女性の身を飾り立てるのがドレスなら、その内側になるこころの美しさをあらわすのが仕草や言葉ではないでしょうか。
日本文化の素晴らしさは、書や俳句などでも決して奇をてらったものや大袈裟なものではなく、素直なこころの表れがそのまま写し出されたものを尊いものとするところ...だと、先日たまたま見たテレビ番組を見て思いました。(どちらのアートが本物か比べてゲストと競い合うコーナー)
以前、お友達のコピーライターさんが「文章はできるだけ単純でやさしくわかりやすい表現を追求している」とおっしゃっていて意外に感じたのですが、日本人の美意識には突き詰めた先に、研ぎ澄まされた究極にシンプル(簡素)なものに行き着くのかも知れない...と感じました。
日本を代表する神社、伊勢神宮を初めて訪ねた時、その簡素な社殿に感銘を受け日本人の美意識を誇りに思った経験があります。
湧き水のようにピュアで力強く心や体を浄化してくれるもの。それが日本人の感性にしっくりくる芸術なのかも知れません。
シルエットを追求しデザインしたシンプルドレス(イタリア製のミカドシルク)
ドレス作りは長い長い道のりをひたすら歩き続けるような日々ですが、お客様に喜んでいただけること、そして花嫁のキラキラした瞳の輝きを目の当たりにできることが私たちの一番の喜びです。
日本に生まれて世界中のアートに触れながら、日本人の美意識と感性を持ち、ものづくりができることに感謝です。
今日も読んでくださってありがとうございました。
ルーチェ クラッシカ・光田 みどり
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