最後のF1優勝 ウイリアムズFW14Bパトレーセ車
'77年富士・日本GPと再開した'87年鈴鹿・日本GPを走った唯一のF1ドライバー、リカルド・パトレーセ。
漫画『赤いペガサス』にも将来有望なドライバーとして登場。R・ピーターソンの事故で当時は原因を作ったとして印象深いドライバーだ。
デビュー当時は「チャンピオン候補」と言われていたが、移籍と移籍先チームの低迷期が重なったために好成績を残せなかった。フジテレビの古館アナから呼ばれてしまったが故、日本では「史上最強のセカンド・ドライバー」とのレッテルが貼られてしまった。
アオシマ1/64ミニカーのウイリアムズFW14Bパトレーセ車。
FW14Bは“レッド5”マンセルがチャンピオンを獲得したマシンであるが、パトレーセが現役最後の優勝を果たしたメモリアルなマシンでもある。しかも鈴鹿で。
少し離して見ると綺麗なミニカーだが、目を近付けるとデカールの細かい“ハゲ”や“歪み”が分かってしまう。
ドライバー名も滲んだように潰れてしまっている。比較してしまうと京商やCM'S製の細部までの出来の良さが分かるというもの。
'88年日本GP決勝後
サインを求めたが「NO!」とジェスチャー。J・イクスや長嶋茂雄のように全く無視するよりはマナーが良い
'89年日本GP期間中 移動バスに乗るパトちゃん
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ランボルギーニ・ウラッコ 見たさに○暴に侵入
行きつけの整体の先生に頂いた「サントリーボス 世界の名車ミニカーセレクション」の2台目、ランボルギーニ・ウラッコ。
実車は1度しか見たことが無い。スーパーカーがブームになる直前頃「地元・暴力団のガレージにあるらしい」と友人に聞き、事実確認のために友人と忍び込んだのだった(←おいおい!)。怖いもの知らずのガキであった。
身軽で潜入したため、後日カメラを持って再度挑んだ時はガレージは空だった。風の噂では「資金難で売却した」とか「トランザムに変わっていた」とか…。
実車が直線で構成されたデザインのため、1/100くらいのミニカーになっても大崩れすることはない。イオタのように曲面からなるボディラインの方が造形が難しいのだろう。
オフロード車のような車高の高さはこのシリーズ共通。
サイドミラーやドアノブ、リアにはナンバープレートを取り付ける部分まで作り込まれている。
ブルーメタリックの塗装は光が当たると輝きが美しい。
ランボルギーニ・ジャルパ3.5
昨年のNCCRクラシックカー・ラリーでウラッコの発展型であるジャルパを初めて見ることができた。ウラッコも写真に収めたいものだ。
ジャルパはまだ小スケールミニカーになっていなかったな…。
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鬼に金棒 プロスト+ウイリアムズFW15C
'93年にアラン・プロストを4度目の世界チャンピオンに押し上げた超ハイテク機能F1マシン、ウイリアムズFW15C/ルノー。
既に3度も王座に輝いていたプロスト+ハイテクマシンの組み合わせの勝利は、「白米にみそ汁」の組み合わせより当り前で“面白味”に欠けたシーズンだった。「鬼に金棒」どころではない。プロストもシーズン終了後に引退した。
マンセルのFW14Bもそうだったが、プロストのFW15Cもまた日本GPではシーズン中誇っていた圧倒的な強さを見せつけてくれなかった。
両者共にチャンピオン決定後のレースのために「気が抜けて」しまっていたのだろうか?アオシマ1/64「ウイリアムズF1」のFW15Cは鈴鹿でも使われていた奥行きが短いウイング仕様になっている。このくらいの大きさだとマシンフォルム全体のバランスが良い。
サイドポンツーンの絞り込み形状もリアルだ。
実車同様、ミニカ^にもセガのキャラクターがペダルを踏んでいるイラストが描かれている。どうもこのイラストは笑いに走り過ぎていて好きではない。渾身の力と精神力で走っているのを茶化しているように思えるのだ。諸兄はどう見るだろうか?
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サントリーボス 世界の名車 ランボルギーニ・イオタ
先日「サントリーボス 世界の名車ミニカーセレクション」未開封3台を、通院している整体の先生に頂いた。ネットオークションで見たことがあるが、かなり昔に展開されたキャンペーンではないだろうか? コレクターにとっては貴重なものを頂けて嬉々として帰ったのだが…。
その後にあった“事件”に関してはまた次の機会に―。
3台の内、最初に紹介するのは、スーパーカー・ブーム当時一番好きだったランボルギーニ・イオタSVR。
ミウラのフォルムを生かしつつレーシング仕様になっている点や、ルーフにウイングが付いているのが斬新だった。
ミステリアスな生い立ちや性能が、少年の好奇心を刺激したのだった。

'78年当時一番メジャーなイオタSVR
1/100スケールっぽいが、京商の1/100ミニカーと並べると微妙に小さい。ネームが入った台座付きだ。
小さいのにも関わらず、サイドミラーやフォグランプまで作られているから立派。ボンネットのエアアウトレットもしっかり造形されている。
リアウイングがぶ厚かったり、造形にメリハリが無いのは時代的な生産技術の問題なのだろう。
ウインドウ後部のエンジン・エアインテークは黒塗りされているのに、それよりも大きなタイヤハウスのエアアウトレットは着色されていないから不思議だ。
バギー並にタイヤとボディが離れている車高の高さはご愛敬といったところ。
造形が甘くても好きな者にとってはイオタはイオタなのだ。
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回る!燃える!史上最強F1 マンセルのウイリアムズFW14B
ハイテク機能満載で「F1史上最強マシン」の呼び声も高く、無冠だったナイジェル・マンセルをチャンピオンに押し上げたウイリアムズFW14B/ルノー。
それまでのマンセルの戦績を考えると「ハイテクマシンだから勝てた」のではなく「ハイテクを使いこなした(―に支えられた?)」から王座を勝ち得たのだろう。
何シーズンも「チャンピオンまであと一歩」を経験してきたマンセルのチャンピオン獲得は、シーズン圧勝であっても嫌味が無く嬉しかった。
「勝つかハデなリタイア」が多いマンセルは、2輪ロードライダーのケビン・シュワンツと似ているところがある。
チャンピオン決定して望んだ'92年F1日本GP
セナと幾多の勝負を繰り広げてきた'91年のFW14も“闘志がみなぎる”イメージで好きだが、無敵のFW14Bもデザイン的に美しくて綺麗だ。
マンセル燃える!!
チャンピオンを決定して臨んだ'92年F1日本GP。
決勝ではシケインでスピン。エスケープゾーンに入ったマシン後部から火の手が上がる―といった「これぞカーレース・アクシデントォ!!」との“見せ場”を作ってくれた。さすがはマンセル。リタイアするのも派手である。
アオシマ1/64「ウイリアムズF1」の中で最も欲しかったミニカー。
タバコ屋がスポンサーに付いているため、ベタッとした黄色地が多い―エンジンカバーはまだいいが、コクピット前の一番目立つ部に何も無いのは寂しい。
エア導入のため微妙に曲がったフロントウイングの感じは良く表現されている。
レッド5のゼッケンが熱きマンセルの闘志を表している。
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それでも走り続けた男 ウイリアムズFW16

'94サンマリノGPでA・セナを失ったため“悲劇のマシン”と呼ばばれるようになったウイリアムズFW16/ルノー。
チームメイトのデイモン・ヒルは事故原因が解明されずともそのマシンに乗って走り続けた。
サンマリノGP以降、シーズン中盤にWF16Bが投入されるまでFW16で2勝も挙げた。最終戦・オーストラリアでシューマイケルに“ぶつけられて”チャンピオンの座を奪われてしまったのだった。
“ぶつけて獲る”悪しき伝統を作った一人、セナが見たらなんと言っただろうか。
鈴鹿の写真なので正確にはFW16B
アオシマ1/64「ウイリアムズF1」のラインナップはヒル車もサンマリノGP仕様。
シャープなハイノーズと「への字状のアウイングという特徴を良く出している。タイヤも黄色文字だ。
ただ、メインスポンサーである○スマンズのロゴやマークが自主規制で除外されているのでカラーリングにはスカスカ感がある。ダミー文字でも入れておいて欲しかった。後からデカールを貼れる状態にしてあるのだろうか?
FW16にはヒルがチャンピオンの座に駆け上がる強い意志が込められているようだ。
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あと一歩で宙に舞ったマンセル ウイリアムズ11B/ホンダ
年間6勝を挙げたウイリアムズFW11B/ホンダのナイジェル・マンセル。
反面、リタイアも多かったため、同じウイリアムズのN・ピケットと最終戦までチャンピオン争いを展開するハメに。
チャンピオン決定戦は10年ぶりに開催される日本GP・鈴鹿。
土曜日の予選。マンセルのマシンはS字で宙を舞い、スポンサーであるCanonの広告看板に激突したのだった。どこまでスポンサーをアピールする男なのだろう。
衝撃の大きさからマンセルは決勝不出場。2年連続でチャンピオンを目の前にしてとりこぼすことになった。
10年待ち続けた日本GPの開催とあって、初開催サーキットで行われた木曜日1時間だけの完熟走行から観に行った。名古屋からバイクで“日参”していた。
再びF1が観られる事が嬉しくて、一般観戦エリアのほとんどを歩き回った。
直線ではターボ・パワーによりリアウイングが空気を切り裂く“飛行機雲”はインパクトがあった。
マンセルの写真は当然、土曜日までのもの。ドルフィンの友人は日曜の決勝だけ観戦に来たためマンセルの姿を見る事は出来なかった。
アオシマから発売された1/64ミニカー「ウイリアムズF1」。京商が「やってくれるだろう」と期待していただけに、アオシマが出してくれるとのニュースには驚きがあった。
発売延期を繰り返してきたのにも関わらず作りに“安定感”が無いように見受けられる。
その中でもこのFW11B#5は良く出来ている。特にタバコ屋がメインスポンサーではないので、ロゴがフルに描かれているのが良い。リアタイヤ後方のバ○クレー・タバコのロゴは小さいためか自主規制の対象外になっているようだ。
フロントウイングのカーボンは、プラ素材の凹凸による造形ではなく、デカールで表現されている。
タイヤにもしっかりグッドイヤーのロゴが入る。
マンセルのサイン(フェラーリ移籍後に頂いた)
タイヤバーストに泣いたFW11マンセル車 東京モーターショーで
ターボ無制限時代の最後の'86年のマシン、ウイリアムズFW11/ホンダ。ウイリアムズのピケット、マンセル2人とマクラーレンのプロストが最終戦までタイトル争いを展開した。
レースを優位に進めながらも最後の最後にタイヤバーストでプロストにチャンピオンを奪われたマンセル。ホンダ・エンジン搭載車によるチャンピオンを誕生の瞬間がもろくも崩れ去った。
日本にF1が帰って来る1年前のマシンながら強い印象がある。このマシンもモデル化して欲しかった。
京商がアオシマでモデル化した時代を外して「ウイリアムズF1」を展開してくれないだろうか? 人気のセナ車が無いからムリかな?
スーちゃん逝く キャンディーズの思い出
昨晩、元キャンディーズのスーちゃん・田中好子さんが亡くなられたというニュースを見て愕然としてしまった。まだお若いのに…。
キャンディーズは「8時だヨ!全員集合」にも出演していて、馴染みのあるアイドルだった。
当時の若者に絶大なる人気を誇っていたキャンディーズが地元・文化センターにやってきた。実家のある商店街が「お買いものレシート○○円以上で歌謡ショーご招待」の企画をしたのだ。
デパートや商店街は活気があり、歌謡ショーを度々企画していた。ショーはともに土曜日に午前・午後の2回行われていた。全て自由席。小学生にとっては午後の部しか選択の余地は無い。
学校が終わってから出かけても既に長蛇の列。悪ガキ・ドルフィンは最前列に陣取っている高校生のお兄さんお姉さん達と仲良くなって一緒に座らせてもらうのだった。「年下の男の子作戦」である。
ショーの途中でファンが差し出す花束やプレゼントを受け取りに来たキャンディーズの面々。
すると握手してもらおうとステージに人々が殺到。
ドルフィンはその一番前にいた。高校生のお兄さんがドルフィンを抱え、ステージに体半分出るくらいまで押し上げてくれたのだ。
押されて苦しかったがミキちゃん、スーちゃんと握手できた。
スーちゃんと握手した時、力が入ったのでスーちゃんが前のめりになった。「このまま落下して怪我でもしたら商店街の責任になってしまう!」と子供心に思った。
力がゆるんだ次の瞬間―
逆にドルフィンがステージ上に引っ張られてしまったのだ。スーちゃんの力恐るべし。
上半身がステージの淵から上がって呼吸が楽になった。
さらに次の瞬間―
人々が殺到する事を予想していたのだろう、ステージのソデで待機していた商店街の青年団の面々が“演出用のガス”を観客に向かって噴霧したのだった。
ヒンヤリして血の気が引いたのか“握手タイム”は終了。キャンディーズも次の歌に移っていった。
当時持っていたカメラ―コダック・ポケットカメラ+ストロボ(だったと思う)で写真を撮ったのだが、ストロボの発光力が弱く、闇に白タイツだけが浮かび上がる不気味な写真でしかなかった…。
ある種のマニアには良いのかもしれないが。
今日は「キャンディーズ・ベスト」のCDを聴きまくろう。
田中好子さんのご冥福をお祈りします。
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ウイリアムズF1到着 ~配置表
アオシマから1/64ミニカー「ウイリアムズ ミニカーコレクション」が発売された。
ドルフィンのコレクション・ポリシーは「1車種1台」なので、各車好きなドライバーの方だけ入手したかった。―のだが…。
京商ミニカーと違って“必ず置いてある店”が不明な事と、好きな車を探し当てるのに結局ダブリを増やしてしまうだけではないか? と懸念に思った。
何よりネット通販で割引価格になっているところがお徳!
―ということで「ウイリアムズF1探しの旅」には出ず、箱買いしてしまった~。
本日到着。
参考までの配置表
奥
FW11B #5 / FW19Cモナコ #2
FW11B #6 / FW15Cモナコ #0
FW14B #5 / FW16サンマリノ #2
FW14B #6 / FW16サンマリノ #0
FW15C #2 / FW18 #5
FW15C #0 / FW18 #6
前
と、単純な配置。
アオシマ「ウイリアムズF1」の発売延期が続いたり、商品仕上がりを見ると「流石に“京商”は良く出来ているし、定期発売できる力を持っている」と思ってしまうのだった。
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