今回はこんなことがありました。
ある南の島に行く飛行機。私は先輩と一緒に飛行機の中で
アメリカ人スッチー達を待っていた。一番遅れて飛行機に
乗り込んできた南の島ベースの男性CA・・・・・・・・ビックリ
するぐらい柄が悪かった。外見はどうみても日本人で推定年齢
30歳。濃い色の、金縁のブランド物のサングラスに両耳ピアス、
髪には懐かしの金色メッシュ、ガムをクチャクチャ音を立てて
噛みながら飛行機へと乗り込んできた。
この世界にあるまじき出で立ちや・・・(☆。☆)
「あ・・・・あの人・・・・」
「なんなんですか?あの人。」
「気をつけたほうがいいよ。あの人、パーサーやねんけど すっごい感じ悪いから。」
先輩から聞いたところによると、どうやら彼は生粋の日本人であるが
南の島に住んでるらしい。 早速、日本語で挨拶してみたが、英語で
「Hi」だけ返ってきた。
ほんまに感じ悪いやん・・・・( ̄∇ ̄+)
順調に飛行が始まった。私はパーサーからはなるべく離れて仕事を していた。
サービスが終わって落ち着いたころ、そのパーサーが声を かけてきた。
もちろん英語である。。
「彼女がさ~、誕生日にアクセサリーが欲しいって言うねんけど
いま、日本って何がはやってるん?」
「えっっ!!彼女いるん?!」
あ・・しまった・・余計に反応してしもた・・・(・_・ 三・_・)
「いたら、アカンのか?そんなにビックリされることちゃうわ!!!
24歳の全○空のCAやで。若いやろ~。アクセサリー何がいいかな?」
「じゃあ、遠距離恋愛なんや。大変やね。ほんで、スッチーさん
とかやったら、ブランドもんが好きなんちゃう?嫌いな人は
おらへんと思うよ。」
「ほ~。OK。」
と、彼は去って行った。それを見ていた先輩が心配して話しかけてきて
くれた。
「どう?パーサー感じ悪いでしょ?大丈夫?」
「なんか、彼女の誕生日に何をあげよ~って質問されました。」
「え?」
「全○空のスッチーさんなんですって。24歳の。」
「ほんま?まじで?うそやん!」
「え・・・・先輩、もしかして・・付き合ってるとか?」
「ちゃうよ、ちゃうよ。あの人、・・・・ゲイやもん!!!」
でた・・・・・Σ(~∀~||;) 途中変更組か、両刀組か・・・・・(?_?)
先輩は、他の南の島ベースに確かめに行くと言い、私は仕事に戻った。
仕事がまた一段落したころ、一人のアメリカ人おばちゃんスッチーが
ニコニコしながら私のところにやってきた。
「聞いたけど、あの人、ほんまに彼女いるって?」
「うん、いるって。」
「ウソやで。だって、彼はゲイやもん。」
「ウソっぽくなかったよ~。もしかしたら両刀なんちゃう?」
そんな議論を繰り広げていたら、他の南の島ベースのスッチー達も
やってきて、エコノミーのギャレーで話し合いが始まった。前に男性
と南の島を歩いてるのを見たというおばちゃん、最近になって日本
ばっかり飛びたがるからやっぱり彼女がいるんちゃうかというおばちゃん。
いろんな話が飛び交っていた。
う~ん・・・なんか、どうでもよくなってきた・・・m(u_u)m
と、私が思い始めたころ・・・
バサッ
ギャレーのカーテンが開き、パーサーが仁王立ちしていた。
あ・・やばい・・・・聞こえた?!(@Д@;
「そうや、オレはバイセクシャルや!!そんなことをお前らに、とやかく言われたくは
ない!」
カーテンが裂けるぐらいにカーテンを勢いよく閉め、パーサーは怒って
去っていった。
ギャレーの中に緊張と沈黙が走った。。。。
私と先輩は、目の前で大声でバイセクシャルであることを宣言されたことが
初めての経験だったこともあり、ある種のショック状態であった。が、アメリカ人
おばちゃんスッチーは2秒も経たないうちから一斉に話し出した。
「ほら、見てみ~。あんな怒り方するってことは・・ゲイやわ~。」
「ほんまや、あんなキレて!ゲイ、ゲイ。絶対ゲイ!」
「彼女にもあんな風にヒステリックに怒るんかね~。まったく・・」
アメリカ人のおばちゃんスッチー達の話題は、そこから何事もなかったかの
ように更年期障害の話題へと移って行った・・・・
恐るべし、アメリカ人おばちゃんスッチー( ̄□ ̄;)