新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~ -6ページ目

新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~

空の上のおもしろい話、つつみ隠さずぶっちゃけます♪

ちょっと前にこんなことがありました。


順調に目的地に向けて飛行を続けていた。お食事のサービスが

終わり免税品販売も終わったので、さあ、ご飯を食べようか・・・と

ギャレーに入った。ギャレー内では、パーサーと数人の乗務員が

集まり、真剣に何かを議論していた。


「あ、ちょっと!ちょこ、みんなで話し合ってるんやけど、あんたは

どう思う?」


        「なにを?」


「11Aに座ってる人が、ほんまは男ちゃうか・・・っていう話やねん。」


         また、そんなんゆうてる・・・・(@-@)


        「11Aの人?えー、どう見ても女の人やん。めっちゃ胸おっきい

        し、キレイやん。私、喋ったけど声も女の人やったもん。」


「あんた、見る目無いわ!胸なんか作りもんに決まってるやんか!」


         「ほな、声は?」


「声がね、なんかダミ声を隠して喋ってる声のような気がすんねん。」


11A(ビジネスクラス)の人は、黒人のキレイな人。(推定年齢40歳)

ロングヘアーの髪をくるくるに巻き、175cmぐらいある長身を生かした

ロングスカートをはいていた。私は、入国書類について質問をされたので、

ちょこっと喋っただけだったが、すっごい感じの良い人だった。


外国人スッチー達の話し合いは、私がご飯を食べ終わるまで続いた。


「よっしゃ、そうしよ!」


         なんか決まったんや・・・


            「なんか、するん?」


「うん、オレが確かめることにした!」


            「どうやって?」


「オレ、ゲイやん?だから、ゲイ同士で喋ってみることにしてん。

世間話から始めて、そっちの方向に話もっていく~みたいな・・・」


          パーサー・・・・・あんたもゲイやったん。かっこいいと

          思ってたのに(:-:)


パーサーのデイビッド(仮名)、早速11Aに向かった。そこに集まっていた

スッチーたちはそれぞれ、自分の持ち場に戻っていった。


約1時間後、エコノミークラスのギャレーにデイビッド(仮名)が入ってきた。

ちょっと顔が怒っている


「あいつ、ほんまのこと言わへんわ!オレは、ゲイやっていうことも言って

それから、そんなおっきな胸、うらやましい~みたいなこと言ったり、女に

なりたいゲイからしたら君は完璧やとか、お世辞言ったりしたのに。あの人、

サンキュー・・・やて。でも、絶対ほんまは男や。やっぱり声の発生が不自然

やわ!」


          そないに興奮せんでも・・・・(・Θ・;)


また話し合いになった。私は仕事に戻った。トイレ掃除する私の、横にある

乗務員席に電話が掛かってきた。


           「ハイ、ちょこです。」


「あ、ちょこ?ちょっと後ろのギャレー来て!」


           イヤな予感がする・・・・・


足取り重く、後ろに向かった。


「ああ、ちょこ。君に、重大任務を与えることにしたよ!」


            「いらんわ。」


「いやいや、そんなん言うなよ、ちょこちゃん。難しいことじゃないし、

君にしかできへんことやねん。」


            「またそんなこと言ってうまく使おうとして。」


「ちゃうって。まあ、聞いて。あの11Aの人ね、きっと僕らがどれだけ

聞きに行っても、男やって言わへんと思うねんやん?だから、外国人の

ちょこが、つたない英語でアプローチしたら一番いいと思うねん!」


            「いやや!なんで、私が行くんよ!っていうか、私はあの人

            絶対女の人やと思うもん!」


「いや~、それは間違ってるわ。ここにいる乗務員全員、あれは男やって

言うてるで。」


             「ほなそれで、いーやん。」


「いやや!証明したいねん!」


              なんでやねん(◎`ε´◎ )


「わかった、ほんなら、その胸は本物か?って聞くだけでも

えーわ!頼むわ!」


いい加減、めんどくさくなった私は「そういう機会があったら聞く」と言い残して

トイレ掃除に戻った。


エコノミーのほうからトイレ掃除を始めたのでビジネスクラスのトイレ掃除

向かった。何気なく、トイレのドアを開けた。人が入っていた。すぐにドアを

閉めた。ドアを閉めた私は、その場から固まったまま動けなかった。。。。


              11Aの人・・・・男や・・・・・・(  ゚ ▽ ゚ ;)立ちションしとった・・・・((゚m゚;)


ガクガク震えながら、みんなのいるエコノミーのギャレーに向かった。

カーテンを開け、デイビッド(仮名)に言った。


           「私の負けやわ。11A、男の人やったわ・・・・」


「やっぱりいぃ♪γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ」


その後、私は見てしまった。デイビッド(仮名)が、着陸前に11Aの人と連絡先を

交換していたのを・・・・・


                なにが狙いなん、デイビッド(仮名)(@Д@;

                ゲイやけど、女装したゲイが好きなん?それとも

                自分が女装したいのか・・・(゚ー゚;


またゲイについて勉強したフライトだった。




         


       



アメリカベースには何人か、日本人のゲイがいます。

彼(彼女?)の名前は「たOし」さん(仮名)。私はそれまで

日本人のゲイを見たことがなかったので彼に初めて会ったときは

衝撃的でした。


「あ~♪はじめまして~♪たOしです~♪」

   

   えっ?女の子???名前が思い切り男の子やし、制服も

   男性用やけど・・かわいい・・・・


たOしさんは、髪の毛を肩まで伸ばしサラサラのストレートヘアー

その髪を手櫛でとかしながら近づいてきました。


      「は、はじめまして。OOOと申します。」


「やだ~、もう、固い固い。私ね、今日、日本の雑誌持ってんのよ♪

フライト中、一緒に読んじゃおうよ♪じゃあ、あとでね♪ よ・ろ・し・く♪」


たOしさんは、すっごい良い匂いがした。どう見ても、感じの良い女の子だった。

(推定年齢 28歳)


そのフライトはもう一人、南の島ベースの日本人男性乗務員が乗っていました。

外資系の会社でありながらなんとなく、他のベースの日本人乗務員には下っ端から

挨拶をしないといけない、そんな暗黙の決まりがうちの会社にもあります。


        「はじめまして、日本ベースのOOOです。よろしくお願いします。」


     

    「あ、初めまして~♪かO(仮名)です~♪よろしく~♪」


       わっ。この人もゲイやっ!!


                                                                              ゲイでも、女の子と友達みたいに話しをする人と、女の子には意地悪をして男性にだけ

優しくするゲイがいます。南の島のかOさんは、あきらかに後者の意地悪な感じ

だった。


フライト中、事件は起こりました。お食事のサービスが終わったころ、

エコノミーのギャレーを通り過ぎようとした時、カーテンの中から

言い合いをする声がしました。


「そっちがサッサとしないからじゃない!」

   

      「いーえ、私はちゃんとここで作ってたのよ!」


「見てなかったから知らないわよ。いちいち。」


  ・ ん?日本語や・・


カーテンを開けると、たOしさんとかOさんが真っ赤な顔をして

喧嘩をしている。違うベースだと、サービスのやり方の相違でモメることも

たまにある。それかもしれない・・・と思った私は巻き込まれないために

退散しようとカーテンを開けた。


2人 「ちょっと、待って!!話きいてよ!!!」

  

     いやや~  (T-T)


      「な・・・なんですか?」


話を聞いたら、どうやら2人が気に入ったお客さんが、かぶっているらしい。

そのお客さんが「ジントニックをください。」と、か○さんに言ったらしい。

か○さんは他のお客様から頼まれている物もあったのでそっちを先に済ませてから、

そのお客様のところに行って、お飲み物を渡しながらゆっくり話をしよう♪

思っていたら、た○しさんがその前にジントニックをお渡ししてしまったという


か○さん 「この子ったら、ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ、ず~っと喋っちゃってさ~。

       あの人は、私が見つけたのよ。」


た○しさん「確かにステキと思ったけど、あなたがそこまで好きなら

       別に私はいいわよ。いらないわ。」


かOさん 「なによ、その言い方!」

たOしさん・かOさん 「で、あんたどう思う??」


        (T-T) 知らんよ、私。勝手にやってよ!!!


         「あ・・・あの~、そのお客さんに選んでもらったら良いと

          思いま・・す・・・」


か○さん 「じゃあさ~、あんた、聞いてきてくれない?」


         「え、わたし?」


か○さん 「だって、自分達で行くと不公平じゃない!!

       行ってきてよ!」


か○さんが恐かったので「はい。」と言ってしまった私。

お客さんの席に向かった。そのお客さんは、はっきり言ってデブの

アメリカ人。10cmものさしで一cmぐらいだけ、ジャン・レノっぽかった。

かくかくしかじか、説明した。


「ボクは、別の彼女(彼氏?)がいるから。。。ごめんって2人に

言ってきてくれないか?」


     おお、それは、丸くおさまるわ♪


ギャレーに戻り二人に説明した。


か○さん 「あっそ。」

た○しさん 「ごめんね~、ありがとう♪私、一応医者の彼氏いるからダイジョブよ♪」


  

     え・・医者の彼氏、いるんや。すごい。興味深い。。。


         「え、その彼氏は外国人ですか?」

と私の興味はそちらに流れ、そこからた○しさんの色んな話が聞けた。

一緒にた○しさんの持っていた「MORE」(女性誌)を見ながら、

穏やかに時は流れて行った。


目的地への最終着陸態勢の時、私はちょうど例の気に入られたお客さんの

後ろの席の人に、空港での乗り換えについて質問され答えていた。

私が説明を始めたときに、か○さんが例のお客さんのところに来てサッ

白いメモを渡した。


  わ、電話番号渡したんやわ、きっと!そないに魅力的か?!


空港の説明を終えるころ、た○しさんが例のお客さんのところに来て

ニコッとしながら小さなメモを渡した。



      すげえぇ~・・・・2人とも積極的!!!(@-@)


ゲイが積極的であることを勉強したフライトでした。。。

前回、皆様からいただいた温かいコメントにより、

やる気を復活させました←単純( ̄▽+ ̄*)

一つ一つのコメント、覚えれるぐらい何回も読みました。

更新することで、皆様に御礼ができればと思ってます♪



ってことで・・・・


うちの会社のアメリカ人機長の話。彼らはすごい。賞賛

に値する。私はうちの会社の中で唯一、機長さん達を心から

尊敬している。何がすごいって・・・


①操縦うますぎ!!


    うちの会社の飛行機は何故か、飛行中あまり揺れない。私も今まで、

    「揺れて怖い」という思いをしたことが無いのです。理由を機長さん達に

    調査してみた。


「それはね、僕達が全員、アメリカ空軍出身やからやん。」


      「US AIRFORCE!めっちゃかっこいいやん♪」


「そこで、毎日戦闘機に乗ってたから、飛行機の操縦はお手の物やで。」


      「なるほどね。でも、天候による揺れもうちの会社って

      ほとんど無いのはなんで?」


「それはね・・・理由があるけど内緒やで!」


      「うん!もちろん!」


「コクピット内の気象画面に雲とか雷とかの情報が移るやん?それが

見えたら、管制塔と無線でやりとりして空路を決めるねん。けどね、

空路は一緒でも高度を変えたら雲とか雷に当たらへんわけ。そこで、

その雲にあたらない、風も穏やかな高度っていうのが、各航空会社で

取り合いになるわけさ。」


       「へ~、ほんで?勝ち取るん?」


「そやで。管制塔とのやり取りは英語やろ?たとえ日本の管制官と喋る

日本人パイロットでも英語でやり取りせなアカンねん。英語が母国語の

僕達は少々ケンカ腰にでも管制官に言って、良い高度を勝ち取るねん。

だから、外国(アメリカ以外)の空域なんか特に、良い高度を取りやすい

ねん♪」


       だから、日本に台風が来てようが嵐が来てようが、日本に近づくごと

       に揺れないんや・・・(-^□^-)すばらしい♪



②めっちゃ人格者!!


     機嫌の良し悪しがモロに出るアメリカ人であるが、うちの機長は絶対に

     常に同じテンションである。よくこういうことが起こる。


     日本へのフライトは「驚くこと 」という記事で書いた通り、おばちゃんフライト

     である。だから、よく「このフライトを最後に退職します」というCAが乗務

     してくる。そのフライトも終盤になり、もうすぐ着陸やね・・というときに、

     機長アナウンスが鳴り響く。


「皆様、本日はご搭乗誠にありがとうございます。おくつろぎ中の

ところ申し訳ないのですが、リンダ(仮名)という乗務員が本日を

もちまして勤続35年のフライト生活にピリオドを打ちます。皆さん、

これより客室内の通路前方よりにリンダが皆様にご挨拶に参ります。

どうぞ、温かい拍手で送ってやってください♪」


     機内全体が温かい拍手で包まれるのである。そして、目的地に到着

     し、お客さんが降りて行き、さあ、乗務員も降りようか・・・というときに

     再び機長アナウンスが・・・


「リンダ(仮名)、あなたの最後のフライトにご一緒できて光栄でした。これは

僕達パイロットからの感謝の気持ちです。」


       なんや?!


     ドスドス・・・と言いながら、すごい数の空港職員達が機内に入って

     きた。地上職の人、機内清掃の人、整備士さん達、入国管理局員

     などなど・・・みんなリンダ(仮名)の知り合いだった。(ちなみにみんな

     入ってくる前に、金属探知機によるセキュリティーチェックは受けて

     いる。)


「到着前に、空港にテレックスを送ったんだ。リンダ・フォス(仮名)を

知ってる人間はみんなこの飛行機に集まれ!!って。大成功ちゃう?」


       こんなことしてもらえて、いいな~。日本はこういうの

       ないよな・・・


     こういうことが月に一回はある。ちなみに毎回違う機長である♪



③かわいいとこもある。


     うちの機長はそれでいて、子供みたいなとこがある人が多い。

     機長たちの間で、ちょっと前に流行っていたのは・・・離陸前の

     コーナリング加速である。


     その日も飛行機が滑走路へと向かっていた。外国のある空港は

     滑走路へと向かう道から「U」の字に曲がると滑走路である。

     そのコーナリングを曲がる直前から加速する。そして、遠心力を

     感じながら、あまり助走をせず、そのまま離陸するやり方である。

     そういう場合、離陸してからすぐに機長から電話がかかってくる。


「どやった?今日の離陸!いけとった?」


        「んー、いけとったんちゃう?」


「え~やっぱり~。あれだけの助走で離陸って相当の

熟練ワザやねんで!かっこよくない?」


          最近みんながするから、も~ええわ・・・(-""-;)




こんな感じで、うちの会社の機長は、腕は絶対にいい安全性という

面で、私は仕事を辞めても、旅行のときはうちの会社の飛行機に

乗るだろう・・・・・♪

         


今回は・・・・


私の感謝の言葉の、「おもしろくない日記」なので、

興味の無い方はスルーなさってください♪



さてさて、いつも私のブログを読んでくださっている皆様

いつも本当にありがとうございます。御返事も遅い、更新も

遅い、皆様のところにコメントにもなかなか行けない・・・・・

そんな私を大目に見てくださっていること、感謝しています。


そんな皆様のお陰で、今回、初代プラチナブログ (by happyblogさん)

という物に選んでいただくことができました。それによって、オリジナル

の壁紙を作っていただくことができました♪


そうなったのも、本当に皆様のお陰です。ありがとうございます。


・・・私は、実は最近なかなか記事が書けませんでした。

記事を書き終わってから読み直しながら、「これって・・・

読んでくれる人はこんな内容でおもしろいやろうか??」

とか思ったり、フライト中にあった出来事を思い出しても

「読んでくれる人にとっては興味がある内容やろうか?」

とか、そんなことを考えてしまって、書いた記事を消したり

していました。


そんな時、前に書いてたブログを閉鎖する時に、ある読者の

方がこう言ってくれたことを思い出しました。


「たくさんの読者全員を楽しまそうとしなくってもいいと思い

ます。楽しみに読んでくれる何人かだけのために、書き続けて

ください。」


この言葉を思い出して、初心に戻ることができました。


      おもしろいかどうかは、自分が決めるんじゃなく、読んでくださる

      方が決めること。自分は、思いつくまま書いた方がいい!!


そう思うことができました。


そんな大事な言葉を言ってくださったのは、このブログに移ってから

私の仕事中、日本から離れるときに管理人を務めてくださっている

MASAさん です。いつも、感謝の気持ちでいっぱいです。


そして・・・・・


沖縄に移住された方や、ハワイ大好きな方、フレンチブルドッグを
とってもかわいがってる方、転職のために頑張っている方、CAを

目指している方々、イギリスにお住まいの方や素敵な詩を書いて

いらっしゃる方、OLしながら夜も働いてる方々、それからいつも

携帯電話でブログをチェックしてくれる方々・・・・・

などなど・・・ここには書ききれない多くの方々に、この場を借りて


「ありがとうございます」♪


ず~っとこういうことを書きたかったのですが、なかなか書く機会が

なかったので、今更ですがすみません。


それでは、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。





ずっと前にこんなことがありました。


その日の搭乗中、外国ベースのスッチーに呼ばれました。


「二階の日本人のお客さん、怒ってるから行ってきて。」



        ・・・え~、怒ってるから行きたくないのに・・・・・・


と思いながら、ビジネスクラスの二階席に向かいました。

私を見つけたお客様(女性・推定年齢45歳)、だいぶ私が

遠くにいるのに「おい!はよ来て!!」てすごい剣幕で手招き

してる。


        そんなに手プルプルさせたら、しんどいんちゃう、おばちゃん・・・


「あなたの会社は一体どうなってるんですか!?」


          「はい、何かございましたか?」


「ここにカバン置いてたら、上の棚入れに入れてくれって言ってる

みたいやけど・・・この中には大金が入ってるから、自分の目の前

に置いときたいのよ!」


         非常口には荷物置いたらあかんよ・・・緊急事態に

         おばちゃんの荷物、邪魔やんか!


       「恐れ入りますが、非常口付近に荷物がございますと出発の許可が

       下りませんので離着陸の際だけで結構です。上の棚か横の棚に

       おしまいいただけませんか?」


「あんたも話わからん人やねえ。いくら入ってると思ってんのよ!

いつもJ○L乗ってるけど、J○Lのエリートメンバーやけど、そんなこと

言われたことないわ!」


         でた!お決まりの台詞や・・・好きやね、日系と比べるのん・・・・



押し問答が続きました。

私の説明も懇願もむなしく、どうしてもそのお客様は荷物を自分の前に

置きたいと言う。


         「こちらの安全上のルールに従って頂けないのでしたら

          お客様にはこちらの非常口には座ってはいただけません!

          お客様の後ろのお席の方と席を替わっていただいたら、

          前の座席の下にお荷物を置いていただけますが、いかがですか?」


「ふんっ!あのねえ、何ヶ月前からこの、前が広い席

予約したと思ってんの?あんたなあ、私ビジネスクラス

のお金払ってるんやで!なめとったあかんで!!」


         なめてへんよ・・・(@-@)このままじゃ、出発できへんって

         言うてるねん・・・



もう私には無理・・と思いパーサーに相談に行った。そのおばちゃんは

運が悪かった・・・その日のパーサー、超機嫌が悪かったのです・・

パーサーは私に言いました。


「非常口に座ってもらう人は、緊急時にお手伝いをお願いする

重要な役目を担う人なんあんたも知ってるやろ?そのお客さん

が荷物もしまわなければ、こちらの言うことも聞かないようなら、

それは緊急のときに手伝ってもらえへんってことやん。彼女には

その席に座る資格はない!」


         「そうやけど、席も移りたくないんだってさ。どうしょ?」



「あ、そう。じゃあ、簡単なことやわ!降りてもらうしかないわ。

だって、その人がテロリストゆえにドアのそばに荷物を

置いてる可能性だってある。もしくはその人の置いた荷物

によって他のお客様が緊急脱出の時につまづいてケガをしたら

私たちが訴えられるねんよ!」


         ・・・・こわっ。パーサーも興奮してきてもーた。どうしよ・・・(:-:)

         


「私達の指示に従えないなら、飛行機から降りてもらうって

言いに行くで!あんた、私の言うことを忠実に日本語に訳し

なさいよ!!」


          

          アメリカ人の言うことを忠実に訳したら、確実にいつか刺されるで・・・



お客様のいる二階席ビジネスクラスに向かった。二階席にはコクピット

があるので、トラブルに気づいた機長さんもお客様の席にたたずんでいた。

ケンカ腰のパーサー、啖呵を切った。だいぶ礼儀正しく訳した・・・・


         「私達、乗務員の指示に従えないようなら、そんなお客様を

         お運びするのは危険なので、飛行機を降りてください。降り

         たくなければ指示に従って下さい。。。。とこちらの客室責任者

         が申しております(T-T)」



「はあ????この人、私に降りろゆうてんの??何ぼ払ってると

思ってんの?!こっちは客やで!あんたもなあ、かっこつけてるけど

私のおかげで飯食えとんやで!感謝せんかいな!飛行機乗ってる

からってかっこつけて!どーせしょーもない親から生まれてきたんやろ!

しょーもない親やから、娘に夢託して飛行機乗せてなあ、、、、

かっこ悪いねん!!!!」


          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひどすぎる・・・・・(@-@)


くやしくってくやしくって涙があふれてきた。急に泣き出した私を見て、

パーサーと機長が聞いてきた。


「おばちゃんに何言われたん?」


私はありのままを伝えた。アメリカ人は家族を誰よりも大事にする。

そのアメリカ人にとっても、家族をバカにする行為は決め手となって

しまった。


機長は私の手を引き、地上職員を呼びに行った。


「二階席の客を、私たち三人の判断により、降ろすことにした。あの客に

日本語で説明してくれ。」


急に言われた地上職の人はえらいビックリしていた。が、機長の判断は「絶対」

である。


5分後、スゴスゴと地上職の誘導により降ろされる怒り顔のおばちゃん

隠れながら見た。手にはしっかりと問題のバッグが握られていた。


その時、私はベソかきながら笑っている自分に気がついた。どうやら、

この会社にいると性格が悪くなるらしい。。。。( ̄▽+ ̄*)

      

もうバレてるとは思いますが、うちの会社のアメリカ人スッチー

は接客態度が悪い。アメリカ人という人種は、本来接客業を

するべきではないと思う。


と常々思っている私でもビックリした事件がありました。


あれは、南の島からの帰り便。その飛行機はちっちゃいので

以前「制服姿 」という記事で書いたような、乗務員用休憩室が

無い。ということは・・・?


お客様用の席(もちろんエコノミー)を4席、使うことになる。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれないですが、カーテンで

仕切れるようになってる席が4席だけあるのです。カーテンが

ついてて、お客様から見られない・・・というだけで他は全部

一緒です。


乗務員は交代性で休憩をとります。私の休憩時間がやってきた。

隣は、今日はまだ喋ったことが無いアメリカ人女性スッチー。(推定

年齢32歳)


      あ、隣、女の人や。よかった♪


と幸せな気分になり、窓側に座っている彼女の横の席(通路側)に

座った。座った瞬間・・・


「トイレに行きたいとき、あんた寝てても絶対に起こすから。

文句言わんといてね。じゃ、おやすみ!」


      (@-@)感じわる。なに、その言い方。


そこは狭いし、周りの声も聞こえてくるし、お客さま同様グッスリ

とは寝られないもんです。が、その日は特にうるさかった。周りに

子供ちゃんがいっぱい座っていたのである。通路を走り回り、

ギャーッとかキャーっとか叫びながら追いかけっこをして遊んで

いる子供達がいた。


       うるさいなあ・・・・(:-:)


他のお客さんたちにも迷惑になっているはずだろう・・・と思いながら、

寝ようと頑張っていた。。。。そんな中、20分ぐらい経過したとき、隣の

スッチーから肩をたたかれた。


「ちょっと、退いて。私、通路でるから!」


       はやっ。もうトイレ行くん?!


サッと退いて、彼女を通し、休憩中なのでシニヨンにしていたロングの

髪の毛をボサボサにほどいてる私はお客さんに見られたくなくて、すぐ

席に戻った。彼女が30分ほどして帰ってきた。


       トイレ長いな、じぶん。


休憩終了の10分前に、ぱっと目が覚めた。(緊張しているからか

いつも勝手に目が覚める)髪の毛をセットしたり、お化粧直しをする

ために、トイレの方に進んだ。進む途中、一番声をかけられたくないときに


「すみません!」


と声がかかった!


       「すぐ戻ってまいります~。」


愛想笑いを浮かべて通り過ぎようとした。


「ちょっと、待って!ヒドイことがあったんです!あなたをずっと探してた

のに、どこに行ってたんですか?」


       「すみません、休憩に行ってました。どうなさったんですか?

       というか、その前に髪の毛整えてきていいですか?」


「アメリカ人のスチュワーデスに、子供が文句言われてね!英語

できへんから、あなたを探してたんですよ!」


トイレに行くことを許してもらって、ちゃんとしてからすぐそのお母さんの

ところに向かった。


「まあね、うちの子供達が、走って遊んだりしてたんですよね。

でも、子供やねんからしょうがないでしょう?それやのに、すっごい

怒ってきて、ギャレーの中に手引っ張って連れてって、殴りそうなぐらい

怒ってね。私、子供が手引っ張られていくんが見えたから慌てて

追いかけたんよ。そしたら、私にまですっごい勢いで怒ってね。

むっちゃ感じ悪かってね。気分、悪いんですよ。謝ってもらわないと!」


           「それは、申し訳ございませんでした。どちらの者でしょうか?」


「ああ、あの人。あの髪の長い人!」


        あ!私の横で寝てた人!あの30分はトイレに行ってたんじゃ

        なかったんや!!


早速、彼女に話しに行った。


            「あの~、あなたが怒った子供のお母さんが、あなたに怒ってる

             よ・・・感じ悪いって。謝って欲しいって。」


「いややわ!なんで私が謝るん?」


            「もっと、丁寧に注意したらよかったんちゃう?」


「あのねえ、丁寧に注意して子供が聞くわけないやん!ほんで、非常識

なんは、あっち。あっちが私に謝りに来るべき!」


            「そんなことしてたら、問題が大きくなっていくやん?

            謝ったら、ことは収まるからさ~。」


「絶対いや!ほな、私がそのお母さんと喋るから連れといでーや!」


          ・・・・・・そんなんしたら、もっとモメるやん・・(:-:)


パーサーに代わりに謝ってもらおう・・と考えてその場を離れた。パーサーに

かくかくしかじか、説明した。彼が出した答えは・・・


「こちらが謝る必要はない。あの子達はうるさくして周りの客にも迷惑を

かけていたと他の乗務員から聞いているよ。」


              「えー、でも謝ってもらうまで許さないって言ってるから・・・」


「じゃあ、別に許してもらわなくていい。君ももう、その客と喋る必要はない。」


              「ムリやわ、そんなん!」


・・・パーサーもダメ・・となると自分でおさめるしかない。。。。私が

謝るしかない。お母さんのところに行った。


「ちょっと、今までなにしてたんですか?遅い!」


                え~、あなたのために頑張ってきたのです(@-@)


「まだ謝りに来ないけど?」


               「あの~、恥ずかしながら、彼女は自分がしたことが悪いこと

               だとは思わないと申しておりまして・・・謝るように何度も言った

               んですけど、ムリだったんです。」


「は?それで?この気持ちはどうしたらいいんですか?飛行機代

返してくれる?」


               「申し訳ございません。彼女のことは私からも会社に報告して

                おきます。それから、これが、投書ハガキなので日本語で

                いいので書いていただいて私どもに渡していただけますか?」


「そんなんじゃ、おさまらへんわ。こんなイヤな気にさせられてまで、

おたくに飛行機代、お支払いする義務はないと思いません?」


               「そういったことも、私には判断できませんので上司の指示を

               仰ぐためにも投書カードに書いていただけますか?」


「あなたと喋ってても仕方がないみたいやから、上の人呼んでちょーだい!」


          ・・・・・でたっ!だ~か~ら~、外国人やから、私が通訳しなアカン

          のよ・・・めんどくさいのよ・・・(:-:)


パーサーを呼びに行った。事情を説明したら、俄然、戦闘モード

入ったパーサーを連れて行った。


「初めまして、本日のパーサーのジェラルド(仮名)です。」


  「は?なんて?なに言うてんの?」


「話は全部聞いたけど、そんなことで飛行機代返せとか言うと

日本人の質が問われるで。ほんで、子供のしつけはちゃんとせな

アカン。人に迷惑かけるような子には育てたらアカンで。この

飛行機に乗ってる外国人は、ほんま日本人のマナーの悪さに

ビックリしよんで。飛行機の中も外国や。外国に出るときは

自分は日本人代表、日本を背負ってるんやっていうぐらいの

気持ちで、日本人として恥かしくない行動を心がけた方がかっこええ。

けど、きっとこっちが謝らないと腹の虫がおさまらんというんやろから

謝ったるわ。sorry。」


      うぁ、うわ、どうしよ。どう訳そ・・・(:-:)


  「なんて言うた?最後のsorryしかわからへんかったわ。」


         「え~っと、え~っと、今日は誠に申し訳ございませんでした。

         以後このようなことが無い様に気をつけます。外国と日本の

         文化の違いでこのようなことになってしまいました。会社にも

         このことと彼女の態度を報告させていただきますので、お許し

         願えませんか・・・・・ということです。」


       ・・・・・ウソも方便・・・・・


  「ああ、そうなん。じゃあ、投書カードに書いたら、飛行機代が返って

  くるかどうか分かるんやんね。書いとくわ!」


戦闘モードだったパーサーは、お母さんの前に座っている

外国人のおじさんとガッツポーズを酌み交わして、満足気に

前に戻って行った。


日本に飛行機が到着した。降りて行くときにお母さんが、パーサーに

書き終わった投書カードを渡した。


その投書カードが、ちゃんと会社に提出されたのかどうかは・・・・・・・・・・・


分からない・・・・・(・∀・)


         





           




私の知ってる限り、機内のフィ○ピン人はすぐ嘘をつきます・・・・


たとえば、、、、、、すぐに通路側の席を自分の席だと言い張る。


機内にて搭乗中「あの~、私の席に誰か座ってるんですけどー。」

と言われ、その席に行くと大体8割はフィ○ピン人がニコニコ笑って

座っています。


      あ~、嘘ついてるときの顔やわ・・・


      「ダブルブッキングになってるみたいですから、搭乗券見せてください。」


「や、私はここの席よ!通路側を頼んだんだから!」とフィリピン人。


「いや、僕も通路側を頼んだんだけど・・・」と困った顔の日本人のお客様。


      「確認したいので、搭乗券を見せてください。」


「んー、なくしたと思う。どっかいった。」


        はい、絶対このフィ○ピン人嘘ついてる!通路側の席が欲しいからって~!!


      「じゃあ、パスポート見せてください。ゲートで名前で確認してきますから。」


とフィ○ピン人に言った。パスポートを探すふりをするフィ○ピン人。


      「ん、ちょっと待って!いまのは・・・???」


「え?ああ、搭乗券ってこれ?なんだー、なくしたと思ったからー。」


      わかってたやろ~!!!!


で、それを確認したら、フィ○ピン人の彼女はやっぱり真ん中の席です。

「えへへへー。」と笑いながら席を譲る。「ばれたかー」みたいな顔。。。


       ウソはアカン!



・・・・しかし、彼らの嘘は時として悲しかったりもする。涙が出そうになったこと、

何度もあります。


フィ○ピン人の方は(日本人もかもしれないけど)、死ぬときはフィ○ピンで・・・

と強く思うものらしい。なので、アメリカに移住していた人も死ぬ間際になって

乗ってきます。アメリカ→日本経由→フィリピン・・・という17時間の長旅。

すっごくしんどいと思う。けど、彼らは絶対に「大丈夫!」と嘘をつくのです。

この日本経由フィリピン行き、機内での病人発生率が世界一らしいです。

私も、この便に乗る時はいつも、ドキドキハラハラします。


そんな中、私が可哀想でせつなくて涙を流す出来事が起こりました。


アメリカから日本に向かう便。

順調に飛行してたら、トイレに向かうフィ○ピン人のおばあちゃんが見えました。

歩き方がおぼつかない。「大丈夫?」と手を持ったら・・なんか私の手が湿った。

生暖かい・・


         わ~~~~~~~~~、血!・・・・血ですけどーーーー!!!



慌てて他のすっちーを呼んだ。おばあちゃんは「私は大丈夫だから。」

ありったけの笑顔を見せて言っている。けど、おばあちゃんの胸元を見たら

白いブラウスが真っ赤な血で染まっていた。


         大丈夫ちゃうやんっ!


お医者様を呼び出しました。車椅子用のおっきなトイレで、処置が行われることに

なった。なぜか、英語もおぼつかない私が、もう血を触ったからとかいう理由で

その処置のお手伝いをすることになりました。・・・・それはもう、すごい有様でした。


お医者様がおばあちゃんの白いブラウスを脱がすと、ブラジャーみたいなものを

してました。

ブラジャーをとると・・・・ブラジャーの中には血のかたまり(?)か皮膚のかたまり(?)

みたいなゼリー状の物がブラのパッド(胸をおっきくみせるやつ)みたいに入ってた。

胸のところの皮膚がどろどろに溶けていて、骨みたいな白い物が見えてた(?!)・・・と思う。


お医者様は「乳ガンですね。」と言いました。後ろからすすり泣く声は、おばあちゃんの

娘さん。聞いてみると、医療費が高いアメリカでは、ちゃんとした処置ができなかったという。


「こんな様子だったら、痛いはずです。しんどいはずなので、彼女にはもう旅を

続けるのは無理です。」とお医者様は判断しました。


でも、おばあちゃんは「いいえ、痛くない!大丈夫!フィリピンまで帰れる!」

と、頑なに言い続けました。


「すぐに処置をしないと、本当に生命にかかわります。」というお医者様。


機長が降りてきました。今は太平洋の上だから、今からだと、北海道まで行くか

アラスカまで戻るかどっちかだという。そんな話し合いがお医者様と機長、パーサー

で行われていた時、おばあちゃんが最後の力をふりしぼって立ち上がりました。


「私は大丈夫です。フィリピンに戻るまでは絶対に死なないから。」


・・・・・・・・・この言葉と、そして大胆なウソに機長もお医者様も心を奪われました。


「よし、わかった!!!」


おばあちゃんとお医者様に、ビジネスクラスの席が与えられ点滴が始まりました。

おばあちゃんは、しんどいはずなのにずーっと笑っていました。


          「もう笑わなくていいよ。もうウソつかなくてもフィリピンまで帰れるよ。」


と言うと、おばあちゃんはそれでも笑いながら涙を流しました

その笑顔がせつなくて、私はおばあちゃんの手をとり泣きました。。。。


日本についてから、機長が次のフィリピン便の機長とパーサーに状況を説明しました。


「頼むから、フィリピンまで連れて帰ってあげてくれ!」


と力強くいう機長の目にも涙が浮かんでいました。


・・・・・・・・それから、おばあちゃんは無事フィリピンまで帰れたそうです。

が、フィリピンに着いてほっとしたのか、飛行機から降りるとき=救急車に乗るとき

 には意識が無かったそうです。でも、そこはもうおばあちゃんの国、フィリピンです。


帰れてよかったね、おばあちゃん。。。。


私はあのおばあちゃんのしわくちゃの笑顔と切ないウソを一生忘れないとおもいます。


国際線に乗務できるのは4000人ほどいるアメリカ人

スッチー達の中でも一握り。勤続年数30年以上の

ベテランしかムリなのである。


20歳で入社したとしても、もう50歳のおばちゃん。

50歳以上のスッチーしか乗ってないので、

国際線(特に日本に向かう長時間フライト)の便は

アメリカでは「生きた化石フライト」というあだ名が

ついている。。。。


そんなおばちゃん達とフライトしていて驚くことが

いくつかある。


①めっちゃ元気やん!!!


           アメリカに向かう便で、喋ることが無いとき(笑)、私はよく

           質問する。おばちゃんとの会話の9割はこのように進む。


            「ねえねえ、今からどうやって家まで帰るん?」


      「え~っと、今から1時間後に出発する飛行機に3時間乗って、

      そこから車を1時間運転して帰るねん。」


            「え・・・・13時間のフライトのあとにまた飛行機に3時間?

            それから運転?私やったら死ぬ。」


       「日本人は若いのに元気ないなあ!」


             いやいや、おばちゃんが元気すぎん?


②食欲ありすぎん?!


          おばちゃん達は、お客さんの残りの機内食を全部食べるのが仕事

          やと思ってるんやと思う。。。おばちゃんスッチーがギャレーにいる

          時は、常に口に何かが入っている。

          そして、よく食べ物のことでおばちゃん同士のモメ事が勃発する。


        「(モゴモゴ)このオムレツ、おいしいわ。余ってたチーズをこのオムレツに

        乗せて食べてみよっかな~♪」


          ゴソゴソとファーストクラスのお客さん用のチーズを探し始めた。


        「あれ?変ねえ・・・このカートの中に置いててんけど・・・無いわ・・・・」


               「どんなチーズ?」


        「あんた、取ったん?!(怒)」


               「や・・私じゃないけど、パーサーが食べてたん見た・・・」


        「置いてたのに!まじで?」

 

               「でも、あなたのチーズやって知らなかったんちゃう?他にも

               チーズ余ってたよ。」


         「ちゃうもん、あれが最後のカマンベールチーズやったもん!文句

         言ってやる!」


            そうやって、言い合い&ケンカがよく勃発する。だから、飛行前の

            ブリーフィングでこんなことを言うパーサーもいる。

     

       「自分の食べ物には必ず、名前を書いたメモを貼りましょう。」


            ああ・・このパーサーも揉めたことがあるんやな・・・・(@-@)


③度胸据わってるな~!


            ご存知の通り(?)、おばちゃんスッチーは働かない。(働き者の人も

            中にはいますが、2割ぐらいしかいない。)フライト中、大抵の

            時間をおばちゃん達はジャンプシート(乗務員用席)に座って

            過ごす。たぶん、そこに根っこが生える・・・もしくは、お尻と席が

            ひっついてしまうんやと思う。

            だから、このようなことがエコノミーでもファーストでも、よく起こる。


      「すみません、ビールください。」


            とジャンプシートに座っているおばちゃんに声をかけたら、


                「あのねえ、そこの氷の下に入ってるから取って!好きなん選んで

                 いいよ。」


            と言ってお尻を上げずに、お客さんに取りに行かせる。ビックリして

            見ていると、お客さんの方が大体こう言う。


       「ありがとう。」


                 おばちゃん、すげえよ。。。。。


④変わったんやな~!


            このように食べて、座ってちょこっとだけ仕事をしてるおばちゃんスッチー

            達は・・・・デカイ通路を通れるのか?!って心配になるぐらいデカイ。

            けど、そんなおばちゃん達の入社当初の写真を見ると、おののく。


                  むっちゃキレイやん!!


             あのおばちゃん達の入社したころ、うちの会社は顔と容姿を重視して

             人を選んでいたらしく、よくこういう話をおばちゃんから聞く。


          「入社前はモデル事務所に所属しててさ~、よく雑誌の表紙になったんよね。」

          「入社前はハリウッドで女優やっててんけど、いろんな国に行きたかったし

           辞めてん。」

          「入社してすぐ、機内で、大統領になる前のクリ○トンにナンパされたんよ。」

          「私、ミスアメリカ合衆国の最終選考まで行ったんよ!」


             そんなことを言ってるおばちゃんの昔の写真(制服姿)は、本当に

             ハリウッド女優みたいである。


           「昔は、毎回、フライト前のオフィスで体重測定があったんよ~!

           3キロまで増えていいけどそれ以上増えたら辞めさせられるから

           フライトの前の日は何も食べずに行ったりしてたんよ。」


             私は、ここまでの変貌を遂げませんように・・・(:-:)



            





                    

「OSAKA BOYS」・・・・・

この存在を初めて知ったのは今から5年ほど前です。

そして、彼らが2年ほど前に解散したことを知ったのは、

ついこの前です。


「OSAKA BOYS」とは、うちの会社の南の島にある

ベースの、数少ない(笑)ストレート(ゲイではない男性

フライトアテンダント)で構成されているナンパチームです。

メンバーは、私の知る限りで6人でした。みんな日系2世、

3世もしくはその南の島に住む日本人なので日本語は

ペラペラです。


ちなみにみんな30歳を越えているし、見た目はあくまでも

「普通」。かっこいいとはいえないのに・・・モテる(@-@)       


彼らは、飛行機に乗ってきたカワイイ女の子を機内でナンパ

し、その南の島や、日本で遊ぶ(もて遊ぶ)のです。


「いや~、南の島に行く便だと、日本に帰る便より開放的になってる子が

多いから成功率高いよね。」


という彼らの話は何度もギャレーで聞かされました。ナンパされた

女の子達も南の島で地元の人が行くようなおいしいご飯屋さんに

連れてってもらえるし、彼らが「OSAKA BOYS」と呼ばれている

ことなど知らないので、「ラッキー♪」と思ったりするのでしょう・・・



そんな「OSAKA BOYS」のなかの一人に天罰が下りました☆

彼は、日系2世のR氏。R氏は、いつものように南の島に向かう機

女の子をナンパしました。彼女が滞在中、2人は楽しい夜を過ごし、

彼女は彼に夢中になってしまったらしい。サーフィンが趣味で、

こってりと日焼けし、開放的な南の島に住んでいる彼に憧れる

気持ちもあったのでしょう。


        

彼女は福岡に住んでいる人でした。彼女はそれからもR氏が日本に飛んでくる

といえばわざわざ福岡から彼に会いにどこへでも出てきていました。R氏の日本

滞在は1泊。彼女とR氏はいつものように滞在中のホテルで会い、彼女は次の日

の朝、福岡に帰った・・・・・と(R氏は)思っていたらしい。。。。。。。。

南の島へ帰るR氏のフライトの出発は夜です。R氏は昼間に、その福岡の子が

帰ってから、他の時にナンパした女の子をホテルの部屋に呼んだのです!!!

その別の女の子が部屋に入って30分もしたころ、彼の部屋のドアが急に開いた!!!



入ってきたのは、福岡の彼女とそのお父さん。彼女は帰る時に

コッソリと部屋の2枚あったカードキーを1枚持って出て行ってたそうです・・・


お父さんは・・・・・・・・福岡では有名なヤOザ屋さん。。。。。!!!!


お付きの者も何人か一緒に入ってきたらしい。


その大変な日、私はR氏と乗務でした。R氏はグッタリして、

顔には殴られた跡がありありと残り、唇は切れている。。。。本当に死にかけでした。


        やーい。やーい。ざまあみろっ☆


R氏はボコボコに殴られたあとコンビニに連れて行かれ、コンビニのキャッシング

マシーンで(金額は教えてくれなかったけど)相当な額のお金をおろさせられたと

言ってました。


「もう引退しようかな・・・」と言っていたR氏。


そんなR氏に会ったのがついこないだの便。


        「OSAKA BOYS、あれからどない?」


「オレ結婚したよ。子供もできたよ!!!」


        「え、いつの間に・・・。お客さんと?」


「うん、そうだけど、ちゃんと好き。」


            あたり前やろ(@-@)


        「よかったね。おめでとう♪で、他のOSAKA BOYSはどうなった?」


「そんなのもう古い話。オレの他に結婚した奴が3人と、あとは・・・ゲイに転向した。」


        「あら・・・・みんなRさんみたいなことを経験して懲りたんかな?」


「みんな色々あって~、でもオレからは言えないから本人と飛んだら聞いてよ。

まあ、一人はうちのパイロットにナンパされてゲイになっちゃったんだよね。ハハハ。」



         (*-*)・・・・・パイロットにもゲイがいるんや・・・・



恐るべし南の島ベース。彼らに関しては本当に話題がつきない。。。。。

どこにでも、プレイボーイ(え・・・・死語?!)っていると

思いますが、うちのパイロットの中にももちろんいます。


うちの会社で、国際線を飛べるのは、かなりのベテラン。

通常、私が乗務する400人乗りの飛行機を運行できる

のは、定年前のおじさんパイロットたちである。


が、たまに南の島に行く、200人乗りぐらいの飛行機には、

若めのパイロットが乗務することがある。


新人のとき、出発前のゲートでスッチー達と話している

彼の姿を見つけた。


      あれ、トム・ク○ーズちゃうん?!?!


初めて彼を見た私は、その場がハリウッドに思えた


横で歩いている先輩スッチーは彼と何度か飛んだことが

あるらしい。


「あの人、気をつけなアカンよ。」


        「なんでですか?」


「うん・・・あとで、ゆっくり言うわ。」


出発前のブリーフィング中、トム(仮名)に後ろから話し掛けられた。


「君って、新人?かわいい~ね~。今日は、君のために飛行機を

飛ばすことにするよ。」


       ・・・かっこええ・・・・・


サービスがすべて終了したころ、先輩がトム(仮名)について

教えてくれた。


「あの人ねえ、アジア人の女の子がすっごい好きやねん。で、

結婚4回目で今の奥さんは、ベトナム人やねんけど、浮気

しまくりでね。離婚原因は全部あの人の浮気やねん。浮気する

相手は何故か毎回欧米人やねんて!」


         「へぇー、すごい・・・すごそうやと思ってました。あの人、

         いくつですか?」


「40歳。40にもなって、浮気続けて最悪じゃない?!で、なんかトム(仮名)

から言われんかった?大丈夫?」


         「ブリーフィングのとき、今日は君のために飛行機を飛ばすよ、

         とか言うてました。」


「きも。気をつけ~ね~!あんま喋ったら、妊娠するよ!(笑)」


飛行機は順調に、目的地の南の島に向かって飛んでいた。

ギャレーで、スッチー達と会話を弾ませている彼を何度か

見た。


         ・・・ここは、BARか・・・・?!


ハリウッドのBARにいるみたいな気がした。。。。

先輩は、それからも何度も私に


「大丈夫?トム(仮名)に何も言われてない?」


と気遣ってくれた。


飛行機が、南の島に到着した。ホテルまでの送迎バスの中は

私と先輩だけである。他のスッチーや、パイロットはこの南の島に

住んでいるからである。そのバスの中でも延々、先輩は、トム(仮名)の

噂話や文句を言い続けた。


「ある乗務員が、パーサーを探してコクピットに入っていったら、

トム(仮名)とパーサーのラブシーン(キスシーン)を見てしまって

んて!!仕事しろって感じじゃない?!」


「それとかさぁ、自分の休憩中に機内でお客さんに声かけて

トイレでそういうことした、とかいう噂もあるねんよ。ほんま

最悪!!ああいう男は女の敵やわ!!」


南の島では、24時間自由時間がある。先輩とご飯を食べに行く

こともあるし、それぞれ別々に過ごすこともある。一応、下っ端が

先輩に(気を使って)予定を聞くのがルールである。


            「先輩、ご飯とかどうされるんですか?」


「ああ、私はここに友だちが住んでるから~。ごめんね。」


ということで、私は、一人で食事である。夕方、フードコートに向かって

歩いていた私の目に飛び込んできたのは・・・・・・・


トム(仮名)にべったり寄り添って歩く、先輩の姿・・・・・・(@-@)


          あら・・・・・(*-*)だから、機内で私に何回も

          なんか変なこと言われてないかって確かめたんや・・・


トム(仮名)の文句をあんなに真剣に言ってた理由も、すべてのことに

納得が行った。


その約1年後、先輩は「できちゃった婚」で寿退社し南の島に移住した。

もちろん旦那はトム(仮名)である。


また、それから約2年後、私がトム(仮名)と乗務したときには、トム(仮名)

にはもう、新しい奥さん(タイ人)がいた。


「トム(仮名)はアジア全土を制覇する!次の嫁はどこの人やろ?

香港?ああ、北京もまだか。。。」


というのが、私達スッチーの話題となっている。