ブログの更新がしばらく途絶えていました。
久しぶりに更新できそうです。


久米南町の現場から持って帰った製縄機のその後ですが。
部品等を自作して、とりあえず機械としては動くようになりました。





この製造元の仕様には元々、藁を置く皿のような部品はなかったようですが、他の製造元が作っている製縄機にはあるんですよね。
記憶を頼りに、在庫として持っていた銅板で作ってみたんですが、まだ何か違うのかもしれません。
藁の自動挿入ができる訳ではないし、この皿の上でグルグルと藁が回転しているので、自動挿入は無理かなと。
口金はラッパのように末広がりな形状になっているので、回りながら藁を絡めとっていくような感じじゃないのかな?と思うんですが、確証がないんですよね。


さっそく使ってみたんですけれどね。
初めて使う製縄機。その使い方というか、感覚がよくわかりませんでした。
まず口金の中に挿入する藁の本数から。

竹小舞で使う藁縄は太さが約一分五厘(約4.5mm)から二分(約6mm)なんですけれどね。
始めはまったく分からなくて、3本の藁を挿入していたんですよ。三分くらいの太さになってしまって、竹小舞ではとても使えない太さでした。

ああでもない、こうでもないといいつつ、いろいろと試した結果はこうでした。


口金に藁が完全に入ってしまう直前、藁の穂先が見えてきたら、次の一本を挿入する。
この際、口金の奥までしっかりと送り込まないと、藁が撚れず、藁縄が切れてしまいます。



それから、使う稲藁も、比較的新しいものを使ったほうがいいですね。
古すぎる藁はコシがなくて、口金の奥に挿入できませんでした。


とりあえずこれで土壁の修理ができそうです。
納屋の二階にある大量の藁束の処理も、時間はかかりますが、いずれできるでしょう。
まぁ、藁縄を自作しようとする人は他にはいないと思うけど。

何かの参考になればと。


疲れました。