新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~ -2ページ目

新♪ここだけの話♪♪ ~スッチー編~

空の上のおもしろい話、つつみ隠さずぶっちゃけます♪

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく

お願いいたします♪

新年が明けたとおもったら、もう1月も中旬に入りますね。。。

私はものすごいいっぱい飛んでました。知らないうちに

お正月も終わってました。


さて、みんなが海外に脱出するお正月フライトでは

いろんなことが起こりました。


まず、こんなことがありました。


私は免税品の担当だったので客室を免税品カートで回って

いました。ある座席のほうから強い視線を感じました。振り返ると

そのおっさんは目をそらす。私が別のほうを見るとまた凝視・・・


       なんや、キモちわる・・・(-""-;)


そうして免税品の販売が終わり、ギャレーに戻って一旦集計を

しているとギャレーのカーテンが一気に開いた。びっくりして見あげると

さっきのおっさんが立っている。


      「ど・・どうなさいました?」


「どれでもいいから、香水をだせ!」


      「・・・・は?」


「なんでもいいから早く出せ!」


       え・・・強盗かよ???ヾ(▼ヘ▼;)


おっさんは、私の疑いに気づいたようで、手に握りしめていた1万円

私に投げつけた。


      「男性ものの香水は、6種類ございまして、ブル○リか、」


「お、女もん!!!」


      「あ、女性ものでございますと8種類で、・・・」


「どれでもいい!!!早く!!」


私は値段が中ぐらいの物をカートから出した。おっさんはしきりに

カーテンの隙間から、機内後方を気にしている。


      「では、こちら5800円でございます。一万円お預かりして

      よろしいでしょうか?」


「うん。こ、このカバンに入れろ!!」



        だから強盗かっ!・・・・ヽ(*'0'*)ツ


おっさんの差し出した黒いカバンに、香水を入れた。おっさんが

舌打ちをしながら、カバンを奪い取り、その香水をカバンの奥深くへ

入れ込んだ。


       「お釣りの4200円ですが、ビジネスクラスのパーサーのところに

       取りに行かないといけないので、お座席までお持ちいたします。

       お座席番号は、何番で・・・」


「いや、いい!!ここで待ってる。早く持ってこい!」


と、おっさんはカーテンの隙間から外を監視しながら答えた。


        なんやねん・・・めんどくさいなぁ・・・( ̄へ  ̄ 凸


パーサーから4200円を受け取り、おっさんのところに持って行った。

おつりを奪い取ったおっさんは、去り際にこう言った。


「言うなよ?わかってるな?」


通路を、何事もなかったように帰っていくおっさん機内最後方のトイレから

同じ席を目指して歩いてくるおばちゃん。。。。おっさんは上の棚にシレ~っと

した顔で香水の入ったカバンをなおした。


        わけあり・・・・あんなおっさんが・・・・・・(-""-;)


その後、二回目のお食事のときにおっさんにサービスする私が、やけに

ニヤニヤしてしまったのは言うまでもない:*:・( ̄∀ ̄)・:*:   

先日、友人の外国人の彼氏に初めて会った。

その彼氏は、顔が若干コワモテであるが良い人なので

壁を取り除いてあげるために素敵な日本語とその使い方

を教えた。

「どんだけ~」( ̄▽+ ̄*)

・・・・そうして、私が機内の外国人乗務員たちに教えてきた

数々の言葉のことを思い出した。

日本に飛ぶ外国人乗務員たちはわざわざ選べる数々のフライト先の中から

日本を選ぶ、日本のことが好きな人たちである。ゆえに、あの人たちは

日本語にも興味を持っている。

「で、ちょこ。今日はなんかおもろい言葉ないのん?」

      「前のん覚えてるん?」

「覚えとるよ!えーっと・・・“そーです、わたしが~変なおじさんで~す。”

“あい~ん”“でっかくなっちゃった~”」

      「もすごい覚えてるやん≧(´▽`)≦」

「だって毎フライト、日本人のお客さんに言ってるもん。もっすごい

ウケるから嬉しいねん!!」

      「そっか~。よかったね~。今日はどんなんがいいかな・・・」

「うけるやつがええわ。・・・ゲイって日本語でなんて言うん?」

  

      「え・・・・おかま。」

「それしょ。えーっと・・・“わたしはー、おかまがいじんです。”」

        自虐的やな・・・・ま、おもしろいからいっか(*゚ー゚)ゞ

フライトが始まった。彼は私の反対側の通路で飲み物のサービス

行っていた。やがて、日本人の男の子たちの大きな笑い声が響いた。

その声の方向を振り返ると、そこにはめっちゃ誇らしげな彼の笑顔

あった。何度となく違う席のお客さんを笑わせた彼は、ものすごい

満足気にギャレーに戻ってきた。

「いや~、今日もやったったわ~。さんきゅーな、ちょこ!」


・・・私は、この記事を書きながら、先ほど、前の会社の同期にメールを打った。

「トム(仮名)に、おっぱっぴーも教えてあげてね。」

彼女から返事が返ってきた。「奴は、もう使いこなしてる。」

そんな彼のことが大好きである。       


前の会社は、外資系ということでシビアである。6週間の

研修期間中に3回試験に落ちると、研修場所が海外の

僻地であろうと「強制送還」させられる。いわゆる「クビ」

である。

トレーニングも残るはあと2日になり、あの日はビジネスクラス

サービスの授業。

「今日はビジネスクラスのサービスを’通し”でやって頂きます。

機内食も本当にお客様にお出ししているものをご用意しました。

ワイン、シャンパンも飲み放題です。が、おわかりの様にテストも

兼ねてますので酔っぱらいすぎないように。」

            ・・・・・じゃあ、アルコール出さんでええのに(  ̄っ ̄)

ということで、モックアップ(飛行機の模型の中)でサービスが始まった。

同期が半分にわけられ、後半と前半を担当することになった。

10人の後半チームの生徒とともに、10人ほどの先生たちが乗客役。

乗客役の先生は、サービス中のスッチー役の生徒に、お客さんがしそうな質問を

してくる。

「すみませ~ん、これからフィリピンに乗継ぎなんですけど、どの

書類がいるんですか?」

「わたし、中国に行くんですけど、タバコを3カートン持ってるんです。

何か書かないといけない書類ってあります?」



そうして、その日一日の終わりに全員に結果が伝えられた。

・・・私の大好きだった一人の同期が泣いていた。


            「どしたん????」


「アカンかった。。。。(/_;)/~~かえらなアカン。。。。」


確かに彼女は2つ落としていたので、リーチがかかっていた。

が、あと2日なのに・・・と同期みんなで抗議したが、結果は

変わらず彼女は次の日に、遠い日本に帰ることになった。


その夜はみんなで涙を流し、次の日がやってきた。


朝起きて、異変に気づいた。


           ・・・・・・・お腹、めっっちゃ痛いねんけど・・・(T_T)


トイレに行って、正露丸を探していると電話が鳴った。


「ちょこ?あのさ、お腹どう?」


          「え!めっちゃ痛いねん。下痢Pやねんけどなんで?」


「やっぱり?あのな、実はクラスの半分が下痢やねん。昨日の

機内食やという噂!!」


           ・・・・まじかよ(x_x;)




下痢をしながらも長時間、飛行機に乗せられ帰らされた同期・・・・・

その同期は今、とある外国に住んでいる。新しい会社で、その国に

飛べたので久々に会うことができた。


           「あの食中毒はひどかったよね~。」


「うーん。あのさ~・・・・実は、あの時みんなに言えなかったことがあるねん。。。」


           「なに、なに?」


「うーん・・・やっぱやめとく。」


           「いいやん、もう時効やって!!」


「あのさ、あの原因、たぶん私やねん。」


           「ちゃうって~(・ω・)/」


「あのとき私、前半やってんけど、先生に倉庫から水のボトル取って

来いって言われてん。」


           「あぁ、なんとなく覚えてる。」


「それで、取りに行って帰ってくる階段でこけてん。そしたら、何本かの

ボトルが階段のめっちゃ下まで落ちて行ってん。取りに行くの面倒くさいし

遅いって怒られたらイヤやから、また倉庫行ってん。そしたら、新しいのが

なくって・・・・」


            ・・・・イヤな予感(w_-;


「空っぽのペットボトルがあったから、そこに水道水を入れて、持って行ってん。」


           「ふ・・・ふ~ん・・」


「先進国の水道水やし、ダイジョブと思ったんやけどね。ほんま、ごめんね。」


           「ん・・・まさに時効やわね・・・・」


「誰かに謝りたかったけど、私、先に帰ってたしね。へへへ。」


             自虐ネタ的にまとめやがって、このやろう・・(@ ̄Д ̄@;)



その彼女の飲んでるコップに水道水を入れたくなった





       








またまたあっという間に12月がやってきた・・・・・( ̄▽+ ̄*)


有言実行でありたい私は、昨日の夜から机の上に散乱する

裏紙に「こーしんすること!!」と書きなぐる、そんな夢を最後に

目が覚めた。


前回の宣誓記事にも温かいコメントを本当にありがとうございました。

こんな私のブログに足を運んでくださっている方々にはいつも

感謝してます。


さてさて・・・新しい会社に入り、以前の会社と比べて驚くことが

多々ある。。



ある日、今の会社の同期とのランチ中、彼女の携帯が鳴った。

ちなみに彼女(以下Bちゃん)は日本の国内線のみを飛ばしている

航空会社からやってきた。


「あ、お久しぶり~♪今どこから?へ~、そっち寒いでしょ?

え~、雪?ふーん。ああ、うん、今日ダイジョブよ。うん、

また夜ね。バイバイ。」


           「・・・・彼氏いるんや~♪前いないって言ってなかった?」


「うーん。彼氏じゃないよ・・・ま、そういう感じなだけ。向こうは

奥さんも子供もいるし。。。」


           「そうなんや・・・・どうやって知り合ったん?」


「ピーアイなの。前の会社の。」


              ピーアイて、なんや??(・ε・)


「あれ?ピーアイって言わなかったの?ちょこちゃんの前の会社。」


            「何それ?」


「パイロット。PILOTのPI。」


            「へええ~、それも知らんかったけど、パイロットと何か

            なったりするんや!!!」


「なるなる。前の会社の同期とか先輩とか、ほとんど彼氏PIだよ。しかも

不倫が半分・・・みたいな。」


私の前の会社は違った。アメリカと日本を飛行する便は飛行時間が

長いから、休みも多く取れるおいしいフライトのため、勤続30年近くの

おじいちゃんパイロットしか私はお目にかかったことが無かったのである。


            「どうやってそんなことになるん?」


「一緒にステイするじゃない?でさあ、飲みにとか行くわけよ。じゃあ、

そういうことになったりする。あ、写真見る?」


Bちゃんは、ステイ先のスッチーと若手パイロットがいっぱいで飲んでる写真

見せてくれた。


               ・・・・・なんや、このコンパ的な写真!\(゜□゜)/


「だからね、あんまりステイ先で自分のお財布って出したことないの。」


               ・・・・私、ステイ先の海外で、いっつも一人でご飯食べてたん

               ですけど・・(T_T)


私はこのように最近、Bちゃんから俗に言う「スッチー」っぽい話を聞かせて

いただいている。彼女の世界には今更行けない、とわかっているから

おもしろいのである(´∀`)










           




          








やばい・・・

だいぶ更新しなすぎて、さらに更新しにくくなり・・・・

そういう悪循環に陥っておりました( ̄▽+ ̄*)


転職したてで、めちゃめちゃ大変な日々なのです。


「ブログ、辞めたんですか?さみしいです(ノ_・。)」


そんなメッセージをたくさん頂き、本当にこのまま

辞めてしまおうかと考えた時期もありましたが、

踏みとどまってみました。


でも、今はPCの前に座るのもままならない毎日なのです。

が、ダラダラしがちな私は期限を決めることにしました。

仕事が一段落する12月からは更新しよう!・・・と思います(・ω・)/


そのころまた、私の飛行機の話を聞いてください(^_^)v


それでは、またヾ(@°▽°@)ノ

皆様、お久しぶりです♪

毎日、暑いですがお元気ですか?最近、存在を忘れかけられている

ちょこと申しますγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ


私事ですが、最近転職活動にいそしんでおりました。で、CAとして

会社を変わることになりました!!!o(・_・= ・_・)o


「そんなんどうでもいいから、更新しよーよ・・・・」


というアメブロさんの声が聞こえてきます。


     ほほほ・・・ヾ(@^▽^@)ノ ごめんなさい(ノ゚ο゚)ノ


転職活動が終われば、今度は航空会社の恐怖のトレーニング

始まりますがその前に更新しとかないといい加減、怒られる・・・・


ということで、ちょっと小話♪


最近、「暑いね~」という話しかしない会社で、おもしろいことを思い出し

ました。


とにかく、うちのアメリカ人乗務員は横にデカイおばちゃんが多いです。すると、

やっぱり暑いわけですよね。機内で働いてると。私たちが寒がってても

暑がってる人が多い。


あの日も、機内の温度設定は23度。私は長袖にカーディガンで機内を

巡回していました。


私の前に、前が見えないぐらいでっかいおばちゃんパーサーが現れました。


「あ、ちょこ!!私めっちゃ良いこと考えてん!」


       「なに?」


「見て見て!あ、ここ通路やから見せられへんから!!ギャレーに来て!」


ギャレーに着くと、おばちゃんは制服の胸の部分から、白いタオルを出してきた。


「これ!!見て!」


白いタオルの中から出してきたものは、手のひらサイズのでかいドライアイス。。。


          なんでやねん!(  ゚ ▽ ゚ ;)


「これ、こないしてタオルにくるんでね、こうやってブラのとこにはさんどくんよ~!

そしたら、めちゃ涼しいねんで!」


ドン引きしている私の周りにいたアメリカ人スッチー達は・・・・・・・・・

言うまでもなく彼女を賞賛


「すばらしいアイディアやわ!私もしよ!!」


その場にいたアメリカ人スッチーたちはみんな、カートの中から

氷を固めておくためのドライアイスを出してきて、タオルでくるんで・・・・

ブラの中に入れた


          ・・・・低温ヤケド、大丈夫かな・・・・Y(>_<、)Y


という心配をよそに、その日の機内のドライアイスは全部、アメリカ人おばちゃんスッチー達の

胸の中でなくなっていった。。。。


          おそるべし!アメリカ人おばちゃんスッチー・・・。゚(T^T)゚。


皆様こんにちは。

ブログを放置し続けて、最近非常に評判の悪いちょこです。

あかんよな~と思いながら、ふと気づけばはや6月!!


       また1ヶ月以上、更新せんかった・・・・(* ̄Oノ ̄*)


なんやかんやと、言い訳はしません。ただ、さぼってました(ノ_・。)

すみませんでした(´_`。)


さて、ずっと前にこんなことがありました。


あの日は何回か一緒に飛んだことのある女性のパーサー。アメリカベースで

5本の指に入るぐらい、感じの悪いパーサーで有名なので、よく覚えていた。


        ああ・・今日は何も問題が起こりませんように・・・(ノω・、)


飲み物のサービスが始まったころ、機長から電話がかかってきました。


       「はい、ちょこです。」


「ああ、ちょこ?ちょうど良かったわ。あのね、日本の出入国管理局から

連絡あって、エコノミーに座ってる日本人の人のパスポートの番号と

その人の生年月日が知りたいらしいから、見てきてくれへん?席番号は

40のCで、名前は、MR,マ~ツ~オ~ト~、・・・・いや、ちゃうな、マ~ツ~ト~

・・・いや、ちゃうわ。マ~ツ~マ~トゥ~。。。。。」


            ・・・・いつになったら読めるねん。。。。(`・ω・´)


「う~ん・・・とりあえず、なんかそんな名前。下の名前は、タロー(仮名)」


        「ふ~ん。わかった。行ってくるけど、なんでパスポートの

        番号とかがいるん?」


「知らん。」


            わぉ・・・・てきとー・・・(ノ゚ο゚)ノ


とりあえず、40のCの席に向かいました。見ると、その人はマスクをして

寝ていました。


        「お客様、失礼いたします。松本様でいらっしゃいますか?」


「ちがいます。」


        「失礼いたしました。恐れ入りますが、お座席、どなたかと

         変更されたということはございませんか?」


「ああ~。この辺みんな一緒のツアーなんでね。ツアーの中で席替えしちゃって♪

ふふふ♪」


          なんや・・・えらい声の低いねえさんやわ(゚_゚i)


        「そうですか、では同じツアーの方々の中に松本様は?」


「いるいる。この子、この子!ちょっと、サクラちゃん!」


と、その姉さんは自分の前の座席を指差した。・・・・・見てはいけない物を見た

気持ちになったのと同時に、一瞬にしてそのツアーの全体像が見えた。


          ・・・絶対、おかまバーの慰安旅行や・・・・(@Д@;


         「お・・恐れ入ります、松本様でいらっしゃいますか?」


「はい。」


40のCに座ってたお姉さん(・・お兄さん・・?っていうかオッサン?)とは正反対の

華奢な感じの人。腰まで伸ばした髪の毛はサラサラでよく手入れされていたし、

どうしたらそんなにキレイなお肌になれるのかと思うぐらい真っ白なお肌だった。


          ・・・・・この人に、”松本 太郎”(仮名)さんですか?ってよう聞かんわ・・・( ̄Д ̄;;


         「あの・・・日本の出入国管理局から、お客様のパスポート番号と生年月日を

         お伺いするように、今、空港から連絡がありまして・・・お伺いしてもよろしい

         でしょうか?」


「は・・はい。え・・・でも・・なんでなんですか?」


         「いろんな場合があるみたいですし、セキュリティーの関係で・・としかご説明できない

          んですが、多分、お客様と同姓同名の方がご搭乗されてたりすると、出入国管理局の

          コンピューターが警告を出すんです。本人確認のためだと思います。」


サクラちゃんがパスポートを取り出した。


            ドキドキ・・・・・神様、ごめんなさい。けど、この人のパスポートの写真が

            もすごい見たい!!!(@Д@;


サクラちゃんの生年月日、パスポート番号をメモしながら、私はサクラちゃんの写真

に目が釘付けだった。


            ・・・・・・・・・・整形しましたね・・・顔が全然ちゃう・・・(@Д@;


          「ありがとうございました。(いろんな意味で)(*゚ー゚*)」


と、サクラちゃんにパスポートを返し、好奇心を充分満たされた私は上機嫌に機長に

電話。


          「もしも~し、ちょこやけど♪パスポート番号、言いますよ。TF○○~」


「OK。ありがとう。」


          「ほんでねえ、松本太郎(仮名)さんは、女の子になっとったよ!」


「え?」


          「たぶん、日本のおかまバーの慰安旅行みたいで、その中の一人が

           ミスター松本やった。」



「わお!まじで?後で見に行かなあかんな!・・・・・ん???だからかな・・・?」


          「なにが?」


「見た目があまりにもパスポートと違ったらアメリカ入国が難しいやん?日本の

出入国管理局もそれで確認を依頼してきたのかも。」


          「あら・・・確かに、どっから見ても女の子やったわ。整形もしてるはず。」


「あ~そっか。。。。じゃあ、もしかしたら入国に時間がかかるかもって説明して

きてあげたら?」


かくして、私は再びサクラちゃんのお座席に。サクラちゃんは、「今度は何か」とおびえた様子

だった。かくかくしかじか、サクラちゃんに説明した。サクラちゃんの横で私の説明を聞いていた

おかまのおっちゃんが口を開いた。


「え~。だからあんた、出発前にパスポートの写真変えろって言うたやないの!顔、変えて

しもたんやから!!」


そのまた横に座っていた「ママ」らしき角刈りのおかまのおっちゃんも、口をとがらせて

文句を言い出した。


「どうしょ~。乗り継ぎ時間1時間しかないのに、荷物もとらなアカンのに!スチュワーデスさん、

どうにかならへんのお?サクラー困るわ~、英語もわからへんし~。」


角刈りのおっちゃんのクネクネっぷりに目を奪われていると、近くから

すすり泣く声が聞こえてきた。


          ・・・あ~あ、サクラちゃん、泣いても~た(T_T)


騒ぎを聞きつけたパーサーが、やってきた。


「どないしたん?」


かくかくしかじか・・・・


「ん~・・・・。大丈夫!降りるまでに必ず、何か良い方法を考えてあげるって

サクラちゃんに言ってあげて!」


          ・・・あれ?!いつもと態度が違う!いつもはお客さんに一切

          優しくないのに、なんで?(((゜д゜;)))


とりあえず、そう言ってサクラちゃんご一行をなだめて、パーサーのところに

行った。


           「どうするん?」


「どうにかしてあげないとね~。」


           「・・っていうか・・どしたん?」


「え?ああ、いつもと違う?だってね、私、彼女の気持ちがとても良く分かるねん。」


           「ん?」


彼女はそう言って鞄からパスポートを出してきた。


「これ、私の以前使ってたパスポート。写真見てええよ。」


             ・・・・・もしかして・・・・( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚


写真を見た私は、言葉に詰まった。そこにいたのは、顔も全然違う「男性」だった。


             ・・・・・・・・そうやったん。男やったん・・・・(  ゚ ▽ ゚ ;)


アメリカ到着一時間前、パーサーはこう言った。


「私がサクラちゃんの入国に付きそうわ。ここでトラブったら、彼女はもう旅行したくない

って旅行がキライいになってしまうかもしれへん。店も辞めさせられるかもしれへん。

私ここの空港の入国審査官に何人か知り合いいてるねん。私が、男やった時からの

知り合いやし、サクラちゃんのことも分かってくれるはずやし。そうやって彼女に言って

きたげて。」


飛行機が到着し、お客さん達も乗務員もみんな降りていった。私は、トイレに行ったりで、

入国審査場に行くのが一番遅くなった。400人のお客様方の長い列の後ろの方

サクラちゃんとパーサーの姿が見えた。


           「大丈夫?」


「うん、ここの列の審査官、知り合いやねん。さっき、説明してみたら、ここに並んだら

なんとかしたるって言ってくれたから。ね?サクラ?」


サクラちゃんとパーサーの間には、言葉の壁を超えた何かが生まれていた。


            ・・・・・・・私はいなくても、だいじょうぶそうやね(⌒¬⌒*)



人間っていいなあぁ♪おかまちゃん、万歳o(゜∇゜*o)(o*゜∇゜)o~♪








          






        

          


         



皆様、日頃ブログを放置していた私、「おかえりなさい」等の

涙が出そうに嬉しいコメント、ありがとうございましたヾ(@^(∞)^@)ノ


なかなか忙しく、お礼参りにお伺いできて無くて

すみません(ノω・、)


さて、この度・・・・


全国のローソンで、私のブログが本になって売り出される という

非常事態になりましたo(^▽^)o


それがあったから、忙しくて更新しなかった・・・な~んてことは全く

ありません(//・_・//)


そのことで、ちょっと小話。


あれは、去年の秋のこと。サイバーエージェント さんから

一件のメールが来ました。


         あ・・・・・・、あんま更新せーへんからまた怒られる(ノ_・。)


と思いながらメールを開けた私は、目を疑った。


「ちょこさんのブログが、コンビニ本としての書籍化の選考に入っています。」


コンビニ本って、カタカナで書かれてたのを見ながら、


         昔、H雑誌とかのことを”ビニール本”って言ってんかったっけ・・・

         なんか見ためが似てる・・・ヽ(*'0'*)ツ


というのが一番最初に思ったこと。


で、次の月には東京からわざわざ「打合せ」というものにアクタスソリューション という

コンビニ本を制作する会社の方が二人で来てくださった。


とってもスリムな東京っぽい女性と、いかにも編集とかに携わって

らっしゃるんだろう・・というような男性。某ホテルのラウンジでお茶を

ごちそうになりながら、いろんなお話をしてくださった。のに、私は・・・・

緊張してほとんど内容を覚えていない(  ゚ ▽ ゚ ;)


覚えてるのは・・・・・・・


          

          ・・・・この紅茶、にがっ!!!!!ヽ(*'0'*)ツ


だった。


そんな私に優しく、どうして本のページ数というのは16の倍数でできている

のかというのを教えてくれたり、組み立てや構成を考えてくださった

担当の方々にとっても感謝しています。


で、送って下さった、本が出来上がるまでのむずかし~い工程表を見たときは、


          これ・・・WORDでどうやって作るんやろう。テキストボックス

          を使って~・・・えーっと・・・・(*゚.゚)ゞ


と、ただ今PCを勉強中の私は、自分のPCで同じ物をつくってみました(*⌒∇⌒*)

たぶん、そんなことをして欲しくて送って下さったのではないでしょう。。。。


そして、そして、


「一週間ぐらい前からはちゃんと、宣伝のためにブログ更新してくださいね。」

「ブログで宣伝していただくために、○○(リンク先)を作りました、お願いします。」

「ブログでの宣伝のために、こちら(リンク先)をお使い下さい。」

「もうそろそろ、更新&宣伝してください\(*`∧´)/」


という度重なるメールを、アクタスソリューションさんから、そしてサイバーエージェント

さんからも頂いてましたが、こんなに直前になるまでさぼってました。。


私がそんなんでも、本の出版は進めていってくださるもので・・・・・・・

無事、4月23日から全国のローソンさんで発売されるようです♪♪


           すごい!!!!(*^ー^)ノ


けど、結局、何が言いたいかというと・・・・・・・・・・


この、更新が非常に少ないブログでも、毎日足を運んで下さってる

方々、久々に更新したら「おかえり!」と暖かく迎えて下さった

読者の皆様。そんな皆様のおかげで、一生の記念になる物が

できました。


本当にいつもありがとうございます(T▽T;)



・・・・・なんか今日の文章は気に入らないけど、とにかく早く宣伝記事を

出さないと、アクタスさんとサイバーさんに刺されそうなので・・・・(・∀・)


それでは、えーっと・・・・・・・・早めに更新するように頑張ります♪←なんか

毎回言ってる?!(・∀・)











お久しぶりです・・・・ヾ(@°▽°@)ノ

またまただいぶ放置しておりました。皆様からの

暖かいコメントは拝見させていただいておりました(´0ノ`*)

度々、感動させていただきありがとうございました♪

人ってあったかくていいな~と感じております♪


さて・・・・早速放置させていただいてました続きです。


私の大好きなAちゃんの話でしたね♪ヾ(@^▽^@)ノ



~EPISODE ③~


あの日は、Aちゃんと私が機内の免税品販売の担当でした。

一つのカートを二人で担当。一人がお金の管理、もう一人が

商品を管理します。


「め~んぜいひ~んっ。め~んぜいひ~んは、いかがっすか~。

め~んぜいひ~んでございま~す。」


      Aちゃん・・・まるで石焼き芋、売ってるみたいやね・・・(=◇=;)


通常、免税品の販売はお飲み物、お食事のサービスが終わってから

すぐに行われます。そうじゃないと、お客様が寝てしまうから。免税品の

たくさん詰まった、ものすごい重いカートを押したり引いたりしつつ、

通路を進んでいくのです。


つまり、免税品担当になると、離陸後約5時間はご飯が食べられない!


      おなか空いたな・・・・・(ノω・、)


と思いながら免税品を売っている乗務員が大半でしょう。。。。


「おなか減った~(ノ_・。)」


       「Aちゃん、乗る前に何も食べてきてへんの?」


「うぅん、焼き芋食べた。。。。め~んぜいひん、いかがっすか~。

め~んぜいひ~ん。」


     あ・・・・・だから石焼き芋屋さん口調に・・・・・(//・_・//)

     分かりやすい人やね(・∀・)


そうして通路を進んでいると、あるお客さんから声がかかった。


「M○Cの、口紅セットください。クレジットカードで払います。」


        「はい、すぐにお出しいたします。」


お金担当のAちゃんは、クレジットカード払いの用意をしていた。

カードをお預かりし、免税品の販売用の機械にスキャン。順調に

進んでいた。


Aちゃんの操作する機械からは、お客様のサインをもらう紙に続き、

レシートが出てきた。それからAちゃん、


「こちらレシートでございます。」


レシートとクレジットカードをお客様に返した。


        「ん?Aちゃん・・・・・サイン、サイン!」


「え?・・・あ、あぁ!」


お客様もサインをしようと構えていた時に、


・・・・サラサラサラッ・・・


なんとその紙にAちゃんが、Aちゃんのサインを・・・・・・・・

してしまった。。。( ̄▽+ ̄*)


       なんでやねん・・・・∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


        「Aちゃんのサインちゃうやん。。。」


「あ!!!!ガビーンッ」


       ・・・・・・・ふるっ・・・・・(/ω\)



~EPOSODE ④~


いつもギリギリの人数の乗務員しか乗せないうちの会社。だが、

あの日はなぜか乗務員があまっていたので、いつもは一人でする

お飲み物のサービスを二人ですることになった。


私は大好きなAちゃんとペア♪


Aちゃんはやっぱり大ボケだった。


「お飲み物は何になさいますか?」


「リンゴジュース。」


「かしこまりました。」


そういう会話を自分の担当のゾーン、100人ぐらいとしていると

だんだんと頭がボーっとしてくる気持ちはよくわかる。


「お飲み物は何になさいますか?」


「オレンジジュース。」


「はい。」


そう言ってAちゃんは、オレンジジュースのパックを手に取った。

コップにオレンジジュースをついで・・・・・・・・・


「お待たせいたしました。」


と、アメリカサイズのでっかいオレンジジュースのパックを

満面の笑みで、お客様に差し出していた。


「・・・・・・・・・・や、あの~・・・」


「あ!!もうしわけございません!重たいですよね!」


         いーえ、・・・重さの問題ではありません・・Y(>_<、)Y



・・そんなAちゃんが私は大好きです:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

やばい、やばい・・・・ヽ(*'0'*)ツ

’「プラチナブログ」の人は最低一ヶ月に一回はブログを

更新すること”というのが決まりなのに、もう3日も過ぎて

しまいました。アメブロさん、そして、読んで下さっている

皆さますみませんでした(ノ_-。)


今日は、私の愛する同期のお話をしたいと思います♪

彼女は、まさしくみんなから愛される存在。誰に対しても

ものすご~く優しくて、いつもニコニコしている。彼女を

キライな人はこの世の中に、今までもこれからも存在

しないだろう・・・一緒に乗り合わせるお客様以外は!(≧▽≦)


彼女は、お客様に対して、ものすごい「天然」なのです。

伝説とも言うべき逸話をいくつか紹介します♪


~EPISODE ①~


あの日、私はギャレーの担当だった。彼女(以下Aちゃん)は

通路でお飲み物のサービス中。


「ちょこちゃ~ん、今日のお客さんめっちゃお酒飲むわ!」


               「まあね~、夜出発の便はそうだよね。」


「なんかさ、23C・D・Eに若い男の子達が座ってるねんけど

ずっと私に’威嚇されたんです、威嚇、威嚇”って言ってくる

んだけど誰も威嚇してへんねんけど~・・・(ノ_・。)」


               「威嚇?!Aちゃんがするわけないやんね。。。で?

               怒ってはんの?」


「・・・怒ってはないみたいやねんけど、とにかく何回も威嚇って

うるさいねん。」


                「そうなんや・・・ちょっと見にいってくるわ!Aちゃん、

                 ここにいてくれる?」


「うん、ありがと~。ちょこちゃ~ん(・ω・)/」


かくして私はAちゃんをギャレーに残し、23C・D・Eの席に向かった。

なかなか今時の男の子達がいた。


                「お客様、先ほどの乗務員が何か粗相をいたしました

                 でしょうか?」


 「へ?」


                「いえ、あの・・・・先ほどお飲み物をお配りいたしました際に、

                威嚇された・・・と?」


 「あ、そうそう、いかくんね。いかくん。」


                 「え?」


 「いや、お姉さんも’イカくん”食べるかな~と思って、

 勧めてみたんっすよ。これこれ、お姉さんもどうっすか?」


と出してきたのは、まさしく「イカの燻製」=通称「イカくん」・・・・( ´(ェ)`)



       Aちゃん、イカくんと威嚇を聞き間違えたんや (/TДT)/



~EPISODE ②~


Aちゃんがアナウンス担当の日が私はひそかに楽しみである。Aちゃんの

アナウンスは最高にテキトーなのである(≧▽≦)


、「皆さま、今しばらく致しますと当機は出発体制へと入ってまいります。

  尚、離陸に備えまして、皆さまの着陸が必要でございます。」


       ・・・・・・Aちゃん・・・・「皆さまの着席」が必要なんよ・・・(ノ_-。)




、「皆さま、只今富士山が当機左側からご覧いただけます。」


          「Aちゃん、右側やで!」


  「失礼いたしました、只今富士山移動いたしまして右側から

  ご覧いただけます。」


       ・・・・・ふ・・・富士山、移動したん・・・・・(ノω・、)



、「・・・本日、日本人乗務員と致しまして○○(私の苗字)、

  ○○(Aちゃんの苗字)、ならびに・・・・・・・・・」


        あ・・もう一人の子の苗字忘れたな・・・・?!(ノ゚ο゚)ノ


  「・・・・ならびに、マキコが乗務しております。御用の際はお気軽に・・・・・・」


        なんで3人目だけ名前やねん!!!(・・。)ゞ




・・・・意外といっぱいEPISODEが思いつくのでつづく・・・・・(*゜▽゜ノノ゛☆