☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚* 「最近の若い者は・・・」の続きです。
かくして、飛行機は飛び立ちました。。。。。
お飲み物のサービスが終わるとすぐに御飯のサービスなので
ビジネスクラスの御飯のオーダーを取り始めることにしました。
「では、Aさん、お二階席のオーダーお願いしますね。
オーダーの取り方はトレーニングで習いましたか?」
「大丈夫です~。」
大丈夫な気がせーへん・・・(-_-メ
そう思った私は、Aさんの様子を最初だけ見せていただくことにした。
お、ちゃんと出来てるやん。
私は一階に降りて一階のミールオーダーを取り始めた。開始3分後に
和食が一階席にはなくなった。「二階席に聞いてまいります。」とお客様
に告げ、二階席に行った私は、すごいものを見てしまった。
お客様の前のお座席に体をもたれかけ、左手はそこに肘をつき、
右手で持ったペンでお客様を指差しながら、ものすごいカジュアルな
英語でお食事のオーダーを取っている Aさんの姿・・・
「はん??ああ、チキンって言ったんや!声ちっちゃくて聞こえん
かったし。おー、シット。違う欄にチキンって書いてもたわ!!」
・・・・・・・でた・・・お客さんの前でも’シット”かいな!!・・・(-""-;)
「Aさん、ちょっといらしてください!!( ̄へ  ̄ 凸」
ギャレーに連れて行った。
「先輩いたの、気付かなかった~。」
「お客様の前で汚いスラングの英語を使うのは止めてください!
それから、あのオーダーの取り方はどうしたんですか?」
「ふぁ~い・・・」
「あとでゆっくり話します。それから、和食あまってますか?」
「それは、数えてみないと・・」
・・・だから数えろ~!!!\(*`∧´)/
「え~っと、いっぱいあるかな。うん。あるある。」
「は?いっぱいって適当すぎませんか?」
「あ、じゃあ、数えろってことですね。ワン・トゥー・スリー・・・・・あれ、ワン、トゥー・・・
あれ??ワン・トゥー・・・・」
無理して英語で数えなくてもいいです・・・((o(-゛-;)
結局、二階席から和食を5個、一階席にもらうことにして私は一旦退散。
オーダーが終わって、お食事のサービスが始まった。次の仕事を教え
よう・・と思い彼女を探した。
あれ??どこ行った??
一階の客室にはどこにも彼女の姿は見当たらない。もしや??と思って
二階席に向かった。ここでまた、すごい情景を見てしまった。
二階席のジャンプシートで座って緑茶片手に、ゆっくりと和食を食べている
Aさんの姿・・・・
え??まじで??仕事しよや!!!!( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
「ちょっと!!!何してんの?」
「あ~、せんぱ~い!なんかお客さんが一人、食べないって言い出したから
あのアメリカ人おばちゃんスッチーが私に食べって・・・」
「後で食べたら?今、やることいっぱいあるけど?」
「ふぁ~い・・・でも・・・・」
「なに?」
「でも、これ、冷めたらどうしたらいいんっすか?」
・・すごいよ、この人・・・・ヽ(*'0'*)ツ
和食のトレイを彼女から無言で取り上げた。それから、いろんな仕事を教えた。
が、Aさんは一切メモを取らない。
「・・・・メモしなくていいん?」
「大丈夫ですけど?」
「じゃあ、さっき言ったけど、この書類にはいつの日にちを書くんでした?」
「・・・・・・今日?」
「明日です!!!メモしたほうがいいんちゃうの?」
「え~。でも、こういうのって飛んでいく内にだんだん覚えていくもんだって
さっきアメリカ人CAが言ってたし・・・」
「アメリカにはアメリカのやり方がありますが、日本サイドには日本の
やり方があるのでちゃんと覚えておかないと、もっと怖い先輩と一緒に
飛ぶときに、出来なかったら怒られるよ。」
「あ、そっか~。・・・・ていうか、お腹すいたな・・・」
「あの・・一ついいかな。Aさん。敬語が出来てないですよねえ?。。私に
敬語が話せなかったらお客さん相手にも敬語が話せないと思うので、練習
してください。これからは私をお客さんやと思って敬語で話してください。」
「でも、お客さんには話せてますよ~・・」
・・・・・・・・・・・・・・絶句(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
御飯を食べ終わってから、ギャレーでゆっくりコーヒーを楽しんでいるAさんのところに
行った。ここからは、私の説教タイムである。
言うたんねん!!いっぱい言うたんねん!!(T_T)
しかし、私は根っからのヨワヨワ、へたれ人間。指導力なんてもんは無いし、他人に
物を教えるなんて、ましてや人に説教なんて今までした事がない。
なんて言うたらいいんやろ・・・??何から言うんやろ・・・??
’いちいち言い訳が多いで”でしょ、それから・・・
Aさんのところに行きかけた私は、引き返して別のギャレーの中に入った。
そこで、頭の中を整理するためにも、Aさんに言うべき事柄をB5の紙に
書き出すことにした。
一回目のフライトやのに、こんないっぱい言うたら、あの子、
仕事嫌いになってしまうかなあ・・・・(´・ω・`)
箇条書きにして11個の注意事項が並んだ。
あ・・そうや。これこのまま、渡そう。あの人、メモ取らへんから丁度
ええわ( ̄▽+ ̄*)
Aさんのいるギャレーに行き声をかけた。
「ちょっと話いいかな?」
「長いですか?」
「うん、まあ。」
「じゃあ、ジャンプシート(乗務員用席)座りません?ずっと立ってたんで~!」
・・・・・・・・ (-_\)(/_-)三( ゚Д゚)ガクガクブルブル・・・
ジャンプシートに座り、紙を渡した。
「これ、注意事項です。目を通してください。」
Aさんは、一つ一つ指差しながら「ふんふん。」言いながら読んでいった。
途中、ちっちゃい声で「わ・・まだある・・」と言ったのも聞き逃さなかった。
その後、Aさんが言った言葉で私は彼女にこれ以上、仕事を教えるのも
関わるのも止めた。
「すっごい!せんぱい、これいつ書いたんですか~???」
その後、アメリカに到着してすぐ、日本の会社にFAXを送った。
あれから○ヶ月経った今も、彼女は相変わらずまだ、一緒に飛ぶ先輩を
怒らせている・・・・・