15日からの連休期間中、一人、泊まり込みでお手伝いをして頂き、台所の土間の改修がとりあえず終わりました。



元々この土間で使っていた真砂土に、裏の土塀を解体した際に出た屋根土、苦土石灰を混ぜています。
本来は苦土石灰(炭酸カルシウム+酸化マグネシウム)ではなく、石灰と海水を煮て作る苦汁(マグネシウム)を使うらしいのですが、そんなに大量に用意できませんので、苦土石灰を使っています。

前日までに、こんなものも作ってみました。


三和土土間を作るための叩き板。
残置家財の中に、ケヤキの手頃な板があったので、それを使いましたが、ちょっと板が厚かったかも。
作業台も何もない状態で、蟻溝を切るのはやりにくかったです。
早く木工房の機能も移転させたいですね。


三和土土間といい、土壁といい、何度でも再利用できるという点で材料費を圧縮できるというのは本当に素晴らしい素材なのですが。
いやはや、手間のかかる事。

コンクリート土間は早くて丈夫でいいんですが、冬場は足が冷えるのと、解体した際にはゴミにしかならないんですよね。
ケースバイケースで使い分けるのが一番かと。
うちは、とにかくお金がないので、再利用という選択をしていますが。




まずは流し台の下になる所から。
これだけで一日かかってしまいました。
叩きすぎなのかな?と思う所もありますが。



扇風機の風を当てて乾燥を促進させています。

粘土となる屋根土の量が多すぎても少なすぎてもダメで、そして一番のポイントは水加減でしょうか。
均等に水がまわっていて、ベチャベチャに水が多いと叩けませんし、少なすぎても固まりませんので、それは文章にするより、実際に体験してもらったほうがよいかと。

ちなみに、矢掛という地域で使われている粘土は、京都や滋賀で採れる粘土のそれとはまったく違うもので、土の力が弱いというか、風化しやすいようですね。
例えば屋根土にしても全然質が違いますね。

実家の回りの田んぼの下には、いい土があるんですが、大規模な道路工事でもしない限り、採る事ができないんですよね。


今回、お手伝い頂いたT君、七月に鉄板スキレット制作ワークショップに参加して頂いた彼でした。
好奇心旺盛というか、いろんな事に興味を持っているようで、こちらも教えられる事はどんどん教えていきたいなと。
報酬は出せませんが、代わりに賄い飯を作って。
今回も5食作りましたよ。


二日目。



ガス台の下になる部分を仕上げました。
写真は枠を外す前の状態ですね。

今回は手間を省くために、流し台とガス台の下のみ、L字型に平らにしましたが、本来であれば台所の土間全体を平らにしたいんですけどね。
土を練るのに一人、叩くだけでも三人は欲しいかなと。
さらに面積が広がれば、もう一人欲しい所でしょうね。

微妙にレベルが傾いている所もありますが、かなり改善しましたよ。
今まではフライパンに油を入れても傾いてましたからね。


三和土土間はこれから、納屋の土間を改修するにも使いますので、興味ある方は参加をお待ちしています。
詳細はコメントでも頂ければ対応いたします。