前回、皆様からいただいた温かいコメントにより、
やる気を復活させました←単純( ̄▽+ ̄*)
一つ一つのコメント、覚えれるぐらい何回も読みました。
更新することで、皆様に御礼ができればと思ってます♪
ってことで・・・・
うちの会社のアメリカ人機長の話。彼らはすごい。賞賛
に値する。私はうちの会社の中で唯一、機長さん達を心から
尊敬している。何がすごいって・・・
①操縦うますぎ!!
うちの会社の飛行機は何故か、飛行中あまり揺れない。私も今まで、
「揺れて怖い」という思いをしたことが無いのです。理由を機長さん達に
調査してみた。
「それはね、僕達が全員、アメリカ空軍出身やからやん。」
「US AIRFORCE!めっちゃかっこいいやん♪」
「そこで、毎日戦闘機に乗ってたから、飛行機の操縦はお手の物やで。」
「なるほどね。でも、天候による揺れもうちの会社って
ほとんど無いのはなんで?」
「それはね・・・理由があるけど内緒やで!」
「うん!もちろん!」
「コクピット内の気象画面に雲とか雷とかの情報が移るやん?それが
見えたら、管制塔と無線でやりとりして空路を決めるねん。けどね、
空路は一緒でも高度を変えたら雲とか雷に当たらへんわけ。そこで、
その雲にあたらない、風も穏やかな高度っていうのが、各航空会社で
取り合いになるわけさ。」
「へ~、ほんで?勝ち取るん?」
「そやで。管制塔とのやり取りは英語やろ?たとえ日本の管制官と喋る
日本人パイロットでも英語でやり取りせなアカンねん。英語が母国語の
僕達は少々ケンカ腰にでも管制官に言って、良い高度を勝ち取るねん。
だから、外国(アメリカ以外)の空域なんか特に、良い高度を取りやすい
ねん♪」
だから、日本に台風が来てようが嵐が来てようが、日本に近づくごと
に揺れないんや・・・(-^□^-)すばらしい♪
②めっちゃ人格者!!
機嫌の良し悪しがモロに出るアメリカ人であるが、うちの機長は絶対に
常に同じテンションである。よくこういうことが起こる。
日本へのフライトは「驚くこと 」という記事で書いた通り、おばちゃんフライト
である。だから、よく「このフライトを最後に退職します」というCAが乗務
してくる。そのフライトも終盤になり、もうすぐ着陸やね・・というときに、
機長アナウンスが鳴り響く。
「皆様、本日はご搭乗誠にありがとうございます。おくつろぎ中の
ところ申し訳ないのですが、リンダ(仮名)という乗務員が本日を
もちまして勤続35年のフライト生活にピリオドを打ちます。皆さん、
これより客室内の通路前方よりにリンダが皆様にご挨拶に参ります。
どうぞ、温かい拍手で送ってやってください♪」
機内全体が温かい拍手で包まれるのである。そして、目的地に到着
し、お客さんが降りて行き、さあ、乗務員も降りようか・・・というときに
再び機長アナウンスが・・・
「リンダ(仮名)、あなたの最後のフライトにご一緒できて光栄でした。これは
僕達パイロットからの感謝の気持ちです。」
なんや?!
ドスドス・・・と言いながら、すごい数の空港職員達が機内に入って
きた。地上職の人、機内清掃の人、整備士さん達、入国管理局員
などなど・・・みんなリンダ(仮名)の知り合いだった。(ちなみにみんな
入ってくる前に、金属探知機によるセキュリティーチェックは受けて
いる。)
「到着前に、空港にテレックスを送ったんだ。リンダ・フォス(仮名)を
知ってる人間はみんなこの飛行機に集まれ!!って。大成功ちゃう?」
こんなことしてもらえて、いいな~。日本はこういうの
ないよな・・・
こういうことが月に一回はある。ちなみに毎回違う機長である♪
③かわいいとこもある。
うちの機長はそれでいて、子供みたいなとこがある人が多い。
機長たちの間で、ちょっと前に流行っていたのは・・・離陸前の
コーナリング加速である。
その日も飛行機が滑走路へと向かっていた。外国のある空港は
滑走路へと向かう道から「U」の字に曲がると滑走路である。
そのコーナリングを曲がる直前から加速する。そして、遠心力を
感じながら、あまり助走をせず、そのまま離陸するやり方である。
そういう場合、離陸してからすぐに機長から電話がかかってくる。
「どやった?今日の離陸!いけとった?」
「んー、いけとったんちゃう?」
「え~やっぱり~。あれだけの助走で離陸って相当の
熟練ワザやねんで!かっこよくない?」
最近みんながするから、も~ええわ・・・(-""-;)
こんな感じで、うちの会社の機長は、腕は絶対にいい。安全性という
面で、私は仕事を辞めても、旅行のときはうちの会社の飛行機に
乗るだろう・・・・・♪