今回は暑い夏にピッタリの事件です。
ある南の島(以下A島)からの帰り便、ご飯のサービスが終わったころに
お客様がギャレーに来ました。かわいい女の子(推定年齢27歳)。
「あの~、変なこと聞きますけど、、、スチュワーデスさんの中で
別の南の島(以下B島)に最近行ってきたとか、そこからの帰りの
人いません?」
「んー、いないと思いますよ~。。。。」
「あ~。お姉さんではないみたいです。何も見えませんから。」
ん???なに??∑(゚Д゚)
「B島」は確かにオバケが出るらしい。うちの会社のスッチー達はホテルで、
何度も何度も見ている。見るのは大体が昔の戦争のときの日本兵。兵隊の
格好をして血まみれらしい。霊感の強い同期は「頼むから一緒に日本に連れて
帰って欲しい」と頼まれたこともある。
「いや、あのね、私霊感強いんですけど、この飛行機、乗った瞬間から
感じたんですよ。それで、乗るのやめようかと思ったんですけど、仕事
これ以上休めないし~と思って、乗ってるんですけど。。。恐いんです。
機内にいっぱい見えるんです!!!」
こわっ!!しかし、ちょっと興味深いな・・・
「あの、この飛行機は「A島」往復にばっかり使ってるので、A島の
霊ではないんですか?」
「うーん・・・さっき、霊の人と話したら「B島」から来たってゆってたから。」
「え・・・・・話もできるんですか?」
「話っていうか、なんか感じるだけですけど。。・・・あ、、、、来た。」
「え、どこ?どこ??」
「おねえさんの斜め前のここ。背中向けてますけど。」
うぇ~ん(T-T)恐い~・・・( ゚ ▽ ゚ ;)
そんな話をしてたら、外国人のパーサーが様子を見に来た。
「どない?」
かくかくしかじか、彼女の霊の話をした。
「・・・それでね、彼女はB島からの霊やって言うわけよ~。ほんでさ~、」
それまでは「またまた~、こいつキモい客やな~」みたいな顔をして聞いてた
パーサーの顔が、急にこわばった。
「待て、話はストップや。・・・・・・・・・今日の機長2人、どこから飛んで来たか知ってるか?
B島やで・・・・。」
「え、でも機長はいっつもA島の往復だけやん。」
「ああ、いつもはそうや。でも、今日は急にスケジュールの変更を言い渡されて、
B島から国内線に乗ってA島に飛んで来た機長が操縦してるねんで。」
え・・・・・・・そーなん・・・・( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚
パーサーは「おもしろいことがあるから、後ろのギャレーに来い」と機長に電話した。
うれしそうに機長が来た。
「あ、この人にいっぱいついてる・・・こわい。。。」と女の子。
説明を受けた機長は確かに昨日の夜中、不思議な体験をしたと言ってた。
彼はいつも、部屋の乾燥を少しでも防ぐためにベッドサイドに、コップ一杯の
お水を置いておくらしい。で、夜中にその水を飲もうと思ってコップに
手を伸ばしたら空っぽで、満杯にして寝たはずやのに~って思ったら金縛りに
あったらしい。それで、「なんでもしてやるから、離してくれ~!!」って
頭の中で念じたらフッと金縛りが解け、起きて電気をつけるとベッドサイドの
コップにはちゃんと水が入ってたという・・・
彼女と四人でいろんな話をし、結局のところ何もできることはないよね・・・と
いう結論になり、彼女も一旦席に戻ろうとした。が、すぐに彼女が戻ってきた。
「あの~、日本到着前に(霊が)興奮するから何かあるかもしれません。」
「え、なにかってなに?」 ←恐いからタメ口になった。
「例えば映画の画像が乱れたり、音楽が聞こえなくなったり・・・かなあ?」
ふ~ん。。いや、まだ信じてへんよ、私は!!!
それから私はギャレーでゆっくりご飯を食べ始めた。お客さんがギャレーに飲み物を
取りに来た。そのお客さんが、めっちゃ怖いことを口にした。
「あのねえ、さっきから音楽にザーザー雑音が入りだして
んけど、なおらへんわねえ?もうすぐ着くからいいですけどね。」
え・・・・・・・・・・・・・えええええええええΣ(~∀~||;)
確かにあと30分で日本。なんか恐くなって、例の彼女のところに行った。
「ああ、大丈夫ですよ、これ以上は何もないから。」
妙に彼女の存在に安心した。今までフライト中に、急に電気が消えたり、急に
ギャレーの水が出なくなったりしたことが走馬灯のように思い出されてきた。
あのときも、霊やったんかな。。。飛行機にはいないと思ってたのに・・
もちろん無事日本に着いた。彼女に到着寸前に
「今度乗るとき恐いから、この飛行機から(霊を)みんな連れて行って
くれませんか?」
と言ってみた。彼女は
「もうとっくに見えませんよ。みんなそれぞれ、帰ったんじゃないですかね。」
と答えた。
どうやら私たちは霊も運んでいるらしい。。。(*⌒∇⌒*)