国立市にあるウェディングドレスのアトリエ「ルーチェクラッシカ」デザイナーの光田みどりです。
今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
流行りのポージングやロケーション、インスタ映えするカジュアルなウェディングも素敵だけれど、やはり100年経っても色褪せないのは、エレガントなウェディングフォトではないでしょうか。
伝統的(クラシカル)なものが多くの人に支持されるのは、沢山の時間をかけて磨き上げられたものや認められ洗練されたものだから。
人物写真では直線的なものと曲線的な美しさの融合が素敵な仕上がりへの大きな鍵を握っているように思います。
男性らしいシャープな直線を描いたスーツと女性らしい曲線美のウェディングドレスのコントラストが心に響きます。
日本の伝統は、和服のように畳んで収納する直線的な美しさに根付いています。
畳、障子、ふすま、風呂敷など、平面的で実用性の高さと日本の湿度、住宅の大きさなどにも合うように無駄な装飾が省かれることによって生まれた美しさです。
日本が西洋の文化に模倣して作った家具は、曲線を取り入れながらもどこかカチッとした真面目さを感じるのは、なるべく無駄なスペースができないように考えられた設計だったからでしょうか。
一方フランスのアンティークなどは過剰すぎるほどの装飾。しかも奥行き感(立体感)を何よりも大切にしたものがほとんど。
洋服作りも果てしなく手間のかかる立体裁断という技法が伝統として残っているフランスと、寸法で効率良く仕立てる日本の和服は着付けによって個性を出せるように考えられているのが特徴です。
ただ、平面的な構造の和服とは違いウェディングドレスは寸法だけで作られたものは体になじまず、どこか違和感のあるぎこちない表情になるので、真の美しさを追求したドレス作りのためには立体裁断は避けて通れない工程になります。
立体裁断は、ナチュール(自然)を一番美しいという考えが根付いているフランスだから生まれた文化です。
私たちの作るウェディングドレスは、全てのドレスを立体裁断という特別な技術を用い制作していますからフランス絵画のような奥行き感が自然に出るのが特徴です。
↓↓下の写真は、20代の頃に渋谷にあったアンティークショップのオーナーさんがお安く譲ってくださったYAMAHA・浜松のオルガン。
和家具風だけど、曲線を沢山取り入れていて背伸びをしている感がすごく可愛いくて今でもお気に入りです。
レースのマリア様が入っているフレームは、およそ100年前のフランスで作られたもの。過剰な装飾も植物や真珠のように自然界のモチーフがベースになっているのでいつまで見ていても飽きない美しさを誇っています。
ところで今日のお題、エレガントなウェディングフォト・4つの秘訣は
●丁寧に作られたものを身につける
●細部までこだわったコーディネートにする
●自分や相手に対する思いやりを持つ
●姿勢や動作の一つ一つを丁寧にする
ことを大切にすることです!!
本当に可愛いものは、一つから成り立っているのではなく、一つ一つの可愛さが集合して可愛く見えるのだと気づいたのは芦田愛菜ちゃんを見て気づいたことですが、エレガントさも同じです。
一つ一つのエレガントさが集結してこそ、100年経っても色褪せないウェディングフォトが仕上がります。
ぜひ試してみてくださいね!!
★私たちのアトリエがテーマにしている★
「100年経っても色褪せない結婚写真」
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今日も読んでくださってありがとうございました。
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