● 不登校の子どもが生きる気力を取り戻すヒントとは
こんにちは^^ 野田祐佳里です。
お子さんが不登校やひきこもりになって、無気力状態になると、
どうしたら前のように元気になるのかと思う方も多いと思います。
以前の私も、登校しぶりをし出した息子が、
ずっとソファーでYouTubeを見ているのを見て、不安になり、
外に出かけようと誘ったりしていましたが、
それで元気になったりすることはありませんでした。
不登校やひきこもりの子ども達の元気や生きる気力は、
どんなことをきっかけに取り戻せるのでしょうか。
こちらの本の中にそのヒントがあったので、紹介させていただきますね。
この本の中で、北星余市高校について書かれている部分があり、
本を購入されなくても、
以下のリンク先から読むことができます。
(前編)
https://gendai.media/articles/-/99497
(後編)
https://gendai.media/articles/-/99500
北星余市高校には、服装に関する校則は、
学習に支障がないこと
他校の制服を着用しないこと
薬物を連想するような服は着用しないこと
学校指定の上履きを着用すること
というくらいで、ほぼ自由です。
その理由を教頭の妹尾先生が説明されている部分が
印象に残ったので、シェアさせていただきますね。
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制服なんてもちろんありません。
頭髪も色とりどりだということは事前に知っていました。
生徒たちはそれぞれに個性豊かなファッションで学校に登校します。
大雪なのに、和服だったり、ヘソ出しだったりします。
その意味を教頭の妹尾克利さんが説明してくれました。
「衣服の乱れは心の乱れなんて、昔は言いましたが、
心が乱れているのなら服装にごちゃごちゃいうよりも、
心に寄り添えばいいと考えるのが北星余市流です。
服装は彼らにとっては自己表現のひとつ。
バイタリティを獲得する重要な手段なんです。
その自由を奪ってしまうなんてナンセンスです。
自由を与えられると最初はいろいろやってみるものですが、次第に落ち着きます
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わが家の息子が、入学前に見学に行った時に、
自由でフレンドリーで楽しそう
という印象で、この学校に行くことを決めたようです。
息子が入学して、私も学校行事のお手伝いなどで、
生徒達の様子を見ていると、みんな個性が強いな…と思いますが、
息子に聞いてみると、
そのおかげで浮かないから、素を出しやすい
と言っていました。
強歩(30、50、70㎞から距離を選んで歩く)でも、
普段、和服で登校する落語研究会の子達が、
草履を履き、笠を被っていたり、
ミニスカートに厚底サンダルという女の子もいます。
私達、大人からすると、
草履や厚底サンダルでは、長距離を歩くには、
足が痛くなってしまいやすいので、
無事に完歩するには、履きなれたスニーカーがいい
と思って、それを押し付けてしまいがちですよね。
より良い結果を出すために、
効率のいい手段や方法を選ぶことも必要ですが、
人は自分の個性や、やりたいことを否定されずに、
それを表現できると、生き生きできるという面もあります。
特に不登校で無気力になっているお子さんには、
将来の生活のための効率のいい方法は、一旦脇に置いて、
お子さんの個性や、やりたいことを尊重する関わりをしていくと、
生きる気力を取り戻したり、心の充電がしやすくなると思います。
応援ありがとうございました^^