F1日本GPの興奮が蘇る 小林可夢偉ザウバーC29
2010年のF1日本GPは例年になくエキサイティングだった。唯一人の日本人ドライバー・小林可夢偉選手がガンガン追い越しをかけて走っていたからだ。
母国GPで入賞した日本人ドライバーはいたが「これぞレーシングの醍醐味」とばかりに激しい走りを見せた選手はかつていなかった。
ドルフィンは金曜日しかサーキットに行っていないが、TVの画面から現地の興奮がバンバン伝わってきた。
逆に小林選手がいなかったらピット作業でしか順位が入れ替わらない単調な“週末F1パレード”に終わっていたことだろう。

スパークから小林選手の1/43スケール、ザウバーC29日本GP仕様が発売されると報じられた時「これは手元に置いておかねば!」と思った。
スポンサーも少なく閑散としたボディカラー、入賞するも一昔前なら「あと一歩及ばず」の7位だった。普通なら定価7,665円!―もするミニカーなど高値の、いや高根の花だ。諸兄同様(?)ドルフィンも中高生より安い小遣いでやりくりする身なのだ。
しかし、日本GP仕様のザウバーC29は違う。 「モータースポーツの興奮を再確認」させてくれたマシン。コレクションに加えたいという欲求にかられたのだ。半年も前に速攻で予約してしまった。
早期予約割引とポイントを使用して、送料込みでなんとか5千円台で購入する事ができた。
薄いグレーの台座には向かって右側にマシン名、左側にドライバー名が入る
待望の商品到着。手持ちF1ミニカーの中では最新型になる'10年マシン。日本GP金曜日の走行だけでも充分楽しめた鈴鹿ライフの思い出が蘇る。
どうせ日本GP仕様にするなら、ヘアピンでの追い越しの際に接触して破損した状態のモデルにしても良かったな―とも思ったりもする(出るかな?)。
入園直後に出迎えてくれた ARTA NSX
鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー⑪
サーキットにバスで到着した直後に鈴鹿ファン感謝デーが「中止」と知った。「午前零時時点ではHPに案内出てなかったよ~!!」と憤慨しつつも「せっかく来たのだから」と意気消沈して入園した(後日、友人が「午前4時には掲載されてたよ」と教えてくれたが、午前4時に確認して出かけるヤツがいるか?)。
ゲートを抜けた広場で待ち受けていてくれたのはホンダNSX軍団4台だった。あれ?あと1台は?
これまでレース開催時には周囲に柵を設けて大事に展示されていたが、今回は柵などなく間近で見られる。そればかりか、お子様は乗車までさせてもらえるのだ。羨ましい。
2年落ち、しかももう使用しないマシンとなるとタッチもOKになるのか?
大人に関してはお触りOKでもいじくり回す人はいない。昔に比べてマナーが良くなっているのかも。
ホンダNSXが退役する最期のレースに優勝して有終の美を飾ったARTA NSX。過去にチャンピオンも獲っている軍団筆頭NSXだ。
NSXが現役だった'09年は青・黒系の車体色が多い中にあって、オレンジのように明るい色を使っているのはARTAだけ。華やか感もある。
京商1/64「スーパーGT」のミニカーでは、歌舞伎のような“くまどり”のマットブラック塗装が厚塗りで、せっかくのエアアウトレットのスリットが埋まってしまっている。せっかく細かく造形されているのにもったいない。
ホイールが実車同様に金で、足元が締まっていて良い感じ。
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可夢偉伝+琢磨伝
鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー⑩
ピットビルのホスピタリティラウンジで写真展『可夢偉伝』(もちろん漫画の『カムイ伝』を文字っている)が開催されていた。
カート時代からの写真とレーシングスーツ&ヘルメットが展示されていた。
『capeta』の作者・曽田正人氏が可夢偉選手に贈った色紙
'10年シーズンのインディのレーシングスーツも展示されていた。
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オーラを放つ シューマッハのフェラーリF2002
鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー⑨
F1チャンピオンマシン、F2002が展示されていた。シリーズを圧倒的な強さを発揮して王座を勝ち得たマシンは、置いてあるだけで圧倒される重厚感がある。
距離をおいて柵を設けてくれていたので写真が撮りやすかった。
この時代は全くF1をはじめとするモータースポーツは見ていなかったので、展示車両でも見られると新鮮な印象を受ける。
シューマッハのマシンは人気がある!
パーツのひとつひとつが美しい
こうやって後ろから見るとエンジンカバー部のタバコロゴの「l」と「b」の頂点が上手く繋がるように描かれていることが分かる。ロゴのひとつひとつも熟考されているところに美しさがある。
懐かしの、それでも初めて見るトヨタGr.Cカー
鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー⑨
トヨタGr.Cカー編
今年で鈴鹿夏の耐久レースが40回を迎える記念として、鈴鹿1000kmで活躍したGr.Cマシンの走行が日曜日に行われる予定だった。
走行予定だったニッサン92CPとポルシェ962Cの姿は無かったが、予定には入っていなかったトヨタ90CVを発見することができた。前2車の代わりに用意されたのだろうか?
パドック側に向けられて展示されていた90CV。このマシンは現役時代に見たことが無かったので見られて良かった~。
Gr.C時代末期のマシンだけに熟成されていて丸みを帯びたコンパクトなデザインがカッコイイ。
ミノルタカラーのトヨタCカーと言えば、トヨタ87Cは元F1チャンピオン、アラン・ジョーンズ選手もドライバーに加わった事を思い出す。
また、同年にはフジの「月9」放送された情報発信型ドラマ『男は泣かない夜なない』で、かとうかずこサンがドライバーの一人として描かれていた。自身のミスでリタイアに終わり、泣き崩れるかとうサンを抱き寄せて慰める関谷選手が少々ぎこちなくもイイ味を出していた。
'92年SWC第1戦で小河等./J・リース組が堂々の優勝。
同年ル・マン24時間では2位入賞(33号車)を果たした。
鈴鹿のバックストレートでも320km/hを超えるモンスター。
当時最速マシンだったジャガー・XJR-14に似ていて、それまでの日本車とはかけ離れたフォルム。
午前中はガレージ内に置かれていたが、午後になってピット前に出して展示されていた。
日曜日のイベントでは、かつてステアリングを握った片山右京氏がドライブする予定だった。見てみたかった。
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8耐優勝の雄 ヨシムラ・加賀山選手
鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー⑧
『ふたり鷹』『バリバリ伝説』をリアルタイムで読んできた世代のドルフィンにとってヨシムラはロードレース界でも別格。
エフトイズの1/24スケールモデル「ヨシムラレーシングコレクション」も箱買いしてしまった。
ホンダ勢連覇をブチ破った'07年鈴鹿8耐は感動的だった。

ヨシムラ・スズキ・with JOMO/GSX-R1000

ヨシムラの加賀山就臣選手
近年のロードレースの中で唯一、顔と名前が一致するライダー、加賀山選手。'07年鈴鹿8耐優勝ライダー。サインもらえて嬉しかった~!
意外とひょうきんな方だった(笑)。
TEAM KAGAYAMA

加賀山選手が参戦するジャパンスーパーバイク1000用レーサー
蘇る雨のナカジマ ロータス101/ジャッド
鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー⑦
レジェンドF1 ロータス101/ジャッド
今回の目玉として中嶋悟監督が現役時代の'89年オーストラリアGPでファステストラップを記録して4位入賞を果たしたロータス101をドライブする「レジェンドF1デモ走行」があった。
しかし、そのイベントも中止。ロータス101だけがガレージに展示されていた。
鈴鹿のイベントでは珍しい(?)ホンダ車以外のF1マシンの走行だった。どこで保管されているのだろうか?
101を見るのは'89年日本GP以来。
あの年はポイントが全く獲れない苦しいシーズンで、最終戦での大激走はTVで観ていて胸のすく思いだった。
メーターパネルは液晶デジタルにこそなっているが、現在のF1に比べてボタン類が全然見当たらない。
中央にエンブレムが付いたシンプルでカッコイイMOMOのステアリング。
ヘッドレストにはラクダマークとドライバー・ネームが入る。京商1/64ミニカーにもこのネームは入れて欲しかった。
ピットロードの最入口側のガレージにひっそりと佇むマシン。
ドライバーのサイン会に押されてか、見に来るお客さんは少ないように思えた。
GPではないので動画を撮影しようとビデオカメラを持って行ったのだが、出番がなかった。望遠レンズ+デジタル一眼レフカメラも同様に出番なし。ただの重たい荷物にすぎなかった。
今回のイベントはデジタル・コンパクトカメラと携帯電話のカメラのみでの撮影だった。
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初めて間近で見た ヴィダー・ホンダHSV-010
鈴鹿サーキット モータースポーツ ファン感謝デー⑥
ヴィダー・ホンダHSV-010
小暮選手直筆サイン入りステッカーと
GTマシンの中で一番間近で見たかったのが昨年デビューしたホンダHSV-010だ。
ボンネットの形状から'10年型だと察するが、チャンピオンナンバーのゼッケン「1」を付けている。
翼のような形をしたカーボン製チンスポイラーや、フロントフェンダー上の透明材で作られた整流板等、遠目では分からなかった部分が確認できた。
また、エブロ1/43モデルを見直すと、それが再現されていた事を改めて知った。
GT3メーカーの中でHSV-010だけは後ろに回り込むことができなかった。コクピットや後部がどのようになっているのか見たかった~。
しかし、イベントが開催されていたら本来は日曜日にデモランする予定の車両。ピット内に置かれてされていても間近で見ることはできなかったはず。そう考えたら間近で見られただけでもラッキーだった。
サイン会はフォーミュラ・ニッポンのチーム毎で行われた。
チャンピオン・ドライバーの小暮卓史選手にはサイン会の時に配られていたステッカーにサインを入れて頂いた。
「何か間延びしているな?」と思ったら、'10年はフロントオーバーフェンダーに付けていたゼッケンがドア部に異動していた。
またライトの横に「hp」(ヒューレットパッカード)のロゴが。新たなスポンサー?
間近で見たらやっぱりカッコイイマシンだ!
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