第6回ミニカーブログ博覧会 たった1台のミニカー
もし、たった1台だけミニカーを手元に残せるとしたらどのモデル?
―例えば、火事に遭って1台だけ持ち出せるとしたら―
一番値段が高かったモノ? 一番苦労して入手したモノ? 貴重なシークレット?―
高価でも現在販売されているものなら再度入手する事もできるだろう。貴重なモノでも思い入れが薄ければ持ち出す意味が無い。
ミニカーラックを見渡し、思い入れがあり現在では正規販売されていないミニカーを1台選ぶ
とうの昔に完売しているモデルだったので、ネット・オークションで鈴鹿と同じ仕様のモデルを探し落札した。
ミニカーを集め始めた頃だったので“現在よりも”予算の線引きに厳しかった頃でもあったが色々な意味で欲しかったモデルなので入手に踏み切った。
DTM時代からTV放送を見ていて「実際に観戦したい!」と思っていたシリーズ。果たして超接近バトルの連続で最高に面白いレース内容だった。
友人と彼女(現・嫁はん)と観戦し、アフター・レースも楽しかった。
日程的にF1日本GPと接近していたためか観客が割に少なく、ピットウォークやショップも苦労しなかった。
売店で売っている新品よりも安かったし、「チームと一緒に世界を回ってきた」のが購買意欲を掻き立てた。
さらには売っていたスタッフに、購入特典としてステッカーやJ.J.のサインも要求。
J.J.とハンス・スタックの直筆サイン入りカードとチームロズベルグ・ステッカーをもらう事が出来た。
チーム・ロズベルグのステッカーと
本当に思い入れのあるレース、思い入れのあるマシン。-そのモデルカーなのである。
ドルフィンの「ミニカー集めの意義」が詰まった1台だ。
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'96ITC鈴鹿 雨のプラクティス編 動画投稿記念 アルファ155V6TI 93DTM
DTM/ITC参戦メーカーの中で最も好きなマシンはアルファロメオ155V6TIだ。
ウエッジタイプのデザインは見るからに速そう。アレッサンドロ・ナニーニ選手がドライブしている事も高感度UPだ。
TVでDTM/ITCの放送を見ていて、不慮のアクシデントを乗り越えて勝利を重ねるナニーニ選手の姿に魂を熱くさせられた。
ミニカーコレクションを始めた時にはミニチャンプス製DTMのミニカーはとうに在庫切れ。出回っている商品はプレミア価格になっていた。
サークルKサンクス限定・京商1/64ミニカーの存在も知らなかった。
ネットオークションで京商「アルファロメオ1」にラインナップされていたアルファ155V6TI 93DTM ナニーニ車を発見。何度目かのチャレンジでようやく低価格で落札することができたのだった。
手にした時には精密な作りとスポンサーロゴに驚いたものだった。
現在では“当り前”のように見てしまうが、やっぱりこれだけのモノを作り出す技術は凄いものだと改めて感じる。にほんブログ村
ヒルが好きになった日 ウイリアムズFW18
'96年F1最終戦・日本GPでワールドチャンピオンが決定した。
それまでデイモン・ヒルは、当時の最強チーム・ウイリアムズに在籍してはいたが“華やかさ”や“力強さ”を感じなかった。
むしろ単純スピンしたり、アッサリ首位を明け渡したりと、TVを見ていて「なんで~ッ!?」と叫ばずにはいられない場面を多く作ったように思える。
'95年、豪雨で2ヒート制になった日本GPでは“トップで走っていながらも実質2位”のシューマイケルと“シューの後ろにいながらも実質トップ”のヒル―2人の対決は面白かった。
いつ自滅してもおかしくない状況で、タイム差を守り切り優勝したヒルをチョッピリ見直したのだった。
アオシマ1/64ミニカー、ウイリアムズFW18/ルノーはヒルがチャンピオンを獲得したマシン。
タバコ屋がメインスポンサーながら、ダミーロゴが入っているので“間延び”感は無い。
ただ、フロントウイングの吊り下げ支柱が余りにも太すぎる。これでは支柱間に空気が通らないではないか。なんとかならかったものか。場所が場所だけに目立ちすぎる。
優勝でチャンピオンを決定したヒル。ガッツポーズでチェッカーを受けた
'90年代後半、シューマッハやハッキネンはレース終了後の表彰式やインタビュー等の“行事”が終わると、ピットウォールに上りスタンドの観客に向かって“勝利報告”をしてくれた。
それが楽しみで観客はレースのリババル映像を見ながら2時間近く待っていたのだった。
ヒルもまたトロフィーを持って優勝&チャンピオン決定報告をしてくれた。
前2者と違っていたのは―
「奥ゆかしい英国人・ヒル」のイメージがあったが、支えてくれた嫁はんを抱き寄せてキスした時には目頭が熱くなった。
それとともにD・ヒルという人間が好きになった瞬間でもある。
ITC最終戦・鈴鹿 動画投稿記念 アルファロメオ155V6TI
YouTubeに8㍉ビデオで撮影した'96年ITC最終戦・鈴鹿の動画を投稿。
京商1/64ミニカー「アルファ・ロメオ2」 アルファ・ロメオ155V6TI DTM94
アルファ155V6TIというマシンも大好きなのだが、ミニカーの作りも芸術の域に達するほど細かい。
スポイラーやディフューザー等のパーツ類の精密さは1/43スケール級だ。特にフロントスポイラー両サイドのエアアウトレットにまで黒着色していて奥行きを感じさせる。
車内にはロールケージが張り巡らされている。
ホイールは単色ではなく“パール”が入ったガンメタ。
ちっちゃいちっちゃいアルファ・ロメオのエンブレムもしっかり着色されている。フロントの“三角”部分はメッキ調だ。
加えてレッド基本の車体にシルバーにホワイトの"縁どり"がされたカラーリングの美しさ。前「1」の'93型155では白単色だったので、塗装もキメ細やかになっている。
一番評価したいのは、これが「レーシング編」ではなく通常商品の470円である事だ。
ここまで精力を注ぎ込んだ経費の反動はどこに出ているのだろう?(費用を安く抑えたモデルがあるはず)
持っているだけで幸せな気持ちにさせてくれるミニカーである。
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「スカイライン&GT-Rミニカー」探しの夜中旅―に出たのに…
京商1/64ミニカー「スカイライン&GT-R」を探しに夜の旅に出た。
世間さまはGWで連休なのだろうが、全く関係ない会社もある。そんな会社で録を頂いている身としては、帰宅後に出立しなくてはならない。
ケースで置いてくれている“いつもの”サークルKサンクスへ向かう。―が無い。聞いてみると「箱買いされたお客様がいたので」との事。
ならばと2件目に向かう。―が無い。「入荷していない」らしいのだ。
仕方なく、バラ置きしている店に行く。―が無い。
GWなので仕入れもまちまちなのだろうか? 人気があるのか無いのか分からないシリーズだ。
今回も「絶対に欲しい」シリーズではないので落胆も小さい。
「スカイライン」自体は3年くらい前の夏に一度展開した。その当時も出来の悪さがネット上で紛糾していた。今回もあまり良い話は聞かない。スカイラインと相性が悪いというか…。
また再入荷しているようだったら1~2個は購入してみようかと思っている。
「配置の手掛かりを」―と思って読んで下さった方には申し訳ない。
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セナが去ったあの日 ウイリアムズFW16 サンマリノGP仕様
その日、起きるとフジテレビのニュースでセナが写っていた。「あぁ、サンマリノGPもセナが勝ったのか」―寝起きのもうろうとした状態で“当り前の結果”が“倦怠感”を一層強くさせた。
だが、アナウンサーの声のトーンが違う。レース結果を報道しているのではなかった。頭が冴えてくると、セナの写真が赤いマクラーレン時代のものだと分かった。
「レース中に事故死」―? そう、R・ラッツェンバーガー選手は惜しい事をした。日本で走っていただけに親近感も強い。
―のだが、彼の事故死を伝えているのではなかった。
恐らく実際の時間にしたら数秒だったのかもしれないが、寝ぼけた頭ではなかなか“事実”を受け入れられなかった。セナほどのドライバーが命を落とすほどの事故を起こすとは思えなかったからだ。
富士GT観戦の翌日、GWで会社が休みだったあの日、あの朝―。
アオシマ1/64ミニカーのウイリアムズFW16/ルノー#2 サンマリノGP仕様は、今シリーズの中でも注目モデルだろう。セナ、最後の最後のマシンである。
しかし、ドルフィンとしては“ソレ”がシークレットで、逆にパシフィックGP仕様が通常モデルであっても良かった。棺桶になった車よりも、実際にこの目で見たマシンが欲しかった。
ウイングを咥(くわ)えたような細いノーズや、ブーメランのようなリアウイングはリアルに表現されている。
それだけに寂しいボディカラーなのが残念だ。FW16はタバコ屋ロゴが全く無い。せめてFW18のようにダミーロゴが入っていたのなら良く感じになっていただろうに。
普段はセナの事を良く言わないドルフィンだが、最初から悪い印象だったわけではない。「ぶつけて獲ったり」「八百長レースしたり」「生意気な新人を殴ったり」してきたからだ。
それでも今日、この日はちょいとばかりセンチな気分になってしまうのだった…。
御殿場レーシングパレスに展示されていたFW16

これでモナコGPを制したのか? ウイリアムズFW15Cプロスト
地中海の王国の街中をサーキットにして開催されるモナコGP。美しい風景とドラマが生まれる伝統のレースは、一度は観戦に行きたい憧れのGPだった。
F1が日本で開催されていなかった学生の頃から観戦に行きたかったが、世界的に人気GPはツアー料金も高額。「せめて時間と費用がかけられる新婚旅行で行きたい」とレース好きの友人と話していた。
先に結婚した彼は果たして'92年モナコGPを観戦してきた。
しかし、年を追う毎にチーム格差が広がり決勝にドラマが生まれることは稀な“F1パレード”になってしまった。これでは高額料金を払い、レースに興味のない嫁はんを連れて行く価値は無いと断念したのだった…。
この角度なら「モナコGP」と言っても通じる? ホントは鈴鹿だけど
ダウンフォースを多く必要とするモナコGPで、各チームはリアウイングを大型化して臨んだ。
ウイリアムズもエンジンカバー上部にまで翼端板を延長させてウイングを1枚追加した仕様車を持ち込んだ。これがまたカッコ悪いのだ。
速いマシン=カッコイイマシンの定理があるが、流石にこのウイング増加仕様は当てはまらない。
東京モーターショーに展示されたFW15C
アオシマ1/64「ウイリアムズF1」にラインナップに加わっている。12台入りにして尚且つ新規金型を作らず、リアウイングの交換だけで1バージョン増やせるからとの単純な考えなのだろうが…。
肝心のリアウイングが歪んでしまっているのが惜しい。こんな歪んだマシンでプロストは伝統のモナコを制したのだろうか?―否。
おや~? ウイングが「ひでぶ」になりかけてる!?
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象が踏んでも壊れない!? 「サントリーボス世界の名車」ランボルギーニ・ミウラ
行きつけの整体の先生に頂いた「サントリーボス 世界の名車ミニカーセレクション」3台。最後の1台はランボルギーニ・ミウラだ。
この1台に悲劇が起こった― 。
帰り際に頂いて、ポッケにしまって車に戻る。駐車場から出ようと車を発進させる。その時だった。「パキッ」っと車から異音が。
「隣の車と擦ったか?」と降りてみると、タイヤの通った跡に白い物体が。そう、頂いたミウラのミニカーだった。車に乗り込む際にポッケから落ちたようだ。
パッケージの袋を開けてみると「パキッ」と音がして割れたのは台座だけのようだ。ミニカーはその小ささが幸いして無事だった。もしや象が踏んでも壊れないのかも?
いや、むしろリアタイヤがフェンダー内に押された状態になり、このシリーズ共通する車高の高さが改善されてた。
イオタと似た形状ながら、チンスポイラーやリアウイングが無い分、メリハリが出てボディ形状は良い。
災い転じて福となったのだった。
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