この会社に入ってビックリしたことが、いくつもある。
ゲイが多すぎること、アメリカ人たちの食べ物のこと、
いろんな文化の違い・・・そんな中、こんなことも思い出し
ました。
13時間の飛行中、ここ で書いたように私達は2チームに
分かれて睡眠をとります。一回目のお食事サービスと到着前の
お食事サービスの間は8時間ほどあり、それを半分で割って
4時間ほど寝れる♪
1チームが休憩に行っている間、もう一つのチームは基本的に
働かないといけない。けど、ご存知のとおりアメリカ人のおばちゃん
スッチー達は働かない・・・で、何をしているか・・・???
ジャンプシート(乗務員用席)に座って新聞を読んだり本をよんだり、
ギャレー内にある大きなバケツの上にトレーをひいて簡易イスを作り
そこで他のスッチー達と喋ってたり・・・まあ、これが一般j的であるが、
たまにビックリする光景を目にすることがあった。
あの日、通路を歩いていたら、ギャレーの中にいるおばちゃんスッチー
に手招きされた。
なんやろう??
中に入ると、ギャレーの中がお店屋さんみたいになっていた。ギャレーの
上には、分厚い布が轢かれ、パール製品がいくつも並んでいるではないか!!
そしてその商品に機内にいるおばちゃんスッチー達が全員群がっていた。
「何これ!!」
「中国の、真珠!安いで。これは10ドル、こっちのネックレスは20ドル、
この指輪は25ドル。ゆっくり見て!!」
「これ、どうしたん?」
「中国の方に飛ぶときあるやん?その時にいっぱい仕入れて、機内で
分けてあげてるねん。」
「へ~。」
すごい!!機内で商売してる・・・・( ̄Д ̄;;
そして、半年後ぐらいに彼女とまたフライトしたとき、おばちゃんに聞いた。
「パール、今日も売るん?」
「ああ、パールは辞めて、今は別のもん売ってる。後で見せるわ!」
休憩になり、ギャレーに行くと、大きな布の上には大・中・小のいろんなサイズ、
いろんな絵柄の布で作られた「靴袋」が80枚ほど並べられていた。
「大が15ドル、中が10ドル、小が5ドルやで♪」
おばちゃんの靴袋は、ビックリするぐらい売れていた。
他の人もいろんな物を機内で売る。私が今までに見たのは、パール、靴袋のほかに、
もっすごい趣味の悪い、直径5センチの岩みたいなビーズがゴロゴロついたブレスレット
(制作費もあるので30ドル)、聞いたことも無いようなブランドの化粧品(おばちゃんのメイク
レッスン付き)「伸縮性のある毛糸」で編まれた何の特徴も無い手袋(制作費込みで15ドル)
などなど・・・・
私には興味の無い&ちょっとこれにこの値段は高いわ・・と思うようなものが、アメリカ人
おばちゃんスッチー達には飛ぶように売れていた。
・・・・・・・・・しかし・・・・・・・・
最近は、機内で商売をするおばちゃんスッチーを見なくなった。。。
なんでやろう??
こないだ久々に、パールと靴袋を売ってたおばちゃんと飛んだので聞いてみた。
「あ、ほんま?他の商売人も売ってないの?」
「うん、最近ギャレーのお店、見てないねん。」
「あ~・・・それはねえ、きっと私と同じ理由やわ。」
「どしたん?」
「もうしんどいんやわ~。パール買いに行くのもしんどいし、ミシンで靴袋作るのも
しんどいねん。ほんで、いちいちフライトに持ってくるの重いし。」
「あ~。そっか~・・もう年やもんね~・・・」
「そんなこと言うあんたも、一緒に年取ってるんやで!!私がパール売ってた
時代を知ってるんやから!」
あ・・・・・・そやった・・・・(((( ;°Д°))))
自分の社歴の長さを思い知らされたフライトとなった・・・