相変わらずネット環境が悪いので、ブログを書く気になれませんね。
ホンマに嫌気がさしますって。
一昔前の、ブロードバンド回線が普及する前の状態です。
まぁ、中学生の頃からネットをしてますが、当時は300bpsとか、1200bpsとか。
当然、漢字なんてなくて、ANKだけ。
今では信じられないでしょうけれどね。

ツイッターはその点、比較的早くつながるのでいいんですが。
特にアメーバブログは反応も遅いし。
写真はインスタグラムを中心にしていますよ。
アプリなどの仕様でこうもアップロードの時間が違うというのもね・・・。



さて、過日、久米南町の古民家リノベーションの現場を引き揚げた際、ついでにこんなものももらってきました。


製縄機(せいじょうき)
藁縄を作るための機械です。田舎では時々見かける機械なんですが、これを探していたんですよ。

矢掛の古民家の納屋の二階に大量にある藁束の処分。
普通なら焼却処分でしょうけれどね。

土壁を再生再構築する際に藁縄を大量に使うんですよ。
そして、現代では藁縄を新たに買うと、わりと高いんですよ。
うちの実家のリフォームの際でも、2万5千円近くしたんじゃなかったっけ?。
あれは想定外の出費だったんですがね。

新たに買う資金を削減、ついでに処分費を削減する事ができるなら、使わない手はないでしょう。
まぁ、石膏ボードや新建材を使ったほうが遥かに安くて早いんですけどね。
そんな話はこっちに置いといて。
とにかく使えるものは上手に利用しましょうという事で探していた機械なんですよ。

で、いらないというので、頂いてきた訳ですが。
かなり部品がなくなっていたりしますので、自作するしかないかなと。

例えば出来上がった藁縄を巻き取って行くリールの軸もなくなっていたので、9mmの丸鋼にネジを切って脱着ができるようにしています。

口金の下に、藁を受ける細長い皿のような部品が二つ必要なんですが、それもありませんね。
この部分も板金を切って作るしかなさそうです。

口金も、出来上がる藁縄の太さによっていくつか口径があるみたいなのですが、それもなくなっているようで。
これについてはスクラップ屋等をあたって探すしかないのかもしれません。



それにしてもこの出来上がった藁縄を巻き取るためのリールを回転させる機構は絶妙ですね。
シンプルだけど、ものすごくよく考えられていて。
機械自体が足踏み式で回転しながら藁縄を撚っていく訳ですが、その回転をギアを経由して、このコマも回転させるようにできている訳ですよ。
この回転がリールの木製の側板に当たって巻き取っていくようにできているみたいですね。
大阪にあった小規模な機械メーカーで作られたもののようですが、こういう技術屋の知恵の結晶みたいな機械は好きですね。

このリールの側板も腐食していたりするので作り直す必要がありそうです。
ただ、どうもこの側板、少しテーパーがついているようですね。コマ自体もテーパーがついているようで、直角ではないようです。



どうしてもわからない事が一つ。

撚りあがった藁縄をリールに巻き取る際のガイド。
グネグネに曲がっていたのと、リベットがダメになっていたので一度分解して、リベットを打ち直したんですが。
元々の曲げ具合がわからないんですよ。


この曲げ角度では機械の脚の部分に当たってしまって邪魔になってしまいます。
これに関しては、何か資料がないものかと。


この機械のレストアができれば、一つ片付くんですけどね。