テレワークの方、たくさんおられますが、
たとえば、マンションの通路側の居室が、採光が少ない場合、
そこにデスクを置いて仕事をしても、
なんとなく薄暗くて気持ちも晴れないし、
はかどらないですよね。。
明るいリビングにデスクを配置する方もいらっしゃると思います。
でもお仕事中のリフレッシュだったり、
仕事を終えていざプライベートに戻ろうとしたとき、
同じ空間だとなかなか気持ちの切り替えが難しかったりしますよね。
気持ちの切り替えができないと、休めなかったり、
集中力が低下して、作業効率が下がったりします。
また固定された環境でリフレッシュしにくいと、
仕事が煮詰まってしまうこともありますよね。
そうしたことは、家具の選定や配置を工夫して、
ON-OFFの切替ができる空間にすることで解決できます。
今日は、コンパクトなリビングダイニングでテレワークする際の
空間づくりのアイデアを4点、ご紹介します!
①グリーンやシェルフでゾーニングする
ワークスペースとリラックススペースをゾーニングしてみましょう。
ここでは、間仕切り収納を活用します。
両面使いのオープンシェルフにすることがポイントです。
光と風が通るようにします。
高さはデスクに座った時に、向こうが見えないくらいの、
デスクの天板から60-70センチくらいの高さがベスト。
天井が高くない場合、あまり高い家具は圧迫感を与えます。
フレームはなるべく軽やかなデザインのものがおすすめです。
シェルフは、部分的に背板がついたものがベター。
背板のある部分にデスク側から実用的な書類などを収納すれば、
反対側からは見えなくなります。
背板が無い場合は、書類などをボックスに入れると、
反対側からも綺麗に見えますね。
デザイン性のあるティッシュボックスなどの日用品を納めると
空間がすっきりして使いやすくなりますし、両面使いできて便利です。
それ以外の箇所には、余白をもって、
グリーンやオブジェ、テーブルランプなどをディスプレイします。
ここで、あまりもりもりに詰め込みすぎないのが大切です。
こちらは、ヤコブ・ワグナーデザインの名作、Montana Free Shelf
別売のテキスタイルパネルを追加することで、
シェルフに色や機能を加えたり、収納物を目隠ししたりすることができる、
自由度の高いシェルフです。
カラーで遊ぶこともできます。
引用:
②ワンルームの中でいくつかのワーキングコーナーをつくる
オフィスがフリーアドレスになって久しいですが、
クリエイティブなお仕事をされている方など、
ワンルームの中で、仕事をする場所にバリエーションを持たせるのも、
アイデアが出てよいかもしれません。
例では、3か所で仕事ができるようになっています。
①シェルフでゾーニングされたデスク
先ほどご紹介したシェルフを活用したエリアです。
事務作業などに最も集中できるセミクローズな環境です。
中には、いわゆるゲーミングチェアのようなワークチェアでないと、
仕事はできない!という方もいらっしゃいます。
そうしたチェアはエルゴノミクス的に優れておりますが、
リビングに配置するのに抵抗がある方は、
こうしたセミクローズはスペースに配置してはいかがでしょうか。
窓から離れていますが、オープンシェルフを通して光と風が入ります。
また、シェルフのグリーンが目を癒してくれます。
②ダイニングテーブル
周囲がオープンで光が入る環境ですので、開放的な気分でお仕事ができます。
デスクでに詰まったときに移動すると良いかもしれません。
ダイニングテーブルの高さは、70センチ超え程度で、
デスクと近い高さのものが一般的ですが、
中にはラウンジタイプの68センチくらいの高さのものや、
海外製の75センチくらいの高さのものもありますので、
確認が必要です。
ここで、
テーブルとチェアの適正な高さについて
計算式などもありますが、
簡単には以下のように確認できます。
🌟チェアの高さ:座った時に床に足裏がしっかりつく
🌟テーブル高さ:チェアに座った状態で、肘が天板に対して90度になる
すると、
🌟テーブル天板~チェア座面までのサイズ:25-30センチ
となるかと思います。→これを「差尺」といいます。
この差尺が、25センチより低かったり、30センチより高かったりすると、
高すぎたり低すぎたり感じると思います。
また、ダイニングチェアで仕事しづらいようでしたら、
昇降式のワークチェアを移動して使っても良いですね。
③ソファ
クッションが柔らかく、座面も低く、
そもそもリラクゼーションエリアですので、
しっかりしたデスクワークにはおススメできませんが、
短時間の気分転換としてのワークスペースとしてなら
選択肢に入れても良いと思います。
ただし、その際に、いつものソファの環境と変えることが大切!です。
そうしないと、リラックスしようとしたときに、
スイッチの切り替えが難しくなるからです。
どういうことかというと。
例えばこちらのソファは、
アームを180度移動して背として使うことができるようになっています。
(→手動です)
画像のように、他の家族がいるときにも、
ゾーニングができるのがメリットです。
前述ののプランでは、
少し大きめの高さの合うサイドテーブルを用いることで、
デスクと窓側に向いて作業ができるようになります。
プライベートに戻すときは、クッションをアームの位置に戻すことで
カウチのように足をのばしてくつろぐことができます。
引用:
③収納やTVボードとひとつづきのデスクにする
さて。上記のプランでは、
ソファ、ダイニング、デスクとそれぞれ配置していましたが、
そんなにたくさんの家具は置けない!
という場合。
ソファダイニングにし、
テレビボード→収納→デスクをひとつづきにする方法があります。
こんな感じです。
こちらの商品は、それぞれのユニットを連結して、
1枚の天板を乗せると造作家具のような仕上がりになります。(2100まで)
引用:
ソファダイニングでは、
ソファの座面高さ42センチくらいなので、
ハイタイプのテレビボードでも全く問題ありません!
収納も増えて、お部屋もすっきりし、一石二鳥ですよ。
デスクに沿えるチェアは、
天板に対してあまり背が高くないアームレスタイプが
見た目としては良いでしょう。
デスクワークを終えたら、すっきりデスクに引き込んで、
ソファでリラックスしてください。
④天然木・グリーン・照明をとりいれる
リビングダイニングで仕事をする際は、
特に、デスクなどに天然木を取り入れると
集中力と生産性がアップするといわれており、リラクゼーション効果もあります。
また、
同じくリラクゼーション効果のあるグリーンを
視界に入れるようにしましょう。
グリーンは、ご紹介したオープンシェルフに配置したり、
背の高いもの配置すると、外が殺風景な場合でもリラックスできます。
また、
夜になったら照明で空間の印象をガラッと変えるのも、オススメです。
シェルフに配置するテーブルランプや、
フロアライト(ラインライトで壁面を照らしても浮遊感がでます)
床置きタイプのライトもよいですし、
デスクの上も、
タスクライト以外に電球色のホッと落ち着けるランプを置くのも。
照明はたくさん配置して、光の組み合わせを楽しむと良いと思います。
いかがでしたか?
間取りによっていろいろな方法があります。
切り替えのできる、
心地よいテレワークスペースをつくってみてくださいね。