合宿5日目、素晴らしい晴天です!

 

2日間に渡り鋭角で落ち込む日々が続きましたが

東根の大ケヤキに慰められ気持ち新たにやれることをやる、

と心に決めて臨むことに。

 

5日目のスケジュール(第一段階)

07:00-08:50 実技⑧・⑨

 

朝2時間乗ったら、それ以降まるまるフリーという素晴らしい日。

 

今日の担当先生を確認すると、

シュミレーターの時のコワモテ先生ではないですか・・・!

 

 

 

Oh...

 

気分を立て直そうと頑張っているときに

一番怖そうな先生にあったってしまうとは・・・。

 

 

 

いやぁ・・・。今日はどうなることやら・・・。

 

 

 

 

先生にご挨拶を済ませ、いざ乗車。

シュミレーターではお世話になったものの、

一緒に乗車したことはないし、コワそうだし、

極度の緊張感でガチガチに。

 

先生の滑らかなお手本の後、

私も先生に案内されながら、見晴らしの悪い交差点や、踏切、等教習内を一回り。

 

K先生「うん、いいね。良いですよ。」

 

どれだけの喝が飛んでくるかと思いきや、

シュミレーターの時と同じように優しい言葉をかけてくれるのです。

 

 

 

あれ?
この方もしかして怖そうなだけで本当は優しい先生なのでは・・・?

 

 

 

 

こちらがお世辞にもスムーズとは言えないブレーキングや右左折にも、なんだか褒めて肯定してくれるのです。

そんな事を繰り返しているうちに、すっかり緊張が解けて、少しずつリラックスモードに。

 

私「先生が優しく教えて下さって嬉しいです。もっと怖い実習になるかと思いました」

K先生「ははは。怒ることなんて絶対ないですよ~」

 

高らかな笑い声で返答してくれ、心の中で

勝手に怖そうだと思っていてごめんなさい

と強く思う瞬間でした。

 

「鋭角が全然できなかったんです」、と伝えると「じゃぁ一緒に頑張っていきましょう!」とか、

「ここがよくわからないんです」、というとすごく丁寧に教えてくれるんです。

 

でいつのまにか緊張感が解けてきたとき、問題の鋭角に差し掛かかり、

ついに事件は起きました。

あれだけ恐怖で慄いていた

鋭角からバスが落ちる

ということがついに起きてしまったんです。

 

 

 

る、る、る!と思ったら本当に前からストンと落ちました。(鋭角から)

 

K先生「はははは。落ちちゃいましたね~。」(明るい声で)

私「(涙)・・・。落ちるのがずっと怖かったんです。でも落ちてよかったです。落ちてもそんなに怖くないんだってことがわかりました。」

 

落ちるのがずっと怖かった鋭角。(段差たったの5cmなのに)

でも落ちた事で何一つ大したことにはならない、という事がわかり、

安心感からかまたうっすらと目に涙が。(先生にはバレてませんよ)

 

この鋭角から落ちた経験をきっかけに鋭角に対する恐怖感が一気になくなりました。

そしてK先生が、もっとより丁寧に鋭角を教えてくれたのです。

そして気付いてしまったのです。

 

ここでこうハンドルを切って、ここでこうハンドルを戻して、等、以前から宇宙語に聞こえていた意味不明な指示ではなく、

鋭角って単純に車の切り返しなのでは?と。

急になんだか色々分かってきて、ここでこうハンドルを切る、ということを覚えるのではなく、

バスが鋭角を抜けるためにどう車両を操作していけばいいのか、という事に。

 

こんな単純な事を理解していなかった私も相当アホですが、そんな根本的な事から丁寧に教えてくれた

K先生には本当に感謝しかありません

 

沢山鋭角を練習させてくれた後、さらにS字に行きました。

S字を2,3回繰り返したところで

 

K先生「S字、本当に上手だねぇ。鋭角の時はおっかなびっくりだけど、S字はすごくスムーズ」

 

実はS字を最初に教えてくれた黒やぎ先生の説明がわかりやすかったので、S字だけはなんの意識もせずに、普通に入って、普通に抜けられる、教習所の中で最もリラックスして臨める課題にいつの間にかなっていたのです。

 

鋭角から恐怖を取り除いてくれたK先生。

わかりやすいS字を教えてくれた黒やぎ先生。

 

心の底からありがとう~!