こんにちわ!
感性に響く
心地よい空間をつくる
インテリアコーディネーターの
朝比奈菜々子です
今日はトイレの空間づくりについて、お伝えいたします!
実は、追加でトイレのコーディネートを依頼されることが結構あります。
多くの方は、プライベートのトイレがゲストトイレを兼ねているので、
おもてなし空間として、トイレを設えてほしい、というご希望なんですね。
短時間しか過ごさないトイレだからこそ
メインの居室ではできない、様々な空間づくりが可能なんです。
今日はトイレのインテリアのヒントをお伝えいたします。
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リビングや寝室、書斎では、長い時間を過ごすため、
あまり奇抜な空間ですと疲労してしまいます。💦
中には個性的なカラーの方もいらっしゃいますが、
多くの方が落ち着いた配色をベースとされていると思います。
しかし、トイレは、短時間しか過ごさないため、
思い切った空間にしてもOKです。
または、同じ落ち着いた空間にするにしても、
使う内装材を変えるなどして、
おうち全体のなかでちょっとインパクトのある場所にしてみてはいかがでしょうか。
トイレの一般的な面積は80×160センチくらい。
そちらを想定すると、
入室→座る→退室 の間に、体の向きを何回か変えると思います。
視線を移す毎に変化のある壁面になっていると、
驚きもあり、ゲストにとってもサプライズになりますよ。
一番簡単なのは、壁材と床材を変えることです。
最近は賃貸でもDIYしやすい素材がたくさん出ています。
狭い面積で、施工しやすいと思いますので、チャレンジしてみてください
壁は、あとから剥がせるタイプのクロスなどがネットで手にはいります。
施工方法も動画で配信されています。
(※剥がせるタイプは剝がれやすいので、しっかりつけることがポイントです。)
床材は、耐水性もあって汚れも落としやすく、価格も安価なクッションフロアが、
施工もしやすく、デザインのバリエーションもあっておすすめです。
いくつか例をご紹介いたします。
①独自の世界観を出す
ドアを開けたら、違う世界が広がっていた、、というのも面白いですね。
こちらはベーシックなカラーでまとめていますが、両サイドの壁面を森のような
デザインのクロス張りにしています。入ると正面の壁にアートが目に入ります。
こちらは賃貸物件なのでシーリングライトにしていますが、
引っ掛けシーリングタイプのスポットライトにして、
奥の壁のアートを照らしても良いですね。
引用:https://item.rakuten.co.jp/hikaritec/hkr-e26c-f165-9wrc/
このパターンでは、周囲がホワイト調なので、
絵に灯を向けても、
周囲の壁に光が反射して、空間全体に明るさを感じることができると思います。
例えば何か本などを読んだりする場合は、手元の明るさが不足しますので、
その場合は手元に灯を向けた方が良いと思います。
②カラーと照明で遊ぶ
こちらのパターンでは、反対色を使ってカラフルな空間にしています。
2面に植物柄のライトイエローのクロスを貼り、
残り2面はライトブルーにしています。
先ほど思い切った空間もOKとお伝えいたしましたが、
トイレに濃すぎる暗い色はオススメしません。
圧迫感が強くなり、部屋が狭く見えてしまうためです。
また、暗くて狭い場所というのは、
日中活動するヒトの場合は本能的に危険を感じ、足が向かない傾向があります。
ですので、カラフルにする場合も、
広がりのある明るい色調のものを選ぶようにすると良いと思います。
どうしても濃い色を選ぶ場合は、
前述したように壁面の奥に何か明るい面のものを飾って、
スポットなどで照らし、空間の奥に灯だまりをつくるとよいでしょう。
店舗などで集客したいときに使う手法でもあるのですが、
これを「サバンナ効果」🦒🦁🐘と言って、奥が明るいと安心感を感じ、
「なんだろう?」と好奇心を持って進みたくなる!というものです。
因みに、周囲が暗い場合は、
同じ照明器具をつけても反射率が低いため暗くなりますので、
明るさを取るためには、上記のように何か反射率の高いもの(=白っぽいものなど)
に光を当てて、間接灯を得るのが良いと思います。
さて。
話がそれましたが、
こちらの空間での照明は、綺麗な影が出るペンダントライトにしています。
こうした陰影の効果も、ちょっと異世界な気分を高めてくれますよ
引用:
③ここだけのマテリアルを使う
こちらはDIYではちょっとハードルが高いので、新築の場合になると思いますが、
ここだけの特別なマテリアルを使ってもインパクトのある空間になります。
例えばガラスモザイク。
入ったとたん、キラキラしたラグジュアリーな壁面が飛び込んできたら、
ちょっとわくわくしますね。
新築でしたら、間接照明を入れてライトアップしても良いと思います。
因みにこちらの空間はダウンライト想定です。
奥の間接照明を生かすために、
ダウンライトは集光タイプにしても良いかもしれませんね。
引用:
④どのように過ごしたいか考えよう
さて。
いろいろ展開できる、楽しいトイレ空間ですが、
トイレでの過ごし方もいろいろ考えられます。
因みにうちの旦那さんは、
朝30分はトイレで新聞を読む(→デジタルではないタイプ)が日課です。
リビング、がら空きなのにです笑
なんででしょうか??
それは、トイレがプライベートな内省できる空間だからです。
囲まれている=プライバシーが保たれる、安心できる空間なわけですね。
うちは反射率の高い漆喰壁で、明るめの照明をつけていて、
かなり明るい空間になっていますので、目も覚めるんだと思います。
アイデアなんかを練るのにも良いかもしれませんね!
みなさんも、過ごし方に合わせて、空間づくりを楽しんでくださいね!