お久しぶりです★
体調を崩して、ブログから離れてました。なんとか
復活し、戻ってきました♪
ちょっと前にこんなことがありました。
うちの会社の日本人スッチー達は、やっぱり日系のスッチーさんに
比べて「気が強い」と思います。アメリカ人と一緒に仕事をするなら、
「自己主張」が出来ないとやっていけないので、次第にそうなっていった
私みたいな人と、もともと入社前から強い人がいます。
それは、新人さんとの研修フライトで起こりました。
彼女は、新人とは名ばかりで、外資系ばかり3社を渡り歩いてきた、
経験豊富な人(推定年齢28才)。
「先輩、今日は、色々教えてください♪よろしくお願いいたします!」
・・・・・私のほうが、教えてもらわなあかんのに・・・・
彼女の働き方はすばらしく、外国人スッチー達の扱い方や接し方も
他のエアラインで十分学んできたからかスムーズでした。
フライトの中盤、通路を歩いていた私は呼びかけられた。
「おい。ちょっと!!」
「はい?」
「さっきの、逃げたやつ呼べ!」
「は?」
「あなたじゃない人、呼んで!日本人!」
「何か、ございましたか?」
「あいつ、オレにコーヒーこぼしといて気づいたくせに逃げよった!」
「そんなことがございましたか?申し訳ございませんでした。
恐れ入りますが、Tは只今、休憩に行っております。私で
よければお話お伺いしますが・・・?」
「あ、そうなん!休憩か!コーヒーかけたくせして、タオルだけ
ぽいっと渡して、口だけですいません言うてどっか行きよったから。」
私は、一通りの話を聞き、謝って、パーサーにちょっとした贈り物を
もらってきて差し上げた。早速、休憩から戻ってきたTさんに事情を聞きに行った。
「ああ・・・あの前から3列目の人ですか?え~!!!私、ちゃんと
こぼしたコーヒーふくタオルもお渡ししましたし、そこまでこぼれな
かったし・・・!」
彼女に聞いた事情はこうだった。そこのゾーン担当の外国人スッチー
に、コーヒーのおかわりを前の方から聞いていってと言われたらしい。
で、例の、前から3列目のお客さんにコーヒーを頼まれた。そこで彼女
はこう言ったらしい。
「こちらのトレーの上に、コップを乗せていただけますか?」
私たち乗務員は、常に「急な揺れ」に備えた行動をしないといけない。
よって、お客様のお食事トレーにあるコップに直接、温かい飲み物を
注ぐことは禁じられている。そこで急に機体が揺れて、熱い飲み物が
お客様にかかるといけないからである。だから、スッチーが
自分で持ってる小さなお盆の上にコップを置いてもらってそこに注ぎ、
それをお客様に取ってもらうのである。が・・・前から3列目のお客さんは・・・
「トレー?ええよ。ここで。」
と彼は、コップを自分のテーブルに置いた。そこで無理強いをするのも
何なので彼女はそこに注意してコーヒーを注いだ。最初は、コップを
おさえていた彼は、途中でコップを支えるのを止めたという。すると、
そのテーブルが傾いていたせいで、スルスルとコップが彼のほうに
滑っていき、あっという間に彼にコーヒーがかかってしまった・・・・・
彼女は、あわててオシボリと乾いたタオルをお持ちし、拭こうとしたが
局部だったので拭かず、丁重に謝った。そして、クリーニングが必要
であれば、ここにクリーニングの領収書を後日、送ってください・・という
案内をしてその場を去ったという。。。。。。
い~んじゃないの?
「そっか~。。。まあ、もう怒ってないし、大丈夫やから。
到着前に一言謝ったらいいんちゃうかな?じゃあ、休憩
行ってくるね♪」
「・・・・・・・・あの・・・・・・・・・でも・・・・・・」
ん?
「私、悪いですか?」
え・・
「や・・・・ちゃんと対処もしたなら悪くないと思うけど・・・お客さんも
もう一人の日本人になんか文句言いたかったんちゃうかな?」
「いえ、そういうことではないんです。」
あ・・・はい。すいません(:-:)
「テーブルが傾いてるかどうかって、私たちには分からないじゃないですか?
でも、そこでご飯食べたお客さんは、傾いてること知ってるでしょ?そしたら、
自分で気をつけて、お盆にコップ乗せるとか注いでるコップを押さえとくとか
しないと、自分のほうに滑ってくるのなんか、分かると思いません?」
「ん~。。。そうやんね・・・・でも、テーブルが傾いてる
っていうのはうちの会社のミスやんね・・・?」
「いや、もちろんそうですけど!でも、自分の責任もあるのにそんなんで
先輩にまで文句言うなんて!」
えらい怒ってるな~(@-@)
「ん~、長いフライトやしなんか言いたかったんちゃう?
もう大丈夫やからさ、あんま気にせんときね。」
そう言って、私は休憩に行こうとした。。。。トイレから出てきた私が
見たものは、戦闘モードで彼の席に向かう彼女の姿!!!!
あかん!止めな!(:-:)
後ろを追って彼女のところに向かった。
「ちょっと、お話よろしいですか?先ほどは、コーヒーの件大変申し訳
ございませんでした。そして、こちらのテーブルが傾いてることも、当社の
整備不良で申し訳ございません。でもね・・・」
そこから、彼女の反撃は止まることが無かった。もちろんお客さんも
負けてはいない。ケンカのような2人の話し合いが始まった。
はい、入る余地なし・・・・
弱い私は、陰で終わるのを待つことにした。30分ほど経ち、
彼女がギャレーに戻ってきた。
「あれ?やだ~、先輩、休憩行ってくださいよ~!」
「だって、大丈夫かな~と思ってさ~・・・・」
「謝ってもらいました。」
「へ?」
「こっちも悪いけど、そっちも悪いということを分からせてやりました。」
「どうやって?」
「こういう理由でコーヒーがこぼれたのは私だけが悪いんではなく
自分も悪いって言うことを、言ってもらったので満足して帰ってき
ました。」
すげえぇ・・・・(@-@)
彼女は、それからも数々の逸話を作り続けている。こないだは、
外国人パーサーを泣かせたと聞いた。が、彼女のすごいところは、
会社には1つも彼女に関する投書が来ないところである。
どんだけやりこめるねん・・・・