こんにちわ!
五感に響く
自分だけの心地よい空間をつくる
インテリアコーディネーターの
朝比奈菜々子です
みなさま、GWはいかがお過ごしですか??
緑豊かなエリアに住んでいる私は、新緑の林をのんびりお散歩しました!
古道を整備したところで、里山の風情があるんですよ!
さて。
お休みの間に、
お引越しを控えていたり、模様替えなどで
家具など見に行かれる方もいらっしゃるかと思います。
手持ちの家具があるけど、
どうやって内装に合わせて
まとめたらいいのかわからない!
という方、いらっしゃいませんか?
お客様からよく「迷子になってるんです」という伝え方をされるんですが、
こっちとこれをまとめると、ここが合わない!
いろんなテイストが好みでどこでまとめたらいいかわからない!
という状態になってしまわれるようです。
インテリアをまとめるには、いくつかのポイントがあります。
今日はその中で、
『カラーと素材感のまとめかたのポイントを3点』をお伝えします!
ご自身でも、ぐっとまとめやすくなりますよ!
ポイント① 内装のベースカラーに合わせる
まず『お部屋のベースカラー』
これが一番の起点となります。
床や壁など、最も広い面積を占める部分の色ですね。
例えば。
最近はグレージュのカラースキームのお部屋がとても増えていて、
フローリングなどもグレイッシュなものがたくさん出ています。
でも一見同じように見えるグレイッシュカラーも、
実は様々なニュアンスを含んでいます。
■黄味のもの
■赤味のもの
■青味のもの
など。
よくファッション診断でいうパーソナルカラーで、
肌や髪の色から、
イエベ(イエローベース)、ブルベ(ブルーベース)
なんていいますね。
グリーンを選ぶときに、葉の色を考えるとしましょう。
例えば、同じ緑でも、青味のグリーンと黄緑があります。
青味のグリーンは黄緑よりもブルーベースの空間にしっくりくる!
ということなんです。
つまり、
ベースカラーの背景にある色味に合わせてまとめていくこと
これが1つ目のポイントです!
これを間違えなければ、たいていまとまっていきますよ!
ポイント② 使いたいお手持ちの色とベースカラー両方に合う色を追加する
大切な家具をお持ちで、どうしても合わせたい!
ということも多いかと思います。
でもお引越しされた場合など、内装が変わってしまうので、
必ずしも合うとは限りませんよね。。。
そんなときは、ベースカラーと、
お手持ちの家具の色、どちらにも合う色を探っていきます。
色が合わない場合は、
お部屋のベースカラーとお手持ち家具の両方に合うような、
つなぎの色を探します。
例えば、
床のフローリングと家具のウッドの色がちぐはぐな場合、
→特にダイニングセットなど面積の大きい場合
床の色と家具の色、両方に合うウッドの色を探してみて、
それをつなぎの色として他の家具に展開していきます。
また、
家具と床の間にベージュ系やグレー系、アイボリー系のラグを敷いても
調和するようになります。
そのラグの色を他の家具や小物に展開するのも一つです。
小物へ展開するときはもう少し濃いめのグレーにしようかな?
など、トーンは調整してみてくださいね。
逆に、最初からお手持ちの色がベースカラーと合っている場合は、
お手持ちの中にある色を他のアイテムにも取り入れていくのが良いですね。
そして仕上げとして、例えばゴールドやブラックなど、
締めのアクセントカラーを全体の5%くらいの分量で、
アートのフレームとか、家具のフレーム、照明のパーツなんかに
とりいれると、単調にならない、リズム感のある空間になります。
これをレピュテーション(反復)というのですが、
色がリンクして心地よい空間となっていきます。
ポイント③ 素材感を合わせる
色味だけではなく、質感も一緒に合わせていくのも、大切なポイント。いくつかの質感を組み合わせていくとぐっと上質な空間になります!
例えば、同じウッドの家具でも、
経年変化したような、ざらっとしたラフなウッドには、表面を粗く削った石や、土っぽいもの、ドライのグリーンなどを合わせると素敵ですし、
木目の見えない鏡面の塗装がされているウッドには、磨いた大理石やセラミック、ガラス、クリスタル、陶器、葉に光沢のあるグリーン、
などの組み合わせが合います。これはほんの一例です。
それでは最後に、グレージュ系の床とお手持ちに合わせて、質感とカラーをまとめた、実際のコーディネート案をご紹介します!
右下がフローリング、点線がお手持ちです。この2つを起点にしてコーディネートしていきました。
黄味のグレージュ
スモーキーピンク&グレーのPH5という
北欧の名作ペンダントライトが主役でしたので、
そのカラーを展開しつつ、ナチュラルな素材感のバスケットなども取り入れ、
アクセントとして青味のグリーン+ゴールドを添えてました。
赤味のグレージュ
お手持ちダイニングと床の間にアイボリーとグレーを入れてご希望のジャパンディスタイルにまとめました。ダイニングが黄味の強いウッドだったのですが、中間になるような色のウッド小物を展開して調和させています。
青味のグレージュ
カーテンが青味の紫がかったグレーでしたので、そちらを基準にしました。
お子様がいらっしゃり、モダンな北欧テイストがお好みでしたので、
木目のわかるホワイト塗装の家具を使い、
きらっとした石の粒子が綺麗な、
テラゾーという人造大理石をいれてみました。
いかがでしたか??
インテリアコーディネートにはいろいろな方法があり、
お客様だけの空間がつくれます!
全体のまとめは『匙加減』が大切。
ここまで繰り返すとしつこい、
このデザインの強さはちょっといやらしい、
これは少し入っているとすごくグレードが上がる!
など、ご自身の感覚を大切にされてくださいね!
フォローやコメントお待ちしております。