こないだ、「アテンションプリーズ」というドラマを見てみました♪
あ~・・・意地悪な人ってどこにでも、いるよね・・・
ということで、究極に怖い先輩のことを思い出しました。
彼女は、すっごいキレイな天○祐樹のような人。推定年齢39歳。
飛行歴は15年ぐらいのベテランです。もちろん何度もインストラクター
(ドラマで言う'教官”)を勤め、会社の鏡のような存在である。
でも・・・・・こわい・・・・・(:-:)あんな怖い人には会ったことが
無い。彼女と飛んだ人は、9割の確率で泣かされる。
「先輩、本日ご一緒させていただきますちょこと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。」
「おじょうちゃん、何年目?」
・・・・ん?おじょうちゃん??
「5年目です。」
「ふ~ん、5年目にしては新人っぽいわねぇ。悪い意味で。
さ、行きましょうか。」
・・・・こわい(@-@)行きたくない・・・・・
機内では、名前を覚えてくれず「おじょうちゃん」と呼ばれ続けた。
先輩が新聞を配ろうとして、新聞を二つ折りにしていたので、私は
別の仕事をしようと思った。
トイレ掃除でもするか・・・・
モップを取り出し組み立てていたら、後ろら声がかかった。
「ちょっと!おじょうちゃん、この新聞、わたくしにやらせる気?」
え・・・先輩がすると思ったし・・・・
「あ、はい。すぐにいたします!!」
近づいた私に言った一言。
「ちょっと!・・・腕まくりなんかなさって・・お里が知れますよ!」
そんな台詞、ドラマの中だけやと思ってた(@-@)
それからも、彼女は色々言い続けた。
「あなた、制服の下にキャミソール着てらっしゃらないみたいですけど、
随分お下品ですわね!」
「ふんっ、変な歩き方!」
「アナウンスの声、変よ。あんたバスガイド?」
そんなことをず~っと言われ続け、「申し訳ございません」と言いっぱなし
のフライトだった。
それから半年後にまた一緒になった。「結婚間近だから丸くなったよ・・・」
という噂は聞いていた。
「お久しぶりでございます。本日もどうぞよろしく
お願いいたします。」
「は?お会いしましたっけ?わたくしは、覚えてないです!」
・・・・変わってへんやん(:-:)
お客様のご搭乗が始まった。8割のお客様が乗ったころ、先輩に
呼ばれた。
「おじょうちゃん、ちょっといらっしゃい!!!」
ビジネスクラスに連れて行かれた。
なに怒られるんやろう・・・・
ある人の席でピタッと止まった。
「ちょこさん、こちら私の彼氏なの♪うふ。」
・・・私の名前、覚えてんねんやん!!!!
「あ。初めまして、先輩にはいつもお世話になって
おります。」
「も~。そんな改まっちゃって♪やだわ。ちょこさん。」
誰?あなた・・・別人?
「あのね、ちょこさんとは、2回目のフライトなの。でも、わたくし
まだ緊張いたしますわ♪いたらないところがあったらごめんなさいね。」
ネコかぶってるねんね・・・・・
彼の席を離れ、機内後方のお客様の相手をしてた私に、後ろから
声が掛かった。
「おじょうちゃん、さっきので調子に乗らないでくださいね!」
のらへん、のらへん!!!
彼女は、NYに住むその彼と無事、結婚した。結婚したらやめるだろう・・・
みんながそう望んでいた。が、彼女はNYから日本に通いながらまだ
飛んでいる。
こないだ、南の島で彼女とすれ違った。目が合ってしまったので
無視はできなかった。
「あ、先輩、お久しぶりでございます。」
「気軽に声かけないでちょうだい、おじょうちゃん!」
やっぱり怖い(:-:)旦那さんの前ではまだネコ
かぶってるんかな・・・・??