいたほうがよさそうですね。

対策としては、鉄板を切る際に、真円ではなく微妙に楕円形に切っておくか。
鉄板が広がってくる事を見越しておく訳です。
でも、これはCADを使ってもかなり難しいでしょうね。

あるいは、縁の立ち上げ部分になる所に一か所、切込みをいれておいてフォーミング。
鉄板が広がるという事は伸びてくる訳ですので、切込みの部分が微妙に重なってくるはずですよね。
それを切断砥石で削り取って、最後に溶接をするという方法を考えました。
吸収しきれない歪みをどこかで逃がさないと、おそらく。

そうすれば意図する曲げ具合、理想としているデザインになるのではないかと。


現状では円筒形の金床が二種類しかないのですが、もう一回り小さい円筒形の金床が欲しい所ですね。
これではスキレットというより、小さめのフライパンですね。

でも、試作の道が見えたのでよかったです。
かなり疲れましたけれどね。
ハンマーの打撃が肘に伝わって痛いんですけれど、収入になる事を少しでもしなければならない訳ですから。

また試作が終わって、納得できるものができたらCreemaで販売したいと思います。



ブログの更新がしばらく途絶えていました。
久しぶりに更新できそうです。


久米南町の現場から持って帰った製縄機のその後ですが。
部品等を自作して、とりあえず機械としては動くようになりました。





この製造元の仕様には元々、藁を置く皿のような部品はなかったようですが、他の製造元が作っている製縄機にはあるんですよね。
記憶を頼りに、在庫として持っていた銅板で作ってみたんですが、まだ何か違うのかもしれません。
藁の自動挿入ができる訳ではないし、この皿の上でグルグルと藁が回転しているので、自動挿入は無理かなと。
口金はラッパのように末広がりな形状になっているので、回りながら藁を絡めとっていくような感じじゃないのかな?と思うんですが、確証がないんですよね。


さっそく使ってみたんですけれどね。
初めて使う製縄機。その使い方というか、感覚がよくわかりませんでした。
まず口金の中に挿入する藁の本数から。

竹小舞で使う藁縄は太さが約一分五厘(約4.5mm)から二分(約6mm)なんですけれどね。
始めはまったく分からなくて、3本の藁を挿入していたんですよ。三分くらいの太さになってしまって、竹小舞ではとても使えない太さでした。

ああでもない、こうでもないといいつつ、いろいろと試した結果はこうでした。


口金に藁が完全に入ってしまう直前、藁の穂先が見えてきたら、次の一本を挿入する。
この際、口金の奥までしっかりと送り込まないと、藁が撚れず、藁縄が切れてしまいます。



それから、使う稲藁も、比較的新しいものを使ったほうがいいですね。
古すぎる藁はコシがなくて、口金の奥に挿入できませんでした。


とりあえずこれで土壁の修理ができそうです。
納屋の二階にある大量の藁束の処理も、時間はかかりますが、いずれできるでしょう。
まぁ、藁縄を自作しようとする人は他にはいないと思うけど。

何かの参考になればと。


疲れました。

決して順調とは言えませんが、こちらも少し作業が進んで、またストップしています。


納屋の中の、江戸時代末期から昭和初期までの間、牛小屋として使われていた部分の土間を掘って、束石を鉄筋で連結しています。
写真奥側に、ソーラー発電関係の機器やバッテリーを設置する場所の続きですね。



鉄筋の数量が多すぎるんでしょうか?
現時点で、束石に打ち込んだ差筋アンカーの本数は25本ほど。
わりと大きな石を束石にしているので、ダブル配筋のような感じになっています。
一つの石に対して上下2段、合計4本打ち込んでいます。
シングル配筋、2本の差筋アンカーで十分なのかもしれませんが、なんとなく一抹の不安があって。

回りを掘り返しているので、すでにグラグラの状態ですが、鉄筋を縛ってやるとビクともしない状態になっています。


この調子で納屋全体の束石を連結しようとすると、300本以上の差筋アンカーが必要でしょうね。

新たに基礎を作ったほうが遥かに早くて簡単なのですが、築170年という時間の経過、周囲の景観との整合性を考えて、あえてこんなめんどくさい事をしています。

しかし、このどうしても購入しなければならない材料。
鉄筋や差筋アンカー、コンクリートの材料などですね。
これらを購入する資金が圧倒的に足りません。
収入が限られているので致し方ないのですが。

なので、今日できる事、明日やる事、ここはお金を使わずできる事、お金が入ってこないとできない事・・・という感じでルーティンをぐるぐる回している感じで進めています。
それだけやらなければならない事があるという事でもある訳ですが。
時間かかってしょうがないんですが、そういう進め方があってもいいかなと。

家づくりはお金がかかるもの。それは間違いありません。
でも、考え方を少し変えてみると、それを最小限にする方法もある訳です。
山へ行けばいくらでも材料になるものがある訳です。
木、竹、土、石・・・自然界に材料となるものはいくらでも。
地元の人に一声かけておいて、いらないものがあれば有難く使わせて頂く。
そして、他人の不用品を活用するアイディアと加工する技術。
原始的であってもいいんじゃないですか?。
これまで、そうなってもいいような投資を自分にしてきました。まだまだ足りないものはありますけれど。

その術はいつでも教えます。
興味があればいつでもおいで下さい。


根気も必要ですけどね。

鋼材加工のためと、ちょっと病院へ行く用事ができたために実家に戻ってきています。
左肩が脱臼しかかっていまして、肩がスムーズに回らない、上がらないんですよ。
病院よりも柔道整復師を訪ねるべきでしょうか。

鋼材の加工のほうは、矢掛の古民家の表側の軒先を支えるブラケットの制作になります。
7月にやっと鋼材を購入する事ができて。
12mm×44mmのフラットバー 一つの長さが1020mmある、ブラケットとしてはかなりデカいものになりそうです。
左肩が思うように動かないので、今日はできそうにありませんが。


先週から矢掛の古民家、台所の外壁を修理する段取りをしています。


常に雨の飛沫がかかる部分が次第に崩れ落ちたようで、その部分の修理になります。
材料なら土塀を解体した際に発生した壁土がありますので、それを再利用します。

先日の台風の日は、この壁土が崩れ落ちた部分から雨と暴風が吹き込んでまして。
家の中にいて、暴風を経験するなんて、なかなかない経験ですよ(笑)
風が吹き込む度にホコリや屋根土の砂が落ちてくるし。
なにより寒いので、早く塞がないと・・・。



実家の近所の山で切らせてもらった竹を割って、小舞竹を作って乾燥させています。

「木六竹八」の話がありますが、宮崎でしたか?弓道で使う弓の生産数が日本一だそうで。
テレビで見ていたんですが、割り竹を一週間で乾かさないと虫が入ってしまうそうですね。
小舞竹も同様の事が言えるんじゃないか?と思うんですよね。
つまりは含水率。もちろん刈り旬という事もあると思いますが、お盆を過ぎると草木も、その年の成長を止めつつある訳で。
3月以降の樹木は光合成をして活発に糖分を合成している訳ですよ。
その糖分を分解するカビが大量に発生するんですよね。
なので、昔は8月のお盆を過ぎるまでは木材市場も開かれる事がなかったとか。
今の時代は、製材の技術、人工乾燥の技術もありますし、そんなに長く休んでいると企業は成り立ちませんので、関係なく開かれている訳ですが。

木材同様、竹にも刈り旬というものがあって、活発に成長している時期のものは刈るべきではありません。

まぁ、お盆を過ぎたので、もうそろそろいいかと思って、一本、竹を切ってきた訳ですが、まだ含水率は高いですね。
約一週間、外で乾燥させて、少し軽くなってきましたけれど。

この小舞竹が使えるようになれば、竹小舞を組んで左官作業に入ります。


ところで、この江戸時代末期に建てられた古民家の壁ですが。

縦方向には木の枝を使っているんですよね。
いろんな木の枝で、比較的真っ直ぐなものを使用しているようです。
これは初めて見ましたね。

推測でしかありませんが、真壁ではなく、総て大壁なんですよ。
しかも柱との接合は、柱に竹の楔を打ち込んで、それに丸竹を藁縄で縛ってあるだけ。
江戸時代の頃は釘を作るのも大変なので、固定の方法が限られるというのもあるのでしょう。
今のように工業的に作られる釘ではありませんからね。
折り返し鍛錬の和釘ですからね。

なので、大壁を支えるために、竹では耐えられないと判断しての工法だったのかな?と思う訳ですよ。
壁土の塗り厚もかなりぶ厚いので、重量的に考えて。
横方向は割り竹なんですがね。


外壁もこの高さまである訳ですから、重量的にも相当あるでしょう。


今週中に左官作業の荒壁塗りを終えてしまいたいんですが、また台風がやってきてますね。

なかなか進みません。



相変わらずネット環境が悪いので、ブログを書く気になれませんね。
ホンマに嫌気がさしますって。
一昔前の、ブロードバンド回線が普及する前の状態です。
まぁ、中学生の頃からネットをしてますが、当時は300bpsとか、1200bpsとか。
当然、漢字なんてなくて、ANKだけ。
今では信じられないでしょうけれどね。

ツイッターはその点、比較的早くつながるのでいいんですが。
特にアメーバブログは反応も遅いし。
写真はインスタグラムを中心にしていますよ。
アプリなどの仕様でこうもアップロードの時間が違うというのもね・・・。



さて、過日、久米南町の古民家リノベーションの現場を引き揚げた際、ついでにこんなものももらってきました。


製縄機(せいじょうき)
藁縄を作るための機械です。田舎では時々見かける機械なんですが、これを探していたんですよ。

矢掛の古民家の納屋の二階に大量にある藁束の処分。
普通なら焼却処分でしょうけれどね。

土壁を再生再構築する際に藁縄を大量に使うんですよ。
そして、現代では藁縄を新たに買うと、わりと高いんですよ。
うちの実家のリフォームの際でも、2万5千円近くしたんじゃなかったっけ?。
あれは想定外の出費だったんですがね。

新たに買う資金を削減、ついでに処分費を削減する事ができるなら、使わない手はないでしょう。
まぁ、石膏ボードや新建材を使ったほうが遥かに安くて早いんですけどね。
そんな話はこっちに置いといて。
とにかく使えるものは上手に利用しましょうという事で探していた機械なんですよ。

で、いらないというので、頂いてきた訳ですが。
かなり部品がなくなっていたりしますので、自作するしかないかなと。

例えば出来上がった藁縄を巻き取って行くリールの軸もなくなっていたので、9mmの丸鋼にネジを切って脱着ができるようにしています。

口金の下に、藁を受ける細長い皿のような部品が二つ必要なんですが、それもありませんね。
この部分も板金を切って作るしかなさそうです。

口金も、出来上がる藁縄の太さによっていくつか口径があるみたいなのですが、それもなくなっているようで。
これについてはスクラップ屋等をあたって探すしかないのかもしれません。



それにしてもこの出来上がった藁縄を巻き取るためのリールを回転させる機構は絶妙ですね。
シンプルだけど、ものすごくよく考えられていて。
機械自体が足踏み式で回転しながら藁縄を撚っていく訳ですが、その回転をギアを経由して、このコマも回転させるようにできている訳ですよ。
この回転がリールの木製の側板に当たって巻き取っていくようにできているみたいですね。
大阪にあった小規模な機械メーカーで作られたもののようですが、こういう技術屋の知恵の結晶みたいな機械は好きですね。

このリールの側板も腐食していたりするので作り直す必要がありそうです。
ただ、どうもこの側板、少しテーパーがついているようですね。コマ自体もテーパーがついているようで、直角ではないようです。



どうしてもわからない事が一つ。

撚りあがった藁縄をリールに巻き取る際のガイド。
グネグネに曲がっていたのと、リベットがダメになっていたので一度分解して、リベットを打ち直したんですが。
元々の曲げ具合がわからないんですよ。


この曲げ角度では機械の脚の部分に当たってしまって邪魔になってしまいます。
これに関しては、何か資料がないものかと。


この機械のレストアができれば、一つ片付くんですけどね。



矢掛の古民家の納屋で、作業が終わって、夜にやっている事。

一杯飲むくらいしかする事がないので、どうせなら音の出ない作業を少しでもやろうかと。



在庫で持っていた楠のブロックを矢掛に持ってきて、表札の材料を作ろうと思って。
バンドソーなどというものはないので、久しぶりに大鋸挽きに挑戦してみました。

延べ四時間半。
初めて使って挽き割る事ができました。




今年、鋸の目立ても初めての経験をした訳ですが、とりあえず自分の目立てでも挽ける事ができたので自信を持てばいいと思います。





ただ、挽き割る時間ですね。
これをもっと短縮しなければ、とてもじゃないけど・・・。
木挽きは一升飯を食らうなんていいますが、体力面も確かに必要ですね。

何枚か、まだ目立てが十分でない刃がありますし、あさり幅を大きくしすぎなのかもしれません。
均等に同じあさり幅にしているのも問題なのかも。
手前側の細かい刃の部分は小さめに。次第に大きいあさり幅にしたほうがよいのかな?と。

ま、教えてくれる人が回りにいないので、自分で探るしか方法がないのかなと。



縦引きの鋸屑はこんな感じで、よく切れて(削り取って)いる屑が出ているのでいいと思いますが、完璧な目立てを100とすれば、まだ60%くらいの完成度なのかと思います。
それをもう少し改良できれば、挽き割る時間も短縮できるのではないかと。
現状では、特に挽き始め、刃が引っかかって挽けないんですよね。
その辺りが特にあさり幅の問題かなと。
一度、あさりを戻さして調整したほうがよさそうです。

目標、これくらいの材木であれば1時間以内。


あと、挽き割る際の台の高さや安定度なども大きな要素でしょうね。
昔の木挽きが挽いてる様子の写真を何度も見ていますが、斜めに材木をたてかけていますよね。
グラグラしているようではダメですし、カスガイも打ち込めないようでは・・・。
まぁ、納屋の土間も平らではないので、その辺りの改善も必要でしょうけれど。

いろいろと勉強させて頂きますよ。ホンマに。

大鋸挽きがちゃんとできるようになれば、納屋の階段板の自給もできるかなと。
側板は最悪、打ち割り製材でもいいんですけれどね。
長い距離を挽き割るのは最小限にしないと体力的に持たないでしょう。
ただし、打ち割り製材は無駄も多いので、大枠だけにしないとダメでしょうね。

踏板は大鋸挽きでできるようになりたいものです。


いや、もちろん本気ですよ。
お金がないので。あるのは知識と経験だけ。

これでやっと木挽きの仲間入りでしょうか。
ご先祖様は木挽きの棟梁だったそうなので、やっぱりできないとダメでしょう。

理屈や口先だけでなく、とにかく経験してみる。
それに尽きますね。
こちらも、劇的に進んでいるとは言えませんが、できる事から少しずつ進めています。


鍛冶工房と木工房として使う予定の、江戸時代末期からある納屋の内部。
土間の真ん中辺りに穴を掘って、鉄筋を組んでコンクリートを打つ準備をしました。



鍛冶屋で使う100kgのアンビル(金床)を設置する場所として。
三和土土間では、毎日のようにハンマーを使っていると、たぶんいずれ沈んでしまうと思うので、コンクリートにした訳です。

このアンビル自体はハンドルを取り付けて移動できるようにしています。

コークス炉自体も移動できますが、これはほぼ常設という事になるでしょうか。
木工房として使う際、少しでも広く使えるようにしたいんですよね。

しかし、納屋の一階に工具類の棚を置くとやっぱり狭いですね。


ゴチャゴチャして片付かないというか。
小さな工具類だけでも二階に収納できるようにしたいのですが。
まずは階段を作る事からかなと・・・。
階段を作る材料だなー。

地区のいろいろお世話になっている方の話では、四寸角が採れるようなヒノキはないとの事。
雑木山ばかりですので、楠の木ならありそうな気がするんですけどね。
階段の側板や踏板に使えるかなと。



納屋の中の、その他の改修中の様子。



元々、牛小屋だった部分、土間が大きくえぐれていて、使いにくいので、これを平らにするために三和土土間を施工しています。
かなりの真砂土を使うので、再利用の土だけでは足りないかもしれませんね。
庭に真砂土を山にしているので、その辺りも使わないとダメかなと。
こちらは時間かかりそうなので、ゆっくりと仕上げていこうかと。


15日からの連休期間中、一人、泊まり込みでお手伝いをして頂き、台所の土間の改修がとりあえず終わりました。



元々この土間で使っていた真砂土に、裏の土塀を解体した際に出た屋根土、苦土石灰を混ぜています。
本来は苦土石灰(炭酸カルシウム+酸化マグネシウム)ではなく、石灰と海水を煮て作る苦汁(マグネシウム)を使うらしいのですが、そんなに大量に用意できませんので、苦土石灰を使っています。

前日までに、こんなものも作ってみました。


三和土土間を作るための叩き板。
残置家財の中に、ケヤキの手頃な板があったので、それを使いましたが、ちょっと板が厚かったかも。
作業台も何もない状態で、蟻溝を切るのはやりにくかったです。
早く木工房の機能も移転させたいですね。


三和土土間といい、土壁といい、何度でも再利用できるという点で材料費を圧縮できるというのは本当に素晴らしい素材なのですが。
いやはや、手間のかかる事。

コンクリート土間は早くて丈夫でいいんですが、冬場は足が冷えるのと、解体した際にはゴミにしかならないんですよね。
ケースバイケースで使い分けるのが一番かと。
うちは、とにかくお金がないので、再利用という選択をしていますが。




まずは流し台の下になる所から。
これだけで一日かかってしまいました。
叩きすぎなのかな?と思う所もありますが。



扇風機の風を当てて乾燥を促進させています。

粘土となる屋根土の量が多すぎても少なすぎてもダメで、そして一番のポイントは水加減でしょうか。
均等に水がまわっていて、ベチャベチャに水が多いと叩けませんし、少なすぎても固まりませんので、それは文章にするより、実際に体験してもらったほうがよいかと。

ちなみに、矢掛という地域で使われている粘土は、京都や滋賀で採れる粘土のそれとはまったく違うもので、土の力が弱いというか、風化しやすいようですね。
例えば屋根土にしても全然質が違いますね。

実家の回りの田んぼの下には、いい土があるんですが、大規模な道路工事でもしない限り、採る事ができないんですよね。


今回、お手伝い頂いたT君、七月に鉄板スキレット制作ワークショップに参加して頂いた彼でした。
好奇心旺盛というか、いろんな事に興味を持っているようで、こちらも教えられる事はどんどん教えていきたいなと。
報酬は出せませんが、代わりに賄い飯を作って。
今回も5食作りましたよ。


二日目。



ガス台の下になる部分を仕上げました。
写真は枠を外す前の状態ですね。

今回は手間を省くために、流し台とガス台の下のみ、L字型に平らにしましたが、本来であれば台所の土間全体を平らにしたいんですけどね。
土を練るのに一人、叩くだけでも三人は欲しいかなと。
さらに面積が広がれば、もう一人欲しい所でしょうね。

微妙にレベルが傾いている所もありますが、かなり改善しましたよ。
今まではフライパンに油を入れても傾いてましたからね。


三和土土間はこれから、納屋の土間を改修するにも使いますので、興味ある方は参加をお待ちしています。
詳細はコメントでも頂ければ対応いたします。


ネット環境のひどさでブログの更新がなかなかできません。
ネットだけではないんですけどね。
Windows10がね・・・。マイクロソフトもいったい何をやりたいのか。

仕方ないので、4年くらい使っていない64bitのデスクトップ(XP)マシンを久しぶりに使おうかなと。
そして、OSをlinuxにしようかなと考えています。
ブラウザもfirefoxがあるというし、LibreOfficeもあるという事なので、十分使えるかなと。

そんな話はこれくらいにして。

矢掛の古民家リノベーション、相変わらず納屋の改修ができる範囲で続いています。
現状を説明すると、納屋の入り口に倒壊しかかったトタンの庇があるんですが。


現在も、土塀を解体した際に出た壁土や屋根土を保管する場所として使っているんですけどね。
これを作り直して、もう少ししっかりとした木造の庇にしようと考えています。
材料がなくて進まないんですけどね。
特に構造材、それから屋根下地で使う板、垂木などですね。
構造材はどこかの解体材でもいいでしょう。
それが出てくるのを待ってる状態です。
森林組合が話を持ち掛けてくれば、丸太が手に入るかも。
期待薄ですけどね。
垂木に使うような足場丸太サイズのものがあれば、自分で製材しようかと。

屋根材は土塀を解体した際に出た瓦を再利用しようかと考えています。
徹底的にお金を使わないようにしたいので。

問題は屋根下地に使う板ですね。
板は解体材でもなかなか難しいですね。
今の時代、家屋解体も重機がバリバリとむしり取る時代ですから、なかなか残らないんですよ。
事前に手ばらしをさせてくれるような現場があればいいんですけどね。

まだ目立てが下手くそですが、不要な丸太・・・
最近は間伐材でも、集荷して木材市場に持って行く経費が出なくて、山に打ち捨てられている杉の丸太などがかなりあるんですよ。
これらを自分で挽き割る事ができれば、板を作る事も可能なんですけどね。



今年、レストアと目立てに挑戦してみた大鋸。
まだ目立てが下手くそなのと、挽き方にも問題があるんでしょうけれど、とにかく時間がかかって仕方ない。
昔の木挽きの三倍くらいの時間かかってるんじゃないかな?
という感じですからね。

っていうか、久しぶりに丸太を挽いてみたいんですけどね。



さて少し現代的な話。
この庇の上にソーラーパネルを設置しようと考えている訳です。
4m×3mほど。最大4枚くらいのパネルが載せられるかなと。
コンセント回路を賄うにはちょっと足りませんけれどね。


専用のケーブル、チャージコントローラーも届きましたので、接続すればバッテリーに充電できる状態にする事は可能ですが、パネルの設置をなんとかしないと。
いつまでも仮置きでは・・・。