● 息子の作文「不登校を経験して」から気づいた不登校児の心理
こんにちは^^ 不登校カウンセラーの野田まどかです。
先日の記事
息子が卒業文集に不登校のことを書くと言ってから、
不登校が始まった3年生の頃から、久しぶりに息子と一緒に振り返ってみました。
UMIを学んで、多くの不登校やひきこもりの親御さんと接した今だから分かること、
今回初めて知った、息子の心の状態などを、作文に解説を加えたいと思います。
不登校を経験して
ぼくは三年生の六月と頃から、学校に行けなくなっていきました。
勉強についていけなくなったら困るというあせりや不安、
休むとクラスの人達にどう思わるか?
ズル休みと思われるのではないか?
という恐怖。
色々なプレッシャーで精神的に追い詰められていきました。
その頃は、夜になると足の色々な所が痛くなり、
お風呂に入って温めたり、薬を塗ったり、
病院に行ったりしても治りませんでした。
布団に入ってもなかなか眠れずに、眠れても悪夢にうなされて、
とても苦しかったです。
この頃は、息子が徐々に学校に行けなくなっていき、
活発だった息子から生気がなくなり、体調不良を訴えるようになり、
このままどうなっていくのか…
スクールカウンセラーに毎日相談したり、病院に行ったり、
ホメオパシーや遠隔気功を試してみたり…
と色々試したけれど、一向に改善しないし、どうしたらいいのか分からない
という不安や恐怖を、私も強く感じていました。
今冷静に振り返ると、親子で不安や恐怖を感じて、増幅させていますよね><
でも、学校へは行かなくてはならない
という思いを、当時の私は強く握りしめていたので、
何とかして、学校に戻さなくてはいけない
と思っていたので、学校へ行くことを促しつづけていました。
息子の見ていた悪夢は、何か魔物に追いかけられるような夢
と言っていたので、
「学校に行け行け!」と追い立てられることが、
魔物に追いかけられるという象徴になっていたんだと思います。
そのうち家から出る気力もなくなり、家でゲームをするだけになりました。
この頃は、何も考える気力がなかった。
と息子は振り返っていました。
ここは、今回息子から聞いて新たに分かった部分です。
当時の息子は、スプラトゥーンというゲームをやりながら、
キレまくって情緒不安定で、私もこの状態が良くなればと、
腫れ物に触るように接していました。
息子の要求に気分良く応えてあげるという、
当時お世話になっていた不登校カウンセラーさんの
助言を守ろうとしていましたが、
当時はブロックばりばりの私も主人も、
息子の無礼な物の言い方や態度、無理難題な要求に、
交互にキレていて、
絶対に私一人では無理!と強く思っていました(笑)
そんな中、あるゲームのオンラインの集会所で、不登校について語り合うことがありました。
自分と同じ気持ちの人がいると分かり、ホッとしました。
(↑この部分、先生と修正している間に抜けてしまったみたいです(笑)
ここも、今回ヒアリングして、初めて分かった部分です。
UMIを学んで、息子と私には、
「分かってもらえない」というブロックがあり、
「分かってほしい」、「分かってもらえない」というマイナススパイラルを
繰り返していたことに気づきました。
この時も、やはり自分の気持ちを分かってほしくて、
それを分かってくれる人がいたから、前に進むことができたんですね。
五年生の秋から、フリースクールに行き始めました。
きっかけは、このままでは将来困ると思ったからです。
そこには自分が好きなFPSゲームを好きな先生がいてくれいてくれて、本当によかったです。
不登校を経験した、同じ趣味の先生がいてくれたからこそ、
少しずつ自分の心を開くことができるようになりました。
そんな先生と一緒に勉強することで、少しずつ自信を取り戻すことができました。
この経験から、不登校の子どもの苦しい気持ちを理解できるのは、
同じ経験をしているからこそなのだということに気づきました。
将来は、自分と同じように、学校に行くことができずに苦しい思いをしている不登校の子どもをサポートする仕事をしたいと思いました。
そして、その気持ちを理解しながら、話をしていければと考えています。
私が、UMIを受講して4ヵ月後に、息子は自分からフリースクールに行き始めました。
息子が、FPSの話題で盛り上がれるフリースクールの大学生の先生を慕っていたり、
影響を受けているのを知っていましたが、
その先生も不登校の時期があったと聞いたのは、最近のことでした。
息子の不登校初期に、不登校専門の家庭教師センターで、
ゲームをしながら仲良くなれる先生をお願いしたことがありました。
先生も不登校経験がないことと、
お金をもらっている以上、勉強させないといけないという思いが強かったのか、
勉強をしようとしないで、ずっとゲームを続けている息子に、
「将来やりたいことがあるなら、努力しなよ。」という感じで、
説教ぽく話しているのが聞こえました。
息子が途中で、「もう、無理!」と、別室に逃げ込んでしまい
家庭教師の話はなくなりました。
不登校になるような、敏感で繊細な子どもには、
同じ経験をして、気持ちが分かる人ではないと、難しいのかな…
と、今振り返って、改めて思いました。
周囲の人は、自分の写し鏡なので、親御さんがお子さんの気持ちを分からないと感じていると、
そのような人をお子さんの周囲に引き寄せてしまいます。
お子さんが、何を考えているのか分からない。
お子さんに「どうせ、自分の気持ちは分かってくれない」
と言われる方、
お子さんにとって、前に進むきっかけとなる、いい出会いを求めている方、
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