新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~ -4ページ目

新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~

空の上のおもしろい話、つつみ隠さずぶっちゃけます♪

「最近の若い人は・・・」という言葉が出てきてしまう、そんな

事柄が最近たまに私の周りに起こります。なぜか・・・・・そうです、

新人さんが入社してこられ、OJTが始まったのです。


         私がOJTを受け持つやなんて・・・可哀想な新人さん・・・(ノω・、)


そんなことを思いながら、出発前にオフィスに行きました。

新人さんと、それを受け持つ先輩達がウヨウヨうごめいて

異様な雰囲気。よくよく見てみると、新人さんと先輩方には

大きく違うところがあった。


         なんで、新人さんは胸のボタンを開けてるんやろ?!(ノ゚ο゚)ノ


私達が魔のトレーニングに行ったころは、制服のブラウスの一番上

のボタンを会社内で開けるなんてことが許されなかった。確かに

上のボタンを開けておくととっても楽なんだけど、それと同時にとっても

だらしない感じがして落ち着かないので、私はやっぱり閉めてしまう。

先輩方も私と同じように思う方が多いのだろう、先輩方のボタンは閉まって

いる


         時代はこのように変わっていくのか・・・(。-人-。)


と考えながら、フライトの準備をし始めた。一人の、これまたボタンを開けた

人と目が合った。


「あ、まだお会いしたことなかったですよねえ?!初めまして。」


         ??この人は誰?この言い方は先輩?他のベースの先輩

         かもしれへんね・・・(・・。)ゞ


          「初めまして、○年入社のちょこと申します。」


「あ、先週トレーニングが終わり入社した○○(以下 Aさん)です。」


          「あ、私今日、AさんのOJTを担当します。」


「あ、そうですか。」


         え・・・・・よろしくお願いしますとか・・・ないん?!∑(゚Д゚)


          「よろしくお願いいたします。」


         私って・・よわっ・・・・・・(ノ_・。)


フライトが始まる前に、一応どんな流れで何をしてもらうかを新人さんに

説明しないといけないので、同期たちとガハガハ笑っているAさん

近づいていった。


          「あの~・・お話いいですか?」


「何のですか?」


          「今日のフライトの・・です・・・(w_-;・・・」

         

          「今日は、まず、出発前のご挨拶の機内アナウンスと、着陸前の

          アナウンスをしていただきますね。それから今日は日本人のお客様

          がビジネスクラスに多いので私達が御飯のオーダーを取るように

          パーサーに言われると思いますので、二人で取ります。二階席の

          方が人数が少ないので二階席のオーダーをお願いします。うちの

          会社は、御飯の搭載数がお客様の人数分だけしか搭載されてこない

          ので、二階席のオーダーを取り終わったら、一階席用に御飯の余った

          数を教えてくださいね。」


「え?」


            ちゃんと聞いとけよ・・・(-""-;)

          

飛行機に乗り、出発前の準備をする前に自分の荷物をお客様に目立たないように収納

する


          「では、Aさんはここに荷物を入れてください。終わったら前に来てね。」


「オー!!シット!ファックッ!!」


          「どうしたん?」


「いえ、自分の荷物が重かっただけです!」


            なんで英語・・・?!しかもそんな言葉を・・・・(  ゚ ▽ ゚ ;)


それから、準備の間も彼女は独り言が多かった。しかもそれが全部

英語。人前でレディーが口にしてはいけないような放送禁止用語ばかり

である。注意したかったが、準備の時はとても忙しいので注意は後にする

ことにした。が、好奇心旺盛の私。質問してみた。


          「Aさんは海外生活が長いんですか?」


「はい。半年間、ハワイに留学してました。」


           ・・・「はい」・・・?!半年間で「長い」って言うんや・・・っていうか、

           彼女をその短期間でアメリカかぶれさせたんは誰や・・・(=`(∞)´=)


お客様の搭乗が始まった。出発の15分前になり、お客様へのご挨拶

のアナウンスを入れる時になった。パーサーの英語に続き、Aさんの

日本語のアナウンスが入る。


「皆さま、本日は○○航空・・・○便をご利用いただきまことにありがとう

ございます。おに・・おに・・・お荷物は・・・・・・・・・・・・」


止まった。1秒、2秒、3秒・・・・私は、彼女がアナウンスしてる場所に

駆け足で向かった。私の顔が見えた瞬間、なんと・・・・全客室に彼女

の声が響き渡った。


「せんぱ~い、どうしよ~!!アナウンスの本、忘れちゃったん

ですけど~!!!」


彼女の手からマイクを奪い取りアナウンスを入れた。


           「マイク、オンになってましたよ!」


「えへへ。」


           「笑ってる場合ではないです!」


先が思いやられるな・・と思いながらもバタバタと飛行機は飛び立った。


またまた長くなりそうなので、つづく・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:        


             

どこの会社にも、怖い先輩というのは存在するものだと

思います。うちの会社にはあまりいないけど、一人だけいます。

そのことをお話します。


アメリカに向かう便。その日が、新人さんにとっては一本目の

フライトでした。

私と、そして先輩(以下 Aさん)とそして2人の新人で乗務。

私は普通に仕事をし、Aさんは2人に仕事を教えながら

フライトするのです。まあ、大変なのは分かりますが、Aさんは

初めからイライラしてました。


まず、飛行機に乗ると、新聞を一階席と二階席にセットします。

・・・といっても袋から出して綺麗に並べたらそれで良い。一階に

置いてある新聞を二階に持っていこうとしたら、Aさんが声をかけて

きました。


「あ、それ、新人にやってもらうからいいわ。」


新人の子達に新聞を渡し、私は別の仕事を言いつけられたのでその場から

離れました。当然Aさんが新聞のセットの仕方やセットの場所を教えるもんだと

思ってた。


   「あの・・・・、新聞ってどこに置いたら良かったんですか?」


と新人の子が泣きそうな顔で私のところに来ました。急いで二階に行きました。

ギャレーの中に無造作に置いてある。。。置き場所と方法を教えて、一階に下りる

階段のところでAさんに会いました。意地悪Aさん


「ねーねー、どうやった?あの子ら新聞、どこ置いてた??」



     ・・・・教えたれよ・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


そして、なんとかアメリカに着き、空港からホテルまでのバスの中でも

飛行機のことに関して口頭テストみたいなのを始めた。新人が間違うたびに

Aさんは、チェックシートに何かメモっていた。私が新人のときも、それは

あったけれど、約9時間の仕事の後の疲れてるときではなく、機内で少し

だけだった。


     かわいそやな~・・・(ノω・、)



新人の子にホテルの部屋に入る前に「大丈夫?ゆっくり寝てね」と

声をかけたら、二人とも泣いてしまった。


次の日、ホテルから空港へのバスの中でAさんは新人さんにこう言った。


「今日のキャプテンPA(機長からのアナウンスを日本語に訳す)は、

ちょこさんにやってもらいます。」


     ふ~ん。私ね。はいはい。。。


そして、機内にて機長からアナウンスが入った。いつもよりも必死に

聞いてメモった。


     もすごい張するわ・・・(x_x;)


と思いながら、アナウンスのマイクを手にとり


     「ただいまの操縦室からの報告を・・・」


と言葉を発した・・・がマイクが入ってない

こういうことは、誰か他の人がマイクを使っているときにしか起こらない・・・


   あれ?(  ゚ ▽ ゚ ;)


通路を見渡した・・・よくよく見てみると・・・・・・Aさんが新人さんの目の前に

マイクを突きつけているではないかっ!!!!


    えっ、私がするんちゃうの(@ ̄Д ̄@;)


新人さんを守ってあげないといけない気がして、私はその場に急行した。

走り寄ってきた私を見てAさんは、意地悪な顔をしてこう言った。


「いーから。この子にやらすから!」


Aさんの言い分としては、人がアナウンスの担当だとしても

ちゃんと機長のアナウンスは聞いとくように!!ということだったが、

初フライトで緊張もしている彼女達にそれはムリである。しかも、朝の

バスの中で私にしろって言ったのだから、新人さんも他の仕事に専念

するのはムリもない・・・


私なんか、初フライトのとき書類を必死に配ってて機長のアナウンスが

入ったのか入ってないのかもわからなかったのに!


新人さんは、案の定聞いてなかったので泣いてしまった


      「あの、私やります!」


「はぁ~(ため息)。。。そんなん、この子らの勉強にならへんやんか!!」


「はい、機長のアナウンスが聞きとれなかった場合、どうするんやった?」


  新人さん: 「コ・・・・コクピットに電話・・・して・・・聞きます・・・・°・(ノД`)・°・」


「じゃあ、早くして!!!!」


     泣いてるやん!!!しゃべられへんよ・・・泣きじゃくってるのに・・(ノ_-。)



新人さんはコクピットに電話はしたが、もう泣きじゃくってしまって、機長と話す

ことすらできなかった。 Aさんが電話を代わり、すぐ電話を切り、鬼みたいな顔

私に言った。


「早くアナウンス入れて!もう、気がきかへんねえ!!」


     はあぁ??? 。゚(T^T)゚。



私がアナウンスをしてる横で、Aさんは新人さんに


「もー。いい加減泣き止んでよ。私が泣かしたみたいやんか!

泣くなら、トイレ行ったら?」


と言ってた。


Aさんは、それからもず~っと約10年間、意地悪で有名な先輩である。

もう40歳になろうとしている。Aさんは、お見合いパーティーに参加したり、

結婚相談所に登録したりもしている。が、まだ独り身である。


    ・・・・誰か幸せにしてあげてくれませんか??・°・(ノД`)・°・


今回はこんなことがありました。


ある南の島に行く飛行機。私は先輩と一緒に飛行機の中で

アメリカ人スッチー達を待っていた。一番遅れて飛行機に

乗り込んできた南の島ベースの男性CA・・・・・・・・ビックリ

するぐらい柄が悪かった。外見はどうみても日本人で推定年齢

30歳濃い色の、金縁のブランド物のサングラスに両耳ピアス

髪には懐かしの金色メッシュ、ガムをクチャクチャ音を立てて

噛みながら飛行機へと乗り込んできた。     


       この世界にあるまじき出で立ちや・・・(☆。☆)


「あ・・・・あの人・・・・」       


        「なんなんですか?あの人。」


「気をつけたほうがいいよ。あの人、パーサーやねんけど すっごい感じ悪いから。」


先輩から聞いたところによると、どうやら彼は生粋の日本人であるが

南の島に住んでるらしい。 早速、日本語で挨拶してみたが、英語で

「Hi」だけ返ってきた。       


       ほんまに感じ悪いやん・・・・( ̄∇ ̄+)


順調に飛行が始まった。私はパーサーからはなるべく離れて仕事を していた。

サービスが終わって落ち着いたころ、そのパーサーが声を かけてきた。

もちろん英語である。。


「彼女がさ~、誕生日にアクセサリーが欲しいって言うねんけど

いま、日本って何がはやってるん?」


        「えっっ!!彼女いるん?!」       


       あ・・しまった・・余計に反応してしもた・・・(・_・ 三・_・)


「いたら、アカンのか?そんなにビックリされることちゃうわ!!!

24歳の全○空のCAやで。若いやろ~。アクセサリー何がいいかな?」


        「じゃあ、遠距離恋愛なんや。大変やね。ほんで、スッチーさん

        とかやったら、ブランドもんが好きなんちゃう?嫌いな人は

        おらへんと思うよ。」


「ほ~。OK。」


と、彼は去って行った。それを見ていた先輩が心配して話しかけてきて

くれた。


「どう?パーサー感じ悪いでしょ?大丈夫?」


       「なんか、彼女の誕生日に何をあげよ~って質問されました。」


「え?」         


       「全○空のスッチーさんなんですって。24歳の。」


「ほんま?まじで?うそやん!」       


       「え・・・・先輩、もしかして・・付き合ってるとか?」


「ちゃうよ、ちゃうよ。あの人、・・・・ゲイやもん!!!」  


        でた・・・・・Σ(~∀~||;) 途中変更組か、両刀組か・・・・・(?_?)


先輩は、他の南の島ベースに確かめに行くと言い、私は仕事に戻った。

仕事がまた一段落したころ、一人のアメリカ人おばちゃんスッチーが

ニコニコしながら私のところにやってきた。


「聞いたけど、あの人、ほんまに彼女いるって?」       


       「うん、いるって。」


「ウソやで。だって、彼はゲイやもん。」        


       「ウソっぽくなかったよ~。もしかしたら両刀なんちゃう?」


そんな議論を繰り広げていたら、他の南の島ベースのスッチー達も

やってきて、エコノミーのギャレーで話し合いが始まった。前に男性

と南の島を歩いてるのを見たというおばちゃん最近になって日本

ばっかり飛びたがるからやっぱり彼女がいるんちゃうかというおばちゃん

いろんな話が飛び交っていた。         


        う~ん・・・なんか、どうでもよくなってきた・・・m(u_u)m


と、私が思い始めたころ・・・


バサッ


ギャレーのカーテンが開き、パーサーが仁王立ちしていた。


        あ・・やばい・・・・聞こえた?!(@Д@;


「そうや、オレはバイセクシャルや!!そんなことをお前らに、とやかく言われたくは

ない!」


カーテンが裂けるぐらいにカーテンを勢いよく閉め、パーサーは怒って

去っていった。


ギャレーの中に緊張と沈黙が走った。。。。


私と先輩は、目の前で大声でバイセクシャルであることを宣言されたことが

初めての経験だったこともあり、ある種のショック状態であった。が、アメリカ人

おばちゃんスッチーは2秒も経たないうちから一斉に話し出した。


「ほら、見てみ~。あんな怒り方するってことは・・ゲイやわ~。」


「ほんまや、あんなキレて!ゲイ、ゲイ。絶対ゲイ!」


「彼女にもあんな風にヒステリックに怒るんかね~。まったく・・」



アメリカ人のおばちゃんスッチー達の話題は、そこから何事もなかったかの

ように更年期障害の話題へと移って行った・・・・


恐るべし、アメリカ人おばちゃんスッチー( ̄□ ̄;)


今回はこんなことがありました。



日本から南の島に向かう便。通路を歩いていた私。


「あ、すいません。」


    「はい。」


と振り返った。見てはいけないものを見た気がして、目をそらしてしまった。

そこにいたのは、パンチパーマ太い金色のネックレスをし、色眼鏡風の

サングラスをかけてテロっとした黒いサテンに金色のすごい模様が入った

シャツを着ているおじさん・・・。


     こわ・・・・(/TДT)/



「あの、この席なんですけど、ボタン押さなくても勝手に倒れる

んですよね。でね、今日満席でしょ?だから、後ろに座ってる人に

謝っといてもらえますか?」


      普通の人なら怒るのに、このコワモテの人はなんて良い人

      なん!!!見かけによらず良い人やわo(^▽^)o



私はさっそく説明しようと思って後ろの席を見たが、その後ろの席

の人は寝てた。


     「今、お休みになられてるので、後でまた戻ってまいります。」


とそのコワモテのお客さんに謝ってから言って、また仕事を始めた。

エコノミーではもうすぐお食事のサービスが始まろうとしていた。


    ・・・・お食事の前にはちゃんと説明しとかなアカンわ♪


コワモテの人の後ろの席の人は若い男性(推定年齢24歳)。

なかなかイケメンのサラリーマン風。今はやりのフェ○ージのバッグも

持っているし、服装の趣味も良かった。「お、なかなかイケている♪」

そんなことを思いながら、声をかけました。


     「恐れ入ります、お客様。こちらのお客様の前のお席なんですが、

     当社の不備がございまして、ボタンを押さなくても勝手に倒れるようなんです。

     お食事の際に、少々ご迷惑をおかけするかもしれません。

     申し訳ございません。こちら、パーサーより預かってまいりました

     空港でお使いいただける○○ドル分のお食事券でございます。

     どうぞ、お持ちくださいませ。」




「そんなん、モゴモゴモゴ・・・」


     「はい?」


「そんなん、オレ、狭いやんけ!!」


     「・・・」


   こわっ (-""-;) 人は見かけによらへんな・・・・・


「ずっと、前の席、倒されてんねやろ?オレ、前狭いやんっ。

不公平やろ!なあ?ちゃうんか?」


     「あの、お食事の後になりましたら皆様、背もたれを

     倒されます。ですので、お食事の間だけ・・・」


「は?」


     「申し訳ございません。本日満席でございまして、あいにく

     代わりのお座席がご用意できないんです・・・」


「ビジネスクラスも?」


   わ~、ヤな奴。ヤな奴には、空いてても空いてるとは絶対に

   言うたらへん!!!\(*`∧´)/


     「はい、ビジネスクラスも満席でございます。が、

     ビジネスクラス用の新聞をよろしければお持ちいたします。

     恐れ入りますが、お食事の間だけ、我慢していただけます

     でしょうか?」


「・・・・そんなんで、納得できると思うんか?なんか、もっと誠意を見して

欲しいけどなあっ!!上のもん、出してっ。」



   ・・・・パーサー、外国人やからどうせ私が通訳せなあかんのに・・・(  ̄っ ̄)


パーサーを呼びに行こうとしたその時、


「おまえ~~~。黙って聞いとったらクチャクチャ、しょーもないことで

文句言いやがって!うるさいわ、ほんま!!」


という声が!!!


    え?


振り返った私が見たものは、、、、席が壊れてるコワモテのおじさんが

その若い人にめちゃめちゃ恐い形相で怒ってる図。


    おお、本来の姿を発揮した!!Σ(゚д゚;)


その若い人は、おじさんのコワモテっぷりに、一瞬固まってしまっていた。

が、彼の横には彼女がいた。彼女の手前、かっこつけないわけには

いかなかったのだと思う。


「そ・・・そっちの席が倒れてくるから・・・!!」


   「おい、兄ちゃん、エー根性してんなあ。どこのもんや?

   わし、なめとったアカンぞ、こらぁ!」


    や・・・やばくなってきたよね、これ。。。。私、止めな

    アカンよね・・・ w川・o・川w


    「あ、あの、お客様、こちらが至らなかったことですので・・」


「いや、こいつ、オレの席のことでゴチャゴチャ言うてるから!!

席、せまい言うてもたった3時間や。今から2時間ぐらいのことやないか~。

なあ、おい、お前、わしとこっちの人に何か言うことあるんと

ちゃうんか。」



若い人 「・・・・・・・・」


「あのなあ、兄ちゃん。いまから行く南の島で痛い思いしたないやろ?」


若い人 「・・・・・・・・・・・」


「おい、なんとか言わんかいやっ、こるぁ、お前。」(全部、巻き舌)


若い人 「す・・・いません・・・でした・・・」


若い人は、今にも泣きそうな表情だった。私は・・・非常に申し訳ないが

コワモテの人に大変感動していた。


パーサーに、このことを話したら「シャンパンをそのコワモテの人に

是非差し上げなさい♪」と言ってくれたが私が渡しに行くと、後ろの

若い人に感じが悪いので、メモを書いてパーサーに持って行ってもらった。


南の島に到着し、みんなが降りるドアのところに立っていたらコワモテの

おじさんがやってきた。私が声をかけようとするとそのおじさんは言った。


「さっきは、ごめんなあ。。。。外人の中であんた、日本人一人だけ乗ってくれてる

でしょ?大事にせなね。何かあったら、英語わからん私らは、あんたに頼るしか

ないんやから。・・・・・だから、ちょっと腹立ってしもたんですわ。これからも頑張って

ねぇ。すんませんなあ。」


私は、感動して泣いてしまった。そんな風に考えてくれる人はいないから。

こんなに大事に思ってもらったことは無かった気がした。


機内に一人だけでもこんなお客さまがいれば、この仕事は良い仕事で

ある。



バトンを2つ、同時にアップします。

まわしてくださった、morryさん、tobeanurseさん、

遅くなってごめんなさい・・・(´・ω・`)



私が唯一機内でであった方で、(VIPとして乗ってこられましたね~♪)

私のメル友である「ようこそ!morrryとらべるへ! 」のmorryさんから、

『感じたままに漢字一文字バトン』を受けました。


だいぶ、遅くなりました・・。

ごめんなさい。



0)まわしてくれた人のイメージを漢字一文字で。。。

  「明」・・・ 大体にしてVIPのお客様ってちょっとかしこまってかっこつけて

        乗ってこられますが、morryさんは違った。乗ってこられたとき

        から乗務員に明るく声をかけてくださってそのフライト中、終始

        明るく接してくださいました。

        今でも、私が沈んでいると常に明るくさせてくれる、そんな存在です。
        
1)自分を漢字一文字に例えると?


 「楽」 ・・・楽しいことが大好きなことと、友だちに「一緒にいて楽やわ~」と

       よく言われることから。。。

       B型なので、「人に気を使うのもイヤやし、気を使われるのもイヤ」

       とう性分なのでしょうか。
      


2)あなたの好きな漢字一文字は?


  「笑」・・・「笑う角には福来る」を昔から信じています。



3)今年を漢字一文字で表すと?


  「急」・・・今年は、仕事が急に忙しくなったり、いろんな変化があり

        肉体的にも精神的にも急激なアップダウンを経験した

        一年でした・・・

4)来年はどんな年にしたいですか?漢字一文字で表して下さい。


  「心」・・・今年は、仕事ばかりで友人達とあまり会えなかったので

        来年はもっと周りの人たちと「心と心が通い合う」ような

        一年にしたいです。


5)次にバトンを回す人10人とその人達のイメージを漢字一文字で!


     いつものように、置いておきます。

     興味がある方は拾ってください♪

                           


*******************************************************************



看護師さんを目指している学生さんのtobeanurseー2006さんからも

バトンをいただきました。


これまた遅くなってごめんなさい。。。



1.回す人5人を最初に書いておく

  

      ここに置いておきます。ぜひ、拾ってください。


2.お名前は?


      「ちょこ」です。チョコレートが好きだから・・



3.おいくつですか?


      内緒・・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

4.ご職業は?


      外資系航空会社のCAです。

5.ご趣味は?


      映画鑑賞・読書・・・林真理子さんの大ファンです♪


6.好きなタイプは?

   

      外見でいうと、目が茶色い人。

      内面は、おもしろい人。よく喋ってよく笑って、穏やかな

      人がいいですね。


7.特技は?


      人見知りせず誰とでも喋れること・・かな・・・?

8.何か資格は取得されていますか?


      英検準1級

      TOEIC850点

      国連英検B級


9.何か悩みはありますか?


      なかなか痩せないこと・・・・°・(ノД`)・°・



10.好きな食べ物・キライな食べ物


好きな食べ物


    うどんやラーメンなどの麺類・お好み焼きやたこ焼きなどの粉物・

    唐揚げやコロッケなどの揚げ物・甘いもの・・・etc。

    痩せるわけない・・・(* ̄Oノ ̄*)


キライな食べ物

    

    セロリ・干しぶどう・苦いタマネギ(オニオンスライス)

    魚臭い魚  など・・

11.貴方が愛する人へ一言

     いつもワガママ言ってごめんなさい。

12.回す人5人を指名するとともにその人の他者紹介を簡単
にお願いします。

     ここにおいておきます。よかったら、拾っていってください♪



こうして私の試験が始まった・・・・

お飲み物のサービスを始めてから約5分後、機内に煙が充満し始めた。

        け・・けむり?!煙も出せるんかい?!本気や・・・(´_`。)

機内には火災報知機が鳴り響いた。足をガクガクさせながら、火災報知機が

鳴っている機内後方のトイレに向かう。

        え~っと、一番近い消火器は~・・あ、ちゃうわ、何が燃えてるのか

        確認や!

トイレのドアを手の甲を使って熱さを調べてから中に入った。(こうすると、すごくドアが

熱くなっていてヤケドをしてもまだ手のひらが使えるから良いらしい・・)

「電気系統が燃えています!」

とメモが鏡に貼ってあった。機内の不燃物用の消火器の位置を頭を振絞って

考えた。

         ここのクローゼットやったかな?あれ・・・・無いわ・・・(ノω・、)

         

思い出して取りに走り、酸素マスクを装着し、消火に当たった。

         できた!!(・ω・)/

と一仕事終えた気分でいたが、試験管達の浮かない顔を見て気づいた。

         ああ、パーサーに電話で報告か!!(-_-メ 

飛行機の中で煙を見たのは初めてだったし、本物みたいだったので

すっごい怖かったのもあり、私の足はブルブル震えている。

         あと一問・・・どっかにきっと着陸するんやんね。

         この機種のドア3は・・・

と考えながら、飲み物のサービスに戻った。

「あなた、笑顔が無いわよ。スマーイル♪」

試験官の方に言われた。

         ムリやって・・・(T▽T;)

ガタンッ!! ガタガタッ!!!

飛行機が揺れた・・・・

         なんで飛んでないのに揺れるねん!!!

頭はパニックである。が、片方の頭では、

         こんな装置つけて・・・うちの会社お金あるな~・・・(?_?)

と思う自分にも驚きながら、カートをギャレーに閉まった。パーサーから

電話がかかってきた。

           「はい。ドア3のちょこです。」

「パーサーのイビーです。機長くらのれんりくによりゅと○○だけら

、20分ごにきんきょちゃくりく。じゅんぼしてくり。バイバイ。」

         パーサーの名前とバイバイしか、わからへんかった・・・o(_ _*)o

彼女の母国語にしか聞こえない英語をこんなに呪った時は無い。

切られた電話をかけなおして、もう一度ゆっくりお願いしますと

言った。

「だから~、エンジン。。エンジンがぬい。」

            「で、どこに着陸?」

「ジャンゴー」

            「は?」

「ジャングル!!」

やっと理解できた。

       けど・・ジャングルって・・・私らは一体どこ飛んでるねん・・・(。-人-。)

ギャレーの確認をしてたら、パーサー役のイビーからアナウンスが入った。


「パーサーのイビーです。トキはエンジンがこうわれたのできんきょうきゃくりく

す。いむからビデオで安全設備をおしえりゅ。」


       たぶん、ビデオを流すって言ったんやんな・・(・_・ 三・_・)

       この英語、先が思いやられるわ・・・o(_ _*)o


緊急時の安全設備のビデオが始まった。その後に、衝撃防止態勢

練習をする。お客さん役を一人ひとりチェックしていた矢先・・・おばちゃん

試験官が心臓を押さえて苦しみ始めた


       こんなときにまた寸劇?!


他の試験官達がおばちゃんに集まってきた。


「おい、大丈夫か?!」


おばちゃんを通路に寝かせる男性達。私は、緊急着陸態勢を優先させる

べきなのか、どうなのか悩みながら、機内後方にあるAED(心肺蘇生機)

と医療器具(ニトログリセリンや、聴診器などが入った袋)を取りに行った。


       大掛かりやな~。試験管まで寸劇するやなんて!


おばちゃんのところに持って行くと、おばちゃんは本当に顔が青ざめている

し、本当に意識が無いように見える。


       またまた~・・・って・・まじ?!ヽ((◎д◎ ))ゝ


FAA職員により、すぐに心臓マッサージが始まった。別の試験官は携帯電話

「911」・・・


        ん??(  ゚ ▽ ゚ ;)なんか違う?!


呆然と立ちつくす私に、試験官の中の一人が言った。


「これは、試験ではないの。本当に彼女は心臓が弱かったのよ。

あなたは、緊急時にもかかわらず、ちゃんと医療機器も運んできて

くれたし、冷静な判断だったわ。この機種は合格。さあ、次の飛行機

があなたを待ってる。案内係のところに行っていいわよ。」

足をガクガク震わせながら、機内前方へ。みんながバタバタしてる中から

案内係とイビーを見つけた。怖かった、怖かった・・と言いながら、あんなに

むかついてたイビーに抱きついてしまった。


「大変なことがあって可哀想なんだけど、とりあえず次の飛行機に向かうわ。

バスで待ってて。」


バスで沈黙の3人。沈黙が苦しくなってきた私は言った。


          「絶対に演技やと思った~!こんなことって初めてでしょ?」


「う~ん。そうでもないわよ。」


           「え?」


「だって、私達の会社の乗務員って・・ほら・・けっこう、歳じゃない?だから、

試験中の緊張に負けて、心臓にきてしまうおばちゃんスッチー、たまにいるわ。」


         そ・・・そっか・・・・・(  ゚ ▽ ゚ ;)


「毎年、一つずつ新しい装置を増やしてるのよね。今日の飛行機を揺らす装置

とかでビックリして心臓発作になっちゃった乗務員もいるし。」


毎年この試験をくぐりぬけるには、相当の強靭な精神力と、

記憶力、判断力が必要であることがわかった。


勤続年数30年~35年。この試験を毎年合格してきたアメリカ人おばちゃんスッチー達。

怖いものはない。


        

なんやかんや言いながら、私がアメリカ人おばちゃん

スッチーを尊敬してることは前にも書きましたが、

その理由をもう一つ紹介します。


うちの会社は、1年に一度2日にわたり、飛行機に

関する大々的な試験が行われる。内容は、緊急時の

対処&サービスのこと。モックアップという実際の

飛行機の模型を使って行われる。モックアップは

飛行機の全機種の、主要なドアの部分のみが

並んでいる部屋である。


ちなみに、当社が所有しているすべての機種、機体に

関しての試験であるが、3回間違うと落ちる。つまり、

飛ばせてもらえなくなる・・・。


今までは日本ベースは日本でこの試験が行われていた。

が、これが何故かアメリカサイドに委ねられることに

なった。


      あんなアメリカ人おばちゃんスッチーでも受かってる

      んやから、大丈夫やろ~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


とたかをくくっていた私は、痛い目に合うこととなった。

アメリカサイドの試験は本気やった。。。。緊急時の対処に

関して・・・・


まず、日本サイドの試験は当日の朝に前もって自分が試験される

機種をくじ引きで引く。引いた紙には飛行機の機種と、あらすじ

が書いてある。


「あなたはパーサーです。油圧系統の故障のため、当機は

海上に着陸することになりました。機長からの着陸の合図の

後からの対処をしてください。

(注)お客様は二階席にもいらっしゃいます。」


これだと自分の順番が来るまで予習できるし、手順を

シミュレーションすることも出来る。が・・・・アメリカサイドは

違った。


まず、試験会場に行くと


「おはようございます。では、今日の試験官の皆さんを

ご紹介しますね。まず、こちらがFAA(アメリカ連邦航空局)の

カーターさん(仮名)、スミスさん(仮名)、ジョンソンさん(仮名)

ブラウンさん(仮名)次に全世界乗員管理部部長のコックスさん

(仮名)、この試験の管理部部長の・・・・」


と会ったこともないような上の方々が総勢50人、目の前に

並んだ。


         FAA?!?!これ、本気や・・・Σ(゚д゚;)


「では、早速試験を行います。では、今日は試験を受けられる方は

10人だから、2人ずつに別れて試験会場に向かいますね。それから

日本ではあらすじを前もってお知らせしてたみたいですが、アメリカでは

それは無いです。イマージェンシーというのは急に起こるからイマージェンシー

っていうのですよね?ほほほ。」


         なに?!あらすじも無ければ、自分がどの機種を

         試験されるかわからへんの??かえりたい・・・(ノ_-。)


私は、他の国ベースの、英語もその国の言語を喋っているように

聞こえる女の子とペアになった。案内係の人についていく。


「じゃあ、今からこのバスに乗るわね。飛行機までちょっと遠い

からね。」


         さすが、アメリカ!広大な土地や(・ω・)/・・・・

         ん?今、おばちゃん「飛行機」って言った?


      「あの~・・・先ほどおっしゃったのは’モックアップ”ですよね?」


「え?飛行機よ。飛行機の格納庫に向かいます。あ、それから、

全機種の試験ですからね。今のうちにマニュアル見ておいたら?」


      「全機種?!格納庫?!」


実際、到着したのは、うちの所有する内の一つの機種が入った格納庫

の中だった。外を見たら格納庫だらけである。今からこの格納庫を

一つ一つ回って試験をするのかと思うと寒気がした。案内係のおばちゃん

に付いて、はしごを上り飛行機の中に行くと、中にはFAAの方や試験官の方々

がファーストクラスの席、ビジネスクラス、エコノミーとバラバラに分かれて着席していた。


「では、一人がパーサーの役、もう一人は「ドア3」(機内の、前から

3番目のドア)担当のCAの役で試験を始めます。」 


’ドア3”というのは、どの機種でも一番難しいドアである。飛行機のドアは

全部同じに見えてドア3だけが違う。ここのドアからのスライド(滑り台)は、

機種によっていろんな方向に出たりする。そのため、機種によって方向を

正確に覚えておかないと、他のドアからのスライド(滑り台)とスライド同士が

交差し、結局2つとも使えなくなったりする。しかも、スライドが出ない機種

もあるのでその機種の場合は、この’ドア3”を閉鎖しなければいけない・・・ 


私は、もうどうにでもなれっ!とドア3担当になった。


「じゃあ、今から試験を始めます。お飲み物のサービスから始めといて

ください。試験内容は2つあるからね~。じゃ、グッドラック♪」


        飲み物のサービスから?!寸劇から始まるわけやね・・( ̄□ ̄;)!!


こうして、私のドタバタ寸劇試験は始まった。


だいぶ長くなりそう(?!)なので「続く・・・・」にします(*^ー^)ノ



今回はおばちゃんたちがい~っぱい乗ってきました。おばちゃん達、

買い物好きですね~。

きのう免税品の売り上げが20ありました。

そんな中、免税品販売担当のアメリカ人スッチーとおばちゃん

抗争が勃発しました。


免税品のカートは2台ありましてそれをアメリカ人が二人ずつで担当し、

機内販売します。

私は、御飯でも食べようとビジネスクラスの、使わなかった残り物を

物色してました。そこへ・・・入ってきてはいけないビジネスクラスに

免税品のカタログを持ったおばちゃんがエコノミーからドスドス入ってきた。


「ちょっと!!!そこの日本語!!来て!!」


         せめて、「日本人」と呼んでください・・・(/TДT)/

          

おばちゃん達は私の腕をつかみ、エコノミーの免税品のカートのところ

まで引きずって行った。


「これ、欲しいってゆうて!この人ねえ、さっきから言うてるのにぜんぜん

こっちも向かへんの!」


担当のアメリカ人スッチーの顔を恐る恐る見た。。。。すごい形相で

怒っている。。。。


          わ・・・・・アメリカ人怒らせたら恐いのに・・



そのアメリカ人スッチーは私に向かって一気にまくしたてた。


「この日本人、どうにかしてくれへん??他の客に対応してるときに

このおばちゃんが割り込んできてカートの中にあるものを勝手に触ろうと

したから、ちょっと勝手に触らんとってよ!って言うてんけど、ずっと

中の商品を勝手に触ろうとするねん!!」


           おばちゃん。。。。。。(ノ_・。)


        「恐れ入ります。こちらの乗務員が先ほどは他の人を応対中でしたので、

        ご無礼な態度で失礼しました・・・・と申しております。申し訳ございませんでした。

        代わりに私でよければお伺いいたしますが。」


            ウソも方便・・・・・(^-^)


「ふん!そうなん。感じ悪い人やねえ!ほな、あんたでええわ。

あのねえ、この香水と、このチョコレート二つと~・・・」


とおばちゃんが選んでいたら、先ほどのアメリカ人スッチーが怒り出した。


「ちょっと~!なんで、謝らへんの?彼女は私に謝るべきやわ!

勝手に人のものを取ろうとしてんから!」


         「いや、取ろうとしたわけじゃなくて見たかったんだと思うよ。」


「それにしても勝手に触って、それを注意したら私に怒鳴って、

私を押しのけてあんたのところに行ったんよ!押しのけるなんて

暴力行為やんか!謝れって言ってよ!」


         「そんな事言ったら、もっとモメるからイヤや!!!」


「あんたがイヤとかそういう問題じゃないねん。私はほんまに

押されたんやから。」


私は、そのスッチーとモメることになった。これは文化の違いということで

丸く治めるしかないと話し合っていたら・・・・・おばちゃんが、


「これこれ。これ、なんぼ?日本円で!」


と、カートのにあったはずのチョコレートを私に見せている。。。。


         わ~~~~!また勝手にとってる~~!!!

        終わりや~~~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



      「・・・お客様・・・ダメです・・」


と私が言うのと同時に、アメリカ人スッチーがチョコレートの箱を

おばちゃんから取り上げた!いや、正確に言うと取り上げようと

したが、大阪のおばちゃんはスゴイ!取り上げられると瞬時に

悟ったおばちゃん、チョコの箱を両手で持ち、絶対に離さなかったのだ!!


騒ぎを聞きつけたパーサーがやってきた。ついでに、フラフラしていた

休憩中の機長も来た。

なんでいつまでも買えないのかと怒るおばちゃんを横目に、またいつもの

「会議」が開かれた。


結果はおばちゃんが負け・・・・私がおばちゃんに「今後、絶対に勝手にカートから

物をとってはいけない」ということを納得させることになった。納得させた時点で、

おばちゃんには購入権利がもらえるらしい。


こういうのは、文化の違いを前面に出し納得してもらうのが良い・・・というのは

長年の勘。そのように説明し、なんとかおばちゃんも納得して、


「ああ、触んなーゆうてはんねんね。わかったわかった。

でも遅いんやもん。ねえ?」


というおばちゃん。さあ、やっとおばちゃんが買える時が来た。


「ほな、この時計と~・・・」


と機嫌を直しているおばちゃん。アメリカ人スッチーがカートの中の、時計の

入っている棚を空けた瞬間・・・・・・・・・


「あ、これもええな!!!」



と言いながらおばちゃんの手が棚に伸び、別の時計を勝手に手に取った・・・・


           手グセわるっ!!∑ヾ( ̄0 ̄;ノ



おばちゃんは、私の納得が通じなかったものとみなされて、購入権を剥奪された(:-:)

手癖が悪いだけで、悪い人ではないので可哀想になった私は、ビジネスクラス用の

チョコレートをいくつか持っていってあげた。

その時、私の反対側の手には子供にあげるためのトランプがあった。

・・・・そのトランプがどうなったかは、言うまでもないでしょう・・・・┐( ̄ヘ ̄)┌

うちの会社のアメリカ人おばちゃんスッチー

ことを、私はいつもあまり良く書いていないけど、

なんやかんや言いながら、私は彼らを尊敬している


理由はいくつかあるが、私が一番尊敬するのは

緊急の際の判断能力、行動力である。


9・11事件の約一ヶ月後の機内を思い出してみると、

機内は日本人のお客さんばかりだった。アメリカ人は

一切旅行していなかったが、日本人のお客さんは、


「今はね~、ツアー料金が安いでしょ。ほんで、飛行機も

空いてるしね~♪」


と言いながら、旅行を楽しんでいた。


こういうところからも、私をふくめ、日本人とアメリカ人は

「危機・危険」に対する恐怖感が違うのである。


そのことを機内で痛切に感じた事件がいくつかある。


私がまだ飛び始めて間もないころ。あの日も普通にお客さんの

ご搭乗が始まった。アメリカ人スッチーに機内最後部に呼ばれた。


「ちょっと!来て!ねえ、ココの辺、何か匂わへん?」


         「も~、またトイレ臭いん?」


「ちゃうちゃう、そんなんじゃなくてさ。」


          くんくん・・・・(・_・ 三・_・)


         「う~ん、何もにおわへん。」


「は?私は、なんかオイルの匂いがすごいするんやけどな・・・」


         「え~、気のせいちゃう?」


「あんた、ちょっと機長に電話して言ってくれへん?」


         「私、お客さんに毛布頼まれてるから・・」


「もう、ええわ!」


           だって・・・何も匂わへんもん・・・( ̄ー ̄)


お客さんのご搭乗が済み、ふと機内後方を見ると、さっきのおばちゃん

スッチーが機長と話し込んでいた。10分ほどしてから機長がパーサー

のところにやって来た。


「何か匂いがするって言うけど、大丈夫やと思うから出発体制に入るわ。」


飛行機のドアが閉まり、滑走路へと飛行機が進んでいく。・・・・が、

途中で止まった


          ん?滑走路、混んでる?


「ピーンポーン」


パーサーから乗務員全員の席に電話が掛かってきた。


「機内後方に燃料の漏れがあるという警告灯が、コクピット内で

点灯したらしいから、今から一旦ゲートに戻るで。」


          お・・・おばちゃん・・すごい\(゜□゜)/


整備士さんが1時間かかって調べたところ、確かに一つのパイプから

燃料が微量だけど漏れていたらしい。そのおばちゃんには、後日、会社

から優秀賞が贈られた。


このことがあってから、私はおばちゃんスッチーの直感を信じるように

なった。


そんなおばちゃんスッチーは、本当に直感でいろんな物を見つける。

搭乗中にこんなこともあった。


「ちょっと、あの人おかしくない?」


確かに、耳や鼻にいくつもピアスをし、全身にTATOO。パンクロッカー(死語?!)

風のアメリカ人男性(推定年齢25歳)。


          「すごい格好やったな~!」


「いや、そうじゃなくて・・なんとなく怪しくなかった?」


          「何が?」


「目つきとか。態度とか。」


          「乗ってきたとき、は~い、ってちゃんと挨拶してたやん。」


「うーん・・なんかおかしいと思ったな~。。。後ろ行って他の乗務員に

聞いてくるわ。」


それから、私は他の事でバタバタしていて事の経緯は見てないけど

私が見たのは、地上職員に降ろされる先ほどのパンクファッションの

男性の後姿だった。


          「あ・・あの人、どうしたん?」


「なんかさ~、タランチュラを密輸しようとしてたらしくて、蜘蛛を

何匹もカバンの中に入れてたらしいで~!!」


            おばちゃん・・・あんたはスゴイ(ノ゚ο゚)ノ


あのおばちゃん達は、ああ見えて(笑)いろんな危機から私達を救って

くれている

今回は暑い夏にピッタリの事件です。


ある南の島(以下A島)からの帰り便、ご飯のサービスが終わったころに

お客様がギャレーに来ました。かわいい女の子(推定年齢27歳)。


「あの~、変なこと聞きますけど、、、スチュワーデスさんの中で

別の南の島(以下B島)に最近行ってきたとか、そこからの帰りの

人いません?」


    「んー、いないと思いますよ~。。。。」


「あ~。お姉さんではないみたいです。何も見えませんから。」


         ん???なに??∑(゚Д゚)


「B島」は確かにオバケが出るらしい。うちの会社のスッチー達はホテルで、

何度も何度も見ている。見るのは大体が昔の戦争のときの日本兵。兵隊の

格好をして血まみれらしい。霊感の強い同期は「頼むから一緒に日本に連れて

帰って欲しい」と頼まれたこともある


「いや、あのね、私霊感強いんですけど、この飛行機、乗った瞬間から

感じたんですよ。それで、乗るのやめようかと思ったんですけど、仕事

これ以上休めないし~と思って、乗ってるんですけど。。。恐いんです。

機内にいっぱい見えるんです!!!」


         こわっ!!しかし、ちょっと興味深いな・・・


      「あの、この飛行機は「A島」往復にばっかり使ってるので、A島の

      霊ではないんですか?」


「うーん・・・さっき、霊の人と話したら「B島」から来たってゆってたから。」


     

      「え・・・・・話もできるんですか?」


「話っていうか、なんか感じるだけですけど。。・・・あ、、、、来た。」


      

      「え、どこ?どこ??」


「おねえさんの斜め前のここ。背中向けてますけど。」


       

          うぇ~ん(T-T)恐い~・・・(  ゚ ▽ ゚ ;)



そんな話をしてたら、外国人のパーサーが様子を見に来た。



「どない?」 


かくかくしかじか、彼女の霊の話をした


     「・・・それでね、彼女はB島からの霊やって言うわけよ~。ほんでさ~、」


それまでは「またまた~、こいつキモい客やな~」みたいな顔をして聞いてた

パーサーの顔が、急にこわばった。


「待て、話はストップや。・・・・・・・・・今日の機長2人、どこから飛んで来たか知ってるか?

B島やで・・・・。」



     「え、でも機長はいっつもA島の往復だけやん。」



「ああ、いつもはそうや。でも、今日は急にスケジュールの変更を言い渡されて、

B島から国内線に乗ってA島に飛んで来た機長が操縦してるねんで。」


         

         え・・・・・・・そーなん・・・・( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚



パーサーは「おもしろいことがあるから、後ろのギャレーに来い」と機長に電話した。

うれしそうに機長が来た。


「あ、この人にいっぱいついてる・・・こわい。。。」と女の子。


説明を受けた機長は確かに昨日の夜中、不思議な体験をしたと言ってた。

彼はいつも、部屋の乾燥を少しでも防ぐためにベッドサイドに、コップ一杯の

お水を置いておくらしい。で、夜中にその水を飲もうと思ってコップに

手を伸ばしたら空っぽで、満杯にして寝たはずやのに~って思ったら金縛りに

あったらしい。それで、「なんでもしてやるから、離してくれ~!!」って

頭の中で念じたらフッと金縛りが解け、起きて電気をつけるとベッドサイドの

コップにはちゃんと水が入ってたという・・・


彼女と四人でいろんな話をし、結局のところ何もできることはないよね・・・

いう結論になり、彼女も一旦席に戻ろうとした。が、すぐに彼女が戻ってきた。


「あの~、日本到着前に(霊が)興奮するから何かあるかもしれません。」


         「え、なにかってなに?」 ←恐いからタメ口になった。


「例えば映画の画像が乱れたり、音楽が聞こえなくなったり・・・かなあ?」


          ふ~ん。。いや、まだ信じてへんよ、私は!!!


それから私はギャレーでゆっくりご飯を食べ始めた。お客さんがギャレーに飲み物を

取りに来た。そのお客さんが、めっちゃ怖いことを口にした。


「あのねえ、さっきから音楽にザーザー雑音が入りだして

んけど、なおらへんわねえ?もうすぐ着くからいいですけどね。



     え・・・・・・・・・・・・・えええええええええΣ(~∀~||;)



確かにあと30分で日本。なんか恐くなって、例の彼女のところに行った。


「ああ、大丈夫ですよ、これ以上は何もないから。」


妙に彼女の存在に安心した。今までフライト中に、急に電気が消えたり、急に

ギャレーの水が出なくなったりしたことが走馬灯のように思い出されてきた。


      あのときも、霊やったんかな。。。飛行機にはいないと思ってたのに・・


もちろん無事日本に着いた。彼女に到着寸前に


       「今度乗るとき恐いから、この飛行機から(霊を)みんな連れて行って

       くれませんか?」  


と言ってみた。彼女は


「もうとっくに見えませんよ。みんなそれぞれ、帰ったんじゃないですかね。」


と答えた。


      どうやら私たちは霊も運んでいるらしい。。。(*⌒∇⌒*)