新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~ -3ページ目

新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~

空の上のおもしろい話、つつみ隠さずぶっちゃけます♪

ブログ、だいぶ放置してました。

「ちょこさん、生きてますか?」「更新待ってます。」

などのメッセージをたくさん頂いていたのに、更新が

滞っていてすみませんでした。。。。


来年は、もう少しちゃんと更新できますように・・・

皆さま、良いお年をお迎えください♪


            ちょこ


過去記事ですみません。↓↓↓



機内のトイレは、中に人が入っていても外から操作したら

開けられるようになっています。


まあ、もちろん中に入ってる人がトイレのカギをかけ忘れてて

開けちゃったら「・・あ、すみません。」みたいなこともよく

あります。


そのトイレのことで一度お客様に大変怒られ、泣かされた事

あります。


あの日もアメリカ本土に向け、順調に飛行してました。

ご飯のサービスが終わったころ、アメリカ人パーサーが私を呼びに

来ました。


「あそこのトイレがタバコ臭いねん、あんたも来て!」


アメリカ人は適当な人種ですが、タバコには非常に厳しい。

もちろんスモーカーも中にはいますが、だいたいの人が

スモーカーを変人を見るような目で見つめます。ましてや、

空の上で吸ってはいけないタバコを吸った場合は、

厳しいパーサーなら必ず、到着後のドアのところに

警察を配備し、連行させるのです。飛行機が禁煙になった

のが、あまり社会に浸透してなかった時は、連行されて

次の日に強制送還される日本人がすごい多かった。。。


確かにその日、トイレの辺に行くとすっごくタバコ臭い


            「うん、タバコの匂いするわ!」


「でしょ?今、中に入ってる人が吸ってるんやわ。」


            「・・・・いや、そうかなあ?前の人かもしれへんよ。。。」


「いや、前の人が吸ったならこんなにキツイ匂いはしないと思うし

今この中に入ってる人は、もうだいぶ長いこと入ってるねん。」


            「んー、そうかもしれないけど、そうじゃないかもしれないし

            まあ、出てくるの待とうよ。」


5分経過した。


「遅い!!まだタバコ臭いから、2本目に突入したんやわ、きっと!」


            「うーん。。。でもまあ、わかんないよね、出てきて聞いてみよ。」


「アカン!!そんなんじゃ現行犯で捕まえられへんやんか!

もうあと5分待って出てこないようなら、ずっと吸ってるものと

見なして、私はこのドアを開けるわ!!!!」


      えええええええええええええΣ(゚д゚;) 厳しいなあ・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

      中の人が、日本人やったらイヤやな・・・(T▽T;)


5分経過した。まだ確かにタバコの匂いは消えていない。


「さ、時間や!開けて、つかまえてやるわ!」


             「いや、ちょっと待ってよ。違うかったら、開けた私らのほうが

             罪になるんちゃう?」


「あのねえ、私達にとって一番大事なことは安全運行でしょ?!

この中でタバコを吸ってる人が、例えば火事を起こしたら、この

400人が全員死ぬねんよ!」

  

        わ、こわっ。もすごい怒ってる・°・(ノД`)・°・


パーサーは何故か必死になっていた。中の人がタバコを吸っている

ということを決め付けていた。わたしも、もうこうなった彼女を

止められないことは頭ではわかっていた。こうなったら、ただただ

日本人が入っていないことを祈るしかなかった。


「わたしがこのフライトの責任者やから!」


というパーサーの言葉で、私はあきらめた。


   ガチャッ。。。。。。


中の人と目が合った。

便器に深くすわり、お腹をおさえながら苦悩の表情の・・・・

日本人のおばちゃんがそこには居た


トイレからは、別の匂がしていた。


すぐドアを閉めた。


             「やっぱちゃうかったやんか!!!あ~あ、日本人やん!

             恐い~。」


「いや、彼女がタバコ吸ってないかどうかは、まだわからへんよ!」


引っ込みがつかなくなったパーサー。逃げたい気分の私。

2分ほど後、ドアが開き、めちゃめちゃ恐い顔

おばちゃんが顔を真っ赤にして出てきた。


「なんなんですか?何で開けられたんですか??」


パーサーは、おばちゃんに英語でだいぶケンカ腰に説明してから、

トイレのゴミ箱を探り始めた。おばちゃんは、案の定英語がわからなかった。


「ちょっと、日本語でちゃんと、説明してよ!」


私はもう泣きそうになりながら説明した。おばちゃんは


「ふんっ!!ここのトイレ、私が入る前からタバコの匂いしてたよ!信じられへん

 のやったら、カバンの中も全部見せるわ!タバコなんか吸いませんよ!」


と言った。


トイレのゴミ箱からも何も見つからなかった。パーサーがおばちゃんに言った言葉は・・・・


「OK。違うかったみたいやわ。Sorry。」


もう、私は謝るしかなかった会社を訴えると言うおばちゃん。

私の名前と、パーサーの名前も控えられた。彼女が怒るのも

ムリはないし、本当にずっと謝り続けた。機内にある、シャンパンボトルを

ラッピングして持って行き、マイルと空港で使えるお食事券数十ドル分を

お渡ししたが、彼女は怒ったまんまだった。

謝っても何をしてもずっと怒られるし、パーサーは知らん顔をしているし

そのパーサーに対して、そして自分の対処の悪さにも悔しくなってきて

もう泣くしかなかった。

おばちゃんは、


「泣かれたって、しらんよ!あんた、自分のしたことをよく考えてみーや!

私は一生分のキズを負ったわ。あんたらのせいで!どうしてくれるんや?

何があっても、許さへんよ!!このままで、引き下がらへんからね。

TVにもラジオにも、実名であんたの名前出して投書するし、待っときや!

ほんま、こんなことうちの旦那が聞いたら、どうなるか・・・うちの旦那、恐い

とこと知り合いやからねえ!!!」


というようなことを到着までず~っと言っていた。

私は他の仕事は何もできず、その日はおばちゃんに付きっ切りだった。


飛行機がアメリカに到着し、おばちゃんも怒りながら降りて行った。

私は会社にこの件の報告書を書かないといけないので、おばちゃんの座ってた席番号

もう一度確かめに、みんなが下りて誰もいなくなった客室を進んでおばちゃんの

席まで行った。


「55のCか・・・」


その席の毛布が床に落ちていて邪魔になったので何気なく拾った。


ポトン・・・・


どこかのスナックのライターが落ちてきた。。。。


・・・・・・・・真実はわからない。



○年上の期のもう退職した先輩から「子供が生まれました」ハガキ

来ました♪

それで、このスゴイ先輩のことを思い出しました。


彼女はいろ~んな意味ですごかった。ある地方で

「ミスOO」に選ばれたほどの美貌の持ち主。彼女は私の入社前から

社交ダンスにはまっていた。アメリカの滞在中に彼女は、ダンスを

習いに行っていた。


彼女の得意とするのは情熱のタンゴとサルサ。

キューバが大好きな彼女は、どこから見ても外国人だった。


     「え・・・この人、スッチー?!」∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


初めて彼女に会ったときそう思った。

だって、彼女は日焼けで全身まっくろに焼けていて、パーマで

アフロのようにおっきくなった髪を一つに結んで、有り得ないくらいヒールの

高いピンヒールを履いていた。確実に日本であまり見かけない人だった。


そんな彼女は、アメリカ人には大人気でみんな彼女を崇拝していた。

彼女は機長たちにも人気で、機長や、スチュワード、地上勤務の整備士など

色々(アメリカ人限定で)、恋の噂は絶えなかった。が、彼女は話してみると

とってもおっとりしていて、むしろ上品だったのでそのウワサが、私には

信じられなかった。



彼女は、ダンスクラブがあるからという理由で、よく飛んでいる目的地があった。

そのうちの一つ一緒に飛んだとき事件は起こった。


そのホテルに到着してから、


「今日は天気もいいからプールに行って

焼こうかな・・・ちょこちゃん、どうする?」


と聞いてくれた。


         「水着持ってきてないですし、部屋で寝ます」


と答えた。


・・・・夜中、窓の外の騒がしい音で目が覚めた。


         「あ・・・ホテルに救急車が来てる・・・」


そうこうしてたら、部屋の前の廊下を何人もの人がバタバタと走っていた。


         「この階か~。急病人かな・・・こわいな~、どうしたんやろう・・」


そう思いながらも疲れていたのでまた眠りについた。

次の日の朝ホテルから出発する午前11時。日焼けで頬が真っ赤になった先輩に

私は開口一番にこう言った。


         「先輩、昨日、救急車来てましたね~!!!」


        

「・・・・・・・しーん・・・・・・・・・・・・・」

  

            あれ?反応が・・・・・ない・・・・(@_@)


         「いや、私も寝ぼけてたからよくわからないんですけどね・・・もごもご・・・」


        

「あれ、運ばれたの私やねん。。。。。」


          「えええ??ヽ(*'0'*)ツ?大丈夫ですか?あ、日焼けでヤケド

          しましたか????」


        

「んー、会社には言わないでくれる?・・・あのね・・・実は・・・」


彼女は昨日、アゴがはずれたらしい・・・何故か?

昨日一緒に飛んできた機長とプールで会って話が弾み、飲みに行く

ことになったらしく、そのまま彼の泊まっている部屋になだれ込んだ。。。

そして、大人の関係になり・・・・・・・・・・・・・・・取れなくなった・・・

らしい・・・  (@ ̄Д ̄@;)


            ・・落ち着け、私。笑顔で接しよう・・・(*゜▽゜ノノ゛☆



          「ほ~、それは、つまり機長と一緒に救急車に乗ったんですか?」


         

「んー、取れなかったからね、どうしても・・・だから、カレのに

注射しないといけなかったみたい。。。」


            驚きすぎたら失礼やんね・・・平常心平常心・・・(/ω\)


          「・・・・・・へえ~、そんなことってあるんですね。痛くないですか?いまは・・」


私はできるだけ平静を装って対処していたが、見ても仕方がないのに

彼女のアゴをジ~っと見てしまった。。。。


           ウワサは本当やったんや!!!:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


そして、彼女は後々もう一度ウワサが真実である事を日本ベースの

私達全員に証明することになる。


私たちは日本ベースのスッチーたちでインターネット上に掲示板を作っている。

そこには、「O日とO日のフライトを変えて下さい」とか、滞在先のおいしいレストラン

情報、イヤなお客様の情報などが書き込んであります。つまり書き込みをすると、

全員が見るということ。

ある日そこにアクセスすると、例の先輩から彼女の同期宛に、すごい文字が並んでいた。


「OOOちゃ~ん、やっぱり一夜の恋って、さ・い・こ・う!!!

今回は747-400のパイロットだったんだけど、すっごいテクニシャンで

最高に素敵な夜だったの!!これだからこの仕事やめられないのよね~!

また聞いてね!」


       ・・・・・・・すげ~~~。・・・・・どうするんやろう?今後。

       これ、みんな見てるよ・・・(。>0<。)



彼女も周りのみんなも何事もなかったようにその後も飛び続けていた。

そして、彼女は外国のダンスクラブで出会った人と「できちゃった結婚」

をしていまは外国に住んでいる。が、彼女は普通の主婦で納まる

器ではない。きっと、どこかでまた伝説をつくっているはずである。


その最近来たハガキにはこう書いてあった。


「アゴの時は内緒にしといてくれてありがとう♪」


         ごめんなさい、先輩。ここで言ってしまいました。(//・_・//)







さて、今日はまさに内緒の話をします☆



出発前、VIPのインフォメーションが地上職の人から手渡されました。


     VIPか~・・・ちと、めんどくさいな・・・(T▽T;)


VIPは、最初の挨拶から始まり、機内でそのVIPがお召し上がりになったもの

機内でごらんになった映画、そしてそのVIP発した言葉すべてを会社に英語と

日本語のレポートにして報告しないといけないから、私にとってはめんどくさい(ノ_-。)


VIPさんの名前と会社名を見て、ハッと気づいた!!


         あ!!!!この人・・・ヤバイ・・!!!( ̄□ ̄;)



あれは、かれこれ○年前、私がまだ20代前半でピチピチの新人だったころ。

その人(敬称はつけない!)はVIPとして乗ってきた。大阪の、一部上場の

会社の代表取締役。(推定年齢48歳)日本人なので、日本人の私を

何やゆうたらすぐ呼びつける!


「日本茶ちょーだい。」

「スリッパもっとおっきいのないの?」


私はそのころはまだ新人で、VIPにビビッっていたので、彼につきっきりだった。

気を良くしたその人の行動はだんだんエスカレートしていった。


「ちょっと、ヒマやからここで一緒に喋ってよ。」

「今、ひま?」

「メールとかする?アドレス教えてよ。」



そういうのは必死で笑顔を作りながら、笑ってごまかす作戦で切り抜けていたが、

到着前にまた呼ばれた。コーヒーをつぐ私に、ニヤニヤしながら言ってきた。


「で、メールアドレスは?」

       

        「あ・・・では、また次回・・・」


「いや、次回は一緒じゃないかもしれないし。

お友達になろうって言ってるんやん。」


     

        「や・・・あの・私あんまりメールしないんです・・」



「ウソやろ、絶対。分かりやすいわ~。」


        「いえ・・・ほん・・と・・・ですo(;△;)o」


「じゃあ、会社に○○さんが感じ悪かったから、もう今後

こちらの飛行機は乗りませんって言っちゃうよ~!」


今から考えたらウソのメルアドをその場で作って教えたら良かったけど、

純情であしらい方が分からなかった私(!)は結局教えてしまった。


数日後メールが来た。返信する気は無かったけど開けてみた。。。


「ところで、10個の質問がありまーす。答えてね。

1、Hは経験済み?

2、どんな体位が好き?

3、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


と、10個ともエロい質問!!!思い切りセクハラのメールだった(:-:)


        キモイ。。。(°Д°;≡°Д°;)



その、セクハラオヤジが、VIPとしてまた乗って来たのです!!!なんてタイミングが

悪いん、私!!!


普段ならちゃんとVIPが乗ってきた瞬間にご挨拶に行くけど、あの日は行かなかった。

パーサーにも事情を話し、了解を得てできるだけ近づかないようにしていた。


お食事のサービス、免税品の販売も終わりお客様が寝静まったころ

パーサーに呼ばれた。


「悪いんだけど、例のVIPがどうしてもあなたを呼べって言ってるわ。

私も一緒に行ってあげるから、彼の言ったこと全部通訳してね!

セクハラがあったら機長にすぐ報告するから。」



仕方が無いので席に向かった。彼は一切私のことは覚えてない様子


         あ、まあ、私も歳とったしね・・・(  ̄っ ̄)


「あ、いやー、今日は日本人の子乗ってないんかなーと

思ったわー。挨拶もけーへんし~。。」


         このネッチョリした喋り方、変わってない・・・きも・・・((o(-゛-;)



「これねえ、チョコレート。みんなで食べて!」


   

          「はい。ありがとうございます。」


パーサーがそこで他の乗務員に緊急の用があると言われ、

「すぐ戻ってくる」と言って行ってしまった。


        あ~!!行かんといて~!!!Y(>_<、)Y


「で、あなたどこに住んでるの?」


          「は?」


「近かったら、一緒にご飯でもどうかな~と思って。」


          「いえいえ、結構です!」


   

       ・・・またこのオヤジは・・・!ヽ(`Д´)ノ


「おいしいもん、食べに行こうよ。何が好き?」


          「いいです。結構です。」


「じゃあ、メル友なろうよ!メルアドここ書いて!」


          「・・・・・・・・」


「書いて、早く。も~・・書いてくれなかったら○○さんのこと、態度が悪かったって会社に

言いつけるよ~!」


さすがの私も堪忍袋の尾がきれた。


    「・・・・・・・・○○○様にメールを教えましたら、ひどいセクハラの

    やらしいメールが来ることは、社内で有名です(ウソ)!!日本の

    統括部長からも○○○様には気をつけるように言われております。(ウソ)

    それでは、失礼いたします!!」




入社後、鍛えられてすっかり意地悪&強くなった私は、周りの人に聞こえるぐらい

でっかい声で言ってやった( ̄▽ ̄)=3

あのオッサンもこれに懲りて、セクハラを止めてくれたらいいのにな~( ・(ェ)・)



先日、こんなことがありました。


生後6ヶ月ぐらいの子供ちゃんを連れたお母さんが、飛行機に

乗ってこられました。


         「いらっしゃいませ。こんにちは♪」


「子供のおもちゃください!!」


         「恐れ入ります、あいにく当社はおもちゃっていうのをご用意

         しておりません。トランプなら差し上げますが・・・」


「ないの?ふんっ!!」


           感じわる・・・(ノ◇≦。)6ヶ月の子供ちゃん、おもちゃもらっても

           遊ばれへんやんっ!!(-""-;)


飛行機が飛び立って、お食事のサービスが終わったころ、ビジネスクラスに

いた私にエコノミーの外国人スッチーから電話がかかってきた。


「日本人のお客さんが、日本語でなんか言うてるから来て!」


急いで機内後方に向かった。その先には、さっきの感じ悪いお母さん。


「あぁ、あのねえ、子供のミルクをちょうだいって言ってるんですよ。

でも、無いって言うんですけど?」


           「ミルクですよねえ、ございますよ。ご用意いたしますね。」


「いや、牛乳じゃなくて粉ミルクね。」


           「粉ミルク・・・それは事前予約をいただいてますか?」


「いえ・・してないけど。」


           「当社は粉ミルクは事前予約をいただいてなかったら、搭載されてこない

            んですよ。。。」


「え・・・・」


            「もしかして・・・全然お持ちじゃないですか?」


「J○Lは、いつも載せてありますけど!!」


             でた・・・・。(´д`lll)


             「申し訳ございません。お茶とかリンゴジュースはムリですか?」


「ムリムリ、絶対ムリです。・・・・っていうかじゃあ、今から10時間ぐらい、

この子は何も飲めないってこと?」


             ・・・・っていうか粉ミルク、持ってきてよ・・・・°・(ノД`)・°・


              「・・・・パーサーと相談して参ります。」


と言ってその場を離れ、通路を歩きながら考えた。道すがら、ちらほらと

同じぐらいの年の子供ちゃんの姿が見えた。


              粉ミルク、この人らにちょっとわけてもらう・・・??(*゚ー゚)ゞ


クルッと向きを変え、お母さんのところに戻った。私のことを見つけた瞬間、

お母さんが怒っていることに気づいた。


「ちょっと!!ここのスチュワーデスさん達はどうなってるんですか?!」


                「なにかございましたか?」


「私がね、ここのトイレに入ろうと思ったら汚かったから、掃除してって

頼んだのよ。そしたら、私の英語が分からないフリして入れ、入れって

言うんよ。OKOKって!!自分が掃除したくないもんやから、日本人は

英語わからんフリしといたら大丈夫やと思ってる証拠でしょう?人種差別

です!!そう思いません?」


そこにいる外国人おばちゃんスッチー達に事情を聞いた。


   「ちゃうよ!その人ね、トイレ指差してるからさ、空いてるで~、

   入り~って言うてん。」


                 「掃除してほしかったらしいねんけど、そんなこと

                 言ってたのわかった?」


   「え~、この人さっきから全部ジェスチャーやもん。一言も英語話したの

   聞いたことないわ!!」


               あ・・・そうなん・・・(@_@)


お母さんに向き直った。


                 「あの~・・・恐れ入ります、お客様の英語がちょっと通じて

                 なかったみたいです。申し訳ございませんでした。」


「ほら!英語が通じないっていう言い訳して!!日本人やからってバカにしてるわ!

あなたもねこんな会社で働いてたら日本人であることを忘れるんでしょうけど、

同じ日本人なんですからね!こんな人種差別する航空会社、知りません!」


               かち~ん・・・・( ̄へ  ̄ 凸


                 「お言葉ですがお客様、この便に乗務しております乗務員は、

                 数ある目的地の中から日本が好きだからという理由で日本路線を

                 自分で選んで乗務しております。ですので、日本人を差別している

                 ことはありません!」


「い~え、これは人種差別!!日本人をバカにしている典型的な例です!

日本に就航してる会社のくせに恥かしいと思いなさい!」


と大声で言ったから、抱っこされていた子供ちゃんが泣き出した。


                話、変えよ・・・(^_^)v


                  「ところで、粉ミルクの件ですが、何人か同じ年頃のお子様をお持ちの

                  方が機内にいらっしゃるみたいなので、粉ミルクをわけてもらえないか

                  一人ひとりに聞いてみようかと思いますが、いかがですか?」


「それしかないでしょ?早くしてください!」


                なんかムカツク・・・・(・ε・)


6人中、2人のお客様が、粉ミルクの缶ごと持っていて好きなだけ使っていい

缶ごと渡してくれた。お母さんのところに戻って早速、ミルクを作った。1種類目は、

アメリカ製のものだったので、飲まなかった。2種類目は日本の物だけど、いつも

飲んでる粉ミルクとは違うせいか、飲まなかった


                あ~あ・・どうしよう・・・。゚(T^T)゚。お母さんはムカツクけど、子供ちゃんは

                可哀想なんよね・・・(T▽T;)


そうこうしていると、数時間が経過し、離陸してから何時間も経ったせいで

子供ちゃんの「泣き方」は悲痛の叫びになってきた。機長も降りてきて、

話し合ってるところに、あるアメリカ人の女性のお客さん(推定年齢30歳)がやってきた。


    「さっきから、なんか大変そうやけど大丈夫?」


                  「いや~、それがかくかくしかじか・・・・・」


    「あら・・・大変。ベイビーもお腹空いて寝れへんよね・・・ずっと泣いてるもんね。。。。」


                  「どうしたらいいか途方にくれる・・・」


    「これは、提案なんだけど・・・私、3ヶ月の子供がいてね、私のベビーは母乳あげたから

    おなかいっぱいで寝てるし、当分起きなそうだからさ、私の母乳あげましょうか?飲まない

    かもしれないけど、試してみる価値はあると思うわ。」


                  「・・・・めっちゃ助かります。いいの?」


    「ええ、ベイビーがお腹へって可哀想だから・・・じゃ、お母様に聞いてみてくれない?」


悲痛の叫びをあげている子供ちゃんに手一杯のお母さんのところに

一緒に行った。


                  「あの、お客様、こちらのお客様なんですが、3ヶ月のお子様が

                  いらして、かくかくしかじか・・・」


「・・・・・・・いいです。」


                  「え?」


「けっこうです!」


                  「いえ、でも飛行時間もまだあと6時間もありますし・・・」


「・・・・この人(3ヶ月のお母さん)、日本語わかるの?」


                  「いえ、多分おわかりになりません。」


「ああ、そう!じゃあ、ハッキリ言うけど、外人のんなんて気持ち悪いからいいです!」


               ひ・・・ひどいよ・・・・(´□`。)あんたが一番、人種差別やん・・・・\(*`∧´)/


その後も、その子供ちゃんは泣き叫び続けた。アメリカ人おばちゃんスッチー達は

砂糖水をあげてみたり、牛乳を薄めて飲ませてみたらどうか・・とやってみたり、

優しくしてあげていた


そんなアメリカ人おばちゃん達の態度を見て、お母さんが少しでも「人種差別された」という

考えを改めてくれてたらいいな・・・




                




               


                 

           


お客さんのうちフィリピン人が約7割・・・そんなフライトがある

フィリピンの方は、席が壊れてても、電気がつかなくても何故かぜ~んぜん

文句を言わないし英語も第二ヶ国語なので通じるし、乗務員からすると

とっても働きやすいのですが・・・何がヒドイって、トイレが汚い!!!


(今から汚い話します、すいません)

トイレの床はあきらかに拭いた後のティッシュが散乱し、その散乱したティッシュの

上にまた誰かが用を足している。おかげで床は、水(?)溜りになっている。便座の蓋には

蓋なのにう○こがついているし、たまには壁にもついている・・・

1時間に1回はモップを持ってトイレ掃除をしないと、すごいことになってしまうのです。

最初慣れないころは、掃除をしながらトイレのドアを開けて、後ろに並んでるフィリピンの方に


                「ちょっと、これ見てよ!あなたの国はこんな風にトイレを使うのが

                普通なん?!」


と八つ当たりしたりすることもあった。(ごめんなさい・・・)けど、人間慣れるもんです。

そのフィリピン人フライトを飛び始めてから半年ぐらいで、人の汚物を見ても

何とも思わなくなった。。。(@-@)


そんな慣れてきた私でもビックリしたことがありました。


いつものようにトイレ掃除を始めたら、一個目のトイレの中の洗面台の水が流れるところに

見慣れない物体が・・・・・・・・・・


           わっ!(  ゚ ▽ ゚ ;)


よく見たらそれは、陰毛の束!!!数にして、推定20本ぐらい・・・はあっただろうか・・・

こんもり、フッサリと置いてあった。


           なんでやねん!?∑(-x-;)


目をつぶりながらティッシュで掴み、ゴミ箱に葬った。いやなもん見たな

思いながら隣のトイレを開けた。まず、洗面台を見た


           ( ̄□ ̄;) またや~~~。


また、フッサリしたものが置いてある。また目をつぶって処分し、

次は向かいにあるトイレのドアを恐る恐る開けて、そ~っと洗面台を

見た。


            まさかね~・・・   あ・・・・・・・・・・ある・・・・(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)





それから、エコノミーにある他のトイレも見にいった。10個のトイレ中7個、すべてに

こんもり、フッサリ置いてあった。


            私へのイヤがらせちゃうん?!セクハラやわ!( ̄∩ ̄#


ムカついた私はパーサーに相談しに行った。


「アナウンスしよ!そんなん許されるべき行為ちゃうわ!


                 「うん。。私もそう思うけど、日本語で’陰毛”ってそのまま言って

                 いいんやろうか・・?」


と困ってる私にパーサーが全客室に向けてアナウンスを始めた。


「アンダーヘアーをすべてのトイレに置くというイタズラがあったけど、

犯人見つけたらタダじゃおきませんよ!」


という内容だった。私は日本語でこれを丁寧に訳さないといけない。


                 「只今、機内のお手洗いにおきまして、下の方の毛を

                 洗面台に置くという行為がありました。他の皆様のご迷惑に

                 なりますので、お止めください。」



機内から、笑いが起こっていた。。。

パーサーと私でトイレをキレイにして4時間後、また一人で見回ることにした。

1個目のトイレ・・・なし。2個目・・・なし


           あー、良かった。やっぱアナウンスしてもらってよかったわ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:


3個目のトイレを開けた瞬間、私は固まってしまった。

洗面台に丁寧にティッシュをひき、有り得ない量のちぢれた毛が

こんもり、フッサリしているではないか!!!!!それは、それまで

見たこともない量だった。


          ばら撒くんじゃなくて、一箇所に固めたんやね・・・(-。-;)


ムカつきながら、パーサーのところへ急ごうと、トイレから出た。あまりにも

急いでたからドアのところに立っていたフィリピン人のおばあちゃんとぶつかり

そうになった。その「フッサリ」のあるトイレに入ろうとするおばあちゃん


               「あ、すみません、ここにはアンダーヘアーが置いてあるから、

                向かいの空いてる方を使ってください。ここは、一旦閉めます。」



「XOXOkHFAYGBMVD////」



    

               「はい?」


「XghFDSYUHbkJlJutfu・・・・」


           あ、タガログ語か・・・(/ω\)


困った顔で例のトイレを指差しながら、中に入ろうとするおばあちゃん

横を通っていくフィリピン人のお兄さんに通訳をお願いした。


「このおばあちゃん、トイレの中に忘れ物をしたって言うてるで。」


              「え、なに忘れたん?何も無かったよ。(毛しか・・・)」



また通訳してもらった。


「ちょっと、トイレ一旦開けて欲しいんやって。」


              「ふーん。分かった。」


トイレを開けた。おばあちゃんは、「うふ♪」と笑いながら・・・・・・・・・・・・・・

こんもりフッサリしたものに手をのばし、ティッシュで丸めて

ゴミ箱に捨てた。。。。。。。。(((( ;°Д°))))


          犯人は、あなたですか~!(=`(∞)´=)



おばあちゃん、英語も日本語もわからないから、アナウンスの意味が分からなかった

らしい。。。。。。。

お兄さんに通訳をお願いし、何故そんなことをするのか聞いてもらった。


「うふ♪私ね、常にここはキレイにしときたいから飛行機の中でも

洗いたいわけよ。けど、洗ってたら当然毛が抜けるでしょ。だから・・・」


              「あの・・・・・・・抜けた後の毛は何故置いたままにするんですか?」


「うふ♪だって、トイレ掃除の方がいらっしゃるじゃない。」




と言って、私を指差した。。。。。


         ・・・・・・私か・・・・。゚(T^T)゚。




             「う~ん・・・でも、今はゴミ箱に捨てたやん。本当はアナウンスの意味が

             分かってるんちゃうの?」


「だって・・・・・・今回はちょっと、いっぱい抜けちゃったから恥かしくなって・・・うふ♪」



     

         (-_-メ・・・・・少なくても、恥かしいんですけど・・・・・・・・量の問題ちゃうやろ!!


飛行機の中で、そんなところを洗ってはいけないことと

今後一切、毛は置いていかないことを約束してもらった。

ついでに、私は「トイレ掃除の人」じゃないことも言っておいた。

彼女は最後に捨て台詞をはいて行った。お兄さんの訳はこうだった。


「もう!うるさいなあ!!次は、フィ○ピン航空に乗るわ!」


     ・・・・・・・フィ○ピン航空は、こんな行為を許してくれるん?!?!

私は、何が嫌いって「寿アナウンス」が嫌いである。

「寿アナウンス」とは、スッチーの人が結婚するときに

同期のスッチーに頼む、披露宴での’出し物”である。

これを頼まれた同期は、披露宴の途中に抜け出し、

制服に着替えて、数々の同期の披露宴で読んできた

ので覚えるほどになった「寿アナウンス」を作り笑顔で

新郎新婦に向けて読む。


「寿アナウンス」とは以下のものです。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



皆様、この飛行機は、○○航空(新婦の航空会社)888便、幸せ空港行きでございます。
飛行時間は永遠です。
本日の機長は○○(新郎)、客室のチーフは○○(新婦)でございます。
尚、チーフは本日より機長専属となりましたので、他の男性へのサービスは
差し控えさせていただきます。
あらかじめご了承下さい。

早速ではございますが、お席のベルトをしっかりとお締めになり、おタバコは、
2人の愛の熱気に引火する恐れがございますので、しばらくお控え下さいますよう

お願いいたします。

ただ今から、この飛行機の非常用設備についてご案内いたします。
酸素マスクは、2人のアツアツの熱気で会場内が酸素不足になりますと
自動的に降りてきます。
息苦しくなられたお客様は、随時お使い下さい。
2人の新居には、玄関、ベランダ、窓に非常口がございます。万が一浮気でもしたら、

ここから放り投げてください。
以上の救命胴衣、深夜帰宅した際の非常口、夫婦喧嘩の際の衝撃防止姿勢など

詳しいことが書かれた安全のしおりは、新居に備え付け今後のためにお早めにご参照下さい。

(司会者→→機長(新郎)からの電話を取る「ハイ」うなずく「了解しました!」
司会者2へ伝える)

(司会者2→→司会者を見て大きくうなずく)

ただ今入りました機長からの連絡によりますと、飛行状況はおおむね良好とのことですが
機長の二日酔いや朝帰りなど不誠実な行動がありますと、チーフの雷が落ちることも

予想されております。
その際は、やさしくなだめるか、おだてるか、または素敵なプレゼントを致しますと機が

安定致します。どうぞご安心下さい。
目的地、幸せ空港周辺の天候は、うわの空、地上気温は2人の熱気でむんむんのため

測定不可能となっております。

皆様、私達の空の旅、おくつろぎ頂けましたでしょうか?ただ今、この飛行機は、幸せ空港に

着陸いたしました。
飛行機が完全に停止して、目の前のお食事がなくなりますまで、お席にお座りのままでお待ち下さい。

お降りの際は、お手回り品、引出物、お目当ての女性など、お忘れ物なさいませんようご注意下さい。
なお、新居へお越しのお客様は、夜間、ならびに手土産なしでのご訪問はお控え下さいますよう

お願い申し上げます。
本日は○○航空888便をご利用くださいまして、誠にありがとうございました。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



・・・・・・・・私には、この「寿アナウンス」が、ただの(新郎)新婦の「スッチーアピール」

に思えて仕方がない。だから私はつい読みながらも(しない時は席から)新郎新婦の顔

を盗み見てしまう


’見て見て、みんな、私、スッチーやっててん♪どう?ステキでしょ?”

’見て見て、オレの奥さんこんな制服着とってん。かっこいいやろ?

スッチーと結婚するオレ、すごいやろ?”


という表情に思えて仕方がないのは、私が意地悪だから・・というのは分かっている。

けど、私はこの’出し物”に同期からの「気持ち」が入ってないところが、

「意味が無い!」と感じて、嫌いなのである。これはただ、「決められた文章を

制服を着た同期が読んでいる」だけであって、言うなれば誰がやってくれても

良いし、相手が誰であっても良いのである。


・・・・・・・・という話を、昔、先輩としたことがあった。


「そうそう、あんなん何回も読みすぎてさあ、もう感情もこもらへんわ。」


          「ですよね、私もやってるとき’新郎、うれしそうやな~・・・”としか

           思いませんもん、もう。」


「あ、そうやんね、けっこう旦那さんも嬉しそうやんね~。私はあんなん

自分の披露宴では頼まへんわ~。もっとその人独自の言葉とかメッセージ

が欲しいよね~。」



・・・・と言ってた先輩、近々結婚が決まった。仲良くさせていただいてたので、

招待してくださった。こないだ、その先輩にオフィスで会って、呼び止められた。


「あのさあ~・・・・披露宴のことなんやけど~・・・」


            え・・・何、その表情(((゜д゜;)))まさか・・・まさか・・・??


「ちょこちゃん、寿アナウンスやってくれへん?」


             「は・・・はい。」


「旦那がね~、どうしてもあれが聞きたいっていうねん・・・・ちょこちゃん、

あれ嫌いなん知ってるねんけど・・・ごめんね~・・・」


            あれがどうしても聞きたい旦那さんって・・・どうしても自分の奥さんが

            スッチーやって自慢したいだけや・・・(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)



新郎を睨みつけるように観察しながら「文章」を読む、当日の自分の姿が

想像できた・°・(ノД`)・°・






          

あれは、いつかの南の島行きの便

機内後方の5人席に3人のお子様連れのご夫婦が

いました。お子様方は、3人姉妹。一番上のおねえちゃん

でも推定年齢8歳ぐらい。それなのに、ご両親(?)が50歳

超えてる感じ。。。


   んー、遅く出来た子供ちゃんなのかしらん・・・

興味深い私は聞いてみました。


        「お子さまですか?」


「いえいえ、孫なんですよ。」


        「あー、なるほど。では、お子様のご両親様は別のお席に?」


「い~え、あの人らは会社してるから来られへんから、私らが

連れて行くんですよ。」


孫を連れて、ニコニコ嬉しそうなご夫婦

飲み物のサービスが終わり、今からご飯のサービス!と思ってたら

アメリカ人スッチーに呼ばれた。


「日本人のおばちゃんが、倒れたで!!!」


南の島便では、よく人が倒れます。だいたい毎フライト、平均して3人は倒れる。

条件としては大体、以下の3つです。


仕事を片付けて旅行に行くせいか、疲れている→気分はうかれてる

  からビールを飲む。

  機内では気圧の関係でアルコールは普段の3倍~5倍まわるのです。

  →気分が悪くなってトイレに行こうとして気を失って倒れる。。。

  (軽い貧血?)


、酔い止めの薬や風邪薬を飲んでいるのに、アルコールを飲む。

  薬+アルコールで倒れる。


、中高年の方に多いが、高血圧の薬を飲んでるのに、機内で浮かれて

  アルコールを飲む。→血圧が上がり倒れる


また、そんなところだろう・・と思いながら機内後方に行きました。


   あ・・・さっきのお孫さん連れのおばあちゃんやん・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


おばあちゃん、最初は意識がなかった。ほっぺたをたたいて呼びかけると

すぐに意識を取り戻しました。


「き、きぶんが・・・悪くなったから・・・トイレに行こうとおもって・・・」


おじいちゃんによく聞くとやっぱり、高血圧で血圧のお薬を飲んでいるらしい


        「機内でアルコールは飲みましたか?」



「いーえ、飲んでません。」



おじいちゃんとおばあちゃん、口を合わせてそう答えた。

横になりたいというおばあちゃん。パーサーがビジネスクラスの席で横になって

いいと言ってくれたが、おばあちゃんは、立とうとすると倒れてしまうのでお孫さん

たちの3席をゆずってもらい、寝かせた。

ご飯のサービスが始まった。お孫さんたち、3人ともおばあちゃんのことが

心配で、目に涙をためている。ご飯を食べるように勧めても、首をふって

ジっとおばあちゃんを見つめていた


        心配やんね、そうやんね・・・(T▽T;)


お食事のサービスが終わり、パイロットが2人掛りでおばちゃんを抱え、

ビジネスクラスに運んでいった。酸素ボトルを吸いながら


「だいじょーぶです。」


と真っ青な顔をして言うおばあちゃん。ゆっくりしてください・・と告げて

お孫さんたちのところに行った。


         「おばあちゃん、今、ゆっくり寝てるから、ご飯たべ~。おいしいよ♪

         ジュース何がいい?パイナップルジュースもあるよ♪」


とお孫さん三人のところに言いに行った。が、三人は今にも泣きそうな顔

首をふるばかり・・・


    おばあちゃんのことが、心配で何ものどを通らないんやね・・・・・・(ノ◇≦。)

    お母さんでもいてくれたら、安心するやろうに・・・(ノω・、)


機内にお医者様がいなかったので、パーサーと機長の判断で

南の島到着後おばあちゃんのために救急隊員を用意することにした

アルコール無しで高血圧の方が倒れるのは、やっぱり何かおかしいという

判断だった。3時間ほどしてから、おばあちゃんの様子を見に行った。


         「南の島ご滞在中も心配でしょうし、救急隊員をドアのところに

         ご用意しますので、飛行機下りられてからすぐ、診てもらって

         くださいね。」



「そんなん、いいですわ。」


         「いえ、ご家族も心配でしょうから。」


「孫たちに・・・あの子らに・・・・・わるいから・・・・

せっかくの旅行やのに、私がこんなんなってしもうて・・・

おもしろない思いをこれ以上させたくないんですわ。」


と言って、泣き出してしまった。


    お互いを思いあって、いい家族やな~(´□`。)


しかし、もう機長が南の島の空港にそのように指示を出してしまって

いるし、アルコールを飲んでないのに倒れるのは心配ということなので、

一応検査を受けてください。と説得した。


南の島に到着した。救急隊員が車椅子でおばあちゃんを連れ出した。

飛行機を降りたゲートのところで、私は通訳を頼まれた。

色々な検査がされ、救急隊員の判断ではおばあちゃんはもう大丈夫

ということだった。「最後に血の検査をします。これで、終わりです。」

お孫さんたちも安心してきたのだろう。機内で私があげたチョコレート

三人で分け合っていた。


       そうよね、安心したらお腹すいてくるよね・・・(*´σー`)


「ん?」


救急隊員が眉をひそめた。


            「なに?どしたん??」


「もうひとつ、検査するわ。」


救急隊員が出してきたのは、TVの飲酒運転取締りシーンでも

見たことがあるようなアルコール検査セット


      ん?( ̄□ ̄;)


・・・検査結果は・・・・・・・・・アルコール反応あり・・・


      飲んでたん?!?!おばあちゃん!!!(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)


私は目を見開いて、おばあちゃんの顔を見た。バツの悪そうな顔・・・


「えへへへ・・・すいません。ちょっとね、一杯だけビール飲んだけど、

いつもは大ジョッキいけるから、あんなん飲んだうちに入らへんから・・

だからね、孫たちにも、言わんとってよ~!ってゆうてたんよ。」


      ・・・・・・・だからか。だから、この子達はおびえた感じで、ご飯も

      のどを通らなかったんや。ウソつかされてたから・・・・(=◇=;)

      

心配して損した気がして、むかついた。が、ウソをつくことから

開放された子供達の安心した表情を見て、こう言うしかなかった。


           「か・・帰りは飲まないでくださいね・・・( ̄ー ̄)」


高血圧の方は、どうぞ機内でのアルコールにはお気をつけください。。。。






あるアジアベースのおばちゃんスッチーの中には・・・・

ゲイが一人いる。


「あの人らしいよ。」

「いや、今日の人は違うらしいで。」


そんな会話が先輩達と繰り返されている中、私は先日

本物に遭遇できた。


あれは、アジア行きの便。いつものようにパーサーの

飛行前のブリーフィングが始まった。


      ・・・あのおばちゃん、もすごい「おっちゃん」ぽい・・・( ̄_ ̄ i)


そのおばちゃんパーサーは一見日本人と間違うほどのアジア人。

でも、ほとんどお化粧もしていないし、髪の毛も角刈り風。しかし

スカートだったので、かろうじて性別が判断できた


「・・・緊急時の対処だが、われわれはプロである。プロ意識を持ち・・・」


と、笑顔のかけらも無い軍隊風のブリーフィングが終了した。一緒に飛ぶ

先輩が私のところに小走りに近づいてきた。


「私、例の人この人やと思うねんけど!」


          「え、ゲイってことですか?」


「そうそう!角刈りでオッサン風やって聞いたもん。」


          「確かに、オッサンですよね・・・」


「あとで、他のCAに聞いてみよ!・・っていうかちょこちゃん、

今日パーサーとビジネスクラス担当やん!!調べといて!」


     ・・どうやって・・・(-"-;A


ビジネスクラスで搭乗前の準備をする私に、軍隊風のパーサーが

サービスのやり方についてブリーフィングを始めた。が、私が目を

見て話そうとすると目をそらす・・・・


     ・・・・もしかして照れてる?!・・・(((゜д゜;)))


お客様の搭乗が始まった。先にビジネスクラスのお客様が搭乗。

あの日は見事に、日本人のおばちゃんばっかりのツアーでビジネス

クラスが満席となった。おばちゃん同士、みんな友だちなのか

この場で仲間意識が生まれたのか、大声張り上げて会話が

大盛り上がりしている。


          「今日のフライトは、うるさくなりそうやね・・・。」


「・・・っち・・・」


     ヽ(*'0'*)ツ舌打ちかいな・・・っていうか、おばちゃんばっかりが

     イヤってことはやっぱりゲイちゃうんちゃうかな??


スムーズに飛行が始まった。思ったとおり、忙しいフライトとなった。

パーサーと話す暇も無く、飛行は残すところ1時間となってしまった。

私が免税品のカートを閉まっていたら、パーサーが声をかけてきた。


「免税品売れた?」


          「一個売れただけやったわ~。残念。」


「で、今日のレイオーバー(到着地滞在)は何するん?」


      ・・・話の展開、急やな、おばちゃん・・・(・・;)


          「決めてないけど。お金ないし、ホテルにこもるかも・・・」


「ふ~ん。私、あんたらが泊まるホテルの近くに住んでるねん。」


          「へ~。」


「何かあったら、ここに電話してよ。どっか連れてってあげるし。ね?」


とおばちゃんパーサーは、電話番号の書いてあるメモを渡し、ウィンクをして

去って行った。


      おぇ・・・・ウィンクが似合わない・・・(゜д゜;)っちゅうか、どうしょ、

      電話番号もらってもた・・・


しばらくの間、ギャレーの中で一人でウィンクの残像と戦っているところに

先輩がやってきた。


「あれ?どしたん?」


           「や・・何も無いです。」


       あ・・・言うたら良かった・・・・Y(>_<、)Y


「ねーねー、どうやった?あのパーサー!!」


           「あんまり話す時間無かったんですけど・・」


「あのね、後ろで働いてる、他のCAに聞いてんやんか~。」


           「ど・・どうでした?」


「ゲイちゃうねんて~。確かにおばちゃんの中に一人ゲイいるけど

あの人ではないってさ。ゲイの人の名前聞いたけど、教えてくれへん

かったわ。」


       なんや・・ちゃうんや・・・(‐^▽^‐)


無事、目的地に到着した。先輩はここに住んでる友達に会う、ということ

だったので、私は滞在中一人である。ホテルに着いて仮眠を取り、

夕方目覚めた。


       晩御飯どうしょ~かな~(。-人-。)屋台にしょ。


部屋の電話が鳴った。


「もしもし、ちょこ?今日のパーサーやけど。起きてる?」


           「ああ、うん。さっき起きた。」


「晩御飯どうすんの?」


           「近くの屋台に買いに行こうかと思ってるけど。」


「あ、ちょうど良かった。私も今から御飯食べに行くから、一緒に

行こ!今、家やけど10分で着くわ。ほな、ロビーでね!」


一方的に電話が切れた。


        もっすごい強引や・・・・(;´▽`A``


10分間考えた・・おばちゃんは、ほんまにゲイではないのか?なんで

ロクに喋ってもない私を誘うんやろ?なんか意味があるんやろうか?

電話して断るべき?考えすぎかな・・・


ロビーにフラフラと降りていった。オッサンおばちゃん、手を振っている。

地元のおいしいレストランに連れて行ってもらって、大満足だった。店を

出た。


「うち、来る?」


            「は?」


「うち、来たい?」


            「いや・・・ええわ。」


「DVD借りてきてんけど、一緒にみーへん?」


        ( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚ガクガクブルブル・・・なんか怖い(_ _。)


            「明日も早いし、帰るわ!じゃあ、ありがとう!じゃ、バイバイ!!」


ほぼ駆け足で去ろうとしたその時、オッサンおばちゃんが言った。


「タイプやったのに・・・・」


        

        おばちゃん・・・やっぱりオッサンやってんやん・・・・°・(ノД`)・°・






       

今回はこんなことがありました。


南の島行きのお客様の搭乗が始まりました。


    わ~~~、カップルばっかりやーーー!!!


連休前日、しかも夜発の便なので会社帰りっぽい

カップルがどしどし乗ってきました。みんなラブラブの

若い人達

どんどん席についていく中、おじさん(推定年齢50歳)が

私のところにすごい剣幕でやってきた。


「あ、日本語 OK?あのねえ、席離れてるんやけどっ!!」


と言って去っていったので後を追った。着いた先には、泣き叫ぶ

おばちゃん(推定年齢 50歳)が・・・・・・しかし、よく席札を見たら

2人とも通路側で前後になっている。


    う~む・・今日は満席なんよね・・・チェックインするの遅かったん

    やろ??(ノω・、)


「僕ら、新婚旅行なんですよ!!席、誰かと変えてもらえません??」


     「はい、申し訳ございません。お探しいたします。」


私達乗務員は、空いてる席は知らないので、私は飛行機を降りてゲートへと

向かった。ゲートの地上職の人が冷たく言い放った。


「今日満席なんで、機内でなんとかしてもらえません?(`Δ´)」


早速機内に、戻っておじさんの席の周辺の人に聞いてみることにしました。

周り、どこを見てもカップルか、小さなお子様連れのご家族ばっかり・・・


     んー、こういうときはヤル気を見せなアカンねんっ!(T▽T;)


私は、大きな声で


       「お一人でご旅行の方、いらっしゃいませんか~。」


と通路を歩くことにした。見ても見ても、変わってもらえそうな人は

いない・・・

そうしてたら、珍しくヤル気を見せてる(笑)私のところに、おじさんが

来た。


「ちょっと、どうしてくれるんですか?席はなれたまま座っとけって事?

早くなんとかし~や!!」


    だから、今、こうやって探してるやんか~~~o(;△;)o


そうしていたら、パーサーからすべてのお客様の搭乗が済んだから出発体制に

入るというアナウンスが・・・


       「あ、あの、恐れ入ります。離陸体制へと入りますので、

        離陸してからすぐに努力いたしますので、いったん

       お座席に・・・・・・」


「は?いーえ、私は席が見つかるまで飛ぶのを許可しません。」


       「いえ、そうしましたら定時運行に支障をきたし、ここにおられる

       すべてのお客様にご迷惑がかかってしまいますので、後ほど

       必ずもう一度お伺いいたします。」


説得を試みる私のところにパーサーがやってきた。


「おい、ちょこ、こいつに座れって言えよ。座れって!」


        「や、それがね・・かくかくしかじか・・・」


「何言ってるんですか?」


        「あ、あの、お客様が全員お座席におつき頂いた時点で

        出発体制に入れるんです。ですので、お座席にいったん

        おつきいただけませんか?」


僕らの席、見つけてから出発してもそんなに時間のロスには

ならないでしょ?そんなこと言ってないで早く探してくださいよ!!

僕は、見つかるまでここに立ってます!」


パーサーに説明した。パーサーが怒り出した。「Sit Down ,Sir!!」

と繰り返しているが、おじさんは無視していた。パーサーは「機長を呼ぶ

からな!」と言ってコクピットに行ってしまった。


席を替わってくれる人をもう一度探しに向かおうとしたその時、


     「あの~、良かったら席かわりますけどー。」


という声が!!振り返ったら、若いカップルだった。


     「僕ら、新婚旅行じゃないですし、結婚してからだいぶ経ってますから(笑)

     席離れても大丈夫ですよ。」


   おおおおおおおおおお♪なんて良い人がいるんでしょう(/TДT)/


私は「ありがとうございます」を繰り返し、おじさんを呼びに行った。


     「こちらの、お客様が変わってくださるそうです。」


「ふん!当然でしょ。」


     はあああぁぁぁぁぁ?!このオッサン信じられへん!!

     変わってくれた人に「ありがとう。」ぐらい言えへんか((o(-゛-;)


パーサーが機長を連れてやってきたので、変わってくれるお客さんが

いたことを説明した


「じゃあ、彼ら(オッサンとおばちゃん)の荷物を動かしてあげよかね。」



と言い、パーサーはオッサンのところに行ったので私は若いカップルのところに

荷物のお手伝いに行った。


若いカップルをオッサンの元のお座席に案内した。オッサンはなにやら

荷物の整理にてこづっている。パーサーが、オッサンのおっきなリュック

持とうと手を差し出した。


  パシッッ!!!


    え・・・?


なんと、そのオッサンはパーサーの差し出したその手を、払いのけた!!!

そして、そのオッサンの手はパーサーの顔に命中した。。。。。。。


    あ・・・・ヤバい・・・・Σ(゚д゚;)パーサー、怒ったで・・・。゚(T^T)゚。



「・・・・・・助けようとしたのに、殴られる筋合いはない!!!乗務員への暴力行為

で、お前を飛行機から降ろす!」


とパーサーは真赤な顔をして怒りながらコクピットに向かった。すぐに機長が

出てきた。機長とパーサーが足早にオッサンのところに戻ってきた。


     「機内で乗務員に暴力行為を行ったため、機長からの

     命令により飛行機から降りて頂くことになりました。

     とパーサーが申しております。・・・申し訳ございません。」


「は?新婚旅行やねんけど?」


いったん閉まっていた飛行機のドアが空き、地上職の人が

入ってきた。サッサとおっさんの荷物を持ち、地上職員に

ひきづり降ろされるオッサンと奥さん。私はちょっと可哀想な

気持ちになり、目をふせていた。


奥さんが泣き叫ぶのが聞こえた。泣きながら、何か言っている。。。

よく耳をすました。。。。。


「○○さん、一生うらみますよ。○○さん。。。○○さん・・・」


   私の名前や!!(@-@) なんで?!いつ名札見たん?

   一生うらまれるんか・・・(iДi)

   

後味が、悪い・・・・・・


      


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* 「最近の若い者は・・・」の続きです。



かくして、飛行機は飛び立ちました。。。。。


お飲み物のサービスが終わるとすぐに御飯のサービスなので

ビジネスクラスの御飯のオーダーを取り始めることにしました。


        「では、Aさん、お二階席のオーダーお願いしますね。

         オーダーの取り方はトレーニングで習いましたか?」


「大丈夫です~。」


          大丈夫な気がせーへん・・・(-_-メ


そう思った私は、Aさんの様子を最初だけ見せていただくことにした。


          お、ちゃんと出来てるやん


私は一階に降りて一階のミールオーダーを取り始めた。開始3分後に

和食が一階席にはなくなった。「二階席に聞いてまいります。」とお客様

に告げ、二階席に行った私は、すごいものを見てしまった


お客様の前のお座席に体をもたれかけ、左手はそこに肘をつき、

右手で持ったペンでお客様を指差しながら、ものすごいカジュアルな

英語でお食事のオーダーを取っている Aさんの姿・・


「はん??ああ、チキンって言ったんや!声ちっちゃくて聞こえん

かったし。おー、シット。違う欄にチキンって書いてもたわ!!」


           ・・・・・・・でた・・・お客さんの前でも’シット”かいな!!・・・(-""-;)


            「Aさん、ちょっといらしてください!!( ̄へ  ̄ 凸」


ギャレーに連れて行った。


「先輩いたの、気付かなかった~。」


            「お客様の前で汚いスラングの英語を使うのは止めてください!

            それから、あのオーダーの取り方はどうしたんですか?」


「ふぁ~い・・・」


            「あとでゆっくり話します。それから、和食あまってますか?」


「それは、数えてみないと・・」


           ・・・だから数えろ~!!!\(*`∧´)/


「え~っと、いっぱいあるかな。うん。あるある。」


             「は?いっぱいって適当すぎませんか?」


「あ、じゃあ、数えろってことですね。ワン・トゥー・スリー・・・・・あれ、ワン、トゥー・・・

あれ??ワン・トゥー・・・・」

  

           無理して英語で数えなくてもいいです・・・((o(-゛-;)

           

結局、二階席から和食を5個、一階席にもらうことにして私は一旦退散。

オーダーが終わって、お食事のサービスが始まった。次の仕事を教え

よう・・と思い彼女を探した。


           あれ??どこ行った??


一階の客室にはどこにも彼女の姿は見当たらない。もしや??と思って

二階席に向かった。ここでまた、すごい情景を見てしまった


二階席のジャンプシートで座って緑茶片手に、ゆっくりと和食を食べている

Aさんの姿・・・・


           え??まじで??仕事しよや!!!!( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


         「ちょっと!!!何してんの?」


「あ~、せんぱ~い!なんかお客さんが一人、食べないって言い出したから

あのアメリカ人おばちゃんスッチーが私に食べって・・・」


         「後で食べたら?今、やることいっぱいあるけど?」


「ふぁ~い・・・でも・・・・」


         「なに?」


「でも、これ、冷めたらどうしたらいいんっすか?」

 

            ・・すごいよ、この人・・・・ヽ(*'0'*)ツ


和食のトレイを彼女から無言で取り上げた。それから、いろんな仕事を教えた。

が、Aさんは一切メモを取らない


          「・・・・メモしなくていいん?」


「大丈夫ですけど?」


          「じゃあ、さっき言ったけど、この書類にはいつの日にちを書くんでした?」


「・・・・・・今日?」


          「明日です!!!メモしたほうがいいんちゃうの?」


「え~。でも、こういうのって飛んでいく内にだんだん覚えていくもんだって

さっきアメリカ人CAが言ってたし・・・」


          「アメリカにはアメリカのやり方がありますが、日本サイドには日本の

          やり方があるのでちゃんと覚えておかないと、もっと怖い先輩と一緒に

          飛ぶときに、出来なかったら怒られるよ。」


「あ、そっか~。・・・・ていうか、お腹すいたな・・・」


           「あの・・一ついいかな。Aさん。敬語が出来てないですよねえ?。。私に

           敬語が話せなかったらお客さん相手にも敬語が話せないと思うので、練習

           してください。これからは私をお客さんやと思って敬語で話してください。」


「でも、お客さんには話せてますよ~・・」


             ・・・・・・・・・・・・・・絶句(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)


御飯を食べ終わってから、ギャレーでゆっくりコーヒーを楽しんでいるAさんのところに

行った。ここからは、私の説教タイムである。


             言うたんねん!!いっぱい言うたんねん!!(T_T)


しかし、私は根っからのヨワヨワ、へたれ人間。指導力なんてもんは無いし、他人に

物を教えるなんて、ましてや人に説教なんて今までした事がない


             なんて言うたらいいんやろ・・・??何から言うんやろ・・・??

             ’いちいち言い訳が多いで”でしょ、それから・・・


Aさんのところに行きかけた私は、引き返して別のギャレーの中に入った

そこで、頭の中を整理するためにも、Aさんに言うべき事柄をB5の紙に

書き出すことにした。


             一回目のフライトやのに、こんないっぱい言うたら、あの子、

             仕事嫌いになってしまうかなあ・・・・(´・ω・`)


箇条書きにして11個の注意事項が並んだ。


              あ・・そうや。これこのまま、渡そう。あの人、メモ取らへんから丁度

              ええわ( ̄▽+ ̄*)


Aさんのいるギャレーに行き声をかけた。


                「ちょっと話いいかな?」


「長いですか?」


                「うん、まあ。」


「じゃあ、ジャンプシート(乗務員用席)座りません?ずっと立ってたんで~!」


              ・・・・・・・・ (-_\)(/_-)三( ゚Д゚)ガクガクブルブル・・・


ジャンプシートに座り、紙を渡した。


                「これ、注意事項です。目を通してください。」


Aさんは、一つ一つ指差しながら「ふんふん。」言いながら読んでいった。

途中、ちっちゃい声で「わ・・まだある・・」と言ったのも聞き逃さなかった。

その後、Aさんが言った言葉で私は彼女にこれ以上、仕事を教えるのも

関わるのも止めた


「すっごい!せんぱい、これいつ書いたんですか~???」



その後、アメリカに到着してすぐ、日本の会社にFAXを送った。


あれから○ヶ月経った今も、彼女は相変わらずまだ、一緒に飛ぶ先輩を

怒らせている・・・・・